1. オッタントットのバックオフィス
  2. #14 料理を売りたいのではなく..
2025-10-17 28:13

#14 料理を売りたいのではなくスタイルを売りたい

僕を含めてこだわりが強いお店というのは商品だけを売りたいのではなく、スタイルを売りたいのですよ。なので共感してくださる方とそうでない方をしっかり区別するパターンがあるんです。


オッタントットのバックオフィス


この番組は福岡県糟屋郡篠栗町(かすやぐんささぐりまち)にあるオッタントットというビストロのオーナーkojiが、日々の悩みや課題とそれらにどう対応していくのか、どんな工夫をしていくのかをお話しする番組です。

個人で飲食店を経営していくうえでの生々しい話しやちょっとディープな部分をお話ししています。


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サマリー

このエピソードでは、料理を売るのではなく、ライフスタイルを提案する重要性が語られています。特に、ワインと食文化の関係や、飲食店でのマナー、選択の自由についての意見が述べられています。料理業界において、提供するスタイルやライフスタイルの重要性が強調されています。また、料理とワインのペアリングがもたらす豊かな食生活について語られ、顧客に感情やロマンを届けることが目的とされています。

料理とライフスタイルの関係
オッタントットのバックオフィス。はい、どうもお疲れ様です。
福岡県の勝谷郡笹栗町というところで、オッタントットというリストロを経営しております、店主のkojiです。
皆さんいかがお過ごしでしょうかということで、オッタントットのバックオフィス、今日も始めていきたいと思います。
今日はですね、どんな話をするかというと、
そうだな、料理を売りたいのではなくて、ライフスタイルを売りたいんだよっていうお話ですね。
そこに尽きるかなというふうに思います。
なんでこの話しようかなって思ったかというとですね、
ちょっと最近目につくというか、僕がSNSでフォローしているお店、たくさんあるんですけども、そのうちの何軒かは、
洋食系のお店で、でもフレンチだとかイタリアンだとか、分けると言ったらイタリアン。
でも単純にそうやって分けれないようなお店だったりも。
うちもそうですよね。ビストロって言いながら別にイタリア料理のパスタ出してるし、フランス料理って言うフランス料理どうなんだろうな。
僕の中でそもそもイタリア料理もフランス料理もスペイン料理もパッときれいに分けれないだろうって思ってるからこういうスタイルでやってるっていうのもあるんですけども。
僕がフォローしているお店のSNSで立て続けに、たまたま目に入ったというか、前から知ってたんですけども、
ワインを飲まないお客様はお断りしていますっていうお店が何軒かあるんですね。
で、結構尖ってて好きだなと思うことはあるんですけど。
僕自身行ったことなくてね、何か語るのもあれだなと思いますけど。
それぞれ皆さん思うことあるとは思いますが、僕がどう思うかというと、さっきも言った通り尖ってていいなという、
ちょっと抽象的な感想もありますが、そうしたくなる気持ちっていうのもすごくわかるし、
実際お店側の自由なのでその辺は。
ワインを飲むワインを飲まないっていう自由度もお客さんにはあるとは思うが、
お店側がワインを飲まない方を断るか断らないかっていう自由もやっぱりあるんですよね。
だからお客さん側がワイン飲まないからって断るのは王兵だとかっていうのもちょっと違ってるのかなって思うんですよね。
お店側が断るって決めたんだったらそれは断られるよねっていうだけの話ですね。
飲食店の文化とマナー
すごくシンプルだなって思ってるんですけど。
僕もいろいろ思うことはあってですね。
僕も養殖をやりながらですね、それこそジャンルレスというか、
お店的にはビストロですっていうふうに言ってはいますけども、
ビストロっていうとフランスの食文化ですね。
小さな割と個人経営が多いお店で、家庭料理の延長というか。
でもビストロもいろいろあるんでね、一言には言えないんですけども。
食堂というか地元の人たちが足しげく通うような、
日本で言うと居酒屋みたいな、地元の居酒屋みたいな感じのお店なのかなというふうに僕は認識してるんですけどね。
なんというか、一応その養殖、一くぐりに養殖って言ってしまうんですけど、
