今日はですね、あるゲストの方をお招きしています。コンパッションの専門家でいらっしゃる先生をお呼びしています。
東京生徒大学大学院応用心理学部臨床学科純教授の石村幸先生になります。プラスワンラム合同会社という会社の代表者にも務めていらっしゃいます。石村先生、今日はよろしくお願いします。
よろしくお願いします。ちょっと簡単な自己紹介をお願いしてもよろしいですか。
私はご紹介いただいたように東京生徒大学で教員をしております。普段は公認心理師とか臨床心理師の養成大学大学院で
臨床心理学とかそういった心理学に関係する科目を大学生に教えているんですけれども、あとは大学の教員になるまでのトレーニングとして
医療機関で15年ほど心理師として働かせていただいたりとか、これまでの臨床歴っていうと、茨城農芸学院っていう少年院に
最高ドラマの補助監督ということで7年ほどボランティアで週1回行かせていただいたりとか。
補助監督っていうのは少年院に入っている子たちのメンタルサポートみたいな。
そうなんですよ。所属している少年の中でも集団生活を送るじゃないですか。
そういった時にやっぱりその集団生活の中で心を開かなかったりとか、あと教育教育の中でなかなかその何か馴染まないというか、集団生活に馴染まないお子さんっているんですよね。
そういった時にいろんな科目って言ってそのいろいろ、例えばソーシャルスキルトレーニングとか、それこそいろんなその何て言うんでしょうね。
職業教育とか、いろんなそのかれかれの個々で組まれるんですね。
刑務作業じゃないですけれども、いろいろそういう科目が組まれて、その中にやっぱりメンタルの問題とか集団教育に馴染まないっていう方がピックアップされて、
なんかサイコドラマって言って、イタリアンのモレノさんっていう人が作ったメソッドなんですけど、
即興劇っていうか、7、8人のグループの中で一人担当を決めて、それで演じたいもの、劇を演じていただいて、
みんなで一つのものを作り上げていくことを通して、自分の感情表現したりとか。
演劇の中で、だから役になるから感情表現しやすいってことなんですね。
そうそうそう。
なるほど。
そういうことを、なんかその地域の大学院生、当時院生だったんですけど、大学院生として補助的な役割として、
参加させていただいたっていうこともあります。
なるほど、なるほど。
結構そういう臨床的な経験っていうのが、割と今の礎になってるかなっていう感じはありますね。
あとはそうですね、中学校のスクールアシスタントっていうところで、4年間ぐらいとか、
あと他にもそうですね、学生相談であったりとか、そういったところで経験を積んで、
普段、いろんなカウンセリングとか心理療法がメインになるんで、
特定の患者さんとか特定の問題を抱えてる人をカウンセリングしてるっていうよりかは、
医療機関がベースなんで、
臨床症状を抱えてる、例えばパニックとか不安症とか、
鬱症とか、そういった人を対象に、
まあ、認知コード療法とか、
コンパッション効果セラピーとか、そういったことをしてきたっていう感じですかね。
なるほど。
そのコンパッションとの出会いっていうのは、いつ頃だったんですか?
えっとですね、厳密には2009年とか10年ぐらいの時に、
論文と書籍で初めてコンパッションに関係する記事とか雑誌を読んだっていうのが、
まず最初のきっかけで、なんかすごい興味があって、
なんか、その当時の上司の先生が主催されている研究会がありまして、
はいはい。
四季一会。
で、その時に、なんかこう1年間を通して一冊、
なんていうんだろうね、訳すっていうか、訳して発表するっていうことがきっかけで、
まず興味を持ち始めたんですよね。
で、あ、すごいなとかって思って何かこう、自分にとってすごいフィットするなっていう感覚は、
その当時からあったんですけど、
で、その4年後に思い越しを挙げて、なんかその、
コンパッション・フォーカス・セラピーの提唱者であるポール・ギルバル先生っていう先生がいらっしゃって、
その先生に、なんかこうコンパッション・フォーカス・セラピーを学びたいんだっていう連絡を差し上げたところ、
なんかセカンドラングエッジだから、デンマークに来れば、
日本人のあなただったらいいんじゃないっていうことで、
行ったっていうことがきっかけだったんですね。
はいはい。
その時にすごい目から鱗っていう感じで、
これまでにすごく難しいケース、難しい、なかなか良くならない相談者とか、
すごく重い症状を抱えていらっしゃる患者さんに対して、
このアプローチだとすごい効くなっていうか、
例えばどういう症状の方たちですか?
