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2023-06-08 36:33

#489 あなたはどっち?「人間関係維持志向」と「問題解決志向」

「なぜ、そんなにも人の気持ちがわからないのか?」


「なぜ、そんなにも問題を解決しようとしないのか?」


パートナーにそう感じたことはないでしょうか?


実は、その影には「人間関係維持志向」と「問題解決維持志向」の違いが大きな影響を与えています。


人間関係維持志向とはなにか?


問題解決維持志向とはなにか?


どうすれば、ぼくら夫婦は分かり合えるのか?


詳しくお話します。


【参考図書:夫婦・カップルのためのアサーション】https://amzn.to/3qx7MHr

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ヒューマン思考と問題解決思考について
なぜそんなにも人の気持ちがわからないのか、なぜそんなにも問題を解決しようとしないのか、夫や妻に対して、そう感じたことはないでしょうか。
今回のアツの夫婦関係学ラジオでは、人間関係維持思考と問題解決思考、この2つの違いについてお話をしていこうと思います。
アツの夫婦関係学ラジオ、このラジオでは、夫婦関係を良くしたい、そんな方向けに関係改善のヒントをお送りしています。
はい、ということで、今回は人間関係維持思考と問題解決思考、この2つについてお話をしようと思うんですけど、
まず何?って思うと思うんですよね。なんかちょっと難しすぎてよくわかんないって思うと思うんです。僕も本を読んだときに、
夫婦カップルのためのアサーションという本をもとに今回お話をするんですけど、
ちょっと難しいなぁと思ったんですよ。よくよく読み解いていくとわかりやすい内容だったので、
噛み砕いた話をしようと思うんですけど、この2つの思考を理解すると、夫婦間の中で無駄な争いがなくなりやすくなるんですよね。
なので今回はこの2つの思考の違いと、どういうふうにそれを夫婦関係の中で応用したらいいのかということについて話をしていこうと思います。
まず人間関係維持思考というのは、これも書いてある通りなんですよね。
人間関係を良好に維持しようという価値観を持っている人のことなんですよね。
あんまり飲めたりとか喧嘩したりとかって嫌じゃんって、
ちゃんと話し合って気持ちを伝え合って仲良くやっていこうよというふうな、簡単に言うとそういった思考の持ち主ということなんですね。
分かりづらいので僕はヒューマン思考って呼びますね。
僕は勝手につけた名前なんで、正確な名前でもなんでもないんですけど、分かりやすくするたびにヒューマン思考と仮で呼びます。
このヒューマン思考の人は話し合って分かり合おうとするという性質があるんですよね。
話し合って分かり合おうとすることってもちろん大事じゃないですか。
自分の気持ちを共有することで相手との心理的な距離感が近づいて精神的に分かり合う、これとっても大事ですよね。
心地よい関係性構築においては欠かせないものだと僕も思っています。
なんですけど、この夫婦限界になった時に経験されたことある方もいらっしゃると思うんですけど、
このヒューマン思考だとそれだけだと課題を解決する時にはちょっと難しくなるケースもあるんですよね。
問題が起こりましたと、解決しようという時に、どうしよう、どうしよう、あの人困ってるな、大丈夫、どうしたの、何かあったの、そうなの大変ねって言ってるだけでは何も解決しないじゃんって僕らと話せって思いがちじゃないですか。