養殖を出して、そしてドリンクとしてはやっぱりワインをしてるわけですよね。
それはやっぱりフランス料理だったりイタリア料理だったり、ヨーロッパの料理、
伝統的な料理っていうのはですね、基本的にはワインに合うように作られているなと思いますし、
そもそも切っても切り離せないものだなというふうに思っているんですよね。
それは食文化的にですね。
もちろん日本の料理にはやっぱり日本酒があったり焼酎があったりするわけですよね。
今では寿司にワインを合わせるとか、逆に養殖にも日本酒を合わせるとか、
そういう新しいスタイルっていうのもありますけども、伝統的には当たり前ですよね。
文化的なことを考えるのは当たり前なんですけども、寿司を食べながら日本酒を飲むだったりとか、
そういうことは同じようにですね、フランス料理は食べながらワインを飲むし、
イタリア料理もワインを飲むし、スペインもそうですよね。スペインワインはありますんで。
その地で作られる料理にはその地で作られるお酒を合わせるっていうのは、
食文化的には世界的に一般的ですよね。
なので、うちはイタリア料理をやるので、イタリアワインしか出さないし、
イタリアワインを飲まない人はお断りです、みたいなのもオーナーの一存というか、
決定権はそっちにあるんじゃないかな。
そこに行って、焼酎飲ませろとかって、いやうちは焼酎を置いてませんよって言われたらそれまでじゃないですか。
だし、僕は飲食店やってるからかもしれないし、いろんなお店にも食べに行きましたし、
やっぱり考え方が飲食店やってる人よりみたいな位置にはいるかなと思うので、
だからかもしれないですけども、イタリア料理のイタリアワインをめちゃくちゃ推してるお店に行って焼酎飲ませろっていうのは、
ダサすぎますよね。ダサくて絶対行かれたくないですよね。
そもそも行かないほうがいいよなって思うんですよ。
これは考えたらすごく当たり前のことだとは思うんですけども、
なんか人は感情的になりがちというか、批判とかもあったりするのかなと思うんですけども、
全然知らないですよ。僕も行ったことないんで。
もちろん行ってみたいなと思っているんですけども、
僕が知ってるお店の中のこの一軒は熊本だったりとか、
もう一軒は福岡市内の真ん中ですけども、今んとこ夜に出るタイミングというか、なかなか外食行けてないので、
町内では行きますけどね。市内まで出て予約取って外食みたいなことっていうのは早々できてないので、
なかなか行きたいけど行けないなというところではあるんですけど。
僕はどう思ってるかっていうと、
自分のお店で考えたときにですね、
どこまで言うか迷うんですけど、
とあるカップルというか男女がね、そこそこの歳でおそらく30代ぐらいかな、
だとは思うんですが、なんとなくまだお互い敬語。おそらく仕事終わりっぽい感じですけど。
さっするにデートかなとか、今後の関係を深めるための食事なのかなって思うじゃないですかね。
それでわざわざ予約をしてこられたので、
おったんとっとでおいしい洋食食べたいなって思ってくれたんだろうなと思うんですよ。
注文はもちろん…。
注文はもちろんって言い方おかしいよな。
もちろん洋食しか置いてないんで、食事は洋食を食べるわけですが、
一杯目は生ビールですよね。これは日本ではよくあることですね。
僕もやっぱり一杯目は生ビール飲みたいなって思う派なので、
まあまあそれはわかるよって思うんです。
その後ではワインに行くのかなって思うと、
男性が先にビール飲んじゃって、次何しようかなというところでハイボールってなったんですね。
ハイボール置いてるんでもちろん注文するのは自由だと思うんですけども、
その方は結局ずっとハイボールで6、7杯飲んだのかな。
女性も結局2杯目3杯目っていうのはハイボールにしてという感じだったんですね。
ハイボールばっかり飲んでたって感じかな。
吉橋で言うとそれが別に悪いわけじゃないですよね。
もちろんメニューに載ってるものですし、きちんとお金も払うわけですから、
全く悪いことではない。
僕自身もそんなにネガティブな印象は受けない。それに対しては。
別にハイボール飲みたいんだったら飲めばいいなって、それはもちろん思いますしね。
でもなんというか、これは感情なの?ロジックなの?ちょっとわかんないんですけど、
さっきも言ったとおりなんですが、