やっぱりそうですね、性育歴に背景がある方で、
例えば虐待の経験があったりとか、
まあ思春期、あんまりなんて言うんでしょうね、
その、そうですね、幸福とは言いにくい人生を歩んできたような方って結構いらっしゃるんですよね。
例えば、虐待とかそういったなんか、
親御さんからすごい精神的な虐待とか、
身体的な暴力とか、そういうことを受けている以外の方でも、
例えば親関係であんまり、なんて言うんでしょうね、
良好な関係を結べてこなかったとか、
小学校とかにひどい地味になったりとか、
そういうトラウマの経験を抱えてきたりとかしてきて、
しかもかつ、そうですね、成長していく中で、
通常だと友達とか、分かってもらえる人って何人か出てくるんですけど、
でもたまたま、なんて言うんでしょうね、
誰も分かってくれないとか、
で、それがしばらく続いてしまう。
で、そういう方は割と、
ね、なかなか、なんて言うんでしょうね、
良くならないっていう。
それは、いろんな心理療法を試しても良くならない。
そうですね、通常の一般的に、
カウンセリングとか、
エッジコード療法とかやって、
で、そういうやった経験もずっと治療の中で、
経験されている方が多かったんですよ。
以前、例えば数年前にエッジコード療法を受けてきたんですけど、
やっぱり良くならないっていう方。
方に対して、コンパッションっていうものに関しては、
すごく強力に作用するなっていうのは。
なんで作用したんですかね。
そうですね。
そうそう。
だから、ブッダが言うところの、
マインドフルネス&コンパッションっていうのは、
もともと仏教からルーツがあって、
この2つさえ、
人生の中において、
気をつけていれば、
大体多くの悩みは改善ができる、
っていうことで、
アカデミックっぽくない?
っていう印象があると思うんですけど、
もともとやっぱり仏教のブッダのルーツがコンパッションにあって、
なるほど。
そこから心理学が発展していく中で、
やっぱり宗教の、
宗教と科学の話になっちゃうかもしれないですけど、
宗教の方がどうしても早いんですよね。
宗教的に言われている、祈りが大事だとか、
感謝することが大事だって言われているけど、
科学的に確認したら、やっぱり良かったよね。
それと一緒で、
マインドフルニスとかコンパッションって、
仏教とか宗教でやられているけど、
研究してみたらすごく効果高くなったよね、
っていうことで、
最近コンパッションが注目されてきたっていう経緯があるんですね。
なるほど。
コンパッション、
苦しみに気づいて弱上げようっていうのは、
具体的にはそれをどうやって行うんですか?
なるほどね。
コンパッション、
ほかセラピーという、
セラピーとして体系化されているものなんですか?
患者に対してこういう風にやりましょうみたいな。
そうですね。
ルーツは、
慈悲の瞑想とかっていうところで、
仏教的なルーツがあるんですけど、
でも、
それは慈悲の瞑想ということで、
瞑想中心のトレーニング方法、
長らくされてきたんですよね。
コンパッション、ほかセラピーをどっちかっていうと、
それを、
心理学的に、
もうちょっといろんな側面からトレーニングしましょうっていうことで、
瞑想以外にも、
例えば、
筆記、コンパッションレターライティングっていって、
なんかこう、
そうですね、
自分に対して、
思いやりの手紙を書いてみるとか、
筆記療法を使ったメソッドがあったりとか、
この間、
アツさんのポテキャスト、
別のお話を、
いくつか聞かせていただいたときに、
1個、
ミカエル・トーマス先生の、
キットツール、
道具箱の。
はい、ありましたね。
奥さん、
階段の近くに書けて、
奥さんとの写真の思い出を。
そうですね、自分が写真になって、
写真になった自分が自分に思いやり向けるっていう、
ワークですね。
で、そういうメソッドを使ってみたりとか、
あとは、MPDTIメソッドがあっていうことで、
目の前の空の椅子に対して、
自分に共感的な人を座らしたりとか、
共感的な自分自身を座らしたりして、
自分に対して、
思いやりの言葉をかけてもらうとかっていう、
メソッドを通して、
自分自身に対して、
自分の苦しみに対して思いやり向けてみたりとか、
あとは、そうですね、
誰か苦しんでいる人に対して、
