1. 場末のラジオ〜ゆるゆるネット回顧録〜
  2. #27 フリーソフト(前編) ..

栃木、新潟、沖縄という離れたところでたまたま同じような仕事をしている同世代のおっさんたちの場末の会話。今回のテーマは「フリーソフト」。圧縮・展開ソフトに代表されるユーティリティソフトや音楽再生、編集ソフトなど数々のフリーソフトを合わせ技で駆使しながらおっさんたちはパソコンのカスタマイズに勤しんでいたのでした。

サマリー

フリーソフトの黎明期には、圧縮回と圧縮展開、MP3プレイヤーなどが重宝されています。また、フリーソフトは配布サイトからダウンロードする形が主流で、音楽系や映像系など様々なソフトが利用されています。昔は圧縮されたファイルを開くにはLZHやらZIPやらRARやらに対応した解凍ソフトとかMP3を聴くのにWinampとかイコライザーやスキンがイカしていたフリーソフトが重宝されていましたというお話です。

フリーソフトの形態と利用
あちらの奥のテーブル席に、ITに詳しい3人が、黎明期のインターネットについて語ってますよ。ちょっと聞き耳を。
場末のラジオ。
はい、場末のラジオです。今回もこの3人でお送りいたします。
はっしーです。
はい、さとおっさんです。
えこぞうさんです。みんなよろしくね。
はい、よろしくお願いします。
よろしくお願いします。
はい、今回のテーマはフリーソフトです。
フリーソフト。
フリーソフトといってもいろいろな形がありますよね。文字通り、ただで使うことができますよっていうのもあれば、再配付自由ですよみたいな。
今でいうアプリ内課金みたいな感じの、いわゆるシェアウェアって言われてるんですかね。
なんて言ったっけ。なんとかウェアとかね。
寄付してねってね。
寄付してくださいみたいな。いろいろな形がありますけども。
市販されるほどのものではなかったにしても、ちょっと入れとくと便利なものとか。
そんな感じ。
中には英語版を日本語用にローカライズしてパッケージとして販売するみたいなパターンもありますね。
はいはいはい。
ということで、そんなフリーソフトなんですけども、やっぱり定番はユーティリティソフトになりますか。
そうね。
ド定番というと圧縮解凍圧縮展開ですか。
そうだね。圧縮解答、圧縮展開か今は。
展開って言うんですかね。
今はもう今でこそZIPがジッパーのマークも付いてるハッシュ形式がWindowsの標準で搭載されてるわけですけども、実は昔はいろいろありましたね。
ありましたね。
LZH。
これですよね。
LZHっていう流れがあったんですよね。
あとRARもなかったっけ。
RAR。
Windows。
あとは、ZIPのあと一つTAZってなかったっけ。
TAZかな。
TAZってなかったっけ。
なったよね。
ありましたね。
大体ZIPになっちゃったか。でも解凍レンジはだいぶお世話になった。
解凍レンジありましたね。
で、Lahcaにもお世話になった。ラカだった?ラカだよね。
そうそう。LHメルトが元祖でした。
そうだね。メルトあったね。
あれさ、フリーソフトのそれ入れたときにさ、圧縮ファイルが形変わるのがちょっと嬉しくなかった。
分かる分かる分かる。
アイコンが。
関連付けされてね。
関連付けされてね。
電子レンジのマークになったりとかね。
そうそう。っていうのがなんか嬉しかったなーって覚えがある。
アイコンで何のアプリ入れてるかが分かるっていうね。
そうね。
フリーソフトのダウンロード
結局この今回のフリーソフトって大体配布サイトからダウンロードするっていう形が多いと思うんですけど、
その時点で大体圧縮されてるんですよね。
そうなんだよね。
だからまずはそれを解凍するためのソフトがないと仕方がないと。
そうそうそうそう。
昔はZIPも標準では回答できなかったですよね。確か。
できなかった。
できなかった。
なのでそれぞれダウンロードしてみたらあれはZIPだったとか、あれはLZHだったとかね。
そうそうそうそう。
じゃあそいつでやらなきゃいけないなんてね。
そういうことね。
だから昔の雑誌の付属CDは必ず圧縮解凍ソフトもついてたっていうね。
あーついてたね。
まだインターネットのスピードがそんなに、パソコン通信の時代とかね。
インターネットがまだブロードバンドになる前は、
やはりCDにお世話になりましたね。
そうだよね。ディスク付きだったよね。
それの本も出てましたよね。フリーウェアの100選の。
そうそうそう。そんなのありましたね。
あったねー。
あったなー確かに。
結構ワクワクしたなあれだもん。
一冊買ったらしばらくは出番がないんじゃないんだけど。
DVDのリッパーとかがね、よく出てたよね。
はいはいはいはい。
あれ、ラカとかラサとか、ラって呼んだらいいのか分かんないみたいなの結構ありましたね。
