1. 場末のラジオ〜ゆるゆるネット回顧録〜
  2. #44 パソコン雑誌(後編) ..

栃木、新潟、沖縄という離れたところでたまたま同じような仕事をしている同世代のおっさんたちの場末の会話。今回もテーマは「パソコン雑誌」。広告の分厚さも相まって存在感があったパソコン雑誌。毎月楽しみに発売を待っていたおっさんたちは「雑誌ってウェブと違って手元にあるからパソコンとか持ってなくても所有感を満たされるものだったよなぁ」と紙の時代ではないと頭で思いながらなんとも言えない感傷にふけるのでした。


※うろ覚えで徒然なるままに話しています。不正確な情報も多々ありますが、場末のおっさんの話としてご容赦ください。

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あちらの奥のテーブル席にITに詳しい3人が黎明期のインターネットについて語ってますよ。 ちょっと聞きに。
はい、場末のラジオでございます。 今回もこの3人でお送りいたします。ハッシーです。
はい、さとおっさんです。
えこぞうさんです。みんなよろしくね。
はい、よろしくお願いします。
はい、よろしくお願いします。
はい、今回も前回に引き続きパソコン雑誌についてお話をしていきます。
前回はですね、マイコンベーシックマガジンとかですね、ログインとかですね、その辺の話がいろいろ出てまいりました。
まだ平成に入ってからも、まだまだ雑誌の勢いは止まらずという感じでしたよね。
僕はMacだったんですけど、Macを買う前からMac雑誌を買って、
えこぞうさんじゃないですけど、ショーウィンドウを眺める子供のようにですね、見ておりました。
当時Macは50万とか、そういう時代だったので、眺めるだけみたいな感じだったんですけど、
Mac雑誌もいくつかあって、一番読みやすかったのがMacfanって今でもあるんですけど、
毎日コミュニケーションが出してるんですかね。
ここは結構ね、表紙がアイドルとか芸能人が表紙だったりして、読みやすかったりしてるんですね。
これ当時の雑誌あるあるなんですけど、真ん中部分が広告じゃなかったですか。
めちゃめちゃ広告ありましたよね、通信販売。
前に話したかもしれないんですけど、それで大阪の会社でスキャナーを、台湾のマイクロテックっていう会社のスキャナーに、
フォトショップのフルバージョンが付いてて、6万9800円っていう。
当時フォトショップって言ったら単体で買う時でも10万近くしたものだったので、スキャナーが付いてこの値段、
大丈夫か大阪だけどみたいな感じで、そこを思わず意を消して買ってしまいましたけどね。
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Macfanは結構まだ取ってあって、今ちょっとクラウド倉庫に預けてますけど、
引っ張り出すと、懐かしい人が表紙になってたりとかですね。
中を開くとついにメモリは何メガが安くなりましたみたいな。
これ感じるよね、時代感じる。
クロック周波数はついにギガヘルツの時代へみたいな。
いうのを見ると、なるほどなーみたいな。
カラーでここまで安くなりましたみたいな。
ああ、そっか。
いうのを見るとね、なんとなく遠い目をしてしまうって感じですよね。
特にハードディスクの容量とメモリの容量の範囲の違いみたいな感じ。
500メガバイトで、え、ギガじゃねえんだ、メガなんだみたいなね。
いや、でも当時自分が社会人になってたから、初めて自作パソコン組んだ時が、
CPUが1GHz超えるか超えないかぐらいの時だったわけ。
確かAthronがそんな感じだった。
で、その時ハードディスクが500メガバイト?違うな。
だよね、そこら辺だったと思うんだよね。
単位が変わる瞬間にいたみたいな感じ。
ああ、確かに。
ギガ超えない前とか。
そっか。
私最初パソコン買った時はWindows95の頃ですけど、
当時買ってた雑誌がテックウィンとドスブイパワーレポート。
ドスブイパワーレポートね。
ドスブイパワーありましたね。
あのあたりの当時で、それこそあれですよ、
インテルだったらPentiumのMMXテクノロジーが出たみたいな。
そうそう。
AMDだとまだアスロンの前のK2とか。
そうそう。
そういうあたり。サイリックスとかが省電力だよ。
サイリックスあったね。
そんな時代でしたよ。
そうだね。自分K6-2くらいからだった。
だいぶ前だね。
MMXあったね。
ドスブイは読んでましたね。パーツのことで色々勉強したい時に。
これこそあれは後半3分の1が広告っていう。
そう、広告。
広告でなりたってるんだね、きっとね。
でもあれでショップブランド分かりましたからね。
当時のTWOTOPとか。
そうだね。
パソコン工房とか。
今でも聞くような、そういうところはあそこでやっぱり知りましたからね。
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そうだ。
確かにそうだ。
秋葉館とか。
そうだそうだ。
最初フェイスとか買おうと思ったんだけどな。
フェイスね。フェイス買いましたよ、自分。
買ったんだ。
安かったからかな。違うかな。覚えてないな。
でもフェイス買った方がいいな。
あれはすごい迷ったんだよな。
迷った?