思いを受けられるようになるっていうトレーニングがありますよね。
それは体系化は、
され始めているっていうのが、
性格かなと思います。
どんどん進展してきているっていう感じですかね。
先生が代表社員に勤めていらっしゃる、
フランスワンダーマン合同会社ってあるじゃないですか。
その前のトレーニングを受けさせていただいたんですけど、
あそこで提供しているのが、
コンパッション、
コンパッショニットマインド、
コンパッションな心を作るというか手に入れるための
ワークショップみたいな感じですよね。
あれも僕受けてみて、
すごい体系化されているなって感じたんですけど、
あれは完成されたものというよりかは、
どんどん進行している、
どんどん新しくなっていっている最中という感じなんですか。
コンパッション、コンパッション化セラピーとか、
コンパッションという概念そのものが、
どんどん変わっていっている発見があるみたいな。
そうですね。多くの場合、
8、9割方は完成されているという感じなんですけど、
やっぱり学会とか毎年の学会に参加させていただくと、
マイナーチェンジというか、
大学教員していっているという感じのイメージですね。
やっぱりああいう、
そうですね、私がその、
ちょっと話飛ぶかもしれないですけど、
プラスワンラボ合同会社、大学教員しながら、
プラスワンラボ合同会社を、
学内ベンチャーで、
経営させていただいているというか、
作らせていただいているというのは、
大学の教員だけだと、
なかなか一般の方に、
コンパッションの良さというのが伝えにくいというか、
会社というビジネスのツールを
使わせていただくと、
やっぱり、より幅広く
届くだろうし、
アーツさんのように、またそういった、
これいいなと思っていただいたら、
プラスワンラボ合同会社に応用できるという方が、
少しでも出てくると、私の本望というか、
だからそういった意味で、
プラスワンラボ合同会社というのを
作らせていただいている経緯はありますよね。
なるほど。
僕も実際トレーニングを受けた中であったのが、
3つのコンパッションとありましたよね。
自分に向けるものと、
他社に向けるもの。
もう1個は何でしたっけ?
相手から思いやりを受け止めるというのがあって、
自分から自分へと、自分から他社へと、
他社から自分へ。
それを今、教えていただいてもいいですか?
聞いている方向けに。
そうですね。思いやりというと、
どうしても小学校の、
例えば、
優しくしましょうみたいな。
最近、ポッドキャストを聞かせていただいて、
あつさんのお子さん3人いらっしゃるんですね。
そうです。9歳、9歳、5歳。超元気です。
双子だったんですね。
そうですね。
小学校4年生ですか?
4年生です。4年生の教室の裏側に、
思いやりとか、
分かんないですけど、クラスの目標で、
ジンとかっていう感じで、
教室の目標で、
クラスメイトに対しては優しくとか、
思いやり深くとかって言って、
我々日本人の教育ってなんとなくなんですけど、
思いやりを持ちましょうとか、
優しく、誰かに優しく振る舞いましょうみたいな。
どうしても思いやりって、
自分から相手に向ける。
例えば、クラスメイトの人が悩んでたら、声かけて大丈夫とかっていうので、
ちっちゃい頃から、
浸透してる感じがあるじゃないですか。
で、これがまず1個。
自分から相手に思いやり向けるっていうのは、
比較的入りやすいっていうか。
親しんでますもんね。そうやりなさいって言われてるし。
最近、セルフコンパッションって言って、
それを自分に向けましょうっていうのが、
割と日本人的に苦手な部分で。
意味わかんないなって最初思ってました。
甘やかしなんじゃないかとか、
ダメにさせるんじゃないかとか、
そういう、
なんて言うんだろうな。
教育っていうのも変ですけれども、
あんまり推奨されてないですよね。
自分に優しくしましょうとかっていう。
確か甘やかしみたいなイメージになっちゃいますよね。
そうそうそう。
それが実は精神的な症状を大きく改善するんだっていうことで、
科学的に注目されてきて、
で、
それがセルフコンパッションっていうもう一つの流れなんですよね。
自分自身に、
自分が苦しいっていうところに対して、
まず気づいて、
で、それを和らげるために、
