家づくりの心境
今日も一日、ありがとうございました。この放送は、AIとWeb3で建築を変える一級建築士のフミが、建築やAIの話と、時々Web3の話をする放送です。よろしくお願いします。
今日は、考えれば考えるほど気になってしまう病気というお話をしたいと思います。
今日は、家づくりの話です。このスタイルでも何回かしている、私の心境の話になります。その中で、職業病というか、そういうのが出てしまった悪いことがあるので、その点についてお話ししていこうかなと思います。
基本的に言うと、リノベーション会社の設計担当の方と、建設会社の設計担当の方との明確な違いがそこに現れているなというふうに感じたので、そのあたりも含めてお話したいなと思います。よろしくお願いします。
今、私は何をしているかというと、心境を作っているというか、作っています。これどういうことかというと、私が今住んでいる場所というのが、とある事情で出なきゃいけなくなってしまったので、心境を探し始めましたと。
中高マンションをリノベーションして、フルリノベーションして、スケルトンリノベとか言いますけど、して、それを心境にしようというふうに思っています。
中高マンション、そのマンション自体は購入して、あとはリノベーションのプランとか、間取りとか、どういうキッチンにするとか、そういうのを決めて、それを施工するという段階です。
もう施工の着工、施工開始が来週ですよ、もう来週。
今日が11月10日の月曜日なんですけども、来週着工です。
来週から今ある、当然今普通の住める家があるんですけども、それはもう古いので、壁とかを取っ払ったり、あとはキッチンとかトイレとか全部処分するっていうのから始めて処分して、
一旦すっからかんになった状態で、私たちが考えた間取りとかに作り変えていく、そういったプロセスになります。
なので、今はその解体、解体する、着工する直前で、まだプランとか間取りとかを考えているところになります。
その私のタイトルにもある、考えれば考えるほど気になってしまう病気が発動したのは、
そうですね、先週の、先週に打ち合わせ、設計師さんとの打ち合わせがあって、その時から、
昨日ですね、その打ち合わせ結果を踏まえて家でちょっと考える時間があったので、その時、昨日ですね、まさにその昨日起こった出来事になります。
どういうことかというと、私のマンションのリノベーションのプランの一つとして、室内に窓を作るっていうのがあるんですね。
結構大きなガラスの窓で、それを室内の部屋と部屋の間の窓にしようと、窓というか壁にしようという感じのものがあります。
それは結構こだわっていて、妻もこだわっていて、お金がかかってるような部位になるんですよね。
うちの中では結構こだわりの、お金もかかってるし、部屋の中のデザインのキーポイントとなるような、そういった窓があるんですけども、
そこは当然普通の窓ではなくて、割とイレギュラーな感じの窓がつくわけなんですよね。
なので、普通の窓であれば、窓の詳しいところが載った図面っていうのが存在していて、
当然写真の事例とかもいっぱいあって、こういうふうに見えますよとか、それが写真でも確認することができるし、
図面でも確認することができるっていうのがあるんですね。
一方で、僕らがやろうとしている窓っていうのはイレギュラーな感じなので、
事例の写真、似通ったものはあるんですけども、
ジャストこれですみたいな写真は当然ないですし、それ用の図面みたいなのもないんですね。
そうなると、僕が思うのは、ここの詳細がどうなってんだろうと、めちゃめちゃ気になってくるわけですよね。
例えば、窓なので、壁と枠とガラスがあるわけですよね。
まず窓ガラスがありまして、その窓ガラスを支えている枠っていうのがありますよね。
その枠は当然壁の中についているので、壁っていうのがあるので、
その窓、一口で窓って言っても、ガラスと枠と壁、この3つの登場人物がいて、
その3つがどのように見えるか、どのような、例えば枠の幅がどういう感じでとか、
壁の面と枠の面がどれだけ前後しているのかとか、
そういったものが一つ一つ決められて、当然窓っていうのがつくわけなんですけども、
その具合がどうかっていうのが、今現時点ではわかんないんですよね。
ここに窓が来ますみたいな、ピーって線が引かれてるだけで、
その先ほど言った壁と枠と窓ガラス、どういう関係になってるんですかみたいな、
そんな感じでめちゃめちゃ気になってくるんですよね。
そうなると、僕としてはこの部分の詳細な図面を書いてくださいみたいな思想になってくるわけですよね。
私が勤めてる建設会社は、当然その辺りの図面とかを書くっていうのが一般なので、
僕の職業的な一般的な考え方で言うと、何かわかんないところがあったら図面を書くと。
当然お客さんからここの図面を書いてくださいねって要望があったら当然書くというのが、
一般的な頭の中で言えるんですよね。
ただ一方で、ここでこのリノベーション会社の設計担当と建設会社の設計担当の違いが出てくるんですけども、
リノベーション担当の設計担当が、リノベーション会社の設計担当がそういうことをするのかっていうと、
私はそういうことはあんまりしないんじゃないかなというふうに想像してるんですよね。
要はリノベーション会社の設計担当の方に、そんなちまちま細かいところの図面を書いてねみたいな、
そういった質問をすること自体がナンセンスなんじゃないかなというふうに思ってる反面、そういった思いもあるんですよ。
あるんですけども、めちゃめちゃ気になるので、図面を書いてくださいっていう思いがめちゃめちゃ強いんですよね。
設計担当の役割の違い
他にも、こだわっている窓も当然そうなんですけども、あとはどこだろうな、キッチンの周りとか、
