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  2. #132 山古志に帰省してきまし..
2023-10-28 25:11

#132 山古志に帰省してきました③文化・伝統の魅力


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今日も1日ありがとうございました。この放送は、NFTにハマった建築設計者がNFTやWEB3、時々建築の話をする放送です。よろしくお願いします。
今日は、昨日一昨日と引き続きで山古志に帰省してきました③というお話をしたいと思います。
これは、今日で3回目で、一昨日から1回目、2回目とやっている話の続きです。
今日は10月27日の金曜日ですが、先週の10月20日の金曜日から22日の日曜日まで、2泊3日で山古志、新潟県長岡市の山古志地域に帰省してきました。
家族4人で、その時の思い出を話していこうかなと思います。
話すトピックとしては4つあります。
1つ目がオラタルという施設の魅力について、2つ目が自然の魅力について、3つ目が今日お話しする文化・伝統の魅力について、
4つ目は10.23の山古志の集いについてお話したいと思います。
1回目、2回目は昨日と一昨日で話したので、もし興味がありましたらそちらも聞き返してみていただけたらなと思います。
では早速今日のお題である3つ目ですね。
山古志の文化について、文化の魅力についてお話ししたいと思います。
文化と伝統と言ったらいいんですかね。
トピックとしては2つあって、ニシキゴイの話とウシのツノツキの話をしたいと思います。
当初はウシのツノツキの話だけしようかなと思ったんですけども、
やっぱりニシキゴイの話は外せないなと思って、その話をしたいと思います。
というのも、203日の2日目はデジタル村民でもあり、市の職員さん、山古志の長岡市局市の職員さんでもある方でもあり、
コイを育てている方、山古志で実際にコイを育てている方、デジタル村民の方なんですけども、
それとつなげていただいて、その方に各地を案内していただきました。
本当にありがとうございます。
その方で各地を案内してもらったんですけども、
その最後にご自身が育てているコイ、ニシキゴイを見せていただきました。
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その時にニシキゴイについても色々聞いたので、そこで感じたことをちょっとお話ししようかなと思います。
もともとニシキゴイは見た目というか見た目の美しさによって鑑賞用として高く取引されるようなものなんですけども、
もともとはそういう鑑賞用とかではなくて普通のコイを買い始めていたらしいです。
その目的としてはタンパク源として、食用として、主に冬のタンパク源として山越地域では飼っていたらしいです。
とある時に突然変異で独特の模様があるコイが生まれて、
それが非常に美しいじゃないかということで、見た目の美しさが注目され始めたというのがあります。
ただ、もともとはその食用として飼い始めたらしいです。
ここで驚きなのが飼い方なんですけども、
ちょっとチラッと言ったかもしれないんですけども、
まず普段は池に住んでいます。
棚池と呼ばれる斜面地に段々状になっているところに溝を張って、それを池として、
そこにコイを放してそこで飼っているということになるんですけども、
冬場になると山越地域というのは日本有数の豪雪地帯で、
3メートル、4メートル雪が降るような地帯なので、
とても冬場では池の外ではコイが生きることができないので、
どうするかというと、池に放してあるコイを全部回収して、
室内の水槽に冬のうちは入れておくらしいです。
その水槽も当然普通に放置していたら寒くなってしまうので、
一定の水温を保つようにヒーターとかを焚いて保っているらしいです。
ここまでの話を聞くと、そこまでして飼うのかみたいな風に、
私はその話を聞いて思いました。
通常を食用で、要は畜産物としてコイを飼っていました。
そういうものってその土地で普通に自然と生きれる植物とか動物とかを飼育して、
それを食べるみたいなのが普通の自然の節理というか、
農業とか畜産業の基本かなと思っているんですけども、
それそうではなくて、冬場は普通にしていると死んじゃうので、
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そこを人の手をかけて、鉄招にかけて冬場を越させる。
自然の節理に反して冬場を越させる。
そこまでしてでもコイとか、
あとは近代でいうと二色コイの価値があるとみんなから認められている。
そんなことをそういう風に私は解釈しました。