優しく接してもいいんじゃないかっていうことで、
それをセルフコンパッションって言うんですね。
結構それが難しかったんですよね。
なんだろう、
まず自分に思いやりを向けるっていうのが、
誰かからもらえるんだったら分かりやすいんですけど、
自分が自分にっていうのがすごく分かりづらくて、
ワークショップで、
自分にとって一番大切なものになりきりましょう、
で、僕にとっては階段にある妻との撮った写真、
初めて一緒に旅行に行ったカマグラム写真、
で、その写真がずっと僕らの生活を何年もたって見ていて、
僕のつらい時もずっと見てた。
で、じゃああなたになって言ってあげるっていう、
で、あのワークの時にやっとピンってきたんですよね。
なるほど。
あれをやらないと多分分かんなかったなって。
そうですよね。
自分が誰かに、自分じゃない誰かになって、
自分に対して思いやりを向けるっていうのをやって初めて、
なんか体感できたなって気がしたんですよね。
そうですね。
そっちの方がね、頑張れるんですよね。
圧倒的に。
それ体験として分かってきて、
アツさんと似てるところはあるかもしれないですけど、
毎回毎回自分に思いやりを向けてるタイプじゃなくて、
普段は頑張ってるときは別にいいんですけど、
ここぞと言ったときに、
ちょっと休むっていう意味で、
自分に思いやりを向けて、
少し休憩してみるとか、
そんな感じの使い方をすると、
毎回毎回自分に対して思いやり、優しさを向けるっていうよりかは、
ここぞと言ったときに少し休憩してみようとか、
自分を認めて、ここは認めてあげようっていう感じにしてあげると、
切り替えが早くなったりとか、
落ち込みから早く回復したりとか、
そんな感じで、回復力が早くなるかなと思います。
なるほど。
セルフコンパッション、自分に思いやりを向けることって、
そのコンパッションの3つの中では結構大事じゃないかなって、
僕は思ってて、
それができないと他者への思いやりって持ちにくいと思うんですよ。
自分に余裕がないから。
でも、自分に対して思いやりを向けるっていうのって、
さっき先生がおっしゃったみたいに、
優しいみたいにやるぞみたいな感じで生きてきた感じからすると、
タイプの人たちからすると難しいとこあると思うんですよ。
自分に思いやりを向けるためのヒントってあったりするんですかね。
こうすると思いやりを向けやすいとか、
セルフコンパッションでこうやるとやりやすいみたいな。
そうですね。
そうですね。
ポッドキャストを聞いてらっしゃる方で難しい人は、
無理に実は自分に思いやりを向けるっていうことを
しなくてもいいかなと思っていて、
むしろ次の話になっちゃうかもしれないですけど、
相手から思いやりを向けられる経験を
素直に受け止めましょうっていうのはお勧めであるんですね。
それで何かっていうと身近な人とか、
別に身近な人が例えば誰かに、
皆さんに対して思いやりの言葉を向けてなくても、
夫婦関係で考えると、
例えば言葉がなくても、
支えてくれてるとか、
パパいつもありがとねとかって言われる家族がいるとかね、
そういったことを当たり前のものだと思ってるっていう、
割と人間ってあるんですよね。
で、何て言うんだろうな、
例えば家事選択に関しても、
例えば変な話よく言われるのが、
男性は30分未満なのにも関わらず、
兼業主婦あるいは兼業してる奥さんでも
3時間程度毎日やってるっていう、
総務省で出てるんですよね。
変な話、男性は仕事から帰ってくるとなかなか家事に手伝いをしない。
でも30分ぐらい。
でも女性は2時間から、兼業主婦に関して4時間ぐらいはしてるという結果になってるんで、
喧嘩してる最中でも、
やっぱなんかやってくれてるなっていうことに気づいてあげるっていうことを、
まず相手の行為に対して、
普通に喧嘩してるけどやってくれてるなって感謝をする。
思いやりを何か受け止めるっていうか、
相手の行為に対してプラスの意味を感じてもらうっていう、
ことをまず最初にやっていただくと、
どっちが先っていうわけじゃないんですけど、
そうすると、なんかいつもありがとうねとか、
っていう言葉が出やすくなりますよね。
他の、例えば自分の妻とか夫とかに、
なんかちょっとイライラしたりとか、
恨みを抱いたりとかしてる時って、