うちもやっぱりフランス料理とかイタリア料理とかアヒールとかいうスペイン料理もあるわけなんですけど、
そういう料理を出してて、メニュー表からしても明らかにワインを推しているんですよね。
そういうお店に行ったのであれば、ワインをたしなむ程度には飲むみたいなものが、
マナーというにはちょっと大げさかなと思うんですよね。
うちはカジュアルなお店なので、コース料理でガッツリペアリングのワインを出してますみたいな、そこまでではないので。
マナーとは言わないですけども、やっぱりたしなむというのは、ある意味教養?教養っていうのを言い過ぎかな。
うんちくは知らなくていいんですけど、ブルゴーニュってこうだよねとか、ボルドーはそれに対してこうだよねとか、そんなこと言わなくていいんですが、
じゃあせっかく養殖食べに行ってるんで、カモ肉とか食べるんで、カモに合うワインとかありますかとか、
ちょっとワインとか飲みましょうかとか、一声かけるとかね、そういうことをやった方がかっこいいと思いませんか?
ってとこですね、僕が言いたいのは。
個人の選択と流行
良い悪いとは全く別ですね。
ハイボール飲むのがかっこ悪いとも思わないです。
それが悪いとも思わないし、それを好きにしたらいい、本当に好きにしたらいいとは思うんだけども、
ワインを飲む方がやっぱりかっこいいのかなって思うんですね。
逆に居酒屋さんとかに行ってね、居酒屋さんにもちろん日本酒がある、焼酎がある中でワインもあったときに、
居酒屋さんでいろいろ居酒屋料理を食べながらワインを飲んで、それいいんですよ、全然自由だし、
僕もたまにはワイン飲みたいなって思うこともあるので、もしかしたら頼むかもしれないですが、
でもそこが魚にこだわってる居酒屋さんでとか、料理のクオリティはすごく上を目指している居酒屋さんだったときに、
和食寄りだったときに、やっぱり日本酒飲もうかなって、冷酒を注文するとかの方がかっこいいかなと思うんですよね。
例えばその居酒屋さんがワインをすごく推しているとかだったらワインも全然いいと思うんです。
でも申し訳程度のワインを置いている中で、日本酒は冷酒が8種類ぐらいあってですね、
東北のこれとかもあるし、逆に九州、福岡の地酒とかもありますよとかって言われたら、
じゃあ日本酒こだわってるんだなってなるとやっぱり日本酒飲んだ方がかっこいいですよね。
お客さんとしてかっこいいって感じかな。
これってお店やってる人のわがままですかね。どうでしょう。
例えば、あなたが男性だったとして、パートナーではない女性を連れて行って、
女性と一緒に行って、男の人と行きましたと。
メニュー見た感じは洋食。もちろん洋食っていうのは分かってる。予約したから。
メニュー見た感じではワインを推しているお店だな、当然と。
じゃあそこでどうでしょう。
ワインを飲むほうがスマートなのか。そこでハイボール飲むほうがかっこいい。
かっこつけようと思ったときにどっちを選びますかみたいな、そういう意味かな。
僕だったらやっぱりワインを選ぶなって。
あなたが女性だったとして、一緒に食事に行った男性が、
ハイボールを飲んでいたときと、ワインを選んでいたときとか。
個人で選ぶときは自由だなと思うかもしれないですけども。
ワインとか飲みます?って聞かれるときと、ハイボールにします?って聞かれるとき。
どっちがこの人かっこいいなって思うかとかね。どうでしょうか。
難しいかなこれ。
いろんな意見あると思うし、僕自身もワインを強要するみたいな気は全くないんですけども。
やっぱりそこがね、好奇心を持ってほしいっていうか。
これ別に食事に関してだけでもないんですけどね。
やっぱり周り見てるとどうしても特に田舎なので、僕は。
笹栗町は結構田舎なんですよ。
周り見てるとやっぱり、ワインなんかもそもそも選択肢にないっていうか。
いつもの焼酎。最初ビール飲んだ後はもういつもの焼酎キープで。
キープ水割りで。
レモンサワーが流行ればレモンサワーで、ハイボールが流行ればハイボールハイボール。
とにかく自分の習慣を変えることに抵抗があるというか。
流行ってればそれに乗っかって、いいねって思えば変わっていくんですけども。
流行るものっていいものとは限らないんですよね。
これは僕の主観ですけどね。
流行ってるものがいいとは思わないし、レモンサワーかな。
レモンサワーはちょっと流行りましたよね。今はもうちょっと下火かなって僕は思ってますけど。
