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2025-05-19 18:40

#2-65 なぜ本を読んでも夫婦関係は修復しないのか?

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夫婦関係を改善したくて本を読んで学んでいるのに、なぜか変わらない——


そんなジレンマに陥っていませんか?


このエピソードでは、夫婦関係の修復に「本での学び」がどこまで役立つのかを深掘りします。


情報の選び方、行動への移し方、そして“知っている”だけでは変われない理由。


「現状維持バイアス」「自己効力感の欠如」「選択のパラドックス」などの心理的ハードルを明かしながら、本当に必要なのは「知識の濃縮」と「心を変えるトレーニング」であることを解説しています。


✅こんな方におすすめ

✔ 本を勉強しても変化が感じられない

✔ 情報の海で迷子になってしまった

✔ 妻との関係を根本から変えたいと思っている


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サマリー

夫婦関係を改善するためには、単に本を読むだけでは不十分であり、多くの情報や知識を統合し、その知識を実践に移すことが求められます。また、人間の決断には限界があり、大量の情報にさらされることで判断力が低下する可能性も考慮する必要があります。夫婦関係の改善には、感情的なアプローチだけでなく、科学的な知識も重要です。さらに、具体的な行動変化を促すためには、心のトレーニングやリレーションシップサイエンスが必要とされています。

