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アツの夫婦関係学ラジオです。このラジオでは、妻との関係に悩む男性向けに、夫婦関係改善のヒントになる発信をしています。
今日お話したいことは、昨日話した優れた利き手と下手な利き手の最も大きな違いは、というところで
下手な利き手はずらす対応をする、そして優れた利き手は受け止める対応をするという話をしたんですけど、
今日は、この受け止める対応というのは一体どういうことなのかということについて、もうちょっと深く、実践的な内容を交えて話をしていきたいなと思います。
妻との会話がなかなか続かないですとか、妻の心を開くためにはどうしたらいいかとか、
ついて妻と会話をしていて、つい喧嘩越しになってしまうとか、といった方の参考になるかなと思います。
まず、前回お話をしたずらす対応と受け止める対応、もう一度簡単におさらいすると、
ずらす対応というのは、妻が何かを話しかけられた時に、今日こんなことあったのよ、みたいなね。
今日、向かいの山本さんがめちゃくちゃブロッコリー持って外を歩いてたわとかね、そんなとこでもいい会話があるじゃないですか。
そういう話をされた時に、ふーんとか、そうなんだ、俺も今日ネタバス買ってきたんだよねとか、違うな、これじゃ逆に面白い話になっちゃうな、これじゃ逆に面白い話になっちゃうんで。
例えばその妻が仕事で、今日私の前に座っている山本さんが、すごいもうなんかめちゃくちゃ不機嫌で、すごい今日嫌だったのとかね、
山本さん朝から不機嫌で、私の目が合うたびに鼻息鳴らしてくるのとか、なんか舌打ちしてくるのとか、もう嫌になっちゃったみたいな話を、
例えば妻がしたとしますね、ちょっと面白い話になっちゃいそうだけど、そういう話を妻がした時に夫側が、
いやそう、俺も今日あの上司がすごいうるさくてさ、みたいな、もうなんか全然今日返してくれなくて参っちゃったよ、疲れたわ、ちょっと風呂入ってくるみたいな、
っていう風に妻が話してる主語が妻にあるのに、自分の方を主語にしちゃうっていう、自分の話をしだしちゃう、もう話泥棒みたいな、会話泥棒みたいな人っているじゃないですか。
これがずらす対応なんですよね。あれおかしいなと、私の話してたはずなのに、なんであんたが大変だって話にそれをすり替わってんの?みたいな、っていうのがずらす対応で、
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これ話し手の方は注意・関心っていうのを自分に向かせようと無意識にしちゃうんですよね。これ仕事でも結構あると思いません?
仕事をしていて、特に男性に多いんですけど、こちらがね、いろいろ話をしてたんだけど、なんか気がついたら全部向こうの話になってたみたいな、なんか向こうがその人がすごく大変な苦労話をいつの間にかし始めてて、終わらないみたいな、
なんであなたの苦労話を私聞いてるの?みたいな、なんでこうなっちゃったの?みたいな、っていうことが結構あるんですよね、男性社会とかだと。
なぜかというと、男性の方がずらす対応っていうのをする傾向があるんですよ、女性よりも。
で、話し手の感情に対して配慮しないんですよ。これ、男性が思いやりがないとかっていうことを別に言ってるわけじゃなくて、男性というのは話してる内容の情報にどうしても意識が行きがちで、その話し手がなぜそう思ってるのかとか、なぜそれを言うのかっていうその感情にあんまり配慮しない、配慮しなすぎというか、配慮しないがちというか、気がつかないっていうことですよね。
っていうことが往々にしてあるんですよ、これ。これね、たぶんやられたことある人結構いると思うんですよね、男性でもね。さっきも話したみたいにね、仕事の仕事とかね、そういったとこでも、なんか、なんだろう、自分がこう、例えばね、ちょっと辛いことがあったりとかして、そういう辛かったんです、みたいな話をしたときに、こうなんか全然こっちの気持ちに配慮してくれなくて、いやそれはだってそうなるでしょ、みたいな。
それは当たり前じゃん、常識でしょ、みたいな。それはそうなるよね、だったらこうすればいいじゃん、みたいな、っていうふうに変なアドバイスをね、してきたりとか、あとなんかそもそもね、みたいな、そもそも話が大好きなおじさんとかいるじゃないですか、そもそもそれってどうなの、みたいな、っていう前提を疑いだして、自分に都合のいい前提にすり替えて話をするとかね、っていうそもそもおじさんとか会話泥棒とかめちゃくちゃ多いんですよ、男性って。
で、これがずらす対応ってやつなんですね。一方で受け止める対応っていうのは主語が話し手にあるんですよ。妻が話し手だとしたら主語が妻の方にある。そして話し手の感情というのを配慮した対応をする。そして話し手に注意・関心を向けるっていうことなんですね。