レモンサワーは僕正直飲んだときに、これやばいなって思ったんですよね。
美味しくないって感じたのもあるんですけど、体に悪そうって思ったんですよね。
すごいアルコール感があって、ちょっとこれは体に悪そうだぞと。
レモンサワーが流行ってた時って、ハイボールだけじゃないよね。
コンビニとかスーパーで売ってる缶のアルコール飲料の7%とか結構強めの、ストロング缶みたいなのがすごい流行ってて、
いやこれやばいよねってちょっと思ってたんですよね。
もちろんアルコール度数で言うとワインの方が高いんですよ。
高いんだけど、ワイン好きで飲んでる人ってそんなにガバガバ飲まないと思うんですよね。
飲む人もいるんですよ。僕なんか飲んじゃうんですけど。
だからね、あんまり人のこと言えないなと思うんですけど。
ストロング缶7%とかをグイグイ飲んじゃってると、あれはちょっとやばいなって僕は感じてたのもあって。
ワインの楽しみ方
ちょうど同時期ぐらいだったかなと思うので、レモンファーム結構これはちょっとやばいんじゃないのって思った記憶があるからね。
今ちょっと下火になってますけど。
なのでっていうか何の話をしてましたっけ。
だからワインをたしなむっていうことですよね。
たしなむってちょっとどういう意味なのか正確になんかわかんないんですけど。
洋食行ったらワイン飲む。フランス料理屋行ったらフランスワイン飲むとか。
イタリア料理屋さん行ったらイタリアワイン飲むとか。
和食屋さん行ったら日本酒飲むとか。
酒屋行ったら焼酎飲むとか。
そういう使い分け飲み分けでやってもいいんじゃないの。
もうちょっと考えてもいいんじゃないのかって思うんですよね。
やっぱり僕も洋食やりながら、
ワインを飲んでほしい。
それはやっぱり洋食にはワインが合うと思っているから。
僕が作る料理もワイン合わせてほしいなと思って作ってくるし、
ワインをなんならもっと身近に感じてほしいな、飲んでほしいな。
飲んでない人が多いと思うからこそ、
ワインっておいしいんですよって紹介したいと思うし。
そういう思いがあってやってるわけなんですよ。
それをやりつつ、逆にまだ水とかのほうが潔いというか、
飲めないんだろうなとか車できてるんだろうなとか、
割り切れるところあるんですよ。
でも焼酎って言われるとかハイボール。
僕はハイボールがおいしいと思えてないんですよね。
こう言うとハイボール好きな人に怒られるかもしれないですけども。
あくまでも個人的な意見ですけどね。
僕はハイボールがあまり好きではなくて、
ウイスキーは好きなんです。
シングルモールドとか飲むのも好きだし、
別にコーチーに限らず、
バーボンとかおいしいやついっぱい知ってるし、
別にウイスキーは好きなんです。
ただハイボールを飲むっていうのは、
それほど食事に合うとも思えていないし、
個人的に本当にあまり好きではない。
もしかしたら感情的には乗っかっちゃってるかもしれないんですけども。
自分が出してる料理にハイボールが合うとは思えていないんですね。
あれはちょっと邪魔しちゃうなとは思っています。
なので、ハイボールを飲んで欲しいとは決して思えていないんですね。
飲むのは自由ですが、飲んで欲しいとは思えないというところがあるんです。
そういうふうにせっかくならワイン飲んでかっこよくしたらいいのになって、
個人的に僕の主観では思う場面で、
ハイボールを何倍もおかわりされてしまうとですね。
酔っ払ってハメを外して騒ぐと、そんなことは全然ないんですよ。
普通にずっと行儀よくはしてあるんですけども。
それでもハイボールを飲むって、
僕からしたら酔うためだけに飲んでいるっていう行為に見えちゃうんですよね。
自分が飲まないから。
それが僕の中でやっぱ微妙だなって思ってしまう。
やっぱり僕が作る料理を100%楽しむのであれば、やっぱりワインのほうがいいなと思うし。
なんとかなっていう感じになったんですよね。
そうなると、ハイボールもメニューから消しちゃおうかなって思っちゃうんですよ。
消さないよ、実際はね。
気持ち的にはハイボールも消してしまおうかと。
お酒はビールとワインだけにしてしまおうかと。
それぐらいの気持ちになるんです。
どうしてもワイン飲んでほしいなっていうのが先に来ちゃうんですね。
ただ僕の場合は、もうちょっとお客さんに自由があったほうがいいなと思うので、
今日の焼酎も置いているし、日本酒も置いているし、ほぼ出ないけどね。