夫婦関係の改善の道
こんにちは、夫婦関係学ラジオパーソナリティのアツです。このポッドキャストでは、様々な夫婦の葛藤をサバイブするためのナレッジをお伝えしていきます。
今回は、本を読んで学べば夫婦関係は改善するのか、ということについてお話をしていこうと思います。
妻との関係が行き詰まってしまった時って、例えば妻の態度がすごく冷たいとか、話しかけても返事をしてくれないとか、
LINEを既読するされるとか、なんか男の影が見えるとか、妻に理由を聞いても、いや私もわからない、自分でちょっと考えてって言われてしまったりとか、
あとはもう私に関わらないでって言われてしまったり、シャッター下ろされたりとかね、そういったことって結構あると思うんですよ。
絶望的な気持ちになりますよね。僕も妻の態度がすごく冷たく感じられて辛かった時期っていうのがあるんですね。
僕に相談される方の多くも同じような体験をしています。
これがこういうふうに変わったらいいなという理想の未来がきっとみんなあると思うんですよ。
例えば家に帰れば妻が優しく出迎えてくれて、2人で仲良く夕飯を食べて、今日あったことをシェアし合う。
今日会社でこんなことあってさ、家ではこんなことあったんだよねっていうふうに。
2人はお互いの気持ちを素直に伝え合うことができて、受け止め合うことができる。信頼と愛情の強い絆で結ばれている。
もちろんセックスも解消しています。こういった理想の姿になりたくて、あなたがやっている行動の中に夫婦関係の修復方法を本で学ぶというのがあるんじゃないのかなって思うんですね。
情報の重要性と限界
確かに役立つ本はすごいたくさんあるんですよ。僕も今までのこの番組の中でたくさん本を紹介してきましたよね。
コミュニケーション術、心理学、家族社会学、ジェンダー学、いろんな本があります。名作と呼ばれる本もたくさんあると思うんですよ。
例えば、過去紹介した本だと、日本の夫婦パートナーとやっていく幸せと葛藤という本だったり、私をぎゅっと抱きしめて、これはエモーションフォーカーセラピーというカップルカウンセリングの本ですね。
回復率7割を超えるという驚きのカウンセリングなんですけど、愛はなぜ終わるのか。これ僕大好きなんですよ。この本が大好きで、もう一回夫婦関係を悩んで初めて手に取った本が、この愛はなぜ終わるのかという本ですね。
もう絶賛になっちゃってるんで、セカンドエディションが英語版だけ出てるんですけど、これすごい良い本です。面白い点が、夫婦関係について価格的なアプローチで初めて迫った本なんじゃないのかなと思ってて、僕はこれすごい好きなんですよね。
あと、フランスの経済学者思想家作家、欧州復興開発銀行の初代総裁を務めて、フランス元大統領の特別顧問を歴任したジャックアタリさんという方、ご存知ですか。
21世紀の歴史だったかな。いろんな本を書かれていて、この方が愛の歴史って本を書いてるんですよ。これ、僕すごい大好きで、人類の愛の歴史の変算が描かれてるんですよ。
結婚の歴史がどう変わってきたかとか、愛の形が人類の文明の進化とともにどう変わってきたかと書かれているんですけど、面白いです。
あと、コミュニケーションの本もいっぱいありますよね。アサーションの本とかいっぱいある。さっき話した日本の夫婦パートナーでやっていく幸せと葛藤、後半はアサーションの本なんですよ。自分も相手も大切にし合うコミュニケーション、アサーションについて細かく書いてあります。すごい、みんな良い本です。
なので、僕がこういう本をお勧めすると、本を買われて読まれる方すごく多いんですけど、だけどその方の多くが夫婦関係を改善できない。なぜなのか。確かにこういった本を読めば妻との関係は改善できるんじゃないかっていうすごい期待を感じますよね。
なんだろう、暗闇に差し込む一筋の光みたいな感じに見えてくると思うんですよ。
だけどちょっと考えてほしいんですけど、今僕が挙げた本、すごいいろんな分野にまたがってるんですよ。家族社会学、カップルカウンセリングの技術、進化人類学、脳科学、神経科学、あとジェンダー科、いろんな分野、複数の分野にまたがってる。
それぞれの分野の起きる本の数ってめちゃくちゃ多いじゃないですか。情報量がめちゃくちゃ多いんですよ。僕、おすすめの本をノートの記事にまとめましたけど、何冊だろう、20冊以上、2、30冊ぐらい書いたんですよ。
必要な情報を取ろうとすると、それぐらいの数、最低でもそれぐらいの数の情報量って必要になってくるんですよ。テキストの文字数に変換したらすごい何千万文字とかになるんじゃないですかね。
なので、いくつもの分野を縦断して必要な情報を選んで、複合的にそれぞれを結びつけて考えないと、関係性改善の方法って見えてこないんですよ。大変じゃないですか。普通に考えて、情報量めちゃくちゃ多いんで。
ケンブリッジ大学の研究によると、人が1日に最大3万5千回の決断をしてるって言われるんですよね。すごい有名な話ですけど、人は疲れちゃうんですよ。普通に生きてるだけで疲れちゃうんですよ。
なぜかというと、人間のワーキングメモリーには容量制限があるんで、大量の情報にさらされると、これがいいよ、あれがいいよ、これがいいよってね、いろんな本をね、僕がおすすめするじゃないですか。
他の方もいろんな本を勧めてくる。ネットの海を漂えば、いろんな記事が目に入ってくる。あまりにも大量の情報にさらされると、ワーキングメモリーがオーバーしちゃうんで、判断の質っていうのが著しく下がるんですよ。
行動と自己効力感
さらに、これもあるのか、あれもあるのかと、選択肢ABCDみたいないろんな選択肢があるわけですよ。これが増えれば増えるほど、俺はもしかしたらベストの選択できていないんじゃないか、もっと他にいい方法があるんじゃないかっていうふうな不安を抱きやすくなって、結果的に満足度が下がったりするんですよ。
