インクジェットとレーザープリンタ
あちらの奥のテーブル席に、ITに詳しい3人が、黎明期のインターネットについて語ってますよ。ちょっと聞きましょう。
はい、場末のラジオでございます。 今回もこの3人でお送りいたします。
はっしーです。 はい、さとおっさんです。
はい、えこぞうさんです。みんなよろしくね〜。 はい、よろしくお願いしまーす。
はい、今回はですね、前回に続きプリンタについてまた話をしていきたいと思います。
はい、前回はインクジェットプリンタについてですね、話をしてきましたが、インクジェット以外にもね、プリンタの熱転写の話も出ましたけどね、いろいろありました。
前回最後にレーザープリンタの話が出ましたけれども、僕がちょっと印刷の仕事をしてたときにですね、レーザープリンタが必須だったときがあったんですよ。
なるほど。
イラストレーターとかでですね、作成したデータをレーザーで出すわけなんですけども、ポストスクリプトっていうのがありましてですね、
アドビが提唱している印刷の標準技術みたいなものなんですが、これを綺麗に出すためなんですね。
そしてインクジェットで出すと、カーブとかがジャギーってのが出るっていうのがあって、それを綺麗に出すためにはポストスクリプト対応のプリンタでなければならない。
なるほど。
これがまたお高いプリンタでございますね。
業務用ですね。
業務用ですね。ポストスクリプトに対応したプリンタだと、すごく綺麗な線が出てくると。
当然カラーなんか変えないから、白黒だったんですけども。
しかもですね、当時イラストレーター5.5ぐらいのバージョンのときは、フォントをですね、プリンタにも用意しないといけないんですね。
それをポストスクリプトフォントっていうやつで、標準、今だとトゥルータイプとかオープンタイプっていうフォントなんですけども、当時ではポストスクリプトフォントっていうのがあってですね、プリンタにないフォントを出力しようとすると置き換わっちゃうんですよ。
置き換わるね。
置き換わっちゃうんです。
画面上ではビットマップフォントっていう、表示するだけのフォントなので、ギザギザになって出てきたりとかね。
なるほど。
なのでプリンタ用のフォントも用意しなくちゃいけなくて。
印刷用のフォントを買うとだいたいモリサワとかっていう会社のフォントだと、1書体あたり2万円ぐらい。
それも細明朝だけですよ。
そうだよね。確かそうだよね。
それをPSのプリンタできれいに出力しようとすると、プリンタ用のフォントもまた2万何本で買わなきゃいけない。
そうですよね。
っていうことがあって地獄のような感じだったんですけど。
その後イラストレーターでアウトライン化っていう技術が出てきて、
それでアウトライン化することによってプリンタフォントがなくても出すことができるっていう。
当日、最初のうちはアウトラインかけた場合は太っちゃって、太っちゃうみたいな現象もあったんですけど、
だんだんバージョン上がっていくごとにそれがなくなって、
今ではとりあえず基本的にアウトラインかけてからやりましょうみたいなレベルにはなってるんですけどね。
アウトライン素晴らしい。
すごかったですね、当時の。
エプソンのプリンタとプロ用のインクジェットプリンタも、
PSのパッケージをつけることもできて、
あとそれがサーバーが5万か6万くらいしたのかな。
違う、もっと下が20万くらい。
それにくっつけて、それでプリンタもインストールできてみたいなこともあったんですけど、
実際にそこまでは投資できなかったですね。
いやー、すごいな。
そうなんですよ。
印刷屋さん大変だ。
大変ですよね。
インクジェットプリンタの進化
そう考えたら今すごいね。今楽だね、そう考えると。
レーザープリンターはコスパの面でね、
ページプリンターって言って、スピードも速いっていう。
そう、速い速い。
結構昔はビジネスプリンターとしては重宝されましたけど、
最近はインクジェットでも速いですからね。
速いね、速いのは本当にね。
コスパもいいし、レーザーはトラだからね。
トラだからね。
結構買えるのにコストがかかるんですよね。
ランニングコストとしてはかかんないのかもしれないけど、
交換するときのダメージが大きいわけです。
そうね、確かに。
耐水性があって日焼けしないんだったっけ。日焼けはしとったか。
日焼けはする。
日焼けはするか。耐水性は抜群。
抜群だよね。
教室の案内の資料とかはこれで全部出してたんだけど、