なかなかそうやって認めづらかったりすると思うんですよね。
そうは言っても、
例えば女性の場合だったら、産後クライシスがあった時に、
全然夫が支えてくれなかった、
今頑張って働いて稼いできてくれてるのは分かってるけど、
あの時の恨みがあって、なかなか素直に感謝できないとか、
もしくは逆パターンで妻に対して、
全然口を聞いてくれない、
俺と話したくないっていうのは伝わってくるけど、
色々やってくれてるのは分かるけど、
洗濯してくれてるし、家事もしてくれてるし、
俺をやってくれてるのは分かるけど、
なんか認めたくないみたいな、素直に感謝できないみたいな人もいると思うんですけど、
しっかりしたアドバイスになるかどうか分かんないんですけど、
結果をすぐに求めないっていうことなのかなとは思いますけどね。
例えば、今のお話の延長なんですけど、
例えば感謝を伝えるとするじゃないですか、
いつもありがとうね、
で、は?みたいな感じの、
喧嘩状態って何言ってるの?みたいな、
感じになるわけですね。
これって言う側が、いつもありがとうねって言うと、
なんとなく心の背景で期待しちゃってるっていうか、
言ってるほうが期待してるんですね。
受け止めてくれることを期待するわけです。
なんか、私はいつも感謝してるんだよっていうことを伝えて、
そう言ってくれてありがとうねとか、
私もあなたに感謝してるよっていうのを、
なんとなく期待してると思うんですよ。
だけど、なんか夫婦関係って、
それだけじゃないから、
なんか言い続けるっていうことで、
少しずつ少しずつ和らげていって、でも続けていく。
だから、リターンはあんまりないかもしれないけど、
なんか後々、その夫婦関係続けた時に、
例えば半年言い続けたりとかしたら、
多分数ヶ月で妻の奥さんの態度が変わってくるっていうことを狙うっていう感じで、
遅延してくるっていう感じなんですよね。
後からやってくるんですね。
そうそう。だから、まず結果をすぐに求めないっていうのは、
まず1個あるかなと思いますね。
普段から感謝を伝えていって、
それでも最初とか1週間、2週間、3週間くらいもしかしたら、
全然、何言ってんの?みたいな感じで、
全然思った成果は得られないんですけど、
なんか言い続けることで、
なんていうんだろうね。
そしたら、ある意味旦那としてはずっと言ってるから、
エビデンスって言って、いい夫であるっていうことはずっと記録として残ってるわけですよ。
妻側にとってってことですか?
そうそう。で、妻側は妻がバンバンこう、
なんやってんの?またこれやってないの?とか、
びしゃびしゃにしてとか、
普通こんなことも気づかないの?みたいな感じで、
バンバン言ってくるじゃないですか。
でも、淡々とこなして、
こなして、いつもありがとうね、なんつって言って、
ぶれないっていうのを、
エビデンスとして、技術としてすごい積み上げていくと、
なんて言うんでしょうね、精神的に、
なんて言うんだろう、後々、
後々、旦那はちゃんとやってくれてるなっていうのを、
感謝する瞬間っていうか、積み重ねていくと、
この人はちゃんとやってくれてるなっていうのがあるから、
なかなか強く、なんて言うの、言えなくなる。
なるほど、なるほど。
一つちょっと思い出したことがあるんですけど、
コンパッションによってオキストシンが出やすくなって、
大切に思いやすくなって、
うん。
で、アタッチメント、愛情関係が築きやすくなってくる。
うんうんうん。
で、すごいこういい循環が出てきた気がします。
うん。
アタッチメントに関しては、
うんうんうん。
先生的にはどうですか、その辺りで。
そうだと思いますよ。
うん。
そうだと思いますよ。
うん。
なんかそのプロセスとしては多分、
うん。
コンパッションとか、日々アツさんが多分取り組まれていらっしゃる、
うん。
こととか実践してきたもので、
夫婦関係が例えば改善したりとか、
うん。
あるいは奥さんからポジティブな反応が出たりとか、
うん。
すごい体験で結構日常的に起こってきて、
うん。
で、それを例えばなんか感謝したりとか、
うん。
あー良かったなっていう風なポジティブな体験が、
うんうんうん。
積み重なってくるから、
うん。
なんかこう、よりなんか愛情が深まっていくみたいな、
うん。