なので、普通の畜産物以上の価値を地域の人がコイに見出しているなというのを
そのエピソードを聞いて感じました。
あと、二色コイは今見た目が重視されているので、
その方も、案内してくださった方もやっていたんですけども、
やっぱり選別をするらしいんです。
それはちゃんと見た目が良くなる、良くなりそうなやつをどんどん選別していくと。
最初は驚きなんですけども、
1年間の5月か6月ぐらいが産卵期らしくて、
そこで同級生たちが生まれていくんですけども、
最初は20万匹ぐらい生まれるらしいですね。
その方が飼っている物量では20万匹。
当然、イケというかコイを飼っている人たち、
それぞれによってその大きさ、規模というのは違うんですけども、
その方が飼っている範囲ですと20万匹ぐらい。
まず生まれたときはそうらしいです。
そこでやっぱり選別していくんですね。
5月とかに生まれて行ったのが10月なので、
約半年ぐらい経ったものがありまして、
半年ぐらい経つと大体10センチぐらいかな、
もうちょっと大きかったのかな、ぐらいまで育ちます。
そこまで育つ間に何回か、3、4回ぐらい選別作業があるらしいです。
正確な数は聞かなかったんですけども、
おそらく半年経って、今水槽にいるものを先週見てきたんですけども、
おそらく300匹ぐらいいたのかなと。
なので20万匹から半年で300匹まで選別するんですね。
すごいですよね、すごい世界ですよね。
ちょっと残酷といえば残酷なんですけども、
ものすごいことを濃い錦鯉を育てる方はしてるんだなというふうに感じました。
それだけ見た目が良い錦鯉というのは作るのが難しくて、
狙ってもあんまり狙った通りにならないらしいんですね。
なのでやっぱりいっぱい産ませて、
要は数打ち当たるではないですけども、いっぱい産ませて、
その中から選別するという方式をとっているようでした。
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という感じで、そうやって季節とか冬を越すとか、
そういった手間とか、あとは選別するとか、
そういった手間をかけながら素晴らしい見た目、美しい見た目の錦鯉を作っているというように、
そんな文化がある、伝統と文化がある山腰の素晴らしさをそこで感じることができました。
錦鯉についてもう一点追加すると、
近くというかオラタルの近くなんですけども、野菜の直売場があって、
そこで私が行ったときは鯉の直売会みたいなのをやっていました、錦鯉の。
屋外に水槽があって、その水槽の中に何匹か入っていて、
大きさ別で確か入っていると思うんですけど、大きさとか種類とか。
この水槽の大きさのこいつは5,000円ですとか、こいつは5万円ですとか、そんな感じ。
金額も5,000円、一番小さいので5,000円。
大きいのはあんまり見てないですけど、あとはちょっと大きいのだと5万円とか、3万円とか、そんな感じのオーダー感でした。
そこに結構やっぱり人が集まって見てるんですよね、じろじろ見て。
多分中には買う人もいて、ちょっと驚いたのが、たまたまかもしれないんですけども、
車がいっぱい停まるんですけども、宮城ナンバーがありましたね、宮城県、宮城ナンバー。
その人は多分宮城から、山越の錦鯉が有名だから宮城からはるばる来てるのかなと想像しました。
それだけ全国からも山越の錦鯉っていうのは注目されてるんだなというふうに感じました。
そこだけじゃなくて、割といろんなところで即売会みたいなのをやっているみたいです。
なので、普通に買おうと思えば、お金があれば買おうと思えばすぐパッと買えるような環境にあるっていうのもなんか驚いたポイントであります。
ちょっと錦鯉の話はそれぐらいにしておいて、次に牛のツノツキの話をしたいと思います。
ちょっと時間が過ぎてしまったんですけども、今日牛のツノツキについてちょっとしゃべりきりたいと思います。
牛のツノツキで感心したというか、ポイントが3つあって、
1つはその取り組み時代ですね。ツノツキの戦い自体がやっぱり迫力あるなというふうに感じたのが1つ。
2つ目がそれを見ることっていうのをしっかりとちゃんと観光産業として、
ちょっといやらしい話をすれば、お金を落としてもらう外部の人からお金を落としてもらう産業としてちゃんと仕立て上げてたなというふうに感じました。
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3つ目は子供ですね。子供へ受け継がせるみたいな文化というか雰囲気みたいなのを感じたというのが3つ目になります。
ちょっと一つずつ言っていくと、まず牛のツノツキって何なのかというと、簡単に言うと闘牛ですね。