それを妻にぶつけて、あんたは何も分かってないのねっていうふうに限界になるというケースもありますよね。
僕もかなり経験あります、これは。
そういうふうに課題もあるわけですよ、このヒューマン思考に関しては。
さらに言うと、自主的に問題解決に取り組まず、相手がやってくれることを過度に期待しすぎてしまって、相手からの失望や怒りを引き出してしまうっていうケースもあるんですね。
何のかそういった話を実際に話を聞いている中で出てきたこともあります。そういったお話を聞いたこともあります。
なんで全然解決しようとしないの?俺がやってくれるの待ってるんじゃないの?っていったケースって結構多いんですよね、夫婦関係の問題の中では。
あともう一つ本書の中で書いてあった説明例としては、必要以上に友人と距離を詰めすぎてしまって、その人間関係で悩んでしまうっていうのもヒューマン思考の特徴の一つなんですね。
例えば女性の場合だと、ママ友との関係性、その距離感に悩んでいて、どこまで距離を縮めたらいいんだろうとかね、すごい向こうが話をしてきて、全然話終わらねえって言う時ってあるじゃないですか。
この人話長すぎるって思うんだけど、なんかここでごめんね、行かなきゃって言って断ったらなんか悪いかもしれないなって話本当は聞きたくないんだけど我慢して聞いてるっていう時もあると思うんですよ。
言いたいことだけ言う人もいると思いますけど、中にはそうやって相手との人間関係を重視するがために嫌な思いしてる、実は我慢してるってケースもある。
男性の場合は多いパターン、男性の場合でも友人関係とかお近所さんの関係性とかもあると思うんだけど、職場でのこういった悩みって結構あると思うんですよね。
なかなかこの人話終わんないんだよな、ちょっと行かなきゃなんだけど、ここで話し切っちゃったらこの人と関係悪くなってなんかいろいろ悪いこと起こりそうだからな、あと1分我慢するかみたいな、そういうことって結構あったりするんですよね。
これがヒューマン思考と呼ばれるものです。結構思い当たる人もいると思うんですよね。
ヒューマン思考の課題
もう一つが問題解決思考、特に男性に多いと言われてる思考ですね。これ結構聞かれたことありますよね。
男性はすぐに問題解決の方向にばかり話が行ってしまって、女性側の気持ちに寄り添ってほしいって言った願いに気がつかないと。
ただ話を聞けばいいだけなのに、なんかやたらめったら提案してくる、僕もよくしちゃうんですけど、やたらめったら提案してくる、そこじゃないっていう話ってすごいたくさんあると思うんですよ。
今回これの話になるんですけど、問題解決思考、僕仮でソリューション思考と呼びますね。ちょっとわかりやすくするためにヒューマン思考とソリューション思考というふうに名前ちょっと仮で変えちゃいます。
ソリューション思考の人は、葛藤や課題を解決するためにどうしたらよいかっていうことを考える傾向があるというふうに本書に書かれてます。
確かにそうなんですよね。僕も妻との話し合いとか、妻からの相談ごとを受けたときに、ついこうすればいいじゃんって言っちゃうんですよ。
例えば、仕事で疲れちゃったよね、疲れちゃったのよねとかね、こんなことがあってさーって仕事のことを妻が言ってくれるとするじゃないですか。よくあるんですけど。
それは僕が聞いて、そんな大変だったら他の仕事に帰ればいいじゃんとか、仕事辞めて転職すればいいじゃんとか、時間帯変えればいいじゃんとか、
その人とはそもそも話す必要あるの?とか、その人と話さないことによって何かデメリットが出てくるの?
