2025-12-09 11:10

#439 中古マンションリノベは着工してからが勝負!

#中古マンション #フルリノベ #家づくり
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サマリー

中古マンションのリノベーションにおいて、工事が始まった後に直面する問題や課題について話されています。着工後にこそ本当の勝負が始まり、予期せぬ事態への対処の重要性が強調されます。

リノベーションの実体験
今日も一日、ありがとうございました。この放送は、一級建築士のフミが、AIと情報処理を使って理想の家づくりを実現するためのヒントをお届けする放送です。よろしくお願いします。
今日は、中古マンションのリノベーションは着工してからが勝負というお話をしたいと思います。
タイトルそのままなんですけども、今、中古マンションを私は辞邸として買って、それでリノベーションをして、それできれいにした段階で住む、辞邸にするということをしてるんですけども、ちょうど2週間前ぐらいに工事が始まりまして、
このタイトルに言ったことを、今、ちょっと諸に実感してるので、その生の声みたいなものをちょっとお届けしようかなと思います。タイトルは、中古マンションのリノベーションは着工してからが勝負ということです。
着工って、皆さんちょっと聞き慣れないかもしれないんですけども、要は工事が始まってからが勝負という、そういった意味になります。工事が始まることを着工って言います。
今日はそんな話なんですけども、何でこんな話をしようかなと思ったかというと、ある一つのメッセージ、伝えたいメッセージがあります。
実感したというか、痛感したメッセージですね。皆さんにも伝えたいメッセージというのがあります。
それはリノベーションですね、リフォームそうですけども、これは多分新築マンションでも言える、ちょっとは言えることかもしれないんですけども、これ何かというと、何ですかね、工事が始まってみないとわからないことがたくさんあるっていうことですね。
これは特に中古マンションのリノベーションをする上では、本当に肝に銘じて置かなければならないことだなというふうに実感しました。
これどういうことかというと、要はまず当然工事が始まる前に設計図を書いて、間取りをこうしましょうねとか、キッチンはこうしましょうねとか、この廊下の幅はこれぐらいですよねとか、キッチンのここの通路はこうですねとか、
リビングの広さは3メートルぐらい確保できますよみたいな、そういった間取りとか、あとは色とかですね、ここは壁紙を貼りましょうねとか、もっと中古で今流行っているのが、ここは本当にコンクリートそのままの表し、何も仕上げをしないそのままのコンクリートを見せましょうねみたいな、そういったことをどんどん決めていくわけです。
これが設計をしていくわけです。これで決まりましたと、じゃあこれでちょっと来週から工事始まりますんでこれでいきますねみたいな、やるんですけども、工事が始まってみるとそれどおりいかないっていうことがめちゃめちゃたくさんあります。
私の場合でいうと、多分先週ぐらいにお話したと思うんですけども、床をベリベリってめくってみると床がボロボロすぎてガタガタすぎて、本当はツルツルでコンクリートツルツルみたいな感じの床が理想なんですけども、そのコンクリートもガタガタだし、コンクリートの上に乗っている仕上げもなんかめっちゃ剥がれないよみたいな、そんな感じの仕上げが乗ってたりして、もう本当にガタガタなんですね。
本来であれば、そのツルッとしたコンクリートの上にフローリングをペタッと張るみたいな、そういったことを想定していたんですけども、そんなガタガタじゃ張れませんよと。
なので一回二重床って言うんですけども、ちょっとした傘上げみたいなをして、それで10センチぐらい床を上げて、その上げた状態でフローリングを張りましょうね。
二重床って言うんですけども、それをやる羽目になりました。
これによってどれくらいだろうな。
多分60万ぐらいコストアップになりました。
ちょっと生々しい金額を言っちゃいましたけど、そんな感じで、これが現場が始まって見ないと着工してからじゃないとわからなかったことになります。
工事の難しさ
あとはよくあるのが狭くなるっていうのがあります。狭くなる。
これどういうことかというと、壁をベリベリって剥がしたりすると、当然設計図がもともとの設計図があるんですけども、
もともとの設計図よりも壁が分厚いというか、壁の上にさらに余計なものが塗られていたりする場合、それは撤去できないので、その余計なものが塗られた分だけ部屋が狭くなるんですよね。
わかりますかね。
例えば、あの壁からこの壁まで反対側の壁まで5メートルありますって言ったときに、実際設計図上では5メートルなんですけども、
実際はその壁に10センチぐらいの分厚さの何か得体の知らないものが貼ってありましたみたいな。
