夫婦の悩みの存在
こんにちは、夫婦関係学ラジオパーソナリティのアツです。このポッドキャストでは、様々な夫婦の葛藤をサバイブするためのナレッジをお伝えしていきます。
今回は、夫婦関係の悩みを持つことは恥ずかしいことなのか、というテーマで話をしてみようと思います。
これどういうことかというと、夫婦関係が悪化してくると、コミュニケーションが冷え切ってしまって、地味的な連絡しかできなくなったりとか、
妻や夫のどちらかが不機嫌ハラスメントという言動を取ったりとか、
進んでいくとモラハラ的な行動が出たりとか、セックスレスの課題が出たりとか、
夫婦のどちらかが不倫で走ったりとか、といったいろんな課題が生まれてきまして、悩みというのはどんどん増えていくわけですよね。
こういった悩みを抱えていると、誰にも話せないじゃないですか、こういうことって。
自分だけがこんなに辛くて、外を歩いているとね、いろんな夫婦がいるわけですよ。
幸せそうな夫婦がいて、特に新婚の夫婦とか見てると、みんな幸せそうじゃないですか。
何も悩みなんかないみたいな、幸せみたいなオーラをフワーって出してて、
なんでこんなに自分はダメなんだとか、なんでこんなに俺だけダメなんだとか、落ち込んじゃう時って結構あったりすると思うんですよ。
しかも誰かに話すこともなかなかできないので、恥ずかしいなとか、こんな悩みがなかったらめちゃくちゃ楽になるのにって思う時ってあると思うんですよ。
こういうふうに悩みを抱えている自分が恥ずかしいとか情けないだったりとか、
そういったネガティブな感情に囚われてしまうことって結構あると思うんですけど、
果たして夫婦関係の悩みを持つことというのは恥ずかしいことなのか。
これについて話を細かく深くしていきますね。
その前に、こういった夫婦のすれ違いを解消するヒントをメルマガでお送りしています。
ポッドキャストやノートで言いにくいことも書いていますので、ご興味ない方はご登録ください。
今のE-Book、夫婦関係改善ロードマップをプレゼントしています。
何を知るべきか、何かやるべきかが分かるようになっています。
今この放送を聞きながら、概要欄のリンクをクリックして特典をぜひお受け取りください。
詳しく言うとどういうことかというと、冷え切ったコミュニケーション、吹き腹、もろ腹、セックス、不倫、
こういった悩みって誰にも話せないですよね。
あまりにもプライベートすぎて、あまりにもセンシティブすぎて、
怖いと話すのは怖い、誰にも知られたくないと思っちゃうことってあると思うんですよ。
するとさっき言ったように、自分の中で悩みがどんどんどんどんぐるぐるぐるぐると渦を巻いていって、
どんどん苦しくなってくるんですよね。
自分だけがこんな苦しみを持っている、こんな悩み、消えてしまえば楽になるのに。
そういうふうに思って見ないふりをしたりとか、今の抱えている夫婦の課題というのを
重視しなかったりとかする、後回しにしたりするということが起こってくるんだけど、
だけど僕結論から言うと、夫婦関係の悩みを持つこと自体は、全然恥ずかしいことじゃないと思うんですよ。
なぜかというと、それって一般的な話なんですよ。一般的な悩みなんですよ。
多くの人が、この世界で生きている多くの人が同じような悩みを抱えているんですね。
例えば、これアメリカの例になっちゃいますけど、アメリカ心理学会の研究によると、
結婚生活において対立とか悩みを経験しているというのは普遍的であって、
90%以上のカップルが何らかの形で意見の不一致を報告しているというデータもあるんですね。
9割ですからね。ほとんどですよね。ほぼ100%じゃないですか。90%以上といったら。
ほとんどの夫婦が意見が合わないということを感じていると。
普遍的な悩みのデータ
多分日本でも同じようなデータが出ると思うんですよね。
意見が不一致とか、離婚の理由、ナンバーワンが性格の不一致とよく言いますけど、