その話さないことによる精神的不安定さというデメリットを上回るメリットが新しい行動をすることになって生まれるんじゃないの?とかね。
そういうゴチャゴチャしたことを僕はつい言っちゃうんですよ。ついそんなことを言ってしまうと、もういいという風に言われてしまって、もう話さないみたいになってプーンってなっちゃうんですよ。
これね、結構減ってきたんだけど、今でもやっぱあるんですよ。今でも僕の頭はソリューション思考にやっぱり結構向かいがちで、そっちにスイッチが入っちゃうとなかなか抜け出せないんですよね。
自分で気が付けないとなかなか抜け出せないので、こういった2つの思考があるんだよっていうことを理解しておかないと、どうしてもそっちに流れやすくなるんですよね。
今自分で気が付いて、今これソリューション思考に傾きすぎてるな、やべやべやべ、ヒューマン思考に行かなきゃ。妻は今ヒューマン思考を求めてるし、それが我々の今の状況だったらそれがベストだと。
じゃあヒューマン思考で話を聞こう。そうなんだね、大変だね、それはつらかったねというふうに、ソリューション思考の頭など絶対言わないようなことをあえて言うようにするんですよね。
これを結構やってて。このソリューション思考は職場ではすごい重要なんですよ。職場ではすごい求められるんですよね。
仕事で何かトラブルが起こったときに、大変だね、どうしようか、どうしよう、大変だよね、つらいよねとか言ってたら、お前は何をやってるんだって言われるじゃないですか。
何も解決しねえぞ、お前はそのことやってるもんって言われちゃうので、じゃあ一体何が起こって、その先に何が起こるのか、現状何が起こってる、原因は何なのか、
じゃあこれからどうするのかっていうことを考えないと課題って解決できないじゃないですか。仕事って問題解決の連続だと思うので。
だけど家庭の話し合いの中ではそればっかりだとどうしても偏ってくるんですよね。あと相手がそれを求めていないときにソリューション思考で話をしてしまうと、
それ今じゃないしってなりがちなんです。だけど家の中の話し合いにおいてもソリューション思考が求められるときもあるんですよ。
子供の保育園どこに入れようかとかね、仕事、家計をどうしようかとか、世帯の収入が今バランスが悪いと、ちょっと支出が多いと、金ちょっと使いすぎだと、
どうやって絞るかと。絞りつつ収入を増やすにはどうしたらいいかとかっていうのってヒューマン思考だけでは解決できないので、ソリューション思考でもって話し合いをしなきゃいけないんですよね。
あと家の中の保険をどうするとか、子供の習い事をどうするとか、子供が学校でいじめられていてどういうふうな対応をとるかとか、
子供が必要に悩んでいてそれにどう対応するかとか、といったように家庭の中でソリューション思考が求められる場面って結構あるんですよね。
なのでヒューマン思考が悪いとか、ソリューション思考が悪いとかっていうわけじゃないんですよ。
どっちも重要なんですよね。どっちも大切でそのバランスが大事なんですよ。
ソリューション思考の欠点
今この状況でどちらが求められているのかということを選択する必要性があるんですよね。
そこを考えないと、例えば妻が寄り添って欲しい時、疲れてる時、具合が悪い時、体調が悪い時に、
ちょっと今頭痛くてちょっと横になってていいっていうことを言うと夫が
お薬飲んだのか?とか病院行ったのか?とか言っちゃうとかね。
ソリューション思考で考えるとそうなるんですよ。治すためにはこうすべきだろ?寄り添って何か解決するのか?ここで大丈夫か?
大丈夫なのか?ん?どうしよう?何かやっとこうか?ん?っていうふうに寄り添ったところで何も解決しないだろ?
今のお前を休ませることによって一番それが解決に向かうだろ?っていうことを思う人もいるわけですよ。男性の中にはね。
僕もそれに近しいことを言ったこともあるし、どうしても緊急事態に近いことになると頭がそっちに切り替わっちゃうんですよね。
そうそう、これ男性に多いんだけど、緊急事態発生!ってなると頭の中でサイレンがブンブンブンって鳴って
ソリューション思考にスイッチがパチンって入るんですよ。問題解決のためにどうしたらいいかってことを考えて