さっきの例で言うと、妻が今日向かいの山田さんがもうなんかすごい朝から不機嫌で、あのなんかずっとフンフン言ってるのよ、もうなんか目が合うだけで舌打ちされて、もう嫌だ、もう疲れた、今日、みたいなことを妻が言ったときに受け止める対応って何なのかっていうと、え?大変だったね、つらかったね、嫌だね、それ。何なんだろうね、なんか嫌なことあったのかな。
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鼻鳴らすって何なんだろうね、穴詰まってんのかな、なんでそんな機嫌悪いんだろうね、自分で何とかしてほしいよね。何で君にそんなこと当たるんだろうね、なんか嫌だね、それ。なんか俺も嫌な気持ちになるよ、それ。何で山田さんっていつもそうなんだろうね、別に君何も悪いことしてないじゃんね、って。
何だろうね、山田さんと喧嘩でもしたのかな、とか。っていう風に妻の気持ちに配慮した話し方をする。妻の感情を受け止めるってことなんですよね。話したの感情、妻の感情を受け止める。妻の言葉とか情報とかじゃなくて、妻の感情を受け止めるんですよ。こんなもう嫌だった、つらかったっていうその感情を受け止めるんですよ。
今日山田さんが鼻を鳴らしててとか、なんか目が合うたびに舌打ちされてとかって、そういう情報はどうでもいいんですよ。それってすごい些細なことなんですよ。女性との会話においては何が起こったかってどうでもよくて、何を感じたかっていうのが大事なんですよね。それを受け止めるっていうことなんですよ。その感情を受け止めるってこと。これが受け止める対応ってやつなんですね。
そしてこれが多くの男性ができていないっていう対応。そして優れた聞き手、人の心を開く聞き手というのは受け止める対応ができているってことを昨日紹介したリッスンでこの中で抱えてたわけなんですけど。
具体的に妻の言葉を受け止めるという時に気をつけなければいけないことが一つあるんですね。その話をちょっとしていこうかなと思います。その例としてはさっき僕が話したみたいな山田さんがそういう時にこういったらいいんだよって僕がさっき話しましたけど、ああいった感じでもいいと思うんですね。今から話すことはちょっと気をつけた方がいいこと。
簡単に言うと妻の言葉に対して自分自身が瞬間的に反発しないっていうことが結構大事なんですよ。これ何故かっていうと夫婦関係があんまり良くない時とかちょっと喧嘩してる時とかあんまり二人の間の空気が悪い時、良くない時っていうのは妻から何を言われてもついムッとしちゃうんですよね。ありません?そういうのって。
妻がなんかちょっとここ汚れてるねとか、今日なんか帰り遅くない?とか言った時に、なんだ別にいいだろうこれぐらい。誰が見んだよこんなとことか。今日忙しかったんだよ。会議だって言ったじゃん。遅くなって言ったよねみたいな風に瞬間的に反発してつい条件反射で妻が悪意がある言葉じゃないんですけど、
そういう風に妻を受け取ってしまいやすくなるような喧嘩口の言葉をつい言ってしまう。コミュニケーションを断絶するような言葉をつい言ってしまうってことがあるんですよ。関係があんまり良くないとどうしてもやってしまう。関係が良ければ全然そんな相手がどんなことを言おうがそこまで気にならないんですよね。出会ったばっかりの恋人とかそうじゃないですか。
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今日遅かったねとか言ったら、そうなんだよ。参っちゃったよ。疲れちゃったよ。早く着替えたかったよ。みたいなことを付き合ったばっかりだったら言うわけですよ。だけどね、関係性が良くなかったりするとそんなことは出てこないし損を思えないわけなんで、だからこそ気をつけなければいけないですよね。
例えば、夫がいつもお風呂掃除をしているとしますね。お風呂掃除は夫の担当だという家庭とします。ある日の夕方、妻が今日お風呂掃除しとくねと言ったとします。
その時に、「いや、なんで。いや、いいよ。やらなくていいから。俺がやるよ。俺の担当はやっとくから。いいよいいよいいよ。」っていう風に言ったとします。これって一見、妻の負担を減らそうとして、僕ら夫側が負担を受け取って、「自分にやるよ。こっちがやるから大丈夫だよ。」という風に安心させているように見えると思うんですけど、実はこれは受け止める対応になっていないんですよ。
なぜならば、いつも夫がやっているお風呂掃除を妻がやりたがっている。やろうとしている。これ、いつもと違うわけですよね。いつもと違う行動を妻がしようとしている。ということは、この背景に妻の考えがあるんですよ。妻の感情があるんですよ。
