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2021-05-07 12:25

#84 「人生を楽しむ両親の姿」が教えてくれたこと

親が自分自身の人生を楽しむ姿を子どもに見せること。自分自身を尊重すること。それが子どもにとっても幸せにつながるんじゃないのかなと思うのです。質問箱➡︎ https://peing.net/5a2fc6bdc1d35b カウンセリング➡︎ https://note.com/atsuatsu/circle
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アツの夫婦関係学ラジオです。このラジオでは、夫婦関係の悩み方向けに関係改善のヒントになる発信をしています。
いかがお過ごしでしょうか。お元気ですか?
悪いですね。年休が終わりますね。今日が金曜日なんで、あと土日で
ゴールデンウィークが終わりますけども、この間、僕お話ししたんですけども、父が30年前にオートキャンプのデビューをした場所、
そのキャンプ場で僕もキャンプをしたんですね。子供たちを連れて。僕にとっての初めてのオートキャンプだったんですけれども、
そこでちょっと思ったことをノートにまとめてまして、明日の朝投稿しようと思ってるんですけど、
今日はちょっとそこで書いたことを先にこちらの方でお話をしたいなと思います。
第84話、親が人生を楽しむことと子供の幸せについてということでお話をさせていただきます。
どういうことかと言いますと、僕の父って無子養子で僕の母と結婚したんですよ。
僕の母は一人彦だったんですね。父は三兄弟のうちの三男一番下だったんです。
父の実家は商売をしていて、長男と次男はその商売を継いだんですけど、三男の僕の父というのは商売を継がずに他の仕事をしたんですね。
そして僕の母は一人彦だったので、家を継ぐ人間がいないと家が存続しないわけですよね。
そこで無子養子という形で僕の母の家に入ったと結婚したということなんですけど、
僕の祖父母がいわゆる毒親と呼ばれるような人間で、僕の父に対してすごい冷たい待遇だったんですよね。
家の中ですごい父はいつも居心地が悪そうにしてまして、夜になると父の寝室の前を通ると毎晩のように誰かを怒っているんですよね。
罵倒している声が聞こえてくるんですよ。バカやろーとか、ふやろーとか言ってるんですよ。
なんなんだろうと思ってたんですけど、その部屋には誰もいなくて父が一人で言っている寝言があったんですね。
夢の中でも誰かを罵倒している、そこは僕だったり妹だったり母だったりとか、あとは祖父母だったりとかの名前がちょいちょい出てくるんですけど、
そんな父の感情が体の中を駆け回っているような父が、唯一お酒を飲んでいても、どんなに酔っ払っていても決してそんな風に自分の感情に振り回されたりしない場所があったんですね。
それは夏のキャンプだったんです。僕ら子供の頃って毎年夏にキャンプに行くのは恒例の行事になっていて、
たぶん小学校ぐらいから始まったんだと思うんですけど、毎年夏に行ってたんですよね。
そこでね、初めて父がオートキャンプデビューした場所があるんですけど、自宅から車で30分ぐらいの近い距離なんですけど、
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林の中にあるキャンプ場ですごい素敵なんですよ。木々がいっぱいありまして、その木と木の間でテントを張るんですけども、
すごい鳥の鳴き声とか、サイゼーとか聞こえてきたりとか、緑が多く生い茂っていて、とてもリラックスできる素敵なキャンプ場なんですね。
僕もそこが大好きなんですけど、そこで父はキャンプデビューをしたんですね。
そのキャンプでは、僕の父っていうのは別人のように楽しんでるんですよ。
大好きな缶ビールを何杯も飲んで、どんどん酔っ払っても絶対に怒ったりしないんですよね。
声を荒げたりとかもしませんし、怒りの感情をあらわにすることもなくし、僕や子供たちがちょっと怪我をしたりとかすると、真っ先で飛んできて手洗いをしてくれて、