選択のパラドックスって言うんですけど、情報が多ければ多いほど良いっていうわけじゃないんですよ。良い判断ができるわけじゃないんですよ。それを裏付けるか、すごい有名な話ですけど、Appleの創設者のスティーブ・ジョブズ、毎回同じ服着てましたよね。
黒のタートルネックとジーンズとスニーカーっていう、大学生かみたいな感じの服を毎日着てましたけど、あとアインシュタインですね、一般相対性理論の科学者アインシュタインですとか、元アメリカ大統領のバラック・オバマ、あとマーク・ザッカーバーグですね、Facebookを作ったメタ社のマーク・ザッカーバーグ、彼も毎日同じグレーの服着てますよね。
あとグレーのパーカー、ワーストドレッサー、ベストテンダーが選ばれるぐらい、毎日同じ服着てるんですよ。これ、ちゃんとした理由があって、さっきの認知的過負荷と選択のパラドックスを減少させてるんですよね。
1日3万5千回の決断を毎日してるので、経営者になったら重大な決断ってめっちゃたくさんあるじゃないですか。なので、意思決定の疲労を減少させるために、毎日同じ服着てるんですよ。
なので、大量の情報、本を読んで夫婦関係の修復方法を学ぶために、大量の本を読み込むということは、認知的過負荷とか選択のパラドックスが起こって、良くないよねってことなんですよ。判断の質が低下しますよねってことが起こっちゃうんですね。
あと、本の中に書いてあることって、すでに世に出てることじゃないですか。なので、世に出ていない情報っていうのは本の中にないんですよ。
研究段階の話だったりとか、誰かと話す中に出てきたひらめきとか、こぼれ落ちるような知識とかっていうのは本の中に出てこないんですよね。
僕、ポッドキャストのインタビューをいろんな専門家の方にしてますけど、その中でしか出てこない話とか、その方と話してるときに、僕が気づいたひらめきとかっていうのはめちゃくちゃあるんですよね。
現場にしか落ちてない情報ってめちゃくちゃ多いんですよ。そして、そういった情報ほど役立ち、貴重だったりするんですよね。
これが暗黙値と呼ばれるんですけど、こういった暗黙値というのは、すでに世の中に公約にされている本には絶対に書いてないんですよ。
これは科学哲学者のマイケル・ポランディンさんという方の理論ですね、暗黙値というのは。
本とかネットに載っているのは形式値。人が実際に経験を通している暗黙値というのは、何か書き記したりとか体系化したりとかっていうのがとても困難であると。
なので、対話とか体験っていうのを通してしか伝わらないと言われています。
あと、本を読んだだけで結局行動しなかったっていうことだと結構あると思うんですよ。
僕も本を読んだだけで結局行動しなかったことって結構あるんですね。
仕事でもそうだし、夫婦関係についてもそうだし、何か分かったつもりになって、だけど結局やってなかったなっていうことって結構あるんですよね。
これって、夫婦関係の相談に乗っていっても結構あるんですよね。
何だろうな、妻に対して、妻が追っている傷つきに対して焦点を当てようって話を僕はよくするんですけど、そういった話をしてもなかなか行動に移せないという方は結構多いんですよ。
怖いとか、今よりもっと悪化するんじゃないかというのが怖くなっちゃうというのが結構多いんですね。
これは現状一バイアスというのが働いているんですね。
不確実性のある変化、未来ってどういう変化が起こるか分からないじゃないですか。
自分が取った新しいコミュニケーションによって妻が余計、こう、苛立つんじゃないかとか、怒らせるんじゃないかとかって怖くなっちゃう。
ただ一切悪い関係性がもっと悪くなるんじゃないかって怖くなるわけですよ。
そういった不確実性のある変化よりも、たとえ今の状態ちょっと良くないって分かっているけど、だけど今の状態がまだマシかもしれないって思っちゃう。
面倒だし今のままでいいやっていう問題があるんだけど。
あと最近よく感じるのは、自己攻略家の欠如というのが行動に移すことを結構疎開しているなと思うんですよね。
いろんな方と話をしていて、相談を取っていて思うんですけど、結局、やるべきことを知ったとしても、やらなければ意味がないじゃないですか。
やるために必要なのって、自分にはできるっていう感覚だと思うんですよ。
どうして俺にはできないしとか、いやそれあなただからできるんでしょうとか、
いやもう何度も失敗してきたし、また失敗するに決まってるとか怖いっていう気持ちになる。
自己攻略家の欠如ですね。
自分はできるっていう感覚がないから、どんだけ知識を得ても動けないってことが起こっちゃう。
それを裏付けるかのように、厚生労働省の調査で、本やネットでの自己学習というのは夫婦関係における話ですね。
3割の成功率にとどまるって言われるんですね。
自分一人で学ぶってことは、結構限界があるってことですね。
特に本とかネットの情報頼りっていうのは。
なので、必要なことっていうのは、いくつもの分野に縦断された知識、
これを濃縮された必要最低限の知識として習得することが必要なんですね。
迷子になっちゃうんで。
あと、頭だけではなくて行動を変えていくってこと。
この2つが重要になってくるわけです。
僕が今やってるのは、夫婦関係改善に関する知識。
さっき言ったような家族共生化薬とか進化人類学とか、
そういった様々な分野にまたがっている知識、
これは全部学ぶんじゃなくて、僕はそれは全部学んでるんで、
それを濃縮させて、夫婦関係改善に関する部分だけを選んで、
それをつなぎ合わせて、1つの知識として体系化してるんですね。
これをリレーションシップサイエンスって呼ばれるものなんですけど、
夫婦関係改善の科学
これは夫婦関係改善の話、本とかネットとか人の話って、