闘牛。牛が1対1でツノをガチンとやって相撲みたいな感じにすると。
これは山越の牛のツノツキ特有らしいんですけども、勝敗をつけるのではなくて、一定時間戦わせてそれで引き分けとして、
無理やり引き剥がして頑張ったねって言って一つの取り組みが終わる。
その取り組みが私が見た日は11戦ありました。
それをどんどん見ていくというようなもので所要時間が大体2時間弱ぐらいで11取り組みありました。
これは誰もが見た人はぜひ見ていただきたいんですけども、生で。
見た人全員抱く感想だと思うんですけど、やっぱり迫力がすごいですね。
牛が2トンとかそのぐらいの体重があるらしいんですけども、
大きさも多分頭からお尻まで人の身長ぐらいあるんですかね。
1700とか2000とか、大きいものは多分2000ぐらい、2メートルぐらいあると思うんですけど、
そのぐらいの大きさのものが1対1でドスンとぶつかり合う。
角がついてるんで、角同士がぶつかるとガチャンみたいな感じで音が鳴り響いていくわけですね。
その迫力もありますし、取り組みが始まる前に牛も興奮してるのかわからないですけども、
すごいモーモーって感じで鳴くんですね。鳴くというか威嚇というかおだけびみたいな感じで、
そういうのも相まってすごい迫力を感じることができましたね。
その迫力を見るだけでも、それが11回続くので、それだけでもすごい見応えがあるものだなと思いました。
あとはその牛が戦っている周りを取り囲むように、多分8人ぐらいにセコさんっていう、
セコって呼ぶらしいんですけど、その人たちのことを勢いの子供ですね。
勢いの子供って書いてセコって読むんですけども、その人たちが周りに取り囲んで声をかけて、
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その場を盛り上げると同時に牛をたぶん鼓舞させる。
牛を叩いたり声を上げたりして、牛を鼓舞させて上手い感じで戦わせるみたいなこともやっていて、
それもその迫力を盛り上げる一員になったのかなと思っています。
あとは牛がガチャンってぶつかってお試合してるんですけども、
先ほど言ったように一定時間経つと、もう対局は終了して引き分けにさせるんですけども、
一定時間経った時にまだ当然くっついてるわけですね。頭と頭をガチャンって。
そこで終わりにするためにセコさんが8人集まって、牛を引き剥がしに行くのが取り組みの最後にあるわけですね。
ロープを足にかけたりとか、頭の部分に人が集まって引き剥がしたりとか、
そういう風な感じで引き剥がしていくんですけども、
当然牛も興奮して戦いモードに入ってるんで、
引き剥がされようとした時もまだ戦いたいんだみたいな感じで、
そんなに激しく暴れるのはないんですけども、
ちょっと抵抗する牛とかがいて、
そんなに2トンで大きさ2メートルみたいな巨大な塊がブンブンって動くだけで、
もう本当にヒヤヒヤするんですね。
セコさんに万が一のことがあったらみたいな感じで、
そういうヒヤヒヤが最後に取り組みが終わる、引き剥きにさせる行為に、
最後にそういうヒヤヒヤがあったので、
そのヒヤヒヤも楽しむ要因の一つかなと思ってます。
取り組み自体が面白いっていうのがそれになります。
2つ目のそれらの取り組みをちゃんと観光産業として仕立て上げているのがすごいなというふうに思いました。
まず牛の角突きの会場に行くまでにちょっと坂を上がるんですけども、
まずその坂にRCの腰壁というか溶壁があって、壁があって、
その壁にずらっと昔の写真とかちょっとした解説とかがずらっと並んでるんですね。
なのでちょっと博物館的な感じになってるんですね。
それを見るだけでも牛の角突きがどういったものなのかっていうのを知ることができますし、
文章を読むのがめんどくさい人でも写真が結構迫力があるので、昔の写真とかあるので、
写真をザーッと見ながら坂を上がるだけでもすごい楽しめるなというふうに思いました。
それは当然そこに初めて足を運ぶ人もいるので、
そういった人たち用にそういった博物館的な知ってもらう、牛の角突きを知ってもらう仕掛けというのがありました。
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あとは結構焼きそばとか牛串とか食べ物も充実してましたね。
確かビールとかも売ってたんじゃないかなと思うんですけども、
そういったものもあって、私は牛串を買ったんですけども普通に美味しく食べれて、
そういった点でもただ見るだけじゃなくて、そういったちょっと息抜きみたいなのもできるスペースがあったりとか、
あとは取り組みをする前か後かの牛が実際に会場の横で紐で繋がれているんですね。
勇気ある人だったらそこを撫で撫でとかして触れたりとか、写真撮ったりとかするというのも、
