春ドラマの紹介
真夜中の読書会おしゃべりな図書室へようこそ。第206夜を迎えました。今日はお便りのご紹介はお休みで、ドラマの話をしたいなと思います。
4月クールの春ドラマも出揃ったところで、最近見ているドラマ、そして配信系のおすすめのドラマについて話してみたいと思います。
出揃ったと言ってもですね、最近は新ドラマのスタート時期と最終回の時期が、昔ほどビッチリ同じではなくなってきてますよね。
あと何話か進んで評判を見てから配信でまとめてみようなんて見方もできるようになって、ドラマの楽しみ方も変わってきたなぁと思っています。
私は1話目ってすごく好きなんですよね。どんな感じかなぁ、ハマれるかなぁっていうちょっと探り探り見ている感じ。
お衣装はどんな感じだろうとか、ヘアメイクが今回はすごい良いなとか、そういうのも1話目チェックするのが結構好きですね。
だからあんまり前評判や他の人の意見を、Xのコメントとかをできれば読まずに見たい気持ちです。
さてさて、そんな中、この春のドラマで何を楽しみに見ているかと言いますと、月曜日、小泉京子さんの続々最後から2番目の恋、楽しみに見てます。
こないだね、小泉さんにお会いした、お会いしたというか、お見かけしたって言ってましたけれども、変わらず面白いですね。
嬉しいです。こういう作品が劇を飾っているということが。
そして同じ月曜日の北川圭子さんのあなたを奪ったその日から、ちょっと面白そうだなと思って、すごく楽しみにしています。
続けて足立由美さんの夫よ死んでくれないか、面白いですね。3人の、
藍武佐紀さんとかね、3人の掛け合わせでどうなっていくんだろう。3人の夫もどうなっていくんだろうって感じで、月曜日だけで3つも見てるなぁ。
火曜日は田部美香子さんの対岸の火事、これが私の生きる道をすごく楽しみに見ています。
原作は高談社で、明け野薫子先生の対岸の火事なんですけれども、田部美香子さん、本当かわいいですね。
1話完結な感じなので気軽に見れるんで、もしまだ見てない方ぜひ見てみてください。
そして飛んで金曜日になりますが、麻生久美子さんの魔物も、韓国と共同制作なのかな、なんかちょっと独特な雰囲気で面白くなっていきそうだなと期待しています。
日曜日はですね、川江里奈さんのダメ真似、ダメなタレント、マネージメントしますっていうのが、いやすごいこれ面白かったですね。
2話ともなんか、舞台を見ているようでもあり、夢中になって濃い1話、2話でした。
どうでしょう、私も見てるっていうのがあったらぜひ教えてください。一番気に入っているのは、今度最後に言ったダメ真似と対岸の火事ですかね、それ以外もちょこちょこ見ながら、だんだん面白くなってくるかなーって思ってるやつもありますが、
ドラマの評価と影響
配信の方は、配信はそうですね、ネットフリックスのいつかは賢いレジデント生活、楽しく見てます。
賢い意思生活をね、すごいお好きだった方も多いんじゃないかなと思うんですけど、賢い意思生活のスピンオフドラマですね。
レジデントってちょっと私もあまり馴染みがない言葉だったんですけど、日本でいうところの研修医のことかな。
産婦人科で働く見習い医師たちの成長の物語です。産婦人科ってとこがまあ憎いよね。もうこんなのなくしかないやんって感じですよ。
はい、とても楽しみに見ています。ムービングの必須で注目を浴びた子、ユンジョンちゃん。本当に可愛いですね。
あとネットフリックスでは最近、映画、新幹線大爆破を見ました。 ノンさんって目が離せない俳優さんですよね。
日曜劇場のキャスター、キャスターも見てるんですけど、キャスターの方ではスタップ細胞あります、みたいな役でしたけど、新幹線大爆破は
オリジナル版で千葉新一さんがやってらした新幹線の運転主役をやられてるんですよね。
止まれない新幹線、速度を落とすと爆発しちゃう新幹線を運転する役をノンさんにしたっていうのは、とってもいい器用だなって思いました。
さてさて、今日は本を紹介はしないのかと思われたかもしれないんですけど、今日も勝手に貸し出しカードをお出ししたいと思います。
今日の勝手に貸し出しカードはドラマ票の話からつながって、ドラマ票の方に2冊ご紹介したいと思います。
1冊目は、ゆずきあさこさんのゆずきあさこのドラマ 斜め読み。もう1冊は西森道夫さんの抗うドラマ 私とつながる物語という本にしました。
ゆずきあさこさんのドラマ 斜め読みはですね、アンアンで2014年から連載していたのをまとめた本なんですね。