言動がそっち寄りになっちゃうんですよね。そういう時には自分がソリューション思考にパチンってスイッチ入っちゃってるってことを意識して
妻に対して今ヒューマン思考が求めてるなと。じゃあ共感の言葉をかけなきゃいけないなという意識して
大丈夫?疲れてない?大変だったよね?ずっと今日働いてきたもんね。今日一日中子供の面倒を見てたもんね。疲れちゃうよねそれはね。
ゆっくり休んでてね。というふうにヒューマン思考によった発言ができるようになるんですよ。スイッチを自分でいじらないと変わらないんですよ。
自分で気が付かないと変わらないので、すごい注意しなきゃいけないなと思ってます。
で、このソリューション思考の人の欠点というか特質の一つとして困っちゃうことがあるんですよ。
ソリューション思考がえきすぎると困っちゃうことがあって、それは相手の気持ちを無視することが多い。
何が言いたいのかわからない。結論を言ってくれというふうに。どうしても問題解決をしたくなってしまうので
相手がヒューマン思考でもって寄り添ってほしいような言動をしているときにイラッとして
課題を解決しようとする。そうなってしまうと、いくら自分の意見が正しくても相手の心に届かないんですよね。
いくら論理的に正しいことを言っていても、理屈があっていても妻の心に届かなかったら、夫の心に届かなかったら
何の意味もないんですよ。僕はしょっちゅうありました。今でも気をつけないとそういうふうなことが言っちゃうんですよね。
ソリューション志向とヒューマン志向の違い
僕が言っていることは正しい。君はこういう状況なんだ。じゃあこうすべきだ。そうすればすべて解決するだろう。
なんでやらないんだというふうになっちゃうときがあるんですよ。気をつけないとね。
相手がそういうふうに思えないと相手の心に届かないわけですよね。相手の心に届かないと相手も変わらないわけなので、
それにふさわしい場面でソリューション意識を使わないといけないんですよ。本当に要注意なんですよね。
あとさらにあるのが、男性本当に多いんだけど、人に悩みを打ち明けるのが苦手で、自分で何とかしようとするっていう傾向があるんですよね。
つらいとか悲しいなとかっていう感情を表に出せない。すごい落ち着かれてやっと出てくる。
涙を伴わないと自分の感情を表現できないっていう男性本当に多いんです。僕もありますそういうところ。
本当に意識しないと自分の気持ちって言えないんですよね。気がつけないし、外に出せない。外に出そうとすると涙が出るほど辛い。
自分の柔らかな感情を誰かに傷つけられるんじゃないかという恐怖感があるんですよね。
この恐怖感があるから人に悩みを打ち明けられない。自分で何とかしようとする。
だけど何ともならないものは何ともならないんですよね。僕もうつ病になりかけたことあるんですけど、自分を追い詰めてしまって孤立化して、結果問題解決できなくなるんですよ。
例えば仕事がすごく忙しくて、なかなか家に帰れない。家に帰る時間が遅い夫がいたとします。残業が多いという課題があるわけですよね。早く帰れないと。妻も大変だと。
それは分かってると。分かってるんだけど、自分で何とかしようとしてるもんだから残業を減らそうとしてあれこれやるんだけど、なかなか減らせないと。
それを例えば自分の上司に打ち明ければ、じゃあちょっと負担を減らそうかと言って他の人に分担することもできるわけですよ。
もしくは自分の同僚とか仲の良い同僚とかにお願いして業務を分けてもらうってこともできるわけですよね。
だけどそれが言えない。言えないからこそ自分を追い詰め、孤立し、問題解決できなくなる。
こういった方は妻にも言えないんですよ。自分の悩みを。仕事が多いんだよね。辛いんだよね。大変なんだよね。
誰かに分けた方が、何かに仕事を振り分けた方がうまくいくんだろうなと思うんだけど、なんか仕事できない奴と思われそうで嫌なんだよ。
なんかそんなことしたらダメな奴と思われそうじゃん。せっかく昇進したのにまた下に落ちそうで怖いんだよ。
あいつダメな奴だと思われたくないんだよ。どうしたらいいんだろうっていうふうに言えたらどんなにいいだろうって僕も思うんですよ。
僕もそこまで言えないんですよ。もちろん頑張って言うんだけど、ここまでのことを言うのってすごい勇気があって、