結局買おうかったけど。
TWOTOPのやつも買った覚えがあるな。
TWOTOPは結局新潟出展しましたからね。
偉い。
Tゾーンってとこもあったでしょ?
Tゾーンありました。
Tゾーンも一時期宇都宮に出展してきたときありましたね。
よく行く馴染みのコジマの店員が私服で着てたのを見逃さなかった。
あれ?なんとか買うみたいな感じな雰囲気。
確かに紙媒体で知ったっていうのは多かったね。
やっぱ紙でしたよ、本当に。
紙だった。
その前の年末のテレビの話もしましたけど、
あれだったらザ・テレビジョンとか買うじゃないですか、年末年始。
あれも半分ぐらい広告にしてもらえない。
そっか。
広告ですよ、あれほとんどね。
広告多かったもんな。初めて思ったもんね。
ログインとかのやつでMacの広告見て、金額見て、
それは借金トッシュって言うよなと思ったもんな。
買えない?こんな金額ない?みたいな。
そうですね。
でもウィザードリーとかやりたかったんだよな、あの当時。
やりたかった。
ウルティマとかもやりたかった覚えがある。
ウルティマね。
必ずゲームの画面でフェンシングみたいな人が出てきてやるみたいなやつ。
これ動かしたら楽しいんだろうなみたいなことを覚えてるような気がする。
フェンシングみたいな。
フェンシングをやってる人みたいな感じのゲームがあって。
これがスムーズに動くんだよみたいな。
Macすごいじゃんみたいな。
なんか覚えがある。
結局憧れが強すぎてあるよね。
買えないもんだから情報ばっかり集めちゃうみたいな感じ。
情報の集め方が紙しかないから、本しかないから。
飢えてるわけですよね基本的に。
月に1回か、よくても2回ぐらいしかそういった雑誌は触れる機会がなかったから。
友達が持ってるって言ったら、絶対行かせてやらせてみたいな感じ。
Mac持ってる人いなかったんだよね。
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Macはいなかったな。
近くにいたのはX1か。X1持ってる子がいたから。
それがまたなりきがいてさみたいなやつは後日ね。
初めてゼビウスを見たのはパソコンで動くゼビウス見たのは初めてだった。
全く一緒じゃん。
X1版ありましたもんね。
ゼビウスは6001バージョンもありましたからね。
タイニーゼビウス。
ゲーム性で考えたらすごくよくできてるんだよね。
見た目うんうんは置いといてだけどさ。
ゲーム性で考えたら。
ちゃんとゼビウスしてますもんね。
移植した人すごいなって思った当時。
でもタイニーゼビウス作ったのも電波新聞社ですからね。
確か移植は。
確かそうだよね。
だからなんて言うんだろう。
いきなり本物じゃなくて徐々に本物になっていく過程っていうの。
僕ゲーム出身の人だからゲーセンありきの人なんで、
ゲーセンに追いつくまでの歴史が見れるみたいなやつが面白かった。
分かる。
グラディウスオプション4個になるまでみたいなやつ。
そう、そんな感じ。
レーザー繋がるんだみたいな感じとかね。
ペケロッパーやって繋がる。
そういうの見てきたからなんか面白かった時代なんだよね。
それを雑誌とかでも次何々が出るとか。
胸躍った時代みたいな感じ。
思い入れあるんだよな、この辺の時代って。
今でも継続中のものもあるにはありますけどね。
でもやっぱ少なくなりましたよね。
雑誌はね、どうしてもね。
月刊じゃなくて季刊みたいな感じでね。
そういうのもありますよ。
ウェブ上に移行しちゃったとかね。
手元にあるっていうところがやっぱり良かったんですね。
さっき言った物は買えないけども本だけ置いておくみたいな。
車のカタログもらってくるのと一緒ですよね。
そうそうそうそう。
いつかはみたいな。
やたらカタログばっかり増えてくっていう。
あれ眺めてるだけでも幸せだった時期ってあるよね。
本当そんな感じでしたよね、パソコン雑誌も。
本当そうだった。