そういうデータが出てますけど、意見の不一致と似たようなところですよね。
意見の土台となっている性格が合わないという。そういうもんだよなって僕は思うんですけど。
あと米国国立衛生研究所というところの調査では、結婚10年以内のカップルの約50%が
重大な関係性の問題を経験すると報告していると。
どういった問題なのかが詳しく書いてなかったですけど、
日本の僕が見聞きしている例で言うと、おそらく不倫だったりとか、DVだったりとか、
まだ腹立ったりとかっていうのは結構あるんじゃないのかなと思うんですよね。
またセックスレスもそれに入るのか分からないですけど。
セックスレスというと、日本はなぜか知らないけどすごいデータがたくさんあって、
2024年の段階での日本のセックスレスの割合というのが出てるんですよ。
この場合のセックスレスの定義は、1ヶ月に1回以下の性交渉の場合はセックスレスという定義付けされていて、
割合は64.2%なんですね。結構多いですよね。
もう半分以上、6割以上、64.2%。
自分の家の近くで10世帯があったら、6割から残る世帯、7世帯はセックスレスというわけですよ。
ほとんどじゃないですか。みんな同じような悩みを抱えてるんですよ。
普遍的な事情なんですよね。異常事態じゃないんですよ。
解決に向けてのアプローチ
自分が夫婦関係の悩みを抱えてる時って、特別なことみたいに思っちゃうんですよ。
特別なことっていうか、自分だけが苦しいってどうしても思っちゃうんですけど。
だけど、こういうふうに多くの人が同じような苦しみを体験してるんですよ。
ちなみに、離婚率。よく3組1組が離婚するとか言うじゃないですか。
あれ、正しくなくて、数字はその年に離婚した人と結婚した人の割合から算出してるんですよ。
その年に離婚した人と結婚した人って明らかに年齢違うじゃないですか。
結婚したタイミングが違いますよね。
継続して、結婚した人がその後何年後に離婚するかっていうふうに調べたデータじゃないんですよ。
不正確なんです、あれって。
正確には、これをね、はっきりと、
既婚者の中の離婚率じゃないんだけど、
人口1,000人あたりの離婚率っていうのは各国出てるんですよ。
日本の場合は、人口1,000人、既婚者も未婚者も農略での全部含めての1,000人なんですけど、
1,000人あたり1.69件の離婚率っていうふうにデータがあるんですね。
つまりは、1,000人も街歩いてて人に会わないですけど、
例えば、すごい人がたくさん来る駅とかね、ターミナル駅とか、でかい駅で電車に乗っていると1,000人ぐらい結構いたりするじゃないですか。
すれ違う、わかんないですけど、東海だと1,000人ぐらい駅にダーっていますけど、
そのうち1.69件、1.69人、1.69人、2人か2人ぐらいは離婚してるっていうことなんですよね。
韓国はこれが2.1なんです。ちょっと多いですよね、日本よりもね。
アメリカは未婚大国とか言われますけど、2.9件ですね。
人口1,000人あたり2.9件、約3人ってことですね。
アメリカが一番多いですね。2位がスウェーデンで2.47、1.93のフランス、1.8がシンガポールとイギリスですね。
日本はイギリスとかドイツとかに近いですね。ドイツは1.79なんで。
普通なんですよ、夫婦関係の悩みを持つっていうことって。恥ずかしいことなんかじゃないなと思っていて。
あと夫婦関係の悩みがどんどん多くなってくると、メンタルに結構くるじゃないですか。
なかなか元気が出ないとか、適応障害になっちゃうとか、うつ病になっちゃうとか結構ありますよね。
あれってすごい落ち込み方多いんですよ。
夫婦の問題も夫婦関係もよくうまくいってないし、自分のメンタルでもやられてしまって、
職場で働けなくなったりとか、給食したりとか。
