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2021-08-18 15:18

自炊のバリエを増やしたい!参考にしている「料理本」定番から最新まで【第71夜】

「自分で作るご飯に飽き飽き!参考にしている料理本や料理家を教えて」というリクエストにお答えします。フライパンひとつ、コンロ一口でできるものから、定番の家庭料理、めんどくさい日の夜と翌日のお昼の使い回しレシピなど……。皆さんの「初めて一人暮らしした時に買った料理本」と「最近重宝しているレシピ本」もぜひ教えてください。

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みもれ真夜中の読書会 おしゃべりな図書室へようこそ
こんばんは、KODANSHAウェブマガジンみもれ編集部のバタやんこと川端です。
おしゃべりな図書室では、水曜日の夜にホッとできて明日が楽しみになる、をテーマに皆様からのお便りをもとに、おすすめの本や漫画、紙フレーズをご紹介します。
さて第71夜を迎えました、今夜のお便りをご紹介します。
今日は、私のインスタグラムアカウントバタヤムの方に頂いたリクエストからご紹介しますね。
ペンネーム点灯虫さんから頂きました。バタヤムさんこんばんは。
こんばんは。在宅勤務がメインになってきて、自粛生活も長引く中、外食もなかなかできないということで、朝昼晩と自分でご飯を作っています。
正直言って自分の作るご飯に飽き飽きです。
わかります。バタヤムさんは料理本は読まれますか?おすすめの料理本、好きな料理家さんなどいたら教えてください。
私は料理はあまり得意ではないので、簡単で食材少なくできるやつ希望です。
と頂きました。ありがとうございます。
めっちゃわかります。
私も自分の作るご飯は割と好きなんですけど、料理自体も飽き飽きしてきてますね。
前とかUber Eatsとかももちろん利用するんですけど、払う値段の割にはがっかりすることが多いですし、油とか塩分とかがちょっと多いなぁと思って、後でもたれたりすることも多いですね。
今度は都心ではデパ地下も制限されるかもしれないということで、作るしかないかとブツブツ言いながら買い物をしたりしてますね。
そんなわけで今日は、ずっと愛用して頼りにしている定番の料理本と、最近このコロナ禍でより活用している最新の料理本のいくつかをご紹介していきたいと思います。
今日の最初の勝手に貸し出しカードは、若山陽子さんのフライパン煮込みという本にしました。
こちらは2019年に出た本で比較的新しい本ですね。
料理レシピ本大賞in japan 2020年特別先行委員賞を受賞されているそうです。
タイトルの通り、フライパン一つでできる煮込み料理を紹介してくれている本です。
私、シチューがけご飯というのがすごく好きなんですよ。
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クリームシチューをご飯にかけて食べるやつですね。
ちょっとはしたないっていうか、ダメっていう人もいますよね。
でも、もしかしたら私カレーより好きかもしれないな、シチューとご飯っていうのが。
この本の表紙はですね、チキンをマスタードと玉ねぎとクリームで煮たものがご飯にかかっている写真がドーンと載っているんですけど、それがすごいおいしそうなんですよ。
この鶏もも肉マスタードクリーム煮っていうのだったかな、の表紙のレシピは何回も作りました。
結構パンチのあるはっきりした味なので満足感もあります。
少し前にフィンランドに出張に行ったことがあるんですけど、フィンランドのご飯ってどんなものか皆さん何か想像つくものあるでしょうか?
私はあまり馴染みがなくて、シナモンロール?シナモンロールのパンぐらいしか思いつかなかったんですけど、行ったらスモークサーモンのミルクスープみたいなのがあって、
割と庶民的なお店のメニューっぽいんですけど、高級なレストランで食べる食事というよりは、多分家庭の味っぽいのかなと思ったんですが、
鮭が入ったクリームスープで、それをライスと一緒に食べるんですよ。それがすごい美味しくて、毎日そればっかり食べてましたね。
市場とか屋台なんかでもカップにすくって売ってくれるようなものもあったりして、割とリーゾナブルにお腹も満たせるし、温かいしっていうね、お気に入りの料理でした。
この和歌山陽子さんのフライパン煮込みの本の中にも、鮭の梅クリーム煮っていう、梅干しを少し入れるのかなっていうのは出てきて、それすごい美味しいので、ぜひ作ってみてください。
シチュー掛けご飯好きな方は、この本ぜひチェックしてみていただけたらと思います。
他にも最近のおすすめをご紹介していきますね。
さて、もう一冊最近のお気に入りの料理本は、サルボキョウコさんの夜9時から飲めるちょい飯という本です。
お酒のおつまみにしてもいいし、ご飯のお供でもいいですよっていう、すごく簡単なレシピがたくさん載っている本ですね。
これ何が画期的かというと、2つの食材でできるものばっかりなんですよ。
肉と何かとか、野菜一つお肉一種類でできて、人参と豚バラとか、キャベツとソーセージとか、その2つを使って、しかも3品レシピが載ってるんですね。
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すごい良くないですか?
うちは夫婦2人だけなので、ピーマンとか玉ねぎとか1袋買うと余っちゃうわけですよ。
キャベツ1個とかなかなか使い切らないし、自分の分だけ作る場合も多くて、ちょこちょこいろいろ食べたいってすると結構食材費がかかっちゃうし、でもいっぺんにいっぱい作るとまた飽きてしまうというね。
この本に載ってた厚揚げと小松菜の組み合わせで、1日目はオイスターソースで炒めて、翌日は残った分は出汁と白酢で煮て食べる、この小松菜と厚揚げの組み合わせっていうのも何回かやりました。
全然違う味付けにして食べきるんだと結構食べきれるなっていう。いいでしょ?
これは2018年に出た本なので、コロナ前に企画された本ですよね。
