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Beck's Hacks Radio第21回は

  • 専門家になるための技術
  • 専門知識をどのように身に付けるか
  • お便りコーナー
  • 小咄

についてをお話ししています。

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Hacks for Creative Life!

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皆さん、こんにちは。Hacksaw Creative LifeのBeckです。
今回は、第21回ということで、専門知識を身につけるための情報インプットとアウトプットというテーマでお話をさせていただきたいと思います。
最近、結構いろんな人に聞かれると言いますか、どうやってそんな知識を得たんですかと言いますかね。
私はマニアックな領域の専門知識を持っていますので、それでどうやってそれを身につけたんですかと聞かれることが多くなっています。
多くなっているって嘘かな。何度か言われることがあったので、どういう風にしてそれを身につけたのかなというのを、正直これはめちゃくちゃ難しいんですよ。
僕も長年やってきたから、それでいろんな経験があったり、知識を蓄えできたりっていうのがあるので、すごい凝ったやり方をしてきたかというとそうでもないんですけど、
でも、ある程度は自分なりにやってきたことの一般化と言いますかね、テクニック化みたいなのができるのかなと思うので、
少し再現性のある専門知識の得方みたいなところを少しお話できればなと思います。
基本的には専門家になるということはどういうことかというところを少し考えてみたいんですけれども、
簡単に言うと専門家っていうのは専門的な知識を持っているということと、それからそこから価値を生み出すことができるというところだと思っています。
有名なところでいくとピーター・ドラッガーとか梅佐田先生とかっていうのがいらっしゃるんですけども、
ドラッガーが提唱した知識労働者っていうのは、例えば高度に専門化された知識を持ち、肉体労働ではなくて知識や情報によって企業や社会に貢献する労働者ということで、
知識を使ってそれを情報として何らか役立てていくというところが知識労働者ですよという定義をドラッガーさんはしています。
それから梅佐田先生が知的生産の技術というところで語った知的生産の定義は、
知的生産というのは頭を働かせて何か新しい事柄、情報を人に分かる形で提出することなのだという定義をしているので、
単純に知っているというだけでは足らなくて、やっぱりそれを価値として提供していく、アウトプットしていくということがすごい重要ですと。
なので誰もが知っているようなインプット情報とかがあったとして、そこに自分のスキルだとか専門知識だとかっていうものを組み合わせてアウトプットをしていく。
それができる人を専門家というのではないかなというふうに私の中では定義をしています。
結局そういうことをやるために何が必要かというと、僕の中では3つスキルが必要だと思っています。
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1つは情報を効率よく集めたりとか、それを整理するという技術ですと。
それから2つ目が考える技術、3つ目がアウトプットを目指す技術だというところだと思います。
ここは後ほど細かくお話をして、もう1つ専門家になるというか専門知識を得ていくというプロセスとしては、
簡単に言うと知識をうまく自分の中で一般的な情報というものをまずは蓄えて、それを繰り返し使ったり組み合わせたりしながら最終的には専門知識へと昇華していくということだと思います。
なので今日は専門家とはどういうスキルを持っている人のことを言うのかというところが1つと、
もう1つは専門家になるためにどういうふうに知識なり情報なりを使っていけばいいかというところを中心にお話をしたいなと思います。
それではまず専門家になるためのスキルというところで、先ほども申し上げたとおりで、
まずは情報をちゃんと集める技術だったり情報整理する技術というところが重要であると、
それから考える技術、アウトプットを生み出すための技術ということで、
いろんなやり方というのがあると思うんですけれども、
例えばですね、ジェームス・ヤングという人が書いたアイディアの作り方という本でいくと、
データを集めるということ、それからそのデータを咀嚼、実際に理解をしたりとか、
自分の中でいろんな情報をしっかりと自分の中に落としていくということをやって、
それを組み合わせていって、最終的にはそこから新しいことを閃いていくということね。
データの咀嚼、組み合わせで幽霊か発見したという瞬間があって、