感じでアタッチメントの安定的なアタッチメントの形成に繋がっていくっていうのも、
うん。
あると思いますね。
うん。
そうですよね、夫婦関係が。
うん。
で、あの、もちろんその、もともとできちゃう方もいらっしゃるじゃないですか。
うん。
そうですよね。
そうそうそう。
なんか安定してる方はそうですもんね。
そうそう。もともとなんか安定型と、
うん。
安定型の例えばカップルの場合は、
うん。
まあそれが普通にできていくから、
うん。
なんていうんだろうな、お互い言いたいことも言えるし、
うん。
あるんでしょう。
まあすごい安定的なアタッチメントは、
うん。
そもそも形成してるだろうし、
うん。
っていうことは、あの、あるから、
うん。
まあなんかこう、夫婦関係の問題が生じたときに、
うん。
まあそれは試練みたいな感じでね、
うん。
その、なんていうんだろうな、お互い変わるチャンスなんだっていうことでね、
うん。
うん。
まあ、なんかそうですね、変われる方が変わっていくっていうのがいいかもしれないですね、
中長期的に見るとね。
うん。
なるほど。
その、夫婦関係ってよくその、セラピストの方たちがおっしゃるのって、
うん。
えっと、夫婦の関係性のダイナミクスに原因があるってよくおっしゃるじゃないですか、
うん。
どっちかが悪いっていうわけじゃなくて、
うん。
多分関係性、そこで生まれてるシステムのようなものに課題があるんだっていう。
うんうん。
だから、えっと、えっと、個人セラピ、1人だけをこうセラピストが見てもって、
うんうん。
うんうん。
夫だけをあの、えっと、カウンセリングしても変わらないと。
うんうん。
1人が変わったとしても、関係性自体が変わってるわけじゃないからって。
うんうん。
うんうん。
って言うじゃないですか。
うんうんうん。
で、一方で、えっと、例えばじゃあ夫が、昭和夫が、令和夫に変わって、
うんうん。
パートナーシップにこうすごいなんか意識的になったとしたら、
うんうん。
そしたら、冷たかった妻、もし妻冷たかったら、
うんうん。
妻が冷たかったら、
うんうん。
こう、なんか変わりやすくなってくるんじゃないかなって思うんですよね。
あ、そうですね。
そうですね。
そこのダイナミクスも変わりやすくなるんじゃないかなって思ったりもするんですけど、
それはあったりします?
違和感。
異常が変わることによって相手が変わるっていうのは。
そうですね。
僕自身は個別のセラピの方なんですよね。
うんうん。
なんかカップル。
まあ、もちろんそのカップルでね、
うんうん。
あの、相談にいらっしゃる方もいらっしゃったんですけど、
うんうん。
まあ、でもどっちかっていうとその、
医療機関でどっちかというとカルテとか保健所の問題もあるかもしれない。
うんうん。
まあ、大体その個別のセラピってことで、
うんうん。
個別を対象にするんですけど、
うんうん。
やっぱりその夫婦の問題っていうのは、
やっぱりその夫婦の問題を改善するために個人に働きかけて、
うんうん。
個人のその関係性を変えていくっていうことですね。
うんうん。
まあ、旦那さんだったら旦那さんと妻の関係性にアプローチしていくみたいなやり方でやるんですよね。
うんうん。
うんうん。
まあ、カップルセラピーの専門家にとってみれば、
うんうん。
両方招いた方が直接的なアプローチできるから、
うんうん。確かに。
まあまあ効果量はね、高いんだと思うんですよね、効果の方は。
うんうん。
うんうん。
個別の場合はそういう感じで働きかけて、
うんうん。
やっぱり変容していきますよね、そういう。
うんうん。
例えばコンパショントレーニングで積んでして、
うんうん。
思いやりを向けられるようになったとかっていうことができれば、
うんうん。
うんうん。
やっぱり関係性が変わってきますよね。
うんうん。そうなんです。
うんうん。
なるほど。
じゃあちょっと今日かなりこう長くコンパッションとはっていうところと、
コンパッションとかセラピーと夫婦に応用するにはどうすればいいのかっていうことをちょっといろいろ話を聞かせていただいて、
あ、そうですね。
えっと僕、僕自身の体験で言うと、
うんうん。
そのコンパッションとマイナートレーニングを受けたことでやっとコンパッションをなんか体感できた感じがあったんですよね。