だからきっと残業して帰ってきて、9時とかからあんまりがっつりしたご飯を食べるのも難だし、作るのも面倒だし、ビールをプシュッと開けてささっと何か作って食べて寝たいなっていうニーズに合わせて作られた本なのかなと思いますけど、
また今ちょっとしたこのおかずと白ご飯、昨日炊いたご飯の残りをお昼にもぴったりで、リモートワーク中のお昼ご飯のレシピに非常に役に立ってます。
キャベツとソーセージとかだったら、冷蔵庫にあるもので作れるかなという。
次は定番目のやつをいきましょうか。
次にご紹介するのは、私が初めて一人暮らしをした時に最初に買った本で、この中にあるレシピは一番作ったレシピ本かもしれないです。
次にご紹介するのは、つむぎ屋のコンロ一口絶品ご飯という本です。
つむぎ屋さんという男性2人の料理ユニットなんですね。
コンロが一口しかないキッチンでもできるよというレシピ本です。
コンロを使う、炒めたり煮込んだりする料理が一品、その他にコンロを使わない副菜とか汁物とかもたくさんアイデアが載っているので、
メインとちょっと一品、二品というのを小さい台所でコンロが一つ、二つしかないとか、IHコンロが一個しかないみたいな家でも作れるということで非常に重宝した本です。
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あとこの味が結構しっかりしているものなので男性にも喜ばれますし、
誰かの家で飲むとかホームパーティーっていう華やかなものじゃなくて、みんなで持ち寄ってちょっと家で飲もうかみたいな時におつまみを一品、二品このレシピの中から作って持って行ったり結婚してましたね。
最近ちょっとそんなこともできてないから、またそんな日々が戻ってくるといいなと思いながらこの本を久しぶりに読みました。
あれ、あの時作ったなぁとか、あの人の家に行く時に作ったなぁとか、誰かが来た時誰と食べたなぁとか、なんかこう一品一品その若い時のいろんな思い出が詰まったレシピ本です。
皆さんも一人暮らしするってなって初めて買った料理本ってあるでしょうか。知りたいなどんな本ですかね。皆さんきっとそれが一個自分のアイデンティティというか軸になってたりするのかもしれないですね。
さて最後のご紹介です。最後は飯島奈美さんのライフ何でもない日おめでとうのご飯シリーズにしました。
1,2,3とあって3冊持っています。飯島奈美さんはドラマとか映画を見てて、美味しそうだなぁって思ったら大抵飯島さんの料理監修ですね。
最近では大豆田戸箱の飯島さんの料理でした。
映画や料理の、映画やドラマの料理本もたくさん出されているんですが、このライフは一番お家のおかずっぽいというか超ベーシックな家庭料理の本です。
おにぎりから肉じゃが焼きそばまで、もちろん自己流だったり家のやり方でも作れるんですけど、飯島さんはどうやって作ってるんだろうっていうのが興味深くて、
順番に本当にその通り作ったものが多いレシピ本ですね。この通り作ると本当すごく見栄え良くできるんですよ。
見栄えっていうのはなんかインスタ映え的な見栄えではなくて、うまそうっていう脳が反応するような、本能的に美味しそうに見える料理、おかずができる気がしてます。
多分肉ずれしないとか、色移りしないとか、味が染みやすいとか、理にかなった調理法なんだろうなと思います。
あとは前日からつけておくとか、何時間寝かせるとか、あまりそういう時間のかかる調理法はなくて、今食べたいって思って作り始めたらその場で出来上がるものが多いのも嬉しいところです。
今日はこの飯島奈美さんのライフ2から紙フレーズをご紹介したいと思います。
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美味しいものを食べることは作った人の心を受け取ることのようにも思えます。
どういうものをいいと思っているのか、どういうことを嬉しいと感じているか、どういう日々を送りたいと考えているのか、
なんかそんなことがお皿やテーブルの上に表現されていくんでしょうね。
こちらはですね、糸井重里さんの言葉なんです。
前書に書かれていて、この本自体がほぼ日に連載されていたのをまとめた本だから、糸井さんが書いてらっしゃるんだと思うんですが、
まあおっしゃる通りとぶっさり来てしまうお言葉で、
なんていうか、セルフネグレクトじゃないですけれども、自分のことどうでもよくなる感じありますよね。
外にもあまり出かけないし、人と会わない。出かけてもマスクしてるってなると、服もメイクもどうでもよくなったり、
自分しか食べないんだったらご飯もどうでもいいかみたいな、
それがセルフネグレクト傾向かなと思ったりして、危ないなって思っていて、
何をいいと思って、何を幸せと思うのかと、糸井さんに突きつけられたら、
グーの音も出ないっていうか、グーグーグーってなっちゃうんですけど、
自分のご飯をちゃんと美味しく作って、大事に食べる幸せを大事にしなきゃなって思いました。
伝統虫さん、リクエストありがとうございました。
インスタグラムのバタヨムの方にもリクエストいくつかいただいてるんですけど、
なかなか取り上げられてなくてごめんなさい。
ちゃんと読んでいます。
何をこの方にはご紹介しようかなって、ちゃんと考えていますので、お待ちください。
紹介していない本もアップしていたりするので、
インスタグラムのバタヨムの方も是非チェックしてみてください。
今日もみなさん最後までお付き合いいただき、ありがとうございます。
さて、そろそろお時間になってしまいました。
真夜中の読書会おしゃべりな図書室は皆様からのお便りをもとに、
いろいろなテーマでお話ししたり、本を紹介したりしております。
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みもれのサイトからお便り募集していますので、是非ご投稿ください。
また水曜日の夜にお会いしましょう。
おやすみなさい。おやすみ。
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