ハイボールも置いてるわけですよ。
そんな中でね、僕も葛藤を感じながらそういうふうにやってるので、
うちはワイン飲まない人はお断りですっていうお店の気持ちっていうのはめちゃくちゃわかるんですよね。
料理とスタイルの関係
なんでそこにそんなにこだわるの?
別に料理が洋食でも何飲んだってお客の自由じゃんって思う方もいるでしょ。
僕の意見から言うと、そりゃそうです。
そりゃあなたの自由です。もちろんあなたの自由なんですけども、
僕も最近思ったんですが、その方たちも一緒だと思う。
僕らが売りたいものっていうのは、僕らが作る料理だけじゃないんですよね。
料理を売りたいっていうわけではないんです。
料理ですね、特に洋食、フランス料理だったりイタリア料理だったりっていうのを食べながら、
ワインを飲むっていうライフスタイルというか食生活というか、
こういう楽しみ方があるんですよ。こういう食事って楽しいですよね。
フランス料理を食べながらこの土地のフランスワインを飲む。
例えばブルゴーニュの料理代表的なので言うと、それこそ牛肉の赤ワイン煮込みですね。
牛歩法でやるのが日本では有名になってますけども、
牛肉の赤ワイン煮込みを食べながらブルゴーニュワインを飲む。
赤ワイン煮込みに使ってるワインもブルゴーニュです。
やっぱりそうなんだって。なりませんか。
うんちくの話になってくるかもしれないですけども。
ボルドーでよく食べられてる料理を食べながらボルドーのワインを飲むとか、
フランスじゃなくてもいいですけどイタリアのシチリアの料理を食べながらシチリアワインを飲むとか、
例えばトスカーナのフェオド料理を食べながらトスカーナワインを飲むとか。
いいじゃないですか。ロマンというか思いを馳せるというか。
そういう食生活ってすごく豊かだなって思うんですよ。
でも日本でもやるんじゃないですか。
僕はもちろん九州・福岡ですけども。
例えば九州内でもね。僕はうちの奥さんが中崎県出身ですけども、
そこで地元の食材の料理とか食べながら地元のお酒を飲むとか。やっぱしますよ。
僕は長崎の六重予州という日本酒をよく飲みますけども。
そういうことするじゃないですか。旅行に行ったとき、
秋田に行ったとかだったら秋田で料理食べながら秋田のお酒とか絶対飲むじゃないですか。
北海道に行ったら多分北海道のお酒飲むんですよ。
もしかしたらそれも北海道のワインかもしれないけども。
だからそれは旅行に行ってじゃないとできないことでもなくて、
自分の生活圏内のお店でも、
例えばこの福岡県笹栗町ってほんと田舎ですけど、
ここでもフランスの郷土料理食べながらフランスのワインが飲めるわけですよね。
そういう食生活はすごく豊かじゃないですか。と僕は思うんですよね。
僕らはそういうスタイルをやっぱり提供したいというか、
感情も含めてですね。ロマンですよ。ロマン。
そこも含めてやっぱりお店をやっているので、
そこに共感してくださる方がいるとすごく嬉しいし、
逆にそこが伝わらないことが悔しかったりあるんですよね。
そこに伝わらないお客さんに対して、
責任を押し付けるじゃないけど、敬遠感を生み出すというか、
客が悪いみたいなことは全然言う気はないんですけども、
それはちょっとこっちの力不足というか、
店構えがなんだっていうのすべて含めて、
こっちの実力不足になるんでしょうけども、
できればやっぱりこの気持ちには共感していただきたいと、
常に思いながら経営しているわけなんですよね。
提供する意味
そういうこともあってですね、
僕らは料理だけを売っているわけではなくてですね、
スタイルそのものも売っているんだなっていうことを、
改めて思ったなということで、
今日ちょっとしゃべりたいなと思って、
時間も遅いんですけども、
もうすぐ笹ブリッジ真っ暗になるんですが、
ちょっとお話しさせていただきました。
さっきまでポルゲットを縛っていまして、
立ちっぱなしで足も疲れていて、
疲労感満タンなんですけども、
どうしても今のうちにしゃべっておきたくてね、
今日は撮ってみましたということですね。
ということで、
こっちで告知はいいかなと思いますので、
終わりたいと思います。
ということで最後まで聞いてくださってありがとうございます。
ぜひまたお会いいたしましょう。
バイバイ。
28:13

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