そうそうそう。
あったあった。
使ってたなー。シンプルでよかったんだよなー。
アイコンにファイルをドラッグ&ドロップで、はい圧縮されましたーみたいなね。
LZHっていうのは圧縮の形式であったんですか?
LZHが圧縮の形態?
LZHが圧縮形式で、それを解凍するソフトの元祖がLHMeltで。
LHAってのは何でしたっけ?
LHAも解凍のソフトなんですけど、
ただあれは確かLHAはGUIじゃなかったと思うんですよね。
GUI形式じゃなくて、コマンドラインかなんかでやるようなやつだったはずなんですよ。
あ、そっか。
ラサが解凍専用で、ラカになると圧縮もできるっていう、確かそういうやつだったはず。
あ、なるほど。
思い出した確かにそうだった。
プラスが付いてるのもなかった?
プラスラカでもそうですね。
ね。
ないと始まらなかったからな。
分割ファイルとかもあったもんな、圧縮でな。
あったな。
次のやつを解凍してくださいみたいなね。
あったよね。
何に使ってるかは内緒だよね。分割ね。
やっぱり通信回線が貧弱な時代だから、そういうのが重宝されましたよね。
うん、された。だいぶ助かったな。
音楽系と映像系のフリーソフト
あとは、圧縮解答以外だったらいろいろお世話になったのは音楽系とか映像系かな、自分は。
あ、なるほど。映像系だと?
映像系だとね、VLCメディアプレイヤー。
はい、あれはもう今でも出てきですよね。
ずーっと使ってるね。あれでいいじゃんと思っちゃう。
うん、あれいいですね。
あれいいですね。他にもいろいろあったんだよな。
GOMプレイヤーってのもあるよね。
ちょっとあれは怪しげ。
リアルプレイヤーもあったよね。
リアルプレイヤーありましたね。
ゴールドとかね。リアルプレイヤーゴールド。
リアルゴールドかよみたいな。
確かでもリアルから先に入ってる気がするな、映像関係のやつって。
リアルは本当に昔からありましたもんね。
あれはもう最初はストリーミングのソフトでしたもんね。
リアル形式っていう形式があって。
今はすっかりブラウザ標準みたいなもんだもんだ、ストリーミングってな。
その後はShockWave、 Flashとかね、Flash Playerとか、Silverlightとか。
Silverlight。一応フリーソフトかな。
一応フリーソフトでお金払ってました。
ヘルパーソフトがプラグインソフトだったね。
ありましたね。
あとはWinAmpだな。
音楽系ね。
元祖ですよね、音楽体制ですね。MP3プレイヤーとか。
イコライザーがついててね。
コンポっぽく重ねてね、みたいなね。
スキンを変えてやってましたね。
スキン変えてたな、確かにな。
変えたところでっていうことはあるんだけど。
もう自己満だからね。
イコライザーが動くのを見てホーホーホーとかね。
かっこいいね。
得意ね、あれはね。昔のカーステを思い出すような感じ。
カーステレオって今イコライザーついてないですよね。
ないんですか?
ちっちゃいからやっぱないですよね。
昔はさ、2DINとか1DINまるまるイコライザーのやつとかありましたもんね。
カロッツェリアとかでしょ。
アルパインとかでしょ。
あれがかっこよかったんだよな。
かっこよかったよね。
アルパインとケンウッドと、あとはカロッツェリアか。
カロッツェリアとケンウッド。
エクリプスだっけ。
エクリプスもあったね。
これはちょっとフリーソフトとは違うか。
ちょっとガッツリしたね。
あとは音楽系だと変換とかですかね。
変換だな。MP3に変換しますかみたいなのも使ってた覚えがあるな。
昔のフリーソフトの使い方
変換だと音量の調整でゲインを統一するフリーソフトとか使ってました。
AudaCity?
MP3ゲインっていうフリーソフトがあって、
それで一括でゲインを自動調整してまた戻せるってやつだったんですよ。
ゲイン整えるの大事だからね。
プレイヤーに転送するときにそれ使うとすごい楽で。
あ、そうか。
なんかさ、午後のこーだーっていう。
あったあった。
あれもエンコーダーのソフトだったっけ。
そうですね。
なんか難しくないですか。
OGGだっけ。ファイルが再生できないためにはFFMPなんかを入れなくちゃいけませんとかね。
コーデックっていう。
FFDShowとか入れてまとめて入れちゃうみたいなやつだったっけ。
そう。なんでダメなんだみたいなの結構ありましたよね。
コンテナに詰めるのがいろいろ違うからなんだよね。
確かに。
午後のこーだ入れた後に音質変えるのにWinRAMEのほうでRAMEを入れ替えてやったら結構音質上がったなっていうのを思い出したな。
やっぱり結構みんな合わせ技でやってたんですね。
そうだよね。