キッチンとうちはというか、LDKが一体となっている空間なのでよくありますよね。
キッチンとLDですかね、リビングダイニングの境目っていうのが空間的にはないんですけども、
でも壁の仕上げとかが変わってくるわけですよね。
なので、この壁の仕上げの切れ目はどうなってるんですかとか、ここに無駄な段差ができませんかとか、
そういったところが気になるので、そこもやっぱり気持ちとしては図面を書いて、
図面でここはこういうふうに切れ目で段差が10ミリぐらいの段差ができますよ、
10ミリみたいな感じで書いてほしいんですよね。
そういった気持ちがあるんですけども、やっぱりそこまでの要求をするのはちょっとナンセンスな気持ちがあります。
これは何が違うのかというと、建設会社の設計担当、私の職業なんですけども、
リノベーション会社の設計担当、先方ですよね。
今、私がお客さんとなって、向こうが設計する立場という感じの何が違うのかというと、
会社を相手にしているか個人を相手にしているかなんですよね。
よく言う2Bビジネスと2Cビジネスですよね。
この違いが設計担当の役割というか、やること、やるべきことに如実に現れてきてるなというふうに思っています。
我々建設会社はほとんど個人のお客さんっていなくて、大体会社のお客さんなんですよね。
オフィスビルを建てたいとか、マンションを建てたいとか、工場を建てたいとか、全部企業なんですよね、相手が。
一方でリノベーション会社はほとんどが個人ですよね。
私みたいな個人で、自分が住む家を建てたいという個人を相手にする職業ですよね。
これは何が違ってくるかというと、対会社だとやっぱり性格性みたいなところが重視されてくるので、
設計プロセスの違い
言った言わないとか、契約ではこうなったけど実物はこうなってるみたいな、そういった性格性みたいなところが重視されるわけです。
なのでちゃんと設計図ですね、設計図は当然建設会社の設計担当もリノベーション会社の設計担当も
両方設計図というものは作るんですけども、設計図に求められている性格性というのが全然違うんですよね。
相手が会社対企業2Bだとやっぱりそこの性格性をしっかり決めて、
もうミリ単位で本当に事細かまでミリ単位でその図面に書いて、お客さんからの要望があったらその要望も確実にその図面に反映して、
段差がこうですとか、さっき言った壁と窓枠と窓のガラス、その3つはこういう関係になってますみたいなことをちゃんと図面に書いて、
それ通り作るっていう、ほらあなたの言った通りになったでしょみたいな、そういった感じでそれで食い違いなくできましたよねみたいな、
そういった性格性が対企業にとっては大事なわけです。
一方でリノベーション会社の設計担当は対個人なので、2Cなので、分かりやすさというのがめちゃめちゃ大事になってくるんですよね。
性格性よりも分かりやすさ、なので詳細なところを図面書いてちまちま説明するよりも分かりやすさ、写真とかパースとかで説明して、
当然対個人なので、そんな細かいところ私みたいに、ここの細かいところを詳細図書いてくださいみたいな、そんな言う人いないので、
それよりかは写真とかそういった分かりやすい表現で、分かりやすい言葉、単語で伝えるっていうのが重要なスキルというかやるべきことになってくるんだなというふうに思います。
なので普段はそういった、おそらくはあまり僕はリノベーション会社のこと知らないんですけども、
おそらくはそういった詳細な図面っていうのを書かずに、できるだけ分かりやすくシンプルに相手に伝える、そういったことを心がけながらやってるんだなと思います。
なので私が要求するここの詳細なところを、図面を書いてやってくださいみたいなこと言われたら、そんなことやってねえよ、普段みたいな感じで思われてしまうんだろうなというふうに思っています。
なのでタイトルにあるように考えれば考えるほど気になってしまう病気は私がちょっと発動してしまうんですけども、
多分それっていうのはリノベーション会社の設計担当にとっては非常に迷惑なことなんだろうなというふうに昨日思いました。
昨日その気になるところ、先ほどの窓のところも1点そうなんですけども含めて5点ぐらい、5箇所ぐらい気になって、ここどうなってるんですかみたいな質問を5箇所ぐらいパワポにペタペタやって資料を作って、
昨日の夜送りつけたっていうのがあるんですけども、多分それをやると、それを今日の定時の出社時間に先方は受け取ってるんですけども、
多分それを見た瞬間はこいつめんどくせえなみたいに思われてるんだろうなというふうに思いました。
そんな感じのことを思ったので、ちょっと今日このように話させていただきました。
やっぱりそこには根底には先ほど言ったように、ゼネコンの建設会社の設計、建設会社でもいいですし設計事務所でもいいんですけども、
そういったところに所属している設計担当と、あとはリノベーション会社に所属している設計担当、この両者の役割の違いっていうのが、
如実に現れた結果なんだろうなというふうに、ちょっと自分の中で考えて導き出した答えというか考察でありました。
ということで、おそらくめんどくせえなと思われながらも、結構いい担当の方がついてくださったので、
私の設計担当者への要求
非常に色々調べ物とかしてくれますし、提案なんかもAパターン、Bパターン、Cパターンみたいな感じで出してくれる素晴らしい方が担当についてくださったので、
おそらくめんどくせえなと思いながらも、非常に誠実に対応してくれるんじゃないかなというふうに思っています。
ということで、今日は家作りに関して考えれば考えるほど気になってしまう病気というお話をさせていただきました。
ということで、今日もお疲れ様でした。またね。バイバイ。