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今日も一日ありがとうございます。この放送は、NFTにはまった建築設計者がNFTやWEB3、時々建築の話をする放送です。よろしくお願いします。
今日は、災害との向き合い方みたいなお話をしたいと思います。建築における災害との向き合い方みたいなお話をしたいなと思います。
先週の金曜日に、建築の話をしました。その場所に建築が立つ意味を考えようという話をしました。
後から聞いてみると、何を言っているかわからないです。まともにが長すぎて、何を言っているかわからないです。
要は、そこに建物が立つ意味、立つ影響、周りへの影響をもうちょっと考えましょうみたいな話をしました。
今日も建築絡みの話になりますが、まとまりのない話になると思います。
災害との向き合い方みたいな話をします。主に地震です。
この話をしようと思ったきっかけは、2月にトルコで大きな地震がありました。
その地震によって何万人という人が亡くなったというような大きな地震災害が2月に起きました。
これは本当に心が痛くなるような、本当に胸が締め付けられるような出来事で、
当時もニュースとかで私も見ていたんですけども、そんな気持ちでした。
その地震に対する報告会みたいなものがあって、そのYouTubeをちょっと見て感じたことをちょっと今日話したいなと思います。
日本の研究者とトルコの大学の先生が一緒になって報告をすると、被害状況であったり、
こういう地震が起きたとか、こういうことが原因で地震が起きて、その規模がどれくらいで、
建物の被害状況がこんな感じで、こんな感じで建物が壊れていて、みたいな報告をする場がありました。
それをYouTubeでも公開されていました。
ここでトルコっていうまだ発展途上国、日本と比べると当然技術も未熟でお金もない発展途上国に位置づけられる国なんですけども、
その国に地震が起こると、日本では考えられないぐらいの甚大な被害が起こって、建物が壊れまくって、
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それによって多くの人が犠牲になるというような事態が起こるわけです。
これ、なんでこのような日本とは全く異なる被害、日本とは比べ物にならないほどの被害が起こるのかって、
分かりますかね、皆さん。
いろんな要因があるんですけども、一つ大きな要因があるんじゃないかなっていうのを、その報告の動画を見て感じました。
一般的に一つ言われるのがお金の問題ですね。
要するに強い建物を建てるだけのお金がその国にないからっていうのが一般的に言われていることになります。
当然、強い建物を建てようとする技術っていうのは、日本とか先進国であれば持っていて、
その技術自体を発展途上国にも持っていってそれを再現すれば、当然強い建物っていうのは建てることができて、
地震が来ても大丈夫みたいな建物ができるんですけども、それを実現させるための資金力がない国が多い。
特に発展途上国と呼ばれる国はそれをやるだけのお金がないっていうのが一つ一般的によく言われることになります。
なのでトルコとか、あとは数年前ですとインドネシアとか、あとはチリとか、そういった地震がいっぱい起きて、
なおかつ発展途上国と言われている日本とかから比べるとお金のない国っていうのは、
日本でも何年に1回か起きるような地震がその国で起こると、とてつもなく大きな被害につながるといったことが起こります。
なのでお金がないっていうのがその被害を大きくさせる原因の一般的な理由になっています。
ただ私はそれ以上に大きな理由があるなとその時思いました。
その原因として思ったのが文化の違いっていうのが一つ大きいかなと思います。文化の違いというと非常に抽象的なんですけれども、
わかりやすく言うと、そこまでして建物を強くしたいとか、強くする必要がないだろうと、
そういう意識が根付いているっていうのが一つあるんじゃないかなと思っています。
なので要は必要性を感じていないということですね、っていう国民一人一人の文化というか風土っていうのがあるかなと思っています。
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建物が壊れた詳細な原因を見ていくと、要は建物が弱かったからなんですけども、
例えばで言うとコンクリートの建物があると思うんですけども、そのコンクリートの材料が弱いコンクリートを使っていたりとか、
あとは一般的なコンクリートの建物って中に鉄筋っていう針金みたいなのが張り巡らされているんですけども、
その鉄筋針金の量が少なかったりとかするわけですね。
それは当然昔のトルコの建築基準法という法律があって、それに従った結果、弱いコンクリートでもいいとか鉄筋が少なくてもいいっていう結果になってるんですけども、
そういう古い建築基準法に則ってやっていたものに対しては、のきなみ壊れていく、建物が倒れたというふうな調査が得られています。
その古い建築基準法というのが2000年に改定されたらしいです。
その法律が2000年に改定されて、コンクリートは強いコンクリートを使いましょうねとか、もっと多く鉄筋を入れましょうねみたいなのがその法律2000年の改正で法律が変わったと。
それ以降に建てられていて、その基準を守った建物っていうのはおおむね被害が少なく見られたっていうのが今回の調査で分かっています。
要は2000年の段階で、2000年より古いものは弱くて危険性があって、2000年以降の新しい基準で建てれば大丈夫ですよみたいなことが2000年の段階で分かっていたわけです。
日本でもありますけども、日本で弱いから強いに変わったのが1980年ぐらいなんですけども、それと同じことがトルコでも2000年に起こって。
当然、古いやつどうするの?このまま建っててもこのまま地震起きたら壊れちゃうんでしょっていうのが当然分かっているわけなんですけども、日本ですと耐震回収っていう、要は建物を強くする建っている建物を回収して強くするっていう工事をして強くしましょうねっていう法律ができました。
その法律のおかげで古い建物も強くしていって、危険性のある建物がどんどん少なくなっていったっていう経緯があるんですけども、トルコの場合はそういう補強をするみたいなことはあまり普及しなかったようです。
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その時にトルコの先生が言っていたんですけども、なんで普及しないのか、なんで古い基準の弱い建物がそのまま建っているのかっていうと、みんなその災害の記憶っていうのを忘れているから、災害の記憶がそもそもないとか、もう昔のことなんで忘れている。
だからそんな強くしようとか、当然強くするのもお金がかかるんですけども、お金を出してまでそんな強くしようとみんな思わないっていうのをその大学の先生がおっしゃっていました、現地の大学の先生。
今の考えっていうのがそのままそういうトルコの人はそういう文化なんだなっていうふうに私は捉えました。
なので一番目に挙げたお金がないからそういう耐震の技術、地震に強い建物の技術っていうのが普及しないっていうのもあるんですけども、それの根本にあるのがお金を出してまで建物を強くしようと思う人が国民レベルでは少ないっていうのが、
地震に強い国、ちょっと言い換えると地震に弱い国にさせているのではないかなと思っています。
この問題っていうのはめちゃめちゃ根が深くて、当然日本の技術者、私なんかは地震に強い建物を作るような建物の設計をしているのが本職なんですけども、
それから見てみればこの日本の技術を外国に持っていけば、それでその技術で建物を建てればいいじゃんって思うんですけども、あとはちょっとお金の問題でしょみたいなと思うんですけども、
そういった国民一人一人の意識を変えるっていう作業も同時に行わないと、地震に強い国とか地震に強い都市っていうのはできないんだなっていうのを改めて感じました。
これに対する対策みたいなのは全然全く思いついていないんですけども、
外国の話とか発展途上国の話だから日本の私には関係ないみたいなことは思わずに、これから一人の技術者としてこの問題っていうのを考えながら、
それをどう解決していけばいいのかっていうのはこれからずっと考えていきたいなと思っています。
ということで今日は建築における災害との向き合い方みたいな話をしてみました。
ということでちょっと今日は重たい話になって、まとまりもない話かもしれないんですけども、この辺りにしたいと思います。
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それではまたねバイバイ