最後にアイディアをチェックするということをやっていきましょうということを提唱されている。
こういったアイディアの作り方というフレームワークを知っているか知っていないかだけでも、
結構そのアイディアがポンポン出せるようになるかどうかというところの境目になってきますし、
先ほどちょっと紹介した梅佐田先生の知的精査の技術という本、結構古い本なんですけど、
ここに書かれているのは、情報をフィールドワークでどのように収集して、
それをカードに落とし込んでいって、そのカードをうまく組み合わせたり、
並べ替えたりしながらアウトプットにつなげていくということが書かれている本で、
これも非常に知的精査の技術という本ですね、素晴らしい本なので、
今なおいろいろ学ぶべきことのある本かなというふうに思います。
そういった情報をどうやって集めるのか、どうやって整理して、
どのように考えてアウトプットにつなげていくのかということを語っている本といいますかね、
説明している本って結構いろいろあるんですね。
なので、そういったものを読むだけでも、
専門家になるためのスキルというのをいろいろ学ぶことができるかなと思います。
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情報収集、情報を集めるという技術をどのようにして高めていくかというと、
こればっかりはまずは情報源をしっかり定めましょうということと、
どうやってキャプチャーするかというのを考えましょうというところだと思います。
私の場合だと、メモだったりノートだったりというのに対して結構な執着心があるんですけれども、
最終的にはどんなメモであれノートであれ、
全部エーバーノートに入れましょうということをやっています。
最終的にはエーバーノートの中でガチャガチャやって、
アウトプットにつなげていくということをやるので、
基本的にはいろんなところに情報が最初散財していてもいいんですけど、
それを整理したりとか咀嚼するときには、
どこか一箇所に集めておくということが非常に重要になるので、
それがエーバーノートだろうと情報カードだろうと、
それはどちらでもいいと思うんですけど、
何らか一箇所に集めるということをしっかり意識したほうがいいかなと思います。
メモノートだといろんなデジタルメモを取ったりとか、
紙のメモ帳でも取ったりとかしたとエーバーノートに突っ込むということをやりますし、
あと情報収集するときに例えば本を読むということも当然やります。
私は技術者なので技術系の本を読むということもやりますし、
正直ですね、ただ読書で得られる情報とか体系的な情報だったり、
少し古い情報が多いんですね。
なので読書でできることには限界があるので、
例えば業界誌、雑誌を読んだりとか新聞を読んだりということもやりますけど、
これもここで得られる情報というのは一般的なものだったりとか、
世の中にこんなものがありますよって紹介されている、
割とライト目の情報だったりしますと。
最近だとやっぱりネットの情報を、
別に最新の面白い記事とか読んだって専門知識は得られないんですけど、
やっぱり私のいるモバイルテクノロジー系の業界っていうのは、
ネットでちょっと調べればですね、
そういうことをいろんな企業がホワイトペーパーで出してたりとか、
標準化団体がいたりとか、
あとはオープンソースの団体がいたりとかっていうので、
そういうところから情報を得るということもできますし、
あるいは僕がよくやるのはそういう業界団体的なところに行って、
会員とかになれば情報が得られるので、
会社がそういったところの会員であれば、
そういう情報にアクセスをするということをやります。
ネットの情報というよりは割と有料といいますかね、
一般には公開されていない情報だけど、
会社の力を使ってそこは情報を集めるということをやったりしています。
なので、昔だと結構レポート会社のレポートを読むということもやってたんですけど、
最近だとネット上で集まる情報と、
もう一つ一番重要な情報源というのが、
私の場合結構いろんな会社とお話をする機会があるので、
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そういったいろんな他の会社の人たちと情報交換をするといいますかね、
提案をしてもらったりとか、あるいはこちらから提案をして、
それに対するコメントをもらったりとかということをやって、
簡単に言うと専門家同士での情報交換というのが、
割と最近は主たる情報源になりつつあるのかなと。
要は本当に最先端級の情報って、なかなかネットには載ってこなかったりとか、
ちゃんと会社間でNDAとか結んでないと見せてもらえなかったりするので、
そういうところだったり、あとはお互いでも結構いろんなことを知っている中だったりすると、
すごいハイコンテキストな形で、これってこういうことですよねとか、
これどう考えたらいいんですかねというのをホワイトボードとか使いながら、
