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アツの夫婦関係学ラジオショート。今回は、コンヒュマリティ、共通の人間性とは、という話をしようと思います。
これは何かというと、前回、前々回と、後、石見和先生のご出演回ですね、月曜日の回で、
コンパーションについてお話をしたんですけど、時期って思いやりと訳されるコンパーションですね。
その中で、共通の人間性という言葉が度々出てきたと思うんですよ。
この言葉について今日はちょっと説明をしようと思うんですね。
これを理解すると、孤独感とか孤立感から抜け出すことができて、温かい優しさに包まれることができるんじゃないかなって思ってるんですね。
夫婦関係の葛藤に向き合うときに感じる孤独感。ここが脱却できるんじゃないかなって僕は思ってます。
で、コンヒュマリティ、共通の人間性とは何かということなんですけど、コンパーションの要素の一つでして、
簡単に言うと、石間先生の回を聞いていただければ一番わかりやすいんですけど、ここからちょっと抜き出すと、
誰もが同じ苦しみを抱いていて、その苦しみを感じているのはあなた一人ではない。
過去、現在、未来、すべてにわたって、同じようにすべての人々があなたと同じ苦しみを抱いている。
だから大丈夫。あなたは一人ぼっちじゃない。大丈夫。っていうふうに包み込むような優しさのことなんですね。
で、ちょっとわかりにくいと思うんで、もうちょっと具体的に言うと、
例えば夫婦間の間でセックスの問題が起こっていると、セックスレスな課題であったり、したくない、したいという課題。
どちらかがしたくないと思っているけど、もう片方がしたいと思っていると。
で、そこに対してお互いの気持ちをなんでわかってくれないんだと、両方が思っているという課題があったとする。
で、こういった課題が起こったときって、まるで自分たちだけがものすごい苦しむ中に落とされているように感じるんですよね。
当事者なんでもちろんそうなんですけど、どんどんどんどんと不幸の土壺の中にはまっていくような感覚になっていくと思うんですよ。
で、周りを見てみると幸せそうな夫婦ばっかりだし、自分たちはなんて不幸なんだ、自分たちはなんてダメな夫婦なんだ、自分はなんてダメなんだっていうふうに思ってしまうことってあると思うんですね。
で、もしくは夫婦間の家事・育児の分担で揉めていると、全然夫が家事をしてくれないとか、仕事が忙しくて全然話を聞いてくれないとか、
で、なんで私ばっかりこんなに苦しい思いをしなきゃいけないんだろう、なんでこんなに私だけが苦しいんだろうっていうふうに感じているときがあると思うんですね。
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だけど同じように苦しんでいる人々は他にもたくさんいる。
だけどそこにどうしても目が行かなくなっちゃうんですよね。自分だけが大きな苦しみの中に閉じ込められているように感じる。
もしくは夫婦間のコミュニケーションにおいて葛藤を抱えているかもしれない。
全然妻が考えていることがわからない。何を言っても否定ばかりされる。一体何が正解なのかさっぱりわからない。
夫が全然こちらの話は聞いてくれない。提案ばっかりしてくる。私の本当の気持ちに全然夫は気が付こうともしてくれない。
何度言っても私の気持ちを受け止めてくれようとしない。
すごく大きな孤独感の中に閉じ込められて、まるで氷の中に閉じ込められているようなすごく冷たい感覚を感じるとか、
例えばそういった感覚を感じることって結構あると思うんですよね。
いろんなパターンがあると思うんだけど、そういった葛藤の中にいると自分だけがすごく大きな苦しみの中に存在するような強い孤独感を感じるんですよね。
だけど、僕もそういった感覚を感じていたことはあったんですよ。
たぶんこのポッドキャストの中で話している内容というのは、僕が感じてきた葛藤であったり、
そこから抜け出すためにはどうしたらいいんだろうというふうに調べた結果だったり、
それを解決してくれる知恵を持っている人へのインタビューだったりとかしたりするので、
そのポッドキャストにシンパシーを感じて聞いてくださっている方が感じている葛藤というのは、僕も感じてきた葛藤なんですよね。
今現在も感じている葛藤もあります。
だからその葛藤の苦しみを今あなたは感じているんだけど、それはあなただけが感じているものじゃないんですよ。
僕も同じように感じているんですよ。
それは僕だけじゃなくて、今この現代を生きているすべての人々、同じような人々がみんな同じ苦しみを感じているんですね。
特に小さな子供がいたりとか、夫婦間でうまくコミュニケーションが取れないとか、
たぶん子育て世代の方たちが多いと思うんですけど、同じような苦しみを誰もが感じているんですよ。
だから一人ぼっちじゃないんですよ。
