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2021-05-16 11:25

#93 ぼくらが手を触れ変えることができるのは「いま」という一瞬だけ

ぼくらは今という一瞬を毎秒ごとに失っている。鮮烈な記憶に彩られた過去は、手に触れられそうでも決して触れることも正すこともできない。触れることができ、変えることができるのは「いま」という一瞬の連続なのだ。切なく残酷な初恋の思い出から「いま」を生きる大切さをお話ししました。質問箱➡︎ https://peing.net/5a2fc6bdc1d35b note➡︎ https://note.com/atsuatsu Twitter➡︎ https://mobile.twitter.com/atsuatsu カウンセリング➡︎ https://note.com/atsuatsu/circle
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アツの夫婦関係学ラジオです。このラジオでは、妻との関係悩む男性や、夫との関係悩む女性向けに、夫婦関係改善のヒントになる話をしています。
いかがお過ごしでしょうか。お元気ですか。
僕はですね、明日から月曜日、子供たちがですね、最後の、最後というか、土日の最後の日曜日ということで、近所の子供たちと、ちょっと天気悪かったんですけど、
水鉄砲でね、めちゃくちゃ遊びまくってて、びしょびしょになってたんですね、夕方。
ほんと子供たちって、水鉄砲が大好きで、もう今年の夏、多分秋の終わりぐらいまでは、きっとそれで遊んで楽しんでくれると思うんで、
自粛生活も、彼らにとっては多分そんなね、なんか、まあ大変でしょうけど、多分楽しいものなんだろうなって、ちょっと見ながら思いました。
はい、今日はですね、まあそんな話とは全然関係ないんですけど、
明日の6時に予約投稿しているノートの記事があるんですね。
ちょっとこれの話を一回先に、この音声配信の方でもしたいなと思いまして、お話をすることにしました。
これ何かって言いますと、僕のあの、ちょっとね、言いづらいし、恥ずかしいんですけど、初恋の話を僕書きまして、
そこからね、僕があの、得た経験というか、それについて書いたんですね。
で、今回の話もそれなんですけども、今という一瞬、この今というこの一瞬一瞬を僕らって生きてますよね。
この今という一瞬だけが手を振れることができて、変えることができるんだ、ということについてお話をしたいなと思っています。
これどういうことなのかって言いますと、僕のですね、中学校3年生の夏の終わりに文化祭の準備があったんですよね。
僕らの教室、クラスはラーメン屋をやることになって、店の内装とかポスターとかをね、僕が作ることになったんですよ。
もともと僕、絵を描くのが好きで、しょっちゅう絵ばっかり描いてたんで、他人の教師がこいつにやらせればいいんだろうみたいな風に多分思ったと思うんですよね。
僕が好きだから好きなことやらせようと思ったんだと思うんですよね。
で、僕それをね、やってたんですよ、放課後残って。
だけどね、誰もね、手伝ってくれなかったんですよ。最初は何人か手伝ってくれたんですけど、そんなね、絵を描くのが好きな人もいないので、次第に減っていって。
で、一人でよく描いてたんですけど、いつからか一人の女の子がそこにいたんですよね。
その子がずっと手伝ってくれていて、二人で夏の終わりの西日が明かす教室の中で、マッキーの、マッキーってスンって匂いしますよね、あのシンナーの匂いが。
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あのシンナーの匂いと教室に立つ西日のオレンジの色、そしてその西日に照らされた彼女の顔と彼女のオレンジ色の髪、このイメージがずっと僕の中に残ってるんですね。
次第に僕らの距離も近づいていって、一緒に自転車の、僕の自転車の後ろに乗って帰るようになったんですね。
話をよくよくするようになると、彼女の父親には愛人がいて、彼女が小学校くらいの頃から自分の娘を連れて愛人の家まで行って、3時間くらい自分の娘を車の中で待たせたんですよ。
で、愛人のことが終わると出てきて家に帰ってくると。
そんなことを何回もやってたらしいんですよね。
で、それが自分の妻にもバレて、別居するようになったと。
で、その彼女、僕が付き合うことになったその彼女、手のひらに切り傷がね、よくあったんですよ。ニストカットですね。
ニストカットって手首にするものなんですけど、手首だとね、結構バレるんですよね。
分かりやすいんですよ。だけど手のひらだと誰も見ないんですよね、そんな風に。
これなら誰にも気づかれないからといって、彼女は手のひらにね、よく切り傷を残してたんですよ。
で、何か自己嫌悪の落ちるようなことがあると、よく手のひらを自分で傷つけていたんですよね。
で、あと家庭環境も結構悪くて、別居していたんですよね。
で、もう年の離れた弟が2人いて、母親はあまり彼女にも興味がなくて、結構放置されてたんですよね。
で、そんなことをね、よく話をしていて、彼女のマンションの、確か15階建てのマンションの屋上近くの踊り場から街が見渡せるんですよね。
で、そこでね、放課後2人で、ただそこにずっと一緒にいて、ただ抱き合って、そんなことを話したりとかしながら日々を過ごしてたんですね。