過去何度か妻に言ったことあるんですけど、途中で何度も何度もつっかかるんですね、言葉が。
何度も何度もつっかかって、やっとしぼり出すようにポロッて出るんですよね。
言いたいことの10分の1ぐらいしか言葉に出てこないんだけど、ポロッて出るんですよ、やっとそこで。
それぐらい怖いんですよ、自分の気持ちを出すってことは。何度か前の放送でも話をしたし、ノートの記事でも書いてるんですけど、
自分の柔らかな心を、柔らかな気持ちを外に出すというのは、心を誰かに傷つけられる恐怖感を生み出すよね。
裸の心を出すから、誰もが傷つけることができるじゃないですか。目の前にいる人が自分の心を傷つけることができるわけですよ。
心を傷つけられる経験というのは、肉体を傷つけられた時と同じ脳の部位が反応するんですよ。
つまり、自分の柔らかな気持ちを差し出すということは、それを傷つけられる、そして肉体を傷つけられたと同じ痛みを感じる、
柔らかな気持ちをさらけ出すということは、肉体を傷つけられる恐怖と戦うことなんですよ。
それぐらい怖いことなんですよ。特にソリューション志向が強い人にとっては。
そういう問題があるので、なかなか難しいんですよね。
あと、もうちょっとソリューション志向の問題点を言うと、自分の悩みは自分で解決するのが当然といった考え方を持っているので、
相手の心に届ける方法
相手がヒューマン志向である時に突き放す傾向があるんですよね。
自分でやるのが当たり前でしょって、俺の仕事じゃないし、というふうに突き放す傾向がある。
あと、ヒューマン志向のパートナーが困っている時に、どうしてあげたらいいのかわからない、といった問題もあるんですよね。
相手が心配だ、大変そうだ、それを言葉にすることすらできないんですよ。
心配してるよ、あなたが心配して大丈夫、心配なんだけど、ということは言えないんですよ。どうしていいかわからないんですよ。
ただ、大丈夫、なんかやろうかって言えばいいだけなんだけど、それができない。
そうなると、そのパートナーはこの人全然助けてくれない。何なんだろう、不審感がどんどん募っていくんですよね。
すると、嫌われたりとか恨まれたりとかするようになっていくんですよ。
本当は相手のことを大事に思っているのに、それは言葉にしないがためにどんどん恨まれていく。
すごい悲しいことですよね。こういったことが起こりやすいということなんですね。
じゃあどうしたらいいのかということなんですけど、このヒューマン思考とソリューション思考は誰もがどっちも持っているんですよ。
どっちも持っている。僕もどっちもあるんです。どっちもあって、その時のケースバイケースでどっちかが出てくるんですよね。
例えば男性に多いのが、緊急事態アラームが頭の中になった時に、解決しなきゃってなって、一気にソリューション思考によっちゃう。
だけど妻としては不安な今の気持ちに寄り添ってほしいと願っている。そこに気がつかないといったら問題が起こるわけですね。
夫婦関係での人間関係維持志向と問題解決志向
その時に何を求められているのか。今は気持ちに寄り添う時だと。気持ちに寄り添って、落ち着いたタイミングを見計らって、ソリューション思考に切り替えて問題を解決する。
そういった必要性があるわけですよ。すると、ソリューション思考もヒューマン思考もいい感じに使い分けることができるんですよね。
これがうまくできなかったり、関係性があまり良くないと、相手にやることが気に食わなくて、「なんで寄り添ってくれないの?」とか、「なんで解決しようとしないんだよ?」ってなって、自分と同じになればいいのにと思っちゃうんですよ。
寄り添えば、あなたは私に寄り添えばいいのに、あなたは問題が解決すればいいのに、というふうに自分と同じになればいいのにって思っちゃうんですよね。
そうじゃなくて、今パートナーが求めているものはどっちなんだってことなんですよね。
今求めているものは気持ちへの寄り添いなのか、それとも解決することなのか、それを見極めて適切な方で、適切な思考を使う。
ヒューマン思考なのか、ソリューション思考なのか、今求められているもの、今自分の妻が、自分の夫が求めているものを使うということなんですね。
これ本書の中では、相手を変えるのではなく、お互いに歩み寄るという表現がされています。