あと給食はしないんだけど、ボロボロのメンタルで何とか毎日働いてるとかっていう方って本当に多いんですよね。
日本におけるうつ病障害有病率って呼ぶんですかね。
一生の中でうつ病になる確率っていうのは6.5%って言われてるんですよ。
100人いたら6人か7人はうつ病になるってことなんですよね。
もし会社の規模が100人くらいだったら6人か7人の人はうつ病になる。
300人規模の会社だったら18人とか19人とか21人とかぐらいの人がうつ病になるんですよ。
結構多いですよね。
僕がご相談に乗っていても、夫婦関係の悩みを深いところまでいってしまうと、
うつ病になってしまったっていう男性は結構多いですね。
普通なんですよ。よくある悩みなんですよ。
当事者としてはすごい苦しいし、何とか抜け出したいし、こんな辛い思い、情けない思い、
惨めな思いをしてるのは自分だけなんじゃないかって思っちゃうんだけど、
そんなことないんですよ。みんな同じなんですよ。恥ずかしいなと思う必要はないんですよ。
むしろ僕は課題に気づいて立ち向かおうとしているっていうことじゃないですか。
夫婦関係の悩みを抱えている、それに気がついているっていうことなんで、
立ち向かおうとしていること自体が僕は素晴らしいと思うんですよ。
例えば、ジョン・ゴッドマン博士っていうパートナーシップ研究でよく有名な方ですけど、
その方のデータでは、対話やカウンセリングを通じて関係性を解決しようとするカップルは、
関係満足度が向上し、離婚率が低下するとも言われてるんですね。
問題を無視せずに立ち向かうことで、満足度が向上していくと。
健全な夫婦関係は子供にもポジティブな影響を与えると。
親の関係が安定している家庭の子供は学業成績、精神的安定性が向上するというデータもあるんですね。
いいことしかないんですよ。夫婦関係に立ち向かうというのは。
課題があるってことは、そこからその課題に立ち向かうことで、
満足度が上がっていくしかないじゃないですか。伸びしろしかないってよく言いますけど、
夫婦関係がこじれてるっていうのは伸びしろしかないと思うんですよ。
そのだけ良くなる道しかないじゃないですか。そこに立ち向かうんであれば。
夫婦関係と子供への影響
無視するんだったら別ですよ。無視するんだったら余計どんどん悪くなってきますけど、
立ち向かう問題を無かったことにするんじゃなくて、
何が起こってるんだろう。どうすればいいんだろう。
一緒に考えて行動して変わっていくっていうのは、いいことしかないですよね。
自分自身にも、妻との関係性にも、そして自分たちの子供に対してもいい影響しかない。
親が安定した関係性を築いているんだったら、
子供たちも自分たちが結婚した時に、いい夫婦関係を築けると思うんですよ。
そんな姿を見ていたら、彼らのさらにまた子供がいい影響を受けますよね。
なので、子孫類類に渡って、
ポジティブな影響の連鎖、ポジティブな連鎖というのがどんどん引き継がれていくんですよ。
僕本当にそうだなと思っていて、
夫婦関係がこじれてしまった方の話を聞いていると、
親の関係性があまり良くなかったというケースが結構多いんですね。
ネガティブな連鎖が生まれてしまっているんですよ。
そういった形は、人によってはなかったことにしようとしたり、見ないようにしたりとか、
中にはそれに気がついて立ち向かおうとする方もいるんですね。
そういう形は、自分の体でそのネガティブな連鎖を終わらせることができるんですよ。
その後、子孫をぬいぬいに渡って、ポジティブな関係性の連鎖というのを続けることができるんですよね。
今、自分がどうするかによって、その後の自分の子孫たちの幸せが変わってくるんじゃないのかなと、
僕は本気でそう思っているんですよ。
恥ずかしさと向き合う勇気
だから、夫婦関係の悩みを抱えていることに恥ずかしさを、もしあなたが感じているとしたら、
それはあなたが自分の人生に立ち向かおうとしているということなんですよ。