ガンガン一般の人が聞いても意味不明な言葉を使って会話をして、
新しい考え方を作ったりとか、新しいとか一般には載っていないようなやり方というのを、
そこから見つけていくということが多いのかなというふうに思います。
あとですね、情報の整理の仕方としては、基本的にはEvernoteとかを使って、
例えばGTDの考え方でインボックスに一回情報を全部書き集めて、
それを適切なフォルダに配布していくみたいなことをやったりしてもいいですし、
あとはよくやるのはチームで共有するときとかに、
どういうふうにトランクとブランチみたいなことを考えるかみたいな、
そういう情報を一箇所最新のものを置いておくところと、
それをどこかで使ったらブランチじゃないか、タグをつけていって、
最新の情報とそれを使われたタイミングで整理をしていくみたいなことをやっていくっていう、
そういったルール決めをするだけでも非常に情報の整理というのはうまくいきますし、
あとはやっぱりEvernoteとかだと、自分の今どの仕事、どのプロジェクトに関する情報かというのを
振り分けるだけでもすごい効果がありますし、
それプラスタグとかを使って、どのプロジェクトで使われていて、
例えばどの技術に関することなのかとかっていうのはタグで予告し通すとかね、
そういうことをやっていって情報へのアクセスを高めていくということをやるべきかなというふうに思います。
あとは考える技術なんですけれども、
世の中一般的に分析手法っていうのは割と定番化されつつあるので、
そこは考えるフレームワークとかっていうのを、
本とかだと、私が昔、結構、
僕が昔、割と読んでたやつで、
例えば知的生産力が劇的に高まる最強フレームワーク100みたいな本を見て、
それをそこからもっと細かい内容をもっとそれの現状に当たるみたいな、
まずはどんなフレームワークがあるのかっていうカタログ的な本から入って、
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それを今度、もともと考え方が来た本に現状に当たるということをやると。
なので、例えば、先ほどのGetting Things Doneであれば、
スルースフリーの生理術っていう本を読みましょうとか、
あとは、KJ4とかだったら、川北先生の本を読みましょうとか、
知的生産技術を読みましょうとか、いろいろフレームワークの現状みたいなものがあるので、
そういったものを読んでいくっていうだけでも、考え技術っていうのは身につけられるのかなというふうに思います。
アウトプットの技術に関して言うと、私の場合は結構PowerPointの資料を作ったりとか、
新しいコンセプト的なものだったり、今から作らないといけないソフトウェアの仕様をゼロベースで考えたりとかっていうことをやらないといけないので、
そういう時には結構マインドマップだったりとかアウトライナー使ってガシガシ書き出していくということもやりますし、
絵を描く前には結構紙でこんな感じかなっていうのを書いてみて、それをそのままPowerPointに起こすみたいなことをやるんですね。
一見、最初からPowerPoint作ればええやんって思うんですけども、
結構ですね、悶々と考えながら白紙のPowerPointの前で悩んでると時間があっという間に過ぎてしまうんですけども、
もう一回簡単にでもいいので手を動かしながらこういう絵を描こうかなっていうのを描いた後の方が割と資料作りがうまくいくかなと。
デザインとかを考えずにまずはとにかくこういうコンセプトで描きたいんだっていうラフな絵でいいのでそれを描いて、
それをカッコよくするのは後から頑張ればいいだけなので、
最初はまずは何を伝えたいのか、どういう絵だったら伝われるのかっていうのを考えてラフスケッチを描いて、
で、PowerPointに戻すときにカッコよくすればいいというような進む方でよくPowerPointを作られますと。
確かドラッガーだと思うんですけどね、全てのものは二度作られるという言葉がありまして、
一つはまずは知的に生み出す作業というのがあって、それを今度形にしていくという作業。
なので最初に知的創造というものを行った後に、それを実際形にする物的創造という形に落としていくんですよというのが確かドラッガーだったと思うんですけどね、
そういうことを言っているというものがあります。
なので私は結構頭の中で何かを物事を組み立てるときには一回それを紙に起こすとかっていうことをやって、
頭の中だけで考えないことによって、やっぱり頭の中で考えると脳のメモリには限界があるので、
広がりを持たせて考えるということができないんですけど、
紙に書いてラフスケッチでもいいので、アウトプットしながら書いていくと脳の量を節約しながらというかね、
うまく使いながら物事を考えることができるのかなと。
最終的にそれをアウトプットにするときにもっとかっこよくして、情報量とかも付け足していけばいいんですけど、