だから一人で抱え込まなくても大丈夫なんです。
あなたは一人ぼっちじゃないんです。
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みんな同じような苦しみを抱えている。
これは今を生きる僕らだけじゃなくて、10年前、20年前、30年前の過去の人間たちもみんな同じような苦しみを感じてきたんです。
もしかしたら、僕らの親とか祖父母とかの世代も似たような苦しみを感じてきたのかもしれない。
時代によってそれは異なるけど、夫婦間の葛藤とか親子間における課題とか、そこにまとまりついてくる苦しみっていうのは、
どれだけ時代を経ても変わらないんじゃないかなと思うんですよね。
なので過去、現在、そしておそらく未来にわたってこの苦しみは続いていく。
だけどあなたは一人じゃない。
この苦しみを感じているのはあなただけじゃない。
みんなが同じように感じている。
だから大丈夫なんだよ。あなたは一人ぼっちじゃないんだよ。
っていう風な包み込まれるような優しさのことを共通の人間性というふうに僕は認識しているんですね。
多分合ってると思うんですけど。
こういった感覚を感じられるようになると、どうですかね。
寂しさから少し楽になるような気がするんですよね。
解放されるような気がするんですよ。
孤立感というのが薄まっていって、自分と他者がつながっているような感覚だったり、
自分の中に他者が存在するような感覚だったり、そういった感覚を感じられるようになるんじゃないかなって思うんですよね。
これが共通の人間性というやつなんですね。
もうちょっと言うと、今このポッドキャストを聞いているあなたと僕は同じ時代を生きていますよね。
もしかしたらこのポッドキャストの収録が何十年も経ってるかもしれないけど、
本当に人々が自分たちがいろんなことを考えている時代を生きている。
僕たちがいろんな自分たちについて考えている時代が、
僕自身が説明していることが今一つだと思っています。
で おそらくこの放送を聞いてる方のほとんどの方は その日か次の日に聞いてると思うんですよ
だから この放送を 今 まさに僕が話している1時間後 2時間後 3時間後とかに あなたがこれを聞いている
もしかしたら もう配信されてすぐに聞いてるかもしれない
っていうことは 僕らは同じ時間帯を生きてるんですよ
これ別になんか変な宗教の話じゃないですよ 変な宗教の話じゃなくて
繋がってるっていうことを言いたいんですよ
僕らは同じ時間を生きている 同じ現代を生きている
で 今 ちょうど雨が降ってるんですけど
あなたが住んでる町にももしかしたら 雨が降ってるかもしれない
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僕らは このインターネットの力で 距離を越えて繋がってるんです
僕らは同じ苦しみを抱えてる者同士として 距離を越えて僕らは繋がってる
そういった感覚を抱いてもらえると ちょっと僕らは繋がってる
そういった感覚を抱いてもらえると ちょっとわかりやすいんじゃないかなって思うんですよ
もしかしたら あなたが住んでる町は 僕が住んでる町とも近いかもしれない
もしかしたら 違う国に住んでるかもしれない
だけど この声を通して 僕らは繋がってる
もしかしたら 今日 明日 1時間後にこの放送を聞いてるかもしれない
そう思うと すごく繋がってるような感覚になりません
今 あなたが聞いてるこの声が 1時間前に録音されたもの
もしくは1日前に録音されたものだって思うと すごく距離が近く感じると思うんですよね
で その僕も あなたと同じような苦しみを感じてる
って考えると ちょっと気が楽になるんじゃないかなって思うんですよね
そして それは僕だけじゃなくて この地球上で暮らす人々のほとんどが 同じような苦しみを感じてる
あなたは一人ぼっちじゃない だから大丈夫っていうのが 共通の人間性なんですね
僕はこの感覚が 完璧にはまだ自分の腹に落ちたわけではないんだけど
だけど そう思うことで 自分の中に他の人たちがたくさんいるような気持ちになったり
一人じゃないんだなって気持ちにもなれるんですよね
そんな気持ちにちょっとでもなってもらえたら嬉しいです
はい ということで 今回も最後までありがとうございました
厚野夫婦官芸学ラジオ 本編は月曜日朝5時から 火曜日から金曜日はショートということで
10分ほどの短いお話を朝6時半ごろからお送りしています
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あと 月曜日本編の放送はニュースレターということで
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では また月曜日 月曜日か 今日金曜日だから月曜日ですね
また月曜日お会いしましょう さようなら