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アツの夫婦関係学ラジオショート、今回は、愛情を与えられない自分に思いやりを向ける、といった話をしたいと思います。
これは、この間、月曜日の石島先生のご出演会でも話があった話なんですけど、パートナーに対して愛情を向けられない時がある。
そんな時は、愛情を向けられない自分自身を受け止めるというのがとても有効だという話がちらっとあったんですね。
今日はこの話をしようと思います。これができるようになると、パートナーに対して、自分の夫や妻に対して関係性がうまくいってない時に乗り越えやすくなると思うんですよね。
より良い関係へとジャンプしやすくなるなって感じています。
この話の元ネタは、今日の話の元ネタは、ミカエラ・トーマスさんというイギリスの臨床心理医さんがいらっしゃって、その方が書いたThe Lasting Connectionという本から抜いています。
この中で、このミカエラ・トーマスさんという方は女性の心理医さんで、コンパッションの専門家であって、コンパッションを使ったカップルセラピーを行っているんですけど、
その中で、彼女自身が自分自身に対するコンパッションを失ってしまって、自分に対する思いやりを抜けることができず、なかなか元気が出ないという時があると。
そういう時に夫からハグをされると、向こうは多分イギリスなんで挨拶代わりにハグすると思うんですけど、僕もやってますけど、夫がハグをしてくると。
別に何も性的な意味とかなくて、ただ挨拶だったりとか、行ってきますとかっていう感じでハグをする。
その時に自分にそういう前向きなパワーとかがないと、ハグを返すことができないということが起こるらしいんですね。
彼女はそれを優しさのハグだったか、返さないハグだったか、その名前をつけてるんですよね。
ただ夫がハグをする。自分はダラーンと手を下に伸ばしてると。
っていうのを自分に許しているって彼女は書いてたんですよ。
これこそセリフコンパッションだなと思ったんですよね。
相手に愛情を向けられない、愛情を返すことができない。
そんな時に、私はこの人に対して愛情を向けられないなとか、そんなことする気力がないなとかって思ってしまうと、
なんて自分はダメなんだとか、ちゃんとしなきゃとか、ちゃんと愛情を返さないととか、
愛情を感じることができない、自分おかしいんじゃないかとか、自分たちはもう終わったんじゃないかとかって思ってしまうんだけど、
そういう時もあるよね。そういう風に自分がいっぱいいっぱいで、仕事も大変で、ストレスもたくさん溜まっていて、
そんな時に、たとえ大好きなパートナーであっても、愛情を向けることが難しい時もあるよね。
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人間そういう時もあるよね。仕方ないよね。
という風に、そんな自分を受け止めることで前を向きやすくなるっていうことがあるなってすごい思ったんですよ。
これはうちの妻もあって、元気がなくて愛情を返せないっていう時があると。
昔は結構僕も落ち込んでたんですけど、なんでそうなんだろうって。
僕は愛情をたくさん出してるのに、なかなか返してくれない。今はちょっとそういう気分じゃないとか、いろいろ考え事があってとかっていう風になる。
昔は傷ついたんだけど、そういうこともあるよねって思うようにしたんですよね。
何も僕のことは嫌いなわけじゃなくて、ただそういう気持ちの時もある。
ちょっと上手く向き合えないっていう時もある。しょうがないなって。
誰もがそういうことがあるよねって思ったんですよ。
僕自身にもあるんですよね。
ストレスをたくさん感じている時とかに、うまく妻に愛情を返すことができない、向けることができなくて、
ただ黙ってしまう。
自分の気持ちをうまく言語化できずに、ただ黙ることしかできなくて、不安感を与えるだけになっちゃうっていう時も僕にもあるんですよ。
そういう時に落ち込みすぎたりとかしちゃうんだけど、そうじゃなくて、そういう時もあるよね。
うまく言えない時もあるよね。
ストレスがたくさん溜まって、愛情を返せない時もあるよね。
自分の気持ちを受け止めることで、前を向きやすくなって、自分の中に思いやりを満ち溢れさせることによって、
パートナーに対してもその後向き合いやすくなってくると思うんですよね。
なのでまずは自分自身に対して思いやりを向ける、そういう時は。
それで自分が満たされた後に、パートナーに対して愛情を向けていくっていう順番がやっぱり必要なんじゃないのかなって思ったんですよね。
で、その時には愛情を与えられない自分を受け止める、認めてあげるっていうこと。
そして、もし自分のパートナーがそういう風に愛情を向けられないような態度をとっていたいとか、
そういう心境だなって感じたら、誰でもそういう時があるよね。
僕にもあるよ、私にもあるよ、しょうがないよねって感じると、ちょっとは向き合いやすくなるんじゃないのかなって思うんですよね。
で、これですごい良いヒントをこの間石川先生にいただいて、それがコンパッションフレーズだったんですよね。
このフレーズを唱えると、自分自身に対する思いやりも向けやすくなるし、
自分の中に思いやり、慈悲の心があまりないなと、優しさを向けれないなっていう時に、
これを唱えると、自分に対して思いやり向けやすくなるなってすごい感じたんですよ。
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そのフレーズがですね、今は苦しみの時である。この苦しみは誰しもが経験している。
自分に優しさを向けてもいいだろうか。自分は幸せになってほしいと心から願っているっていうフレーズなんですね。
で、これが今は苦しみの時であるっていう風にまずは受け止めるっていうフレーズで、
この苦しみは誰しもが経験しているっていうのが共通の人間性ってやつですね。
コンパッションで言われる共通の人間性ってやつで、
あなただけじゃないんだよ。この苦しみを感じているのはあなただけじゃない。
あなたが始めたでもないし終わりでもない。
この世界中の誰もが過去から現在、そして未来に至って永遠に同じような苦しみを感じているんだよ。
だから大丈夫。あなたは一人じゃないっていう包み込むような共通の人間性ですね。
自分に優しさを向けてもいいだろうかと自分に問いかける。
そして自分は幸せになってほしいと心から願っているっていう自分の気持ちをここで唱えるっていうことですね。
これによって自分に対して思いやりっていうのはすごく向き合わせくなってくるなって感じてます。
ちょっとね、僕これ試してみようかなと思うんですよね。
なんかね、その仏教っぽいなと思って抵抗感感じる方もいると思うんだけど、
なんだろうな、やってみてもいいんじゃないかなと思うんですよね。
なんか人間の本質的な、生物としての本質的な部分がコンパッションにあるし、
古代から続いている宗教の中にもそういったものって残ってるんだと思うんですよね。
だからあんまり否定せずにちょっと受け止めてやってみようかなって思ってます。
よろしかったら皆さんも試されてみてください。
ということで今回は愛情を与えられない自分に思いやりを向けるという話でした。
ちょっとパートナーに思いやりを向けられないな、夫に優しくできないな、妻に優しくできないなっていう方は、
まず自分自身を自分自身に優しくする。
自分自身をいたわる。
自分自身に思いやりを向けるというセルフコンパッションをぜひ試されてみてください。
はい、ということで今回も最後までありがとうございました。
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今では特典がついていて自分の柔らかな気持ちを深掘りできる井戸掘りワークだったかな。
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自分自身でもなかなか気がつくことができない自分の感情に気がつきやすくするためのワークのシートですね。
ワードのシートを一つ入れてますのでもしよろしかったら試されてみてください。
これからもちょっと増やしていこうかなと思っています。
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