勇気ある行動だと僕は思っています。
堅いから逃げていない証拠ですよね。
あと、夫婦関係に向き合うことで、何よりもパートナーシップだけじゃなくて、
もっと多くの得られる果実というのがあるんですよね。
これは僕がたまにエビデンスとして出しますけど、
ハーバード大学が80年以上追跡調査をしている成人発達研究というのがあるんですね。
ハーバードスタリウムアダウントディベロップメントという研究があって、
人生において何が幸福度を左右するのか、幸福度の要因は何なのかというのを調べているんですけど、
そこで分かったのは、良好な人間関係、特に夫婦関係が長寿、
幸福感、身体的健康にダイレクトに影響を与えるという結論を付けているんですね。
あと、関係の改善に取り組むカップルというのは、
ストレスレベルの低下と生活満足度の向上というのを報告しているんですよ。
本当は良いことしかないんですよね、こうやって読んでいると。
実際、僕の周りでも関係性を改善した人だったりとか、
すごい大きく関係性が変わったわけではないんだけど、
ちょっとずつ前に進んでいっているという方たちの話を聞いていても、
人生に対する幸福感が上がったという話をすごいたくさん聞くんですよ。
夫婦関係に向き合うことって、自分自身に向き合うことになりますよね。
自分が妻から言われたことについてカットになってしまうとか、
それをいかに自然にカットしないように自分が調整していくか、
トレーニングしていくかだったりだとか、
自分が考えていること、感じていることを相手の怒りとかを反応させずに、
相手の心に届けられるように言葉を伝えていくやり方だったりとか、
そういったものを学んで実践していくプロセスそのものなんですよね。
夫婦関係に向き合うというのは、自分自身に向き合うことだったり、
他者との関係性に向き合うことだったり、自分のパーソナリティと向き合って、
そこをいかに生きやすくしていくかということの積み重ねだなと思っていて、
何も夫婦関係に限ったことじゃなくて、
例えば部下との関係性だったりとか、友人との関係性だったりとか、
夫婦関係に留まらない部分での人とのつながりというのがすごく楽になるんですよ。
そのおかげで生きやすくなった、楽になったという声がたくさん聞くんですね。
まとめとしては、夫婦関係の悩みというのは一般的なものであって恥ずかしいことではない。
そして関係悪化に気づいたこと、改善しようとしていること、
それ自体が素晴らしいことだと僕は思っています。
真正面から自分の人生に向き合っている証拠だと僕は思います。
関係改善に取り組むことで、夫婦関係に留まらないポジティブな変化、
生きやすさだったり、子どもへの影響だったり、人生全体に対する幸福感の向上だったり、
そういった思わぬ果実がすごいたくさん手に入るなと思っています。
ということで、もし今あなたが自分が夫婦関係の悩みを抱えていると、
恥ずかしいと、なんでこんなことになったんだというふうに悩んでいるんだったら、
恥ずかしがる必要なんかないんですよ。正面から向き合っていけばいいんですよ。
その先にはいいことしかないですから。
ということで、少しでも参考になれば幸いです。
今回も最後までありがとうございました。
この放送がいいなと思った方は、番組のフォロー、五つ星評価、レビューをぜひお願いします。
また、今回の放送へのご感想は、ハッシュタグ夫婦関係学ラジオをつけて、
SNSでシェアしていただけるととても嬉しいです。
特命でコメントしたい方は、コメント欄やお便りフォームをお使いください。
また、夫婦関係をより深く学べるメルマガを発行しております。
今度はe-bookにこじ開いた夫婦関係を改善するロードマップをプレゼント。
詳しくは概要欄にリンクがありますので、ぜひチェックしてみてください。
ではまた次回お会いしましょう。さようなら。