やらかしちゃった後はインクジェットでいいかなみたいな感じ。
ちゃんと箱に入れておけばいいからみたいなね。
両面印刷とかもできるようになってきてるじゃないですか。
ね。
だけど結局紙送りするときに引っかかったりとか、
紙が入ってるのに紙がありません。
引っかかるというか、ドラムにくっついてビリビリビリビリとか。
ビリビリビリなんですよ。
インクジェットでもそういうのもできていろいろやってても、
結局引っかかったりするのが無駄なことが多かったので、
最近はもうネットでプリントですよね。
なるほどね。きれい早いってやつですね。
だってインク結構5000円くらい使いましたからね。
純正品はね。
100枚で2000円とかそんなものできちゃうもんね。
そっか。
そのレベルだったらそれでもいいな。
それでコストを削減するために純正品じゃないやつを使おうとするわけですよ。
互換インクのやつでも特にコストを安くしようと思うと、
自分で補充するやつを使うと。
あれが失敗するんだ。
するよね。
マイクロドライと白のインク
穴開けてプスッと入れて塞ぐはいいんだけれども、
ちゃんと塞がってないから、
もうプリンター中インクがまみれになって、
結果的に壊れるっていう最悪のシナリオが。
あれは悪魔の選択ですよね。
上手くいけば儲けなんだけど、
失敗すると最悪っていう。
そう。でも結構インクだらけになっちゃう。
あれがまた洗っても落ちないんだ。
落ちないんだよね。
なんであんなに深く染み込んだろうって感じよね。
ハイインク問題ってのがありますよね。
ハイインクね。
やっぱりメーカー側が新しいのを変えさせたいっていうところもあるんでしょうね。
品質保証の面でこれぐらいだよねっていうラインがあるんだろうね。
きっとメーカー側も。
全然大丈夫なんですけどねって思うんだけど。
今は自分でも変えられますよね。
ゴネゴネしてね、ゴネゴネして、ゴネゴネして、ゴネゴネを変えたらゴネゴネしてみたいな。
あれも使えるからね。
使えるからすごいよね。
ご責任ですけどね。
ご責任ですけど。
マイクロドライの特色
あと最初に熱転写の話がありましたが、
熱転写といえばマイクロドライという。
あったなー。
アルプス電気ですね。
MDっていうマイクロドライ。
あれは本当は消火型。
そうですね、消火型プリンター。
消火型プリンターなんですけど、インクリボンみたいな感じで。
要は本当にインクをくっつけるんですよね。
耐水性に優れてるので、アイロンプリントみたいなの使ったりとか。
あとですね、白のインクがある。
白のインク?
結局インクジェットプリンターだと画面上で白っていうのは紙の色だよね。
紙の色ですよね。
だから黒い紙に印刷すると黒になっちゃう。
白で作ってる。
ところがマイクロドライの白のインクを使う。
白いところは白で印刷される。
こんなのがあったんだ。
他にも金色のインクとか。
特色みたいな感じだよね。
そうですね。
白があったのがこのマイクロドライの特徴でしたね。
白すごいな。
白すごく半端なく使うんじゃないの?
僕買ったことないですけど、どうなんですかね。
抑えられるのかな?
もしかしたら。
使ったことないからわからないけど、
あれですよね、きっと。
白を使うかどうかって選べるかもしれない。
選べるんだろうね、きっとね。
選べないと大変なことになるもんね。
そうだ。
あとあれもあったな。
ジェルジェットってあったんですよね。
ジェルジェット。
二項。
そうだ、二項だ。
何それ。
いや、もう本当にインクじゃなくてジェルです。
インクがジェルになってる。
インクがジェルになってるの?
印刷機の輪転機に使うようなインクみたいなイメージ?
実際ね、中身のジェルを見たことがないからあれですけど、
でも実際ね、印刷速度はやっぱり速かったんですよ。
やっぱり伊達に利口じゃねえなと思って。
事務機器系だから。
で、結構色もよく出てましたよ。
使ってる方いたんで。
どんな原理なんだろうね。
基本的にはインクジェットと一緒ですよ。
ただインクの成分を変えて特色を出してみたいな感じで、
どっちかっていうと雰囲気はヒューレットパカードに近い感じなんですよ。
なるほど。
そう。でね、やっぱり速度も速いし、出来栄えも結構ね、
事務的なもののカラー印刷に関しては、
全然普通に使えるレベルだったんで、
すごくよかったですね。
なるほど。
そうか、そういうインクもあるのか。
うん。
インクって使用期限っていうか、賞味期限っていうかあったっけ?