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まずは知的創造の段階で頭の中だけでやらないということは非常に重要なのかなというふうに思います。
ということで、今回は専門家になるためのちょっとした技術的なところでいくと、
まず、そもそも専門家な何というと、情報を自分の専門知識とかスキルとかと組み合わせて価値ある情報に変えていく。
価値ある情報から付加価値を生み出すというところかなと思います。
そのために必要なのが専門知識、高度な専門知識を持っているということと技術です。
その技術って何ですかというと、まずは情報収集、効率よくやる技術、
それから情報整理したり分類したりとかっていう技術、
次に考える技術、最終的にはアウトプットに持っていく技術というところだと思います。
今回はだいぶ触りだけお話ししたんですけれども、
そういったものがあれば専門家としての第一歩を踏み出せるんではないかなというふうに思います。
次に専門知識何という話をさせていただきたいんですけれども、
どんなにスキルがあっても自分の中に専門知識がないと、
やっぱり付加価値を生み出していくというのは難しいのかなというふうに思っています。
専門知識って何というと、
例えば僕の場合だと標準ってスタンダラリゼーションですね、
こういうふうなものを皆さん作りましょうねというふうに業界で決められている標準化だったりとか、
あるいは業界動向だったり、ベストプラクティスと呼ばれるものだったり、
世の中一般にこういうものが流行ってますよという市場動向、
自社の製品の細かい話だったり、
他社と比較したときに何が良くて何が悪いのかということを知っているとか、
あとは関連する法令の知識、
あとはよくドメインなれって言ってるんですけど業務知識ですね、
自分のいる業界の業務知識を知っていると、
そういった様々な知識っていうものが専門知識のパーツになっていって、
そういったものが複合的に組み合わさって高度な専門知識になっていくのかなと。
この中の知識についてもだいたいレベルで言うと4段階ぐらいあって、
まず情報を知っているだけっていうレベルと、
ちゃんと理解して説明できるっていうことと、
説明できるだけじゃなくて、それを活用して、
知識を、知識じゃねえな、何ていうのかな、
価値を生み出すかっていうことができるっていうレベルかなと思います。
例えばなんですけど、専門知識があれば、
即応と僕はよく呼んでるんですけど、
何かを聞かれたときに、こういうことかねって聞かれたら、
いやいやそれはですねって答えられると。
最近、知識なんていうものは、情報なんていうものは、
ネットがあれば、そんなものを覚えることに価値はないみたいなことを言う人がいるんですけど、
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他にはちょっとそれは間違ってると思っていて、
ちゃんと専門知識っていうものが自分の中にあって、
それをちゃんと人に説明できたり、
そこから何か新しい価値を生み出したりとかっていうことができる人っていうのは、
やっぱりちゃんと知識を自分の中で持っていて、
その概念をちゃんと理解をしていくことで説明できるレベルにはちゃんと理解している。
じゃないと、新しいものを生み出すということだったりとか、
そういう知識を誰かに提供することによって価値を提供するっていうことは、
難しいんじゃないかなと思います。
で、またもう一つですね、すごい重要なことなんですけど、
新しいことを生み出したいというか、
生み出す仕事をしている人が既存の知識を知らないっていうのは結構やばいと思っていて、
つまり既存でこういうことがあるよっていうことがわかってるので、
何が新しいかっていうジャッジができるんですよね。
なので、今じゃあ世の中一般的に言うと何がもう既に基地のことを知られていることで、
何が新しいことなのかっていうことをちゃんと切り分けられるところまで行っている人が、
やっぱりその領域の専門家というかね、
専門知識を持っている人っていうことになるんじゃないかなというふうに思います。
で、ここからどうやって専門知識っていうものを身に付けていくのって話になってくるんですけど、
まずですね、どんな知識も最初はとりあえず知ってるっていうレベルから始まりますと、
ちょっと聞きかじったことがあるっていう情報だけ持って、
俺はこれのプロフェッショナルだなんていうのはちょっとそれは確かに痛いんですけども、
ただ、とりあえず知ってるっていうレベルから始めない限りは、
いつまで経っても情報というか知識というものは自分の中にたまりませんよと。
すごく簡単な言い方をすると、
割と当たり前の情報と言いますかね、
とりあえず知っていることっていうのをアウトプットしていって、
そのアウトプットしていったことによって、