後日談なんかも足されているので、古いって感じは全然しなくて、改めてこの時期に、この年にはこんなドラマがあったんだなぁ。
コロナの前はこんなだったなぁみたいなのを思い出して、とてもとても懐かしく思ったり、あれすごいハマってたんだなぁっていうのを思い出したりしましたね。
西森さんの抗うドラマは、執筆の原動力をこんな風に書かれてました。
世界的に韓国のドラマへの評価が高まっていく一方で、日本のドラマはつまらないという厳しい声も多いけども、
両方見てきた立場の西森さん、立場から日本のドラマを見るべきものがたくさんありますよってことを伝えたかったっていうのが、執筆の原動力になって書かれたそうなんです。
ドラマ、斜め読みにも抗うドラマにも、どっちにも登場するドラマがたくさんあるんですね。
中でも逃げ恥、エルピス、虎に翼、カルテッド、なんかやっぱりエポックメイキングなドラマとして取り上げられていますね。
みなさんご覧になったでしょうか。私も夢中になって見てましたし、脚本家ののぎあき子さん、坂本裕二さん、吉田えりかさん、渡辺彩さんは、次は誰でどんなテーマを追ってしまいますよね。楽しみにしちゃいますよね。
でも本当にちょっと正直なことを言うと、メッセージ性、社会的なメッセージ性が前に出ていたり、ドラマ好きのためのドラマっぽいマイ評判を先に読んでしまうと、なんかちょっと職場気味になっちゃうというか、見ても没頭できない感じがあるんですよね。
ドラマについての考察
脚本家とかドラマの制作をしている方がどうってことではなくて、ちょっと評判を先に目にしすぎちゃうっていうせいですかね。今言った脚本家の方々の作品が最近は特にそんな気がしちゃいますね。
作り手側のことを語られすぎてしまうと言いますか、私がドラマ評ばっかり読んじゃうからっていうのもありますけど、社会性とかフェミニズム要素があるドラマや映画はもともと本当好きではあるんですけど、漫画とか小説も含めて、でもちょっと周りの声が多すぎると疲れちゃうのかもしれないですね。
すごく仕事から帰ってきて、ビールでもプシュッと開けてぼんやり見るには重たいというか、正座してみなきゃいけない感じになっちゃうから、そういう時は皆さん何を見ますか?
私はですね、ケージ・コロンボのDVDボックスを持ってるんですけど、ケージ・コロンボの古いやつを見たり、あと古畑忍三郎の完全版DVDを見たりします。
あれは本当不思議なんですけど、どんなに頭が疲れてても、トリックがわかっていても、もう筋も何度も見てるから暗記するほどなんですけど、それでもなんか見れちゃうんですよね。
なんですかね、あれは。チキンラーメンみたいな感じです。いつ食べても美味しい、飽きても美味しいっていう感じですね。
さて今日も紙フレーズをご紹介したいと思います。 ゆずきあさこさんのドラマ 斜め読みからご紹介します。
逃げ恥とかエルピスとかトラツバが放送中の時だけ一時戻ってくるものの、みんなすぐ海外のスーパー優れた作品に戻ってしまう。
それをちょっと寂しく思う時もあるが、私はこの地上波の国内ドラマを3ヶ月に1本、とりあえず必ず3話楽しみに見るという暮らしを気に入っているのである。
もちろん誰もが語りたくなる傑作に出会う時は嬉しい。でも予算もない、制作人もなんだかぼーっとしていて、俳優たちも手探り、そんなドラマにもまぐれのようにきらめく宝石の時間がある。
作り手が意図しない形で政治的にもジェンダー的にも大きく前進する瞬間がある。とあります。
ああ、そうなんですよ。これがさっき私がウニャウニャ言った話をズバッと書いてくださった、言ってくださった跡書きの部分です。
この連載自体が、たぶんこのワンクールの中で1本、とりあえず3話見て書くっていう設定になっていたんですかね。
その中で、ゆうずきさんがお気に入りのものを見つけたり、他の作品との共通点なんかを分析されている本になっていますので、
ドラマ好きの方は、ぜひあらがうドラマもドラマななめ読みも見てみてください。
皆さんは最近はどんなドラマをご覧になっているでしょうか。何を楽しみに見ていらっしゃるでしょうか。
またちょっと話が進んだらお話ししたいなと思いました。
さて、そろそろお時間になってしまいました。
真夜中の読書会おしゃべりな図書室では、リスナーの方からのお便りをもとに、おすすめの本や漫画、紙フレーズをご紹介しています。
リクエストはインスタグラムのアカウント、バタヨムからお寄せください。
お届けしたのは、講談社のバタヤンこと川端理恵でした。
また水曜日の夜にお会いしましょう。
おやすみなさい。
おやすみ。