あります。
あるよね。
なんかさ、前サラリーマンやってるときに客先で、
予算があるときにインクたくさん買っといたら、
これ使えないんだけどどうして?みたいな。
うん。
意見切れです。みたいなやつがあって。
ちょっと揉めたことがあった覚えがあるな。
インクって使用期限あるの?みたいな。
あるはずある。
私も知らなかったです。みたいなこと言っちゃったから。
なんとかならないの?みたいな。
たまに安売りで出てたりしますけどね。期限が迫ってるやつ。
そりゃそういうやつなのか。そうか。
でね、やっぱね、期限が遥かに過ぎたやつを入れてね、
速攻でやっぱり目詰まり起こしてるのを見たことあるんで。
やっぱダメなんだね。
それもね、さすがに4年とか経ってるやつだったから、
そりゃ無理だなと。
そりゃ無理だな。
そりゃ無理だ。さすがに液体は無理だ。
インク、インク確かに詰まるんだよな。
インクも染料系と断量系っていうのも出てきますしね。
そうですね。
エプソンで言うとPX系ってやつですかね。
そうなんだ。型番であれば分かれてるんだね。
そうですね。
CANONの場合は黒の成分で変わりますよね。
黒だけですよね。
黒2本刺さってるやつとかもあるもんね。
そうそう。
文字をきれいに印刷するならCANONがいいとかね。
そうそう。
そういう話もありますよね。
くっきり出ますみたいなね。
インクとは違うんだけどさ、今でもよく分かんないんだけど、
両面印刷あるじゃん。
両面印刷って中で紙どうなってんの?いつも思うんだけど。
紙?あれ中で逃げ場を作ってそこでくるっと持ってるんですよね。
逃げ場があるのか。
要は後ろから前に出てくるパターンと両面印刷でUターンするパターン。
そう、Uターンするパターン。
あれでローラーの通り道を2つ作ってそっちでどかすみたいなパターンですよね。
そうなんだ。どうやってるんだろうって見ててもよく分かんないからさ。
逃げ場所があるのね、中の方でね。
こう動いてこう動いてこう動いてるとことか。
なるほど。
こう動いてね。
昔はさ、後ろから入れる紙のやつってなんとなくイメージできるじゃん。
多分こうやって動いてるんだろうなみたいな。
片面印刷の話ね。
だけど今のやつって前から紙置くじゃん。
そうなんですよね。
最初のイメージできなくてこれどうなってんだこれと思いながら。
あれってだいたい年賀状で逆さに印刷するっていう感じで。
そうそう。
表面に明けましておめでとうとかね。
上下逆さとかね。
上下逆さとかね。
あちゃーやっちゃったーみたいな。
郵便局に走るかーみたいな感じ。
最近エプソンだと背面給紙もほとんどないですからね。
背面給紙食ったね。
あっても3枚ぐらいしか入れられないとか。
下手しいような感じです。
ショースペースだろみんな。
こんなにショースペースが好きなのかーって感じなんだけど。
壁に寄せたいんでしょう。
きったりつけたいんだよねきっとね。
確かにあのデッドスペースは気になったもんなー。
たまにねあれがね、紙の後ろのところの背もたれを伸ばし忘れて、
そこに紙を置いてベロッとひっくり返ってみるようになるわけですよ。
バラバラバラバラバラみたいな。
紙もうちょっと緊張感持とうよと思うよね。今から印刷されるんだからさ。
紙のせいですか。
やらかした人はサテを切って。
紙のせいにしたい。
ピットしろピット。
今から印刷されるんだからシャッキッとしろーみたいな。
いい迷惑だよね。
紙もねこだわる人こだわるんですよ。
同じコピー用紙なんだけど、ここのホームセンターに売ってるコピー用紙のほうがいいみたいな感じで。
再生紙を使わないのに再生し率とかもなかなかったっけ。
あるよね。
最終的にはこのコピー用紙を使ってるパルプはどこの国のものだからとか。
国かー。
意識がすごいですね。
何々マニアに通じるようなものがありますね。
いや、だったら専用紙でいいんじゃないかと考えたら。
そう、専用紙でいいよね。
でも再生紙が混ざってるやつって本当にインク塗らないやつは塗らなくてさ、本当にショック受けたことがあったな。
ツルツルに近くて。
印刷したら手で触れるとインクが伸びるんだよね。あれー?
そりゃ印刷には向かないみたいな感じ。
コピー用紙からデモ用紙に昇格しましたよ。
CDのダイレクトプリントをやったときに対応じゃないCDに印刷してしまって、
まあただ乗っかってるだけ。
もう拭いたらすぐ全部無くなる。
液体が上に乗ってますけど。
そうそうそうそう。
あれ、やるいね。
ダイレクトプリントができなかったときにシールに印刷して、
それを機械かパターンで挟んでいけないと、
時間が経ったらうねうねになっちゃうんだよね。
そうそうそう。
つまるんだよね、中でね。
チュイーンとか動いてるとき。
そうなったよなー。
ダイレクトプリントも少なくなったのかな。
CDを作らなくなった。
まだにこだわってる人はいるけどな。
デザインするね。
確かに便利になってるよね、直接書けるからね。
ディスク自体も作る人が減ったというか減ったからな。
機械自体がディスクレスの機械も多くなってきましたからね。
なってきたからね。
マシンがね。
しょうがないとしょうがないか。
だんだんやっぱり一定の需要はやっぱりありますけども、
やっぱりLinterも一時期に比べれば役割を追いつつあるかなっていう気もします。
そうね、確かにそう。
だってスマホで見れるんだもん、みたいな感じだもんな。
写真は特にね。
特にね。
LinterはOKだからな。
いろいろまた出ましたな。
語れども。
語れどもですね。まだ掘ればまた出てくるような気がしますね。
出てくるできっとね、これ。
ということで、今回はこの辺でって感じですかね。
そうですね。
はい。
さて、では次回はですね、またちょっと番外編をやりましょうか。
よし、やりましょう。
テーマはお楽しみということで。
お楽しみということで。
昭和40年、50年の人に刺さるようなプログラムとなっております。
刺さっております。あなたの心は静かです。
お楽しみという。
はい、ということで今回もありがとうございました。
ありがとうございました。
また来週。
抜粋のラジオ。