だんだん自分が持っている普通の知識を使ってアウトプットをしました。
それによって、自分の専門知識の土壌みたいな言い方をするんですけども、
専門知識の土壌がだんだん積み重なっていって、
そこから新しいものを生み出せるようになってきますよと。
例えばなんですけど、
僕がよくやるのは、とにかく自分で何かを必ずしも最初から全部生み出さないといけないというわけではなくて、
世の中一般的にこれがベストプラクティスですよとか、これが業界標準ですよとか、
他の人はこういうことを言ってますよというところから始めればいいと思っていて、
それを自分の中でアウトプットとして使うんですよね。
これこれさんはこういうことを言ってますよと、
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なので我々はこうすべきだと思いますみたいなことを、
他人の踏んどしを借りてでもですね、出していくということをやっていくと、
少なくともそれを肩として自分に身につけさせることができると。
なので何でもかんでも他の人の情報をバンバン出していくというのは、
もはや自分が何も生み出していないことになっちゃうんですけど、
でも少なくともベストプラクティスを調べて、このやり方がいいんじゃないかと思った結果、
それを誰かに見せるというところには一回自分が情報を仕入れてきて、
ジャッジをして出すということをやっているので、
それ自体にはすごい価値があるのかなというふうに思います。
でもそれを繰り返していって、だんだん自分の中にいろんな知識だったり、
ノウハウだったり、既存でこういうことができていて、
何が新しいかということがジャッジできるようになっていって、
最終的には専門知識として使えるようになっていくのかなというふうに思います。
僕結構好きな絵がありまして、自分のいろんな慣れ地があって、
まだ誰も知らない新しい領域という円がその周辺にありますと、
普通の知識というのを積み重ねていったりとか、
本とか読んだりとかいろんな専門知識を身につけていくと、
あるときですね、今まで誰も到達したことがないであろう
フロンティア領域の知識にちょこんと触れると、
真ん中にある自分の知識がその周辺にあるフロンティア領域に
だんだん近づいていって、最後ちょこんと触れるというのが、
今自分、このジャンルの最先端にいるぞみたいなのを感じる瞬間って、
僕も一応自分の専門領域がありましたと。
そのときに僕はここの専門家なんやなっていうのを感じられて、
それがすごい嬉しかったんですね。
もしかしたら完全な勘違いかもしれないんですけど、
割と他の会社でコンサルタントとかやってるような人たちと
自分の専門領域とバチバチやり合えるっていうところがあったので、
そういう意味ではみんなちゃんと自分としても
この専門家としてやれてるなっていうのが感じられる瞬間があったので、
それが見えると自分が専門家になったんだなっていう
アイデンティティーみたいなものが生まれるというのがあります。
アウトプットしましょうとかっていう話をしてたんですけど、
なかなかですね、お仕事の中でいろんな知識を仕入れてきて
それをアウトプットしていくっていうことをやるのが一番手っ取り早いです。
それが一番知識、普通の知識を専門知識に消化する一番いい方法ですと。
それ以外の方法で僕がやってよかったなと思うのは
ブログを書くということです。
本で読んだこととかをブログだったりとか
今こうやってポッドキャストだったりとかっていうところで
24:01
アウトプットしていくっていうことによって
普通の情報、普通の知識、本から仕入れた情報っていうのを
自分の中で落とし込んでいくっていうことができたりとか
ある程度の専門知識として、僕ある意味ではライフハックという領域だと
いろんなライフハックを知ってたりとか
こういうときにどういうライフハックがいいですかって聞かれたら
それに対して答えることができるという意味で
多少なりとも専門家的なところもあるので
そういうことをなぜできるかというと
ブログで情報発信をしてきて、アウトプットしてきて
そういった普通の情報を専門知識に落とし込んできたから
というのがあると思っています。
ということで、普通の知識をアウトプットするための
一つ素振りみたいな形でブログというのを活用するのがいいんじゃないか
というお話をしました。
もう一つブログ以外でよかったなと思うのが
前回のポッドキャストで勉強会についてお話ししたんですけれども
勉強会も非常に速報性を高める素振りとしては非常に良いと思っています。
例えばそこで発表する、特にライティングトークみたいな形で
情報を自分から出していくということをやると
それに対していろいろその場で質問されるんですね。
なのでブログとかだと書いて反応が返ってきたりとか
あるいは何か突っ込まれるようにしてもタイムラグがあるんですけれども
それに答えるのもしっかり時間をかけて答えることができますと。