ヒューマン思考が足りなければ、ヒューマン思考を使う。ソリューション思考が足りなければ、ソリューション思考を使うということだと思うんですよね。
このお互いに歩み寄るという表現が曖昧で、ちょっとよくわからないと思うんだけど、さっき言ったみたいに、大変なことが起こりましたと。
その時に、ついつい僕らは課題解決しようと思って、ソリューション思考にパチンとスイッチが入っちゃうんだけど、そうじゃなくて、今は寄り添ってほしいタイミングなんだということがわかったら、ヒューマン思考で寄り添う。
大丈夫?大丈夫だよ。一緒に頑張ろうなというように寄り添う。気持ちが落ち着いて、物事をちゃんと考えられるようになったら、ヒューマン思考によって課題を解決すると。
これが男女逆でも同じなんですよ。同じように対応していくということなんですね。
本書の中の例は、頭痛がする妻が、「ちょっと私、頭痛いの。何なんだろう。頭痛いんだよね。」という夫が、「頭痛いなら薬を飲めよ。病院に行けよ。」というふうに言うんですね。
という例が本書の中に書かれていて、すごいわかりやすいですよね。課題解決のためには病院に行くべきだ。薬を飲むべきだ。それはそうなんだけど、今は寄り添ってほしい時なんだよという話。
ここで必要になってくるのが、夫は頭痛がする妻を気にかけてあげる。大丈夫?どうしたの?何かあった?今日。ゆっくり休んでな。気にかける。
妻は、夫が自分のためのアドバイスをしているんだなと。何か言い方が悪いし、ムカッとするけど、一応アドバイスしているんだなということを理解した上で、
いや、ただ話を聞いてほしいだけなんだと落ち着いて伝えるということが書かれています。確かにこれね、言うは簡単だけどやるのは難しいんですよ。
夫婦関係の親密性の重要性
なぜかというと、意識しないとどうしても流れちゃうんですよ。自分側にね。自分が強い方の思考に寄りすぎちゃうんですよ。ヒューマン思考に寄りすぎちゃう。ソリューション思考に寄りすぎちゃう。
1回自分の頭からぷぱーんと抜けて、自分たちを天井から眺めて、今どっちが必要とされているのかということを見極める必要はあるなって感じています。
もしどうしてもすれ違ってしまうならば、何度か前の放送で話をした、柔らかな気持ちの共有、これが必要なんだと思うんですね。
夫に気持ちを伝えても変わらないのはなぜという放送でも話しました。前回かな、488話で話をしましたね。
多分ね、これがベースになるんですよ。夫婦関係の親密性という土台が作られていないと、相手が何を言ってもイライラするんですよ。
相手が何を言ってもイライラして受け止めることができないんですよ。親密性という土台がないとね。
まずはこれを作ることが大事だと思います。もしこのソリューション思考、ヒューマン思考の話を聞いても、
いまいちちょっとよくわかんないなとか、できないなというふうに思っちゃう人もいると思うんですよ。
そういう場合は、もしかしたら親密性の土台が作られていないのかもしれない。
その時に必要なのは、柔らかな気持ちの共有なんだと思います。前回の放送488話を聞いていただければ、よりよく理解できると思います。
あと6月2日、2023年6月2日のノートの記事でも書いてますので、詳しくはこちらをぜひチェックしてみてください。
今日はお知らせがあって、ひとばし先にノートの方では公開していると思うんですが、
ノートの記事、僕のビジョン、世界から夫婦関係を悩む人を減らすに共感いただける方へといった記事を書いてるんですけど、
これ何かというと、僕は今ノートのポッドキャストを使って夫婦関係の研究結果を発信してるんですね。
どうやったら夫婦関係を良くすることができるのか、夫婦関係を悩む人をどうすれば減らせるのかということを調べて、
いろんな人にインタビューをしたりして、記事にしたり音声にして届けてるんですけど、最近これがちょっと継続が難しくなってきたんですね。
僕にとってはこの夫婦関係の研究というのが一つの大きなライフワークなんですよ。
これが僕にとっての生きる意味とまで言ったら大げさですけど、
自分がこの生きててこの世界に対して影響を与えることができるものが、僕にとっては夫婦関係の研究というふうに位置づけてるんですね。