場外でも楽しめるような仕掛けがありました。
あとはこれ結構極めつけなんですけども、解説の人がいるんです。
その解説がやっぱりすごい秀逸で、初心者でもわかりやすくて、
取り組み表で牛の名前が書かれた取り組み表があるんですけども、
この何色なのが○○で、この何色なのが○○でとか、
竹市こっちがこの牛でみたいな、そういう解説もしますし、
今ガチャンってぶつかり合っている時も○○が下から角を突き上げていって、
間合いを開けようとしてますねとか、
あとは実はこれガチャンってなって止まっているように見えるんですけども、
足元を見てみると、ちゃんとジタバタして足場を踏ん張りながら、
確認しながら攻める時を伺っているんですよとか、
そういったすごい細かい解説を聞くと、そこに目が行って、
そんな細かい駆け引きしているんだなというふうに、
絶対解説なしでは目が行かないところにも目が行って、
そういった点でも楽しめました。
なのであの解説はかなり初心者が見るという点ではめちゃめちゃ生きているなと、
あるのとないのでは満足感が全然違うなというふうに思いました。
あとは私は普通に車で行ったんですけども、
長岡の駅からシャトルバスが出てるらしいですね。
それも観光的にポイント高いと思います。
なので山越市地域って普通に車でしか行けないところなんですけども、
普通に行きづらいところではなくて、
大きいJRの新幹線が止まるような駅から、
ちゃんと普通に送迎用のバスがついているというのもポイント高いかなと思っています。
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という感じでそんな盛り盛りして、
ちゃんと外部から、当然山越市の地元の人も見に行くんですけども、
外部の人をちゃんと呼んでお金を落としてもらって、
という方策がすごいちゃんとしていて、
すごい良い見せ物として凄い出来上がった完成度の高いものだったなというふうに、
そういった側面から見えました。
次最後に3つ目なんですけども、
子供への継承ではないですけど、
そういったものとしても機能しているなというふうに思いました。
というのも普通に子供が見に来るんですね。
道音ぐらいで多分10人以上は子供がいたと思いますね、観客の中に。
多分その子供は当然入場無料なんで、
子供は毎回のように野球の試合を見に行くみたいな感じで、
牛のツノツキを見て育っているのかなと思います。
あと少し小学生ぐらいの子が、
これちょっとすげえなと思ったんですけど、
その取り組みが終わった後に会場を少しだけ牛が一周して、
人に連れながら、セコさんに連れながら一周して出口に出て行くみたいな、
そんなのがあるんですけども、
普通はセコさんが当然大人の男性なんですけど、
引いてバイバイみたいな感じで、
よく頑張ったねみたいな感じで一周して出て行くんですけども、
一つの取り組みは、子供がロープを引いていましたね。
子供が引いて、当然牛頑張ったねみたいな感じになるんですけども、
その子供にも目が行って、誰々さんちの子だなみたいな感じで、
それで一周して出て行くみたいな。
ちょっと解説があったんですけども、
セコさんの子供か、もしくは牛のオーナーの子供だったらしいです。
ああいうのをすると、当然毎回のように毎月のように見に行ってるとか、
あとはそういったことをする、
お父さんとかの背中を見て、
自分お父さんがやってる紐を引いて牛を釣れるみたいな体験をするっていうのを、
子供の時からやっていると、
牛のツノツキのセコさんになりたいなとか、
あとは牛のツノツキを運営する事務局になりたいなとか、
あとは何らかの形で自分が大人になっても、
牛のツノツキに関与したいなみたいな気持ちが芽生えるなと、
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ここで育った子供は芽生えるんだなというふうに感じました。
そういった点で、どこまで出来ているか分からないですけど、
子供の世代が離れていくのではなくて、
ちゃんと子供の世代も伝統を引き継いでくれるような雰囲気というか、
風土というのがあるなというふうに思いました。
ということで、鯉の話と牛の話で25分ぐらい喋っちゃったんですけども、
今日は山越に2泊3日で滞在して、
その時に感じた文化伝統の魅力というのをお話ししました。
その2つで、ニシキゴイの話と牛のツノツキの話をさせていただきました。
だいぶ長くなってしまいましたけども、最後まで聞いていただきありがとうございます。
それではまたね。バイバイ。
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