でも勉強会だとその場で自分が何かを言って
それに対してコメントが飛んできたりとか突っ込みが飛んでくるので
それに対してリアルタイムに反応していくということをやろうとすると
面と向かってフェイスとフェイスでやるというのがいいのかなというふうに思います。
僕もそこの勉強会でいろいろプレゼンをしたりとか
それの仕切りとかをやっていく中で
プレゼンの能力だったり視界能力だったりというのが
磨かれてきたのかなというところを感じております。
なので結構勉強会とブログをやってきたということは
一つビジネスパーソンとしての素地を作る良い取り組みだったのかなというふうに思います。
ちょっと簡単にまとめますと
専門知識ですね。新たな価値を生み出すためには
技術だけではなくて専門知識が重要です。
専門知識というのは知識には理解している、説明できる、活用できるという段階があって
この活用できるというところまでいって初めて専門知識ですよと。
専門知識があれば何か言われてもすぐに反応できるというところがあったりとか
それから専門知識というか既存の知識があるから初めて
何が新しいかというジャッジができて新しいものを生み出すということができますと。
どんな知識も最初はとりあえず知っているというところから始まりますので
それを積み重ねていって専門知識に昇華させていくということで
27:00
例えば仕事の中で情報を仕入れてアウトプットしていくというのが一番いいんですけども
その他のやり方としてブログとか勉強会とかを使って
自分で進んでアウトプットしていくという場を持っているのはいいんじゃないかなと思います。
ということで今日は専門家になるための主に技術と専門知識のこの2点について語らせていただきました。
ぜひ皆さんのご意見だったりとか
もっと細かくこういうところを教えてというツッコミがあればご意見いただければ幸いでございます。
次がですねお便りコーナーです。
今回ですね皆さんご存知だと思います。
思いますというか信じております。
細木ほのかさん、もはや細木さんでもほのかさんでもなく細木ほのかさんからいただいたコメントですが
社会人5年目の時にどんなことを考えていたのか聞きたいです。
ざっくり質問ですいませんということで
ありがとうございますコメント本当に細木さんいつもお世話になっております。
社会人5年目というとちょうど今から約10年前ぐらいですので
ちょうど10年前って言っていいですか
9年前ですね
僕がちょうど客先に一番最初新入社員で2,3年ぐらい自社にいて
3年目4年目5年目にお客さんのところに常駐するという機会がありました。
最初右も左もわからない状態でいきなりお客さんのところに突っ込まれたんですけども
自分がやりたかった仕事とはだいぶ違うことをやれと言われて
急に放り込まれたんですけども
最初ちょっとね
なんやろうみたいな感じで思ってたんやけど
結局ね今にして思えばすごいありがたい経験やったなと思いますと
そこで僕の人生のロールモデルになるような素晴らしい方と出会って
その人の下でちょっと働くことができたので
いろいろ学ばせていただいたし
結構大変なプロジェクトだったんですけども
それでもいろんな過去の先輩が立てたりなんですけど
いろんな人たちが積み上げてきたベストプラクティスみたいなものの上に
僕らのプロジェクトを作っていったので
いいプロジェクトとはこう進めるんだよっていうのを
学ぶいい機会にもなったのかなと思ってますと
5年目の時はもう2年やった後だったので
何を思ってたかっていうと
この領域でやれるなという自信をつけていましたと
その2年前には全く自信なくて
お客さんのところに突然放り込まれて
30:01
どうしようみたいな感じでかなり辛かったんですけど
だいぶ5年目になって2年経った時には
ちゃんとリーダーとして自覚だとか
自分がこんだけできるという自信を持って仕事ができていたので
非常に5年目の時には
わりと自信を持って仕事ができていたっていうのがあります
ただそれでもまだまだ全然自分ができることに限りがあるというか
もっとすごい人が周りにいっぱいいたので
そういう人たちに追いつきたいなと思って
ライフハックとかを真剣に取り組み始めたのが
ちょうど5年目くらいかな
5年目9年前なんで2010年ですね
ブログだったりとか
あとは本を書くっていうことをやり始めた時期でもあります
かなり貪欲だったのかなと思います
自分に限界を設けずにもっともっと挑戦したいっていう思いが強くて
あれやこれや手を出しすぎて首が回らなくなるみたいなことになってた時期でもあるので
そういう意味では自信を深めつつありながらも
自分の足らないところっていうのをすごく感じていて
いろんなことに挑戦し始めたというかね
今まではいろんな自分の延長線上というかね
あくまで枠の中で努力を重ねていた
努力をしていたのかわからないけどね
当時はもう自分の殻みたいなものに閉じこもっていたんですよ