一度ね、僕小学校4年生ぐらいだと思うんですけど、線香花火を束で10個か20個ぐらい束で持って、火薬の方を手で握ってたんですよね。
火をつけたんですよ。つかないわけですよ。しょぼーっとしないんですよ。どんどん火を自分の手の方に近づけていったら、僕の手の中で線香花火が爆発したんですよ。
で、一瞬手のひらが燃えまして、すごい焦ったんですよね。で、父が決闘会で飛んできて、バケツの中に水と氷を入れて、そこに僕の手を入れてくれて、
そのまますぐに近くの病院を調べて、病院まで連れて行ってくれたんですよね。その時の記憶がすごい残ってて、もうすごい父は優しかったんです、夏のキャンプでは。
普段でも優しくないわけではないんですけど、どちらかというといつも機嫌が悪くて気難しい人だったんですね。
それは自分の偽両親、僕の祖父母ですね。僕の母の両親が一緒に住んでいたんですけども、彼らにいつもいじめられてたわけですよ。
それが辛くて父はいつも家の中ではとても機嫌が悪かったんですよね。ただ夏のキャンプだけはとても心が自由になっているのが、僕も子供のブックから見ても分かったんですよ。
すごい楽しそうにお酒を飲んで、おしゃべりをしていて、こんなに陽気な父は見たことないなっていうぐらい陽気なんですよね。
おしゃべりが好きで、うちの父ってね、実は結構冗談が好きだったりするんですよね。家の中は全然そんなこと言わないんでね。
酔っ払いすぎるとね、変な冗談ばっかり言うんですけど、夏のキャンプではすごい明るくて陽気で楽しませてくれるんですよ。
そんなね、僕の父が楽しそうにしている姿を見ること、ただそれだけが僕にとってはすごい一番嬉しいことだったんです、夏のキャンプでは。
キャンプって子供にとって楽しいじゃないですか。花火ができたりとか水汗ができたりとか、森の中とか林の中を駆け回って虫を集めたりとか、
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楽しいことがいっぱいありますよね。だけど小学校の時の僕、小学生の時の僕にとっての一番の楽しみというのは、
父が唯一その場所で心から楽しんでいる姿、父の心から楽しんでいる姿を見ることができる、その時間が僕にとっては何よりも嬉しかったんです。
これは母も同じなんですよね。母もそんな父がね、家の中で自分の両親からいじめられているのって心よく思うわけないじゃないですか。
いつも不満に思ってたんですけども、まあそんなことも言えないわけですよ。
で、そんなね、いつもすら嫁をしていた母も夏のキャンプの時にはすごい穏やかにリラックスしていて、
うちの母ってそのキャンプでいつも飲んでいた飲み物があるんですけど、ブランデーをですね、ホットの紅茶、ホットティー、温めた紅茶の中にブランデーを垂らすんですよね。
甘いブランデーを垂らすんです。そうするとすごい香りが立ってきて美味しいんですよね。
あれをいつも母は飲んでたんですよ。僕がたぶん小学校2、3年間、たぶん小学生の時なのは確実なんですけども、
母がすごい美味しそうに飲んでるんで、ずっと僕見てたんですよね。そしたら母が一口飲んでみるって言ってくれて、
そのブランデーの入っている紅茶をね、もう子供なんでホントは飲ませちゃいけないんですけど、一口だけ飲ませてくれたんですよ。
そんなことを絶対家ではやらない人なんですよ。子供の育児とか出家とかにすごい厳しい人だったので、
たぶんそれも自分の両親に対するアピールもあったのを、アピールというか両親に対しての見せるというか、ちゃんとやってるってことを見せるっていう意味でも厳しかったのかもしれないんですけども、
その時にね、飲んだその紅茶の香り、甘く優しいブランデーがフワッと香るんですよ。ブランデーってなんだろう、すごいフワッてするんですよね、香りが。
引き立つ、立ち上るというか、香りが立ち上るというイメージがすごい近いんですけど、
その甘く優しいブランデーの香りがね、僕の鼻をくすぐって、今でもその瞬間を覚えてるんですよ。
母は一口飲むって言ってくれて、僕はその紅茶の匂いを嗅いで、そして一口口に含んだ時のあの甘く優しい香りと味、あれは今でもずっと僕の記憶の中に残ってるんですね。