これ、思い出してもらいたいんですけど、さっき僕が話をした、朝から山田さんがもうなんかもう機嫌悪くて鼻息フンフン鳴らしてて、私と目が合うたびに下打ちしてくるのも嫌だ。もう辛い。みたいなことを妻が言ったじゃないですか。で、これって妻の辛いとか嫌だっていうその感情を受け止めることが大事だとさっき言いましたよね。
で、このお風呂掃除の件も、お風呂掃除私今日しとくねって妻が言う。それを言ってるってことは、直接は言わないんだけど、その言葉の背景に妻の感情とか気持ちとか何かこうしたいっていう感情がそこにあるんですよ。言ってないだけでね。言ってないだけで、言わないとわかんないんだけど。言わないとわかんないんだけど。わかんないんだけど、その裏にその感情があるんですよ。あるからいつもと違うことを言ってくるんですよ。
で、そこで僕らはついつい、いやいやいややるからいいよと。俺やっとくから大丈夫。できるからできるから大丈夫。疲れてないし。みたいな風についね、こうやってしまいがちなんだけど。だけどいつもと違うことを妻が言ってるってことは、何かを思ってるんですよ。何か理由があるからそうしようとしてるんですよ。
それを炙り出していくのが必要なんですね。これが受け止める対応なんですけど。妻の気持ちを、俺やるからいいよっていうのは妻の気持ちを知ろうとせずに、自分の意見を自分の主張を相手に届けようとしている。これって注意・関心を自分に向かせてるっていう点では、ずらす対応と同じなんですね。
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で、ここで妻の言葉に瞬間で反発せずにですね、自分を客観的に見ることが重要なわけですね。もしかしたら妻はお風呂の隅っこの黒カビがめっちゃ気になってるのかもしれないんですよね。
いつもお風呂掃除を夫がやってるんだけど、やってもらってるのはありがたい。ありがたいから文句言えない。文句言いたくない。文句言えないなと。文句言ったらやってくれなくなりそうだなとか。自分だったらいつも一生懸命やってることに対して、夫から文句言われたらすごい嫌な気持ちになるから、私もう言えないみたいな風に思ってるのかもしれない。
だけどすごい気になる。このお風呂の四隅のパッキンの上の黒カビがめっちゃ気になるっていう。なんかちょっと落ちてきてて、夫がちょっと擦ってるのか、カビキラーか何かで掃除してるのか、黒がちょっとグレーになってるんだけど、このグレーが逆に気になるみたいなね。
取れかけてるのが逆に気になる。これ全部取りたいみたいなことをもしかしたら妻は思ってるのかもしれない。もしかしたらそのようにして夫の掃除に不満があるのかもしれない。もしかしたら何か嫌なことが日中あって気晴らしがしたくて、お風呂掃除をしたいと思ってるのかもしれない。
何かしら裏に感情があるんですよ。それを受け止めるというか、あぶり出して受け止める必要があるわけなんですよ。それをあぶり出すためには質問をしなきゃならないんですよ。聞かないとわからないので質問をしていくんですよ。
質問をするというのは反発するような言い方をしたらダメなんですよ。反発するような言い方というのはさっきみたいな、何で、いいからやるからみたいな風に言っちゃうと質問という形を取りながらのコミュニケーション断絶になってるんですね。
そうじゃなくて、どうしたの?大丈夫だっけ?やってもいいけど、どうしたの?何かあった?気になるところあった?というふうに緩い感じで質問するんですよね。
僕の喋り方は遅くなってますけど、何で?どうしたの?そうなんだ?やるの?何かあった?みたいな。
僕がやってもいいけど、君がやってもいいけど、何かあったの?何かあったら教えてね?みたいな。
なんとなく質問するんじゃなくて、相手を問い詰めるんじゃなくて、柔らかく優しくボールをフワーンと投げるんですよ。
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優しくボールをフワーンと投げて、相手が取りやすいところにボールを投げていくということなんですね。
そうすると妻も言ってくれるんですよ。聞けば大体言ってくれるんで、聞かなきゃ損なんですよ。
聞けば言ってくれる。聞き方は注意ですけどね。
どうしたの?何かあった?みたいな。何か気になるところあった?みたいな。
怒ってないよ。別に僕は怒ってないですよ。なんかイラついてもいませんよ。ただ知りたいだけなんだっていう。
単純な好奇心なんだっていうことが伝わるように質問をするんですよ。
なぜならば察することには限界があるんですよ。
夫が察してくれないとかよく言うじゃないですか。
察することが大事だと。じゃあ察しなければと思うわけですけど、
そもそも察すること自体が僕ら単純に難しいし、得意な人にしても限界があるんですよ。