それを破ってもっと外の世界に出ていこうって思ったのがこれぐらいの時期です
今までは怖くて他の人たちに会うなんてことはやらなかったけど
ブログを読んでくれている方から声をかけていただいて
じゃあちょっと会いましょうかって言って会いに行くことが増えたのもこの時期ですし
勉強会を始めたのもこの時期ですし
やっぱりそういう意味では5年目ってね
結構僕の中では大きな節目だったのかなと思います
なので今ですねもしちょっと西木さんみたいな仕事ができる方に言うのもあれなんですけれども
もしかするとね仕事にだいぶ自信をつけつつも閉塞感を感じ出す時期でもあるかもしれないので
そういう意味ではもっともっと外の世界に打てれるみたいなのをやってみても面白いかなと思いますし
あとは自分初の企画をやってみるっていうのもいいのかなと思うんですが
そういえばね西木さんはポッドキャストもやられてますしって言うと多分怒ると思うんですけど
なんかね人よりはいろんな経験されているのかなというか
外とのつながりの多い方なのかなと思うので
もしかしたらあまり参考にならないかもしれないんですけど
しっかり次を見据えて新しいことに挑戦していくのにはいい時期なんじゃないかなというふうに思います
33:05
はいなんかねすいませんなんか偉そうですね
小話がですね今回はちょうどこれを今収録しているのが台風が過ぎた後なんですよね
結構やっぱり大きな被害も出ているのであんまり不謹慎なことも言えないなと思いながらも
でも今回僕今すごい一緒に働いている外国の人が多い
特にインドから来ているメンバーが多いんですけど
今回いろんな情報をそのメンバーに出してたんですね
前回の9月の台風の時にもいろいろな情報を出してたんですけど
やっぱり日本に住んでいるインド人のメンバー
インド人だけじゃないな外国の人からすると
日本で配信される情報ほとんど日本語なんですよね
どうしたらいいのみたいなのがすごいあって
それでできるだけこっちで必要そうな情報を集めたりとか
日本語でしか情報を得られないところに英語の情報を付けて出してあげたりとか
ということをやっていたので
まだまだ日本の防災システム素晴らしいと思うんですけど
外国から来てる人に対しては機能しきってないなというところは正直感じました
どうやって落とせばいいのかさっぱりわからないですけど
今回シリアスな話ということで最後まで落ちなしでいきたいと思うんですけども
やっぱりこれからいろんな外国の人と接していかないといけないというか
オリンピックもありますし
日本自体が日本国内だけでどうにかできるような状態でもないので
今後外国の人と触れ合う機会が増えていくでしょうと
その時にこういう社会的な日本に来る外国人が来るのであれば
外国人たちが日産というときにちゃんと身を守れるような
不利益をこむらないような社会的な仕組みっていうのを
まだまだ日本は考えていかないといけないんだろうな
っていうのを今回の台風で感じた次第でございます
わお真面目
本当にちょっとこれでもしかしたらビジネス作れるんじゃないかなって思うぐらい
インドのメンバーには感謝されましたし
そういうのって感謝されたりお金もっけたりと思ってやってるわけじゃないので
誰かの役に立てる日本人のある意味強みを生かした形で
他の日本人以外のメンバーに貢献できたっていうのは非常に良かったかなと思います
36:05
ということでこれでお便りコーナーも小話も終わって
今日のメイントピックも終わりましたので
本日の第21回 専門家になるためのインプットとアウトプットの技術
もしかしたら今日構成とタイトルが合ってないかもしれないんですけど
終わりたいと思います
最後になりますけど毎回毎回お話しさせていただいている通り
この番組で皆様からのご意見ご感想リクエスト
それからお悩み相談も受け付けておりますので
ぜひTwitterハッシュタグのhacksunderbarradioのほうにご投稿いただけますか
あるいは私のほうにメールだったりとか
TwitterのDMだったりとかTwitterのメンションだったりとか
飛ばしていただければ即座に反映いたしますのでよろしくお願いいたします
毎回毎回ですがバンパーステッカーも出来上がっておりますので
バンパーステッカー欲しいよという方は私のTwitterアカウントをフォローして
上でコメントいただければこちらからフォローし直させていただいて
DMで住所を聞かせてくださいという形でバンパーステッカーを送らせていただきますので
ぜひコメントいただく際には私のTwitterアカウントのフォローを
合わせて行っていただけますと幸いでございます
それでは本日のベックスハックスレディをこれにて終了したいと思います
皆さん最後までお聞きいただきましてありがとうございました
それでは皆さんさようなら
37:54

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