多くの人に夫婦関係の悩みをなくしたい、世界から夫婦関係の悩みを減らしたいという思いがあって、いろんな研究をしてインタビューをして発信をしてます。
日本語圏だけじゃなくて英語圏に対してもそれを行いたいなと思ってて、そういった動機があって語学学習をしたりしてます。
あと英語のブログも開設して、夫婦関係に関する記事を書いてます。
ビジョンと研究継続への悩み
今はまだ語学学校で習っているナイティングクラスの宿題のエッセイを書いたりしてる程度なんですけど、
自分で書けるようになってきたらそこでオリジナルの記事を書いていきたいなと思ってるんですね。
あと英語圏に対して英語でのポッドキャスト、あとは夫婦関係カラージョンの英語版もやりたいなと思ってます。
これは夫婦関係の悩みを減らしたいという僕のビジョンがあるんですね。
一人でも多くの人に夫婦関係を悩まされないようにしてほしいという思いがあって、
そのビジョンをもとにこういった活動をしてるんです。
だけど最近、継続がだんだん難しくなってきて、
今までこういった活動ってリモートワークの時間、お昼時間とか朝の時間とかにやってたんですけど、
リモートワークが減ってきたんですね。週に1回になって。
するとなかなか時間が作れないんですよね。
それ以外のお昼時間は夫婦関係の相談、Zoomでの相談に使ってるんですね。
ほとんど時間がなくて。
あともし仮にフルリモートワークになったとしても、
調べたいこと、学びたいこと、発信したいことっていうのがどんどん増えてるので、
使える時間が全然足りないんですよ。圧倒的に足りないんです。
色々悩んだんですよ。
色々悩んだんですけど、このフルリモートの業務に転職しようかなとか、
夫婦関係の改善を軸にした事業で独立しようかなとか、色々悩んだんですけど、
僕は一体何をしたいんだろうって考えたんですよ。
僕は何をしたいんだろうって。
僕は夫婦関係改善の研究を続けたいんですよ。
まだ全然終わってないんですよ。
まだ全然終わってないし、なんかちょっとずつ見えてきたのはあるんですけど、
ガチって掴んだ感覚がないんですよね。これだっていうのがないんですよ。
まだまだ見つからなくて、まだまだ見つけたいんです。
なんでそんなことにこだわるの?って言う人もいると思うんですよ。
ダメになるときはダメになるじゃんって言う人もいると思うんです。
確かにそういったケースもたくさんありました。
僕がご相談のった案件の中でも、
うまくいかなくて別居になったり、離婚になったりとか。
で、ある日家に帰ったら妻の子供の荷物がなくて、
妻が家に出て行っちゃったんですよね。
娘の保育園に向かいだけはさせてもらえたんだけど、
その人がね、娘を保育園に迎えに行って、
妻の家に送り届けようとすると、娘がバーッと走っちゃうんですって。
バーッと走って行って、昔3人で暮らしてたマンションの前に行っちゃうんですよ。
誰も降りてこないエレベーターの前で、ずっと待ってるって言うんですよ。
どうしたらいいんでしょう?って言われて、何も僕できなかったんですよね。
で、そういった話も何度も聞いたんですよ。そういった話を何度か聞いたことがあります。
だけど、全ての夫婦関係の問題が解決できないっていうわけではないんですよね。
中には解決できた人もいるんですよ。僕がお話をさせていただいた中で。
みんな奇跡だって言うんですよ。奇跡が起きたって言うんですよ。
だけど、僕がすごい深く深くその方とお話をして、何度も何度もやり取りをしていく中で、
その人の考え方とか行動がどんどん変わっていったんですよね。
それによって妻が夫を見る目が変わっていって、関係性が改善できたんですよ。
なので、解決できない課題ではないと僕は思うんです。
その度には、もっともっと研究が必要、もっともっと研究をしたいと思ってるんですね。
ひとりでも多くの人が、夫婦関係を悩まされない世界を作りたいと思ってます。
研究に対するサポート募集
僕は今40歳ですけど、自分の人生後半戦のナイフワークとして、
夫婦関係改善の研究というのを続けていきたいと思ってるんですね。
だけどそのためには、冒頭で話をしたように、時間が必要。
時間を作るためには資金がいるんですね。
いろいろ悩んだんですけど、僕のビジョンである、世界から夫婦関係を悩む人を減らす、