うんうん。
なんか本で読んだりとか、
うんうん。
知ってるだけではよくわからなかった内容が体感として感じ、なんかスポーツみたいな感じだなと思ったんですよ。
ああ、そうですね。
やることでなんか、なんとなくわかってきたなっていう感じがあって、
だから夫婦関係にも多分応用できるんだろうなって思って、
そうですね。
うんですよね。
使えるなと思ってるので、
うんうんうん。
で、ちょっとまとめ的な感じなんですけど、
うんうん。
えっと、夫婦の中でじゃあこのコンパッションを使っていこうとなった時には、いろんなパターンあると思うんですけど、
うんうん。
えっと、意識、まず知っていくのは感謝に気づくってことですかね、まず。
パートナー間の営業やってもらってるその小さな感謝。
そうですね。
そうですね、なんかやっぱりどうしても葛藤してる場合って、
妻から家帰ってくると、なんか攻め立てられるとか、
ネガティブな方向、それ自体脅威だから、
そうですね。
どうしても防衛的になっちゃうし、
あーまた何か言われるんじゃないかっていう感じで気持ちで帰っちゃうじゃないですか。
そうすると、やっぱりその妻の嫌な側面っていうところに注目しちゃうんですよね。
まあ当たり前なんですけど。
そうですよね。
だけど帰る途中に、それじゃなくて練習として予防って感じなんですよね。
予防。
予防として、夫婦関係をさらに悪化させないって意味で、
なんかこう、とはいえ、奥さんは子供の面倒見てるなーとか、
変な話、両方働いてるのもかかわらず、
なんで送り迎えが、なんで妻が100%なんですかっていう話ってあるじゃないですか。
だから、なんか、まあ奥さん、おんぶに抱っこだなーとか、
プラスの側面を普段から見てることによって、
なんていうのかな、その後の、
喧嘩っていうか感謝してる人と、
まあ、その被害意識でずっと過ごしてる人って、
やっぱり喧嘩の勃発として、
奥さんからふっかけられた時に、
やっぱり感謝してる人は我慢できるんだけど、
確かに。
なんか、普段から被害意識になると、
何それ、俺働いてんだけど、みたいな、
しくってしまうみたいな。
確かに。
だから、そこがこう、何ていうか、我慢力みたいなところも、
予防として感謝してる人の方が、
確かにそうですね。
そうそう。
プラス、改善のきっかけとして、
喧嘩とか葛藤してる最中に、
感謝してると、
なんか、そういう劣悪な雰囲気の中でも、
いつもありがとね、なんつっていう風に、
いう一言が圧倒的に環境を改善するきっかけになるっていうか、
ある意味で予防として、
まずコンパッションの教えとしては、
奥さんの普段やってることに対して、
些細なことかもしんないけど、
お弁当作ってくれるとか、
綺麗にキッチンが片付いてるとかね、
それは旦那がやってるかもしんないし、
分かんないですけど。
お互いにってことですよね。
お互いに気が付くようにするってことですよね。
だいたい奥さんの方が細かい部分が気が付くんで、
旦那が掃除してるとか、
スイジとかが洗濯してるけど、
奥さんが細かい部分、
例えば洗濯機のところのカビを、
ちゃんと実は知らないうちに取り除いてたとか、
男性が全く気付かない火事とかに、
矢のつかない火事に、
すごい気に回してる人って多いんですよね。
そうですよね。
お風呂場の排水口の掃除とか、
妻がやってるの、
僕全然分かってなかったりしました。
気が付いてなかったりしました。
そうそう。
それとかを感謝すると、
割と興味関心持てるし、
気付けるようになるから、
こんなことやってくれてたんだ。
でも自分って、
ゴミ出しとか食洗機にやってるだけで、
自分火事やってるって思ってたのって、
っていう感じで反発できなくなるっていうかね。
やっぱり感謝してると、
適切に感謝できるし、
自分と相手は対等ですし、
子育ての親として、
対等の責任があるんだってことを、
感謝してると気付きやすくなるかなと思って、
妻任せにならないっていうかね。
感謝が大事だってことですね。
そうそう。
最初の実践としてはね、
感謝は相手からの思いやりとか、
普段の何気ない家族に対する行為っていうのを、
感謝するっていうのは、
なるほど。
夫婦関係の改善としては大事かな。
なるほど。
その次のステップってあったりするんですか?
