家づくりのプロジェクトの概念
今日も一日、ありがとうございました。この放送は、一級建築士のフミが、AIと情報処理を使って、理想の家づくりをするヒントをお届けする放送です。よろしくお願いします。
今日は、家づくりは、当家交換型のプロジェクトではなく、共創型のプロジェクトであるというお話をしたいと思います。
ちょっと難しいワードが出てきてしまったんですけども、中身は簡単ですので、お付き合いいただけたらなと思います。
家づくりも、もう一度タイトルを言いますと、家づくりは当家交換型ではなくて、共創型のプロジェクトであるということです。
これについて、ご説明していきたいと思います。
というのも、これは私が、この家づくりにおいて、めちゃめちゃ重要にしている概念の元になるような考え方だからです。
なので、これはちょっと、多分今後も何回もこのお話を繰り返しするかと思うんですけども、それを思って聞いてもらえたらなと思います。
この概念は何かというと、まず単語が2つ出てきましたよね。
当家交換型と共創型のプロジェクト、この2つが出てきました。
これは今、プロジェクトって言ってますけども、商売と言ってもいいのかなと思います。
当家交換型の商売と共創型の商売ですね。
一つ目は、割とわかりやすいんじゃないかなと思います。
当家交換型のプロジェクト、これはお客さんと売り手ですね。
売り手と買い手、売り手とお客さんが何か当家なものを交換するタイプのプロジェクトになります。
わかりやすいのは、例えば100円でリンゴを買うという行為ですよね。
これは100円というお客さんが持つお金という価値と、売り手が持つリンゴという価値を当家交換している。
100円の価値、リンゴの価値を交換している、こういうのが当家交換型のプロジェクトになります。
あとは、買い物とかもそうですよね。
あとは何ですかね、例えばスタイフ、今プロトフォームスタイフですけども、ボイシーなんかでプレミアム会員とかあるじゃないですか。
スタイフもメンバーシップ会員とか、それも例えば月いくら、月1,000円でこの人のプレミアム会員に入ってます。
これも当家交換型かなと思ってます。
要は、買い手ですね、我々は1,000円という価値を売り手に払っていると、売り手はパーソナリティですね、ボイシーのパーソナリティは1,000円分の有益な音声配信を提供していると。
これも価値、1,000円というお金の価値と音声配信という価値を交換している当家交換型のプロジェクト、商売と言えるかなと思います。
一方で家作りはこれではなくて、競争型の商売であるというふうに言われています。
これどういうことかというと、売り手と買い手が共に商品を一緒に作っていく、出来上がった商品を買い手が買うっていう、そんな商売のことを競争型と呼んでいます。
もう一回言いますよ。売り手と買い手が共に一緒に商品を作っていく、出来上がった商品を買い手が買う、これが競争型の商売と言われます。
なので、先ほどの当家交換型との違い、お分かりでしょうか。
買い手の重要性
家作りにおいては家を買い手がただお金を出して買う、売り手がただ家を作って買い手に買ってもらうみたいな、そういう当家交換ではなくて、
買い手と売り手、私と言うと私と利延会社ですね。私と利延会社が一緒になって家を作っていく、その出来上がった商品を私が買う、そんな構図になっているわけです。
このことを言っていたのは、私の別にアイディアではなくて、当家交換ではなくて競争型っていうのは私のアイディアではなくて、
チキリンさんというインフルエンサーがいるんですけども、割とビジネス系というか社会派系のブロガー、インフルエンサーがいるんですけども、
そのチキリンさんがご自身のマンションをリノベした際に、そのご自身のマンションをリノベしたときに考えたことっていうのを書籍にした本がありまして、
なんだっけな、徹底的に考えてリノベをしたらみんなに伝えたくなった本みたいな、そんなタイトルなんですけども、それ私も買って読んだんですけども、そこに書いてありました。
家作り、リノベーションっていうのは当家交換型ではなくて、共に作っている競争を協力して作る競争型のプロジェクトだと、ちょっと単語は合ってるかわかんないですけども、意味合いはそんな感じですね。
そういうふうにチキリンさんが言っていました。その本を読んだの結構前の話なんですけども、実際に私が今リノベーションをしてみて、まさにこれだなとチキリンさんが数年前に言ってたことは、今まさに私が実体験として感じていることになります。
なので、これの違いっていうのは当家交換型っていうのは買い手は別に何もしなくていいんですよね。お金だけ出せば優秀な商品を買えるんですよね。これが当家交換型です。
なのでお金を出せばいいものが手に入る。これが当家交換型。一方で、この競争型っていうのは、たとえ買い手がお金を出したからといっていいものが手に入るとは限らないんですよね。
それはなぜかというと、買い手も作る側に回っているからです。先ほど言ったように一緒に作る。買い手と売り手が一緒に商品を作る。これが競争型のプロジェクトなので、買い手がサボってしまうといいものができないんですよね。
結構これは買い手からするとちょっとジレンマ的に聞こえるかもしれないんですけども、そういう構造に家作りというのはなっています。
なので、この家作りの大前提があるので、私が最も重視したいポイントというのは、買い手ですね。よく施衆と言われますけど、施衆、買い手、建築主も強くなくてはいけないってことですよね。
買い手も強くなくてはいけない。施衆も強くなくてはいけない。建築主も強くなくてはいけない。今言った買い手と施衆と建築主、同じ言葉なんですけど、側も強くなくてはいけない。
この家作りに対して一定の知識とかやり方とか振る舞い方とか、もっと言うと売り手ですね。リノベ会社とかハウスメーカーと協業するやり方みたいなのを一定程度持っていなきゃいい商品は作れない。
もっと言うといい商品を自分が買うことができない。そういうことなんですよね。
なので、この家作りというのは競争型のプロジェクトであるという大原則を抑えながら、自らこれからリノベーションとか家作り、ハウスメーカーでこだての家を作るとか、そういったことをする人については自分自身も強くなくてはいけない。
強くなくては自分が望む家とか自分が欲しい家、自分が住み心地がいい家っていうのが出来上がらないっていうのを肝に銘じて家作りをしていただきたいなというふうに思っています。
ということで今日はちょっとこのメッセージを伝えたかったので、わかりやすい、わかりにくいですね、タイトル。
投下交換型ではなくて競争型のプロジェクトであるといったことをちょっとお伝えしようと思いました。
はい、ということで今日の家作りに関する放送は以上となります。
それではまたね。
バイバイ。