なんか着メロ作るときにも使ってたような覚えがあるな。
着メロか。
変換するときに。
うん。
ぐらいかな音は。
着メロはもうMLD形式でね。
うん。
散々作った。
そうだよね。作らないといけない時代だったからね。
作るというか最初は音符ですからね。
打ち込みだったっけ。
うん。最初は打ち込みだけ。
そういう本もあったもんね。
ありました。
着メロ集みたいなやつね。
音符集があってこの音符でやるとこのメロディーが作れますよとかいうのが。
きっとあれで打ち込みに目覚めた人いるんだろうねきっとね。
あれ私やりましたよ。
ね。
あれで頑張ってゼビウスのオープニング作りましたもん。
偉い。
偉い。
インターフェースは携帯なの?なんかバーチャルなPC。
携帯。
あんときは携帯。
携帯。
じゃあひたすら打ち込んでたんだ。
うん。
偉い。偉いな。小さい画面だけでも飽きませんって感じ。
死にそうでしたね。
死ぬと思う。
うん。
昔結構MIDIファイルってみんな配布してたじゃないですか。
うん。してましたね。
そのMIDIファイルを再生するフリーソフトなんかもありましてね。
あったね。
なんかもうすげーとか思って。
バンドの真似事やってるときにドラムが今日はいません。
今日は休みですみたいなとき。
じゃあもう打ち込みでいいやってそのまま流して。
他の音だけミュートにして。
人が作ったデータを使ってそのドラムに合わせて演奏するみたいな。
なるほど。
それはね、できるんだもんね。もうそういうことがね。
できたのか。
できたんだもんね。
できたもんね。
そうか。
そうだ。昔ネットラジオやってるときにサンプリングソフトもフリーソフト使ってたな。
そうなんだ。
サンプリングで音源作ってそれを要はスイッチャーみたいな感じで
キーボードに徹底して打っていくと音が出るっていう。
エフェクターまで含めて。
そういう走行ソフトみたいなのあったんですよ。
フリーソフトで。
フリーで。
何だっけ、サウンド。
出ちゃったな。なんか使ってたな。
見たようなやつ。
なんかねいっぱいあったんですよ。
いっぱいあったな。
いっぱいあって名前がごちゃごちゃしてるもん。
いっぱいあったんだ。
そこらへんはちょっとうといんだよな。
あとは何だろうな。言われるといっぱい出てくるんだけど。
あとはやっぱりユーティリティ系だと本当に昔から使ってたのが窓の手。
窓の手ね。
窓の手ね、あったね。
フリーソフトの進化とOSへの影響
Windowsのカスタマイズなんですけど、
例えば起動時にWindowsのロゴマーク出さないように設定するみたいなのとか、
今はもう普通にあるけれども、
シャットダウン時に一時ファイルを全部削除するみたいなのとか、
そういった細かいところ、レジストリをいじるみたいなのをやるっていうのがあったんですよ。
楽しそうだけど怖そうだね。
ちゃんと注意書き書いてるんですよね、これ。
失敗するとえらいことになるから気をつけてねっていうのは。
どうだろうな。
いろいろあるな。
無料のウイルス対策ソフトとかもいろいろ使ってみたもんね。
あったな。
Avastとかさ。
Avastとかさ。
Avastとかさ。
あとはAVGとかね。
AVGありますね。
あとAviraか。
Avira。
傘のマークのやつ。
傘のマークは分かんないな。
あった。でも見た覚えがあるような気もするな。
赤い傘のマークで。
あれはそんなに広告が出なくて良かったんですよね。
赤い傘はアンブレラ社って感じがするね。
あ、そっか。
でもほら、Windowsで標準になったからさ。
もういいかなみたいな感じなんだけど。
確かにね。
結構フリーウェアの機能、フリーソフトの機能を
OS自体が取り込んできた歴史ってのもありますよね。
あるね。
圧縮解凍もそうだしね。
アンチウイルスもそうだし。
CDとかの書き込みもそうじゃなかったっけ最初。
そうでしたね。
市販のソフトがバンドルされてたりしましたもんね。
なんとかバーンとかあったよね。
ありました。
あったあった。
よく使ったな。今できるからな、CDも。
便利っちゃ便利だよな。
便利になりましたよね。
でもそれこそOSだよね。とりあえずやってほしいもんな。
そうなんですよね。結局要望が形になってたのがフリーソフトで。
フリーソフトの機能をどのOSが取り込んでアップデートしていくっていうのがあって
今の使いやすいOSになってるってことですよね。
そうだよね。歴史があるな。
一旦前半はこんな感じで。
後半もまだまだフリーソフトについて話していきたいと思います。
よろしくお願いします。
よろしくお願いします。
お願いします。
場末のラジオ。
18:22

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