コンパッショナイトカップルになるための
セカンドステップみたいな。
そうですね。
伝えていくっていうのと、
もちろんそれを受け止めて、
伝えていくっていうことはありますよね。
で、あとは、
どうしてもそれだけでも、
やっぱり夫婦関係って、
いろいろあるじゃないですか。
そうですね。
苦しい状況が1年続くとかって、
全然あるんですよ。
例えば、家帰ったらずっと1年間、
それこそホルモンバランスのこともあるかもしれないし、
例えば、なんていうんでしょうね。
浮気とか不倫とか。
ありますね。
で、しまってみたいな感じで、
そうすると、奥さん絶対許せないんで。
そうですね。
とにかく1年間、2年間ずっと、
和製とか浴びさせられるっていう厳しい時代とかっていうのもあると思うんですけど、
そういう時に、
自分に思いやり向けてあげるっていうのも、
でもこの奥さんと一緒にやっていきたいんだとか、
いう感じで、
でもそれで耐えられてる自分ってすごいよねとか、
家族を大事にしてるんだよねとか、
自分にしかできない仕事だよねとか、
ちゃんと稼いでるし、
家族に貢献してるよねっていうのを認めてあげるっていうことも大事だなと思いますね。
コンパションが自分の中には導いているようになっていて、
相手に対するコンパションも与えるということがなくなってくることによって、
自然とこのケアがやりやすくなる、
自然とできちゃうみたいなふうに変わっていくっていうことですかね。
そうですね。
やっぱりその共感的な男性の方がやっぱり受けがいいですよね。
もっと深いっていうかね。
受けがいいっていうのはパートナーか。
受けがいいっていうのは、
女性の場合は、
例えばその夫婦関係の中で話聞いてもらいたいとかね。
アドバイスじゃないとかね。
アドバイスは欲しくないんだけど、話聞いてもらいたいだけなのにっていう。
コンパションそのものが共感性のトレーニングになるんで。
なるほど、そっか。
だから一石二鳥ではあるんですよね。
確かにそうですね。
共感性が大事だ、共感性をつけるのが大事だって言うけど、
コンパションを学ぶことによってそれもついてくるってことですね。
そうそうそう。
だからそういうところの奥さんに対しての改善度っていうのはあるんじゃないですかね。
なるほど。
分かりました。ありがとうございます。
ありがとうございます。
パッションネイトカップルになるにはっていう話を最後に聞けて嬉しかったです。
ありがとうございます。
いいえ、また呼んでいただければ幸いですし。
ありがとうございます。
質問があれば書いていただければいつでも登場します。
ありがとうございます。
もしこの放送を聞いてコンパションについてもっと知りたいとか、
ここちょっと分からなかったのとか、
私の場合こういうケースなんだけどどうしたらいいとか、
もしそういったのがあったらぜひ概要欄にGoogleホームのリンクがありますので、
そこにぜひ送ってください。
また石村先生が登場してくださることなので、
ぜひ。
全然いいですよ。
私さんが良ければ。
超嬉しいです。
ありがとうございます。
ということで今回はコンパションとはということと
コンパションネイトカップルになるにはということで石村先生の話をお伺いしました。
あと最初にご紹介しなかったんですけど、
先生本をいくつも出されていて、
ストレスに動じない最強の心が手に入るセルフコンパッションですとか、
あと訳されている本だとセルフコンパッション新薬版、
コンパッションマインドワークブック、
あるがままの自分になるためのガイドブック、
実践セルフコンパッション、
自分を痛めず自信を築き上げる方法、トラウマのセルフコンパッションなど、
いつも本出されていますので、
ご興味の方はぜひお読みください。
こちらも概要欄にリンクを貼っておきます。
ありがとうございました。
先生ありがとうございました。
ありがとうございました。
楽しかったです。ありがとうございます。
またぜひよろしくお願いします。
よろしくお願いします。
ありがとうございました。
ということで最後まで今回もありがとうございました。
石村先生にコンパッションについてもっと知りたいと、
ここがよくわからないなとか、ここはどうなっているのとか、
あと自分の夫婦関係の場合はこういうことが起こっているんだけど、
この時はどうしたらいいですかとか、
そのコンパッションを元にした話でもいいし、
夫婦関係に関わる話でもいいし、
何かお聞きしたいなとか、質問したいなとかいう疑問などがあれば、
バンバンお送りください。
石村先生がお答えくださるということで、
またご出演してくださるとお話してくださったので、
不明点とか質問とかちょっと知りたいなとかあればぜひお送りください。