新しく本が出る度にこう変わった、ああ変わったとか、
これがなんとかかんとかってやつが好きだったんだよな。
そうなんだよね。
今なんかね、情報って探したら見つかるし、勝手にあっちから来るしで、
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画面上に映ってるから、情報の重みっていうか情熱っていうのが変わったような気がする。
そうね。めくって探すとかもないしね。
ないしね。
一個思い出したことがあった。
何でしょう。
広告の話なんですけど、だいたい広告ってショップじゃないですか。
うんうん。
昔のパソコン教室の広告っていうのがですね、なかなかすげえと。
そう、すごい。
昔のパソコン教室の広告って、何を教えてたかっていうのって、
ああって思ったんですよね。
何を教えてるの?
プログラミングなんですよね。
ああ、そっか。
昔の。
うん、本当の昔の。それこそポップコムとかのあの時代になると。
あの、あのってあったんですか、教室。
広告の画像がですね、この間なんかネット上で出てたんですけど、
キャッチコピーが笑いますよ。
お、悪魔のプロテクニックを盗め。
ダーティなのか悪魔って言うのは。
ソフトの改造移植製作。
ああ、なるほどね。そういうことか。
横っちょにソフトの改造移植製作ができなきゃパソコン少年じゃないとか、
なんかハッカー養成講座みたいな感じだったんですよね。
ハッカー側のほうだね。
確かにでも知り合いの先生でやっぱプログラムをやる人は、
無敵モードを作りたいがために改造したのが最初だって言ってましたもんね。
そっから入ったって言ってましたもんね。
今見るとチートですよね。
そうそう、そうですよね。
すごい気持ちはわかるような気がするな。
画面の中に映っているものを自分の思う通りに操りたいっていうのがありそうな気がするな。
なんかわかるような気がするな。
改造したっていうのも確かに聞いたことあったなーとか思って、
これはそうかーとか思いながら見てましたよ。
でもそれが堂々と出せるのが昭和って感じ。
昭和でもないか。
昭和、昭和。
昭和ですね。
全然昭和ですね。
すごいなー。
生々しいなー。
そうそう。
なんか一時期レンタルビデオ屋さんとかでもPCのソフトとか扱ってなかったっけ?
なんかそういう覚えがあるんだけど。
あったよ。
そういう場所はあった。
あったよね。
そうなんだ。
多分あれ借りてから。
パソコンソフト高いもん。
高かったもんね。
パッケージだけでかくて。
1万円くらい普通にしてましたもんね。
あれ多分借りてコピーして返すみたいな感じだったんだろうね。
CDを借りてテープに録音するみたいな感じだったんだろうね。感覚的にはね。
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フロッピーをまんま複製してねーみたいな感じの。
そうなんだ。
それからプロテクト技術がだんだんと進化していくっていうね。
そうそう。
そういう覚えがある。
なるほど。
変わらないね。昔からね。
いろいろ出ましたね。
出たなー。
熱く語っちゃったなー。パソコン持ってなかったのに。
やっぱり一つの時代ですよね。雑誌ってね。
時代。
今回はパソコン関係の雑誌でしたけど、
そのうち普通の一般の雑誌とかの話もしてみますかね。
番外編でね。
やりたい。
そっちもいろいろ出てきそうだなー。
今もパッと頭の中でね。
どっちかっていうと漫画が多いかな自分はなー。
週刊誌かなー。
いろいろあるなー。
週刊誌とかね。
あるね。
じゃあ今回はこんなところでしょうか。
次回はまだ決まっていません。
また何か思いついたものを話したいと思います。
ということで今回はこの辺でありがとうございました。
場末のラジオ。
16:47

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