僕もそこそこ察することには自信があるんですけど、だけどそれでも分からないことがめちゃくちゃありますからね。
めちゃくちゃあるんですよ。
だから質問して聞き出さなきゃならないんですよね。
ちなみにうちの妻はこの間って言っても結構前ですけど、
食事の後の皿洗いは主にいつまでか僕が担当になっててやってるんですよ。
僕が好きなんですけどね。洗濯物畳むのは僕大嫌いなんですけど、食器洗ったりとかするのが好きで。
だけどある日妻が食器洗ってたんですよ、夕飯の後に。
僕がやるからいいよって言ったんですよ。
妻がいいからって言ったんですよ。
僕また言ったんですよ。いいから、やるからって。
大丈夫だよって。
僕は妻が負担になってるんじゃないかなって思ったんですよね。
申し訳ないなと思って、向こうで寝て休んでてみたいな気持ちで言ったんですけど、
妻すごい不機嫌になっちゃったんですよ。
私やるって言ってるじゃんみたいな感じで不機嫌になっちゃって、
なんで俺怒られてんだって思ったんですよね。
サラーダイオレがあるからいいよって言ってるのに、
怒られてて、不機嫌になってて。
なんなんだろうと思った後で話を聞いたら、
やりたかったんだって言ってたんですよ。
なんだったかな、気持ちを紛らわすためだか何だか理由があったんですけど、
やりたかったらしいんですよね、サラーダイ。
っていうのって聞かないとわかんないじゃないですか。
よかれと思っていろいろやってるんだけど、
実はやらなくてもいいことってあるんだっていうのを初めて知ったんですよね。
だからこの妻の気持ちを、
妻との会話において受け止める対応をする時というのは、
こうやってですね、妻の言葉に瞬間で反発しないで、
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どうしたの、なんでなの、なんかあった?というふうに、
柔らかくボールをポンと投げて、
妻の気持ちを知るための質問が必要になっていくということなんですね。
瞬間的に反発しない。
大丈夫だからいいからやるからじゃなくて、
どうしたの、なんかあった?というふうにポワンと投げていく。
その時には自分がまるで頭の上から自分を眺めているみたいな、
そういうメタ認知的な感じで自分自身を見つめるとやりやすいと思うんですね。
自分の感情にどうしてもコントロール、支配されやすくなるじゃないですか。
そうじゃなくて、ボーンと自分の魂が上から自分を眺めていて、
そして自分の感情を外から眺めるようなイメージ。
難しいですけどね。難しいんですけど、
それを意識するだけでもだいぶ感情ってコントロールしやすくなるんじゃないかなって思うんですよね。
ということで、今日は妻の言葉を受け止める対応とはどういうことか、
ということについてお話をさせていただきました。
妻との関係の悩み方も参考になれば幸いです。
こういった夫婦関係の悩みとかってなかなか誰にも言えないんですよね。
言えないし相談できる人もいない。
なので僕の質問箱の方にその時はぜひ使ってください。
言わねを吐きたいとか、愚痴を言いたいとか、
こんな時どうしたらいいんでしょうとか、
男女問わずそういった愚痴とか言わねとかご相談とか受け付けてますので、
いつでもお気軽に使ってください。
こちら概要欄にリンクを貼っておきます。
あと妻との関係に今まさに悩んでいて、
もう一回どうにかしたいと思う方は、
こちらは僕個別にカウンセリングやってるんですよね。
妻との関係が悩む男性向けにZoomとかメールとかでカウンセリングをやってますので、
このリンクも概要欄にリンクを貼っておきます。
こちらはノートのサークル機能を使ってますので、
自分が参加してることは他の人からわからないように初期設定でできますので、
こちらもいつでもお気軽にご利用ください。
あとですね、夫婦カウンセリング、妻との関係に悩む男性向けのカウンセリングは、
実験的に最初の一回無料でやってみようかなと思うんですよね。
というのを試しにやってみようかなと思っているので、
興味ある方はぜひご連絡ください。
こちらはですね、
一回ノートの問い合わせ先からメッセージを送れるんですけど、
そこでメールアドレスとカウンセリング希望ですって送ってもらえれば、
僕はその後返事をしますので、
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もしくはノートのサークルに入っちゃった方は後から返金するので、
口座とかに振り込みとかで返金するので、
一度ご連絡をください。
一応このノートのカウンセリングのページと、
あと問い合わせのページもこの放送の概要欄にリンク貼っておきますので、
気になる方はぜひ使ってください。
ということで今回も最後までありがとうございました。
また明日お会いしましょう。さようなら。