これに共感していただける方からのサポートを募ることにしたんですね。
研究資金の寄付と考えてもらうとわかりやすいと思います。
これはノートのメンバーシップを使ってまして、いくつかの金額のプランがあります。
金額は違うんだけど、中身は全部同じです。
本当はね、応援者向けの配信とか記事とかを書きたいなと思うんだけど、
まだまだ時間が作れないことと、研究結果に関しては、より多くの人に届けたいんですよね。
より多くの人に届けないと、世界から夫婦関係を悩む人を減らす、いったビジョンが達成できないので、
有料のノートも昔は書いたりもしてたんだけど、
多くの人に届けるためには、ロックしてしまうと届かなくなってしまうので、
そこはちょっと避けたいなと思うんですよ。
ただ、研究結果をいただいた、研究応援資金をいただけた感謝の気持ちと、
それをどのように使ったのか、どうやって行動したのかということは、定期的に記事としてお送りしたいなと思っています。
具体的に僕が何をしたいのかというと、今までも過去何度かやってきましたけど、
認証心理士さんとか心理学者へのインタビュー、
あと、夫婦関係の課題に取り組まれている企業や団体へのインタビュー、
あと、これは1年ぐらい前に始めたんだけど、どうしても時間がなくてドロップアウトしちゃったんだけど、
大学と大学院で心理学の勉強をしたいんですよね。
心理師の資格を取るとか取らないとかは別として、学びたいという気持ちがあるので、やりたいなと思っています。
あと、これも途中でやって、時間がなくて断念したんですけど、
英語圏の心理学に関する情報の取得、
まだ日本で翻訳されていない本の紹介とか、コースラーとか、
夫婦関係維持志向
そういった英語圏のMOOCって言うんですけど、
海外の大学の授業が無料で行けるっていうオンラインの学習サイトがあるんですよね。
それを使ってもっと学びたいなと思っています。
そこからの学びをノートとポッドキャストでわかりやすく解説して、
実際の夫婦関係の相談にも応用していきたいなと思っているんですね。
わかりやすく言うと、僕の夫婦関係改善の研究を応援してくださる方を募集しています。
その研究応援としてノートのメンバーシップを使いますので、
ここで金額は500円からその先、段階別に10個くらいかな、細かく切り分けています。
ノートのメンバーシップだと一口いくらという設定ができなかったので、金額ごとにプランは分かれています。
どれも内容は同じですので、このビジョンに共感しているといった方で、
自分が払える金額、応援しても買わないと思えるプランを選んでもらえると嬉しいです。
このノートメンバーシップの名前は以前作った時と同じタイマスという名前です。
これは以前作った時は、夫婦関係の悩む方の相談、毎月の相談ツールとしてメンバーシップを作ったんだけど、
僕がこのタイマスを掲げて、夫婦関係の悩む人、真っ暗な暗闇の中で一人悩んでいるようなものだから、
タイマスを掲げて、こっちだよという風に道を照らしたいという名前を付けて、この名前を付けたんですね。
でも今は、この応援してくださる方たち、一人一人がこのタイマスを掲げて、
夫婦関係の悩む人たちの道を、その歩んでいる道を一緒に照らしていきたいなと思っています。
夫婦関係の悩む人がいない世界、そんな世界を一緒に作りたいなと思ってくださる方は、ぜひよろしくお願いします。
問題解決志向
こちらは概要欄にノートメンバーシップのリンクを貼っておきます。
最後は大きなお知らせになったんですが、ぜひこちらご興味のある方、一緒に参加していただけるととっても嬉しいです。
はい、ということで、今回も最後までありがとうございました。
あつの夫婦関係学ラジオは毎週月曜木曜朝5時配信です。
コメントをいただけるととっても嬉しいですし、番組作りの参考になりますので、
ちょっと気になったなとか、これ面白かったなとか、こういうことをやってほしいなという方は、ぜひコメントいただけると嬉しいです。
このコメント欄も概要欄にリンクを貼っておきます。
はい、ではまた次回お会いしましょう。さようなら。
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