結構フワフワしたものが多いじゃないですか。
感情的なものとか、共感しましょう、傾聴しましょうとか、
そんな言われなくてもみんなわかってるじゃないですか。
なぜそれが大事なのかっていうのはわかっているけど、
それができないから困ってるわけですよ。
何でそれができないのかっていうのは、
科学的に紐解いていくっていうのは必要があると思ってて、
リレーションシップサイエンス。
サイエンスって呼ばれてるように、科学なんですよ。
夫婦関係改善の知識っていうのは、いくつもの分野を縦断して、
膨大な情報集中を選択して、必要な知識だけを濃縮させる。
あと僕の過去のインタビューからの暗黙値っていうのを
めちゃくちゃ注ぎ込んでます。
これは単なるコミュニケーション術、
世の中に出てる夫婦関係の本で大体コミュニケーションの本ですけど、
単なるコミュニケーション術ではなくて、
科学的に妻との関係を改善させるための本質的な学びなんですよ。
僕はこれを提供しようと思って、
Relationship Scienceをオンラインコースとして今まとめている最中です。
あと知識だけじゃなくて、実際に行動する、
実際に変わっていく必要もあるわけですよ。
心からの思いやり、妻に対して、
頑張って共感しようとか、頑張って継承しようとかってやるじゃないですか。
だけど見透かされていて、あんた結局言葉だけよねとか、
結局自分のことしか考えてないじゃないとかって言われた人いると思うんですよ。
僕もそうです。僕もよく言われていました。
なんか言ってるだけじゃんとかね、よく言われてたんですよ。
そういうふうに心から、何でそうなのかというと、
言葉とか行動を変えようとしてるからダメなんですよ。
じゃなくて、心から、自分の心がその奥底から、
他者に対する思いやりというのを持てるようになった時に、
自然と言葉とか行動って思いやりあるものへと変わっていくんですよ。
だから行動を変えることって本当に意味がないんですよ。
心を変えないと意味がないんですよ。
これ一見ちょっとフワフワしてますけど、
心を変えるっていうのは、ちゃんとトレーニング法があって、
コンパッションエンドマインドトレーニングですね。
イギリスで生まれた心理療法、コンパッションフォーカーセラピーを
マインドトレーニングに応用したものです。
これは東京生徒大学の準教授一村育夫先生が、
ポール・ギルバートさんというイギリスでCFTを開発した方の
英国国立ダービー大学に入学して修読されてきて、
僕が一村先生から学んだのがコンパッションエンドマインドトレーニングなんですよ。
コンパッションフォーカーセラピーも僕は一村先生から学びました。
これは脳科学、神経科学とか科学に基づく内容になってるんですよ。
なので単なるコミュニケーションみたいなフワフワした話じゃないんですよね。
このトレーニングの中にはマインドフルネスもあるんですけど、
エビデンスベースで進めていくので、感情論とかスピリチュアルとかではなくて、
科学的アプローチとなっています。
こちらは7月から第1期がスタートしますので、
気になる方は是非メルマガだけに書いていますのでチェックしてみてください。
ということでまとめなんですけど、
本からの学びは確かに役立ちますと。
ですけど、あまりにも多い情報量の多さによって
認知的過負荷、選択のパラドックスに陥ってしまって、
意思決定への疲労がどんどん積み重なっていく。
現状維持バイアスと自己考慮感の欠如によって、
結局行動しないまま時が流れ、時代はどんどん悪化していく。
行動促進の重要性
だからこそ、正しくそして濃縮されたキュレーションが必要になってきますと。
あと行動を促す人間との関わりも。
それらをすべて解決してくれるのが、
リデーションシップサイエンス講義と
コンパーショナルマインドトレーニングですと。
ということで、コンパーショナルマインドトレーニング、
こちら限定10名で、2025年7月から第1期がスタートします。
もうすでに募集はかけていまして、
メルマガだけで案内をかけています。
メルマガの中にウェイティングリストがありますので、
そちらに登録いただいた方にだけ詳細情報をお送りしています。
まだメルマガ登録していない方は、
概要欄の一番上のところにリンクを置いていますので、
そのリンクから登録いただいて、
今週金曜日19時配信のメールを待ってください。
そのメールにウェイティングリストを載せておきます。
現在2名の方が参加確定していまして、
審査面談に進む方が5名です。
こちらです。
このコンパーショナルマインドトレーニング、通称CMTは、
僕も本気で臨みますので、人数を限定しています。
あと事前に審査面談をさせていただいて、
本当にその方にCMTが必要かどうか、
もしかしたら違うアプローチが有効かもしれないという方も
いらっしゃるかもしれないので、
お話を聞いて本当にCMTが必要なのかどうかというのを
面談をさせていただいています。
その審査面談のメールの案内に関する情報、
審査面談のメールはウェイティングリストに登録いただいた方だけに
お送りしています。
なので審査面談に進んでいる5名の方、
こちら確定したら残りは3名となりますので、
お早めにご登録ください。
ということで、今回も最後までありがとうございました。
この放送がいいなと思った方は、番組のフォロー、いつも視聴下、
夫婦関係、悩み、友人、知人へのシェア、
そしてご感想をお便りフォームでお送りください。
メールの中ではポッドキャストで話さないことや、
夫婦関係改善コンテンツの先行情報をお送りしています。
概要欄からご登録ください。
ではまた次回お会いしましょう。さようなら。
18:40

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