この貼ってあったものはもう取れませんとか、あとは壁がボコボコしてますと。
めちゃめちゃボコボコしてるので、そのボコボコなみなみみたいな感じで、それが10センチぐらいありますみたいになると、
10センチずつぐらい部屋が内側になっていくんですよね。そっから仕上げるわけなので。
なのでそういったことが起こると、ここが予想以上に10センチ小さくなりました。
なのでこの廊下の幅が10センチ狭くなりますとか、トイレが3センチ小さくなりますとか、そういったことが起こります。
実際うちでもそれが起こりまして、うちは廊下みたいなところがあるんですけども、それをめちゃめちゃガバーッと広く取ったんですね。
1メーター60センチぐらい取ってました。1メーター60センチ。結構めちゃめちゃ広いです。
ただそういったこの壁がこうだから、ここをもうちょっとこうしますねみたいなシワ寄せが、
全部当然トイレとか狭くできないので、キッチンとか狭くできないので、全部そのシワ寄せが廊下の幅を縮めることにいって、
最終的には1メーター60センチあった廊下通路幅が1メーター48センチになりました。12センチ縮みました。
そんな感じですね。というのが起こります。
他にも起こりうる可能性がめちゃめちゃあるんですけども、もう1個ぐらい紹介しましょうか。
もう1個ぐらいは天井ですね。
天井は皆さん見えないんですけども、天井のさらに上っていうのはどういう世界が待ってるかっていうとめちゃめちゃ配管が通ってるんですね。
配管である程度は予想がつくんですよね。
ここにトイレがあるからここには水の管が通ってるなとか、ここはキッチンがあるからキッチンの換気、
キッチンの換気が逃げていく配管がここには通ってるなみたいな、そういったことは大体予想がつくんですけども、
当然それは予想でしかなくて、最終的には天井をめくってみないとわからないというのがあります。
なので天井をめくってみないと配管とかがどこを通ってるかっていうのがわからないですし、
あとは思っても見なかった配管っていうのが出てきたりします。
うちでいうと上の階の人のガス缶の、もう昔使ってて今は使ってないガス缶みたいなのが天井にニョキニョキと出てきて、
うちはリビングを天井を張らない、先ほど言ったようなコンクリートのむき出しの天井にする予定だったんですけども、
その上の人のガスの管がニョキニョキと出てて、これはもうむき出し無理でしょみたいな、そんな感じになったんですけども、
最終的にはそれは上の人と交渉して、もう使ってないから撤去しますというので撤去できたんですけども、
それが上の階の人がもし使ってるものであったら当然撤去なんかできないので、
むき出し、天井をむき出しにする、表しにするっていう選択肢をまた消えて天井を張らなきゃいけないっていうことになって、
コストアップとか天井の高さですね、床から天井までの高さっていうのが狭まってしまう、低くなってしまうということにもつながっている可能性があったわけです。
未来へのメッセージ
そんな感じで私がこの2週間、2週間でもこれだけのハプニングというか予想外なことが起こるわけなんですよね。
なので今日の本題は何かというと、何でしたっけ、何だっけ、こういった現場が始まってみないと、現場が始まってからじゃないと何があるかわからないというので、
なので今日のタイトルであるリノベーションっていうのは、現場が始まってからが勝負っていうのは今言ったようなことですね。
現場が始まってみないと何が起こるかわからないから、この現場が始まってからが勝負なんだよっていうのを肝に銘じながら、
これからリノベーションする人っていうのはそういったことを思いながらやっていただけたらなというふうに思っています。
大事なのは、じゃあ予想外とか言わずに、何かあらかじめ予想しておく方法はないのかと、もしくは予想外のことが起こったときにどう立ち振る舞えばいいのかっていうのは何かないのかっていうと、
ちょっとまだ100パーセントみたいな答えは当然存在しないんですけども、何かちょっと思うことがあるので、それは来週、来週、明日かな。
そうですね、明日にでもお話ししようかなと思います。ということで今日は以上とさせていただきたいんですけども、
今日はリノベーションは現場が始まってからが勝負、着工してからが勝負というお話をさせていただきました。
そのお話の背景には、始まってみないと何が起こるかわかんないっていうのを肝に銘じておくっていうことが大事っていうメッセージ、
私からのメッセージが込められた放送にさせていただきます。ということで今日は以上となります。
次回は先ほど言ったように、じゃあどうすればいいのみたいな、そんなお話ができたらなというふうに思っています。
ということで、今日もお疲れ様でした。またね。バイバイ。
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