そしてその瞬間というのは、母にとっても自由になれた、やっと自由になれた自分の人生を心から楽しむことができた瞬間だったんだと思うんです。
僕はいつもこのことを思い返しにつれて、親が自分の人生を楽しむこと、それが子供の幸せにもつながるんだろうなと思うんです。
今僕らって、子供のために一生懸命働いて、子供の学費だったりとか、
習い事のためのお金を稼いだりとか、食事だったら子供が食べたいものとかいっぱいあるじゃないですか、それをうまく調整して子供が食べるような料理を作ったりとか、
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そうすると自分が食べたいものが食べれなかったりストレスが溜まったりするんですけど、そんな風にして子供たちのために僕らってすごいいろいろ考えて動いてますよね。
これって、子供たちから見たときに、自分の親が、ママやパパたちが、自分たちのために不幸になっている、幸せそうに見えないという現象が起こっていると思うんですね。
これって子供からしたら本当に幸せなことなのかなと思うんですよ。自分たちのためと言いながら、でもママやパパはとても辛そうな顔をしている、幸せそうに見えない、楽しそうに見えない、嬉しそうに見えない。
これってちょっと何か違うんじゃないかなと思うんですよね。だから僕ら自身が人生を楽しむことということを、もっと僕らはちゃんと真剣に考えてほしいと思うんです。
生活のこととかはいろいろあるので、何もかもそんなことを無視して楽しいことだけやればいいという、そういうことを言っているんじゃないんですけれども、
僕らが自分たちが生きるこの人生を楽しむことって何かを消費することだけじゃなくて、クリエイトすることも楽しむことでもありますし、
好きな仕事をしたいとか、好きなものを研究したいとかということも楽しむことだと思うんですね。
もちろん何かを消費したいとか、美味しいものを食べたりとか、面白いものを見たりとか、体験したいとかということでももちろん人生を楽しむことだと思います。
そういったものをひっくり返した上で、僕らが自分たちの人生を楽しんでいる姿を子どもたちに見せること、
それが子どもたちがこの世界に対して肯定的な見方をしてくれるようになるきっかけになるんじゃないかなと思うんです。
これって親が自分の人生、親が自分自身の人生を楽しんでいる姿を見ることで、子ども自身が安心感を感じることができて、
人生に対して前向きに考えられるようになると思うんですね。
人生って楽しいんだと、この先生きていくことってこんなに楽しくて嬉しいことがいっぱいあるんだな、なぜなら自分のママやババってこんなに楽しそうにしてるんだものって、
そんな風に思ってくれるんじゃないかなと思うので、少なくとも僕は子どもの頃そういうことを考えていました。
はい、ということで今日は親が人生を楽しむことと子どもの幸せについてということでお話をさせていただきました。
簡単に言いますと、子どもたち、子どものことだけを考えるのではなくて、僕ら自身が自分たちの人生をいかに楽しむかということを考える、
そして楽しんでいる姿を見せることによって子どもたちはまた自分の人生について前向きに肯定的に受け取ってくれるようになるんじゃないのかなというお話でした。
はい、もうすぐあれですね、年給も終わりですね。あと土日で終わりなんですけれども、
もうちょっと僕、子どもたちとこの土日で見き合っていこうかなと思っています。
質問箱の方でご質問やお悩み相談を受けておりますので、ぜひそちらもご利用ください。
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あと、夫婦関係の改善において悩まれている方は、僕ノートのサークル機能を使って夫婦関係改善オンラインカウンセリングを行っていますので、ぜひそちらもご利用ください。
こちらもリンクを貼っておきます。
はい、それでは今回も最後までありがとうございました。
ありがとうございました。それではまた。
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