で、これが秋の終わりに始まりまして、冬の初めに突然僕フラれたんですよね。何が起こったのかさっぱり分からなかったんですけど。
で、そのちょっと前、たぶんこれは秋の終わりから冬の初めの映りかけぐらいの時だったんですけど、
たぶんあれは秋ですね。ここから飛び降りたら助けてくれるって彼女は聞いたんですよ。
僕は何のことか分からなかったんですよね。いきなりそんな飛び降り自殺のことを話し出して、僕はすごい戸惑ったんですけど、もちろんって答えたんですね。
ただ僕はその答え終わる前に、もう彼女の顔はどんどん曇っていって、憎しみを込めた声で嘘つきと僕に言ったんですね。
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僕が本気じゃないってことは分かったんでしょうね、きっと。
大人になってから分かったんですけど、彼女は境界性パーソナリティ障害、通常はボーダーと呼ばれる精神障害だったんですよね。
その兆候がおそらく15歳の時からすでに現れていたんだと思うんですよね。
そして僕が24歳になった頃に、僕が御服屋で働いていた時ですね、幼馴染から電話がかかってきたんです。
急に何だろうと思って電話を取ったら、その子が自殺したと、飛び降り自殺をしたという電話だったんですね。
もうそこから僕1週間も物が食べられなくなってしまって、どんどん体重が減っていったんですね。
特に地元に帰って、葬儀が行われるということなので、次の日が葬儀だったので、地元に帰って、友達と一緒に葬儀に参加したんですね。
それで、そこで棺の中の彼女と再会したわけですね。
15歳の時に別れて、24歳の時だったので、9年越しですね。
9年後にまた再会したわけですけど、その時の彼女は棺の中にいて、僕は24歳になっていたんですね。
ここから僕がよく思うのが、その当時の記憶、彼女と過ごした夏の終わりから冬の初めの中学校3年生、15歳の時のその記憶というのは、ものすごく鮮烈に僕の中に残っているんですね。
繰り返し繰り返しひたすら上映され続ける映画のように、僕の中にずっと残っていて、まるで手を伸ばせばいつでもそこに戻れるような気にさえなるんですよ。
本当に手に触れることができそうな、その空間、その時間、その瞬間に、もうすぐにでもそこに行くことができて、当時の僕と彼女の目の前に行けるような気にさえなるんです。
それぐらいすごい鮮明な記憶なんですね。
だけど決して戻ることなんかできないんですよね。どれだけ鮮烈な記憶であっても、どれだけ鮮やかな記憶に彩られた過去であっても、戻ることも触れることもできないんですよ。
ただ僕たちが触れることができて、変えることができるのは、この今という一瞬だけなんですよね。
ただこの毎秒毎秒どんどんと失われていく今というこの一瞬だけが、唯一僕らが手を触れることができて、変えることができるんですよね。
そしてこの一瞬という連続の積み重ねである未来、この未来もまた今に触れていき、今を変えることによって未来を変えていくことができるんだなって思うんです。
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そんなことをふと思ったので、ノートとこの音声の方でも話をしてみました。
本当はそのノートの方は、ただその初恋の時の思い出話でも書こうかなと思ったんですけど、だんだんとちょっといろいろと思うことが出てきて、
結局最終的にはそういった今という一瞬、その一瞬だけが唯一僕らが手を触れることができて、変えることができるという話になっていったんですけども、
これって今の大人になった僕らも同じですよね、夫婦関係も。
過去、いろいろあった過程とかたくさんあると思うんですよ。
例えば男の場合でしたら僕もそうですけど、子供が生まれてから妻のことを支えてやることができなかったとか、ということって結構たくさんあると思うんですよ。
でもその過去はどれだけ鮮烈な記憶に彩られていても、どれだけ手を触れられそうな記憶であったとしても、戻ることはできないんですよね。
過去に戻って何かをやり直すことはできないんですよ。
ただ唯一僕らができることは今というこの一瞬を変えていくことだけなんです。
手を触れることができるのはこの今という一瞬だけなんですね。
逆に言うと何かを変えるのに遅いってことはないんですよ。
過去はどうしたって変わらないんですよ。
今を変えていって、その変えていく今の積み重ねが未来を変えていくということにつながるので、
今日は今という一瞬の大切さということについてお話をさせていただきました。
夫婦関係の悩み方の参考になれば幸いです。
質問箱の方でご質問・お悩み相談などを受けておりますので、ぜひそちらをご利用ください。
あとは妻との関係改善に向けてお悩みの方、私はnoteのサークル機能を使って
初の夫婦関係オンラインカウンセリング松明という名前でカウンセリングも行っていますので、ぜひそちらもご利用ください。
ということで今日は甘酸っぱい思い出とともに今という一瞬の大切さについて
僕自身いろいろと思うことがあったのでお話をさせていただきました。
よろしければnoteの記事の方でもね、noteの記事の方がより詳しく書いてますので、
ぜひそちらのnoteの方も読んでいただけると嬉しいです。
はい、ということで今回も最後までありがとうございました。それではまた。
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