夫と妻と夫婦関係の話をするのが怖い。
相談を断られるんじゃないか、そう思ってしまうことってあると思うんです。
夫婦関係の話をパートナーにすることに恐怖心を感じる。
でも、その恐怖は乗り越えることができると、僕は信じています。
今回は、世帯系ノートを発売する野次世田株式会社と共同代表の長広さんご夫婦をお招きして、
夫婦間で問題意識に差がある場合、どうすればいいのかについて実験と伺いました。
あなたが夫や妻と向き合うためのヒントが詰まっています。
アツの夫婦関係学ラジオ、この場所では、夫婦関係を良くしたい、そんな方向けに関係改善のヒントをお送りしています。
今回は、476話と477話にご出演いただいた、野次世田株式会社共同代表の長広ゆり子さん、長広洋さんにお越しいただいています。
長広さん、よろしくお願いいたします。
よろしくお願いします。
前回は、世帯系ノートと夫婦関係ノートについて詳しくお話を伺いましたが、
このノートを実際にやろうとしてみた方からのご質問などもいただいていて、詳しくお話をお聞きしていきたいなと思っています。
ありがとうございます。
その前に、簡単にご紹介しますと、世帯系ノートと夫婦関係ノートは、1万6千組以上の夫婦が使われています。
1万6千組以上の夫婦が利用されていて、産婦陣間では産後ケアの一環で導入されたり、
企業・自治体では男性級の推進・育児級のキャリア支援・家庭内のジェンダーギャップの解消に向けて導入されているという、
すごいすごいなって、これ読んでて、また改めて思ったんですけど、すごいツールだなと思ってて、
まさにちょっと話しちゃったけど、僕自身もこのノートですごい夫婦関係変わったんですね。
前回もお話ししたように、自分たちが家事についてどういうふうに思っているのか、嫌いな家事があるとか、好きな家事があるっていうことすら分かってなくて、
嫌いな家事があるという概念すら僕はなかったんですよ。
そこに気が付くことができたり、お互いに思ってるんだけど実は言ってなかったことっていうことが、
スパンスパンってこういうふうに自分たちの気持ちを受け止め合うことができて、それがすごい快感だったんですね。
分かり合えたっていうのがすごい心地よくて、
以前お二人がおっしゃってた、夫婦会議を楽しんでくださいねっておっしゃってた言葉、
あの時僕は全然意味が分からなかったんですけど、だけど今だと分かるんですよ。
楽しいなって、分かり合えるって楽しいんだなって心地いいんだなってすごい思うんですよ。
だから多くの方にこのノートを使ってもらえたらいいなって思うんだけど、
一方でちょっとうまく使えないんですって人もいらっしゃるんですね。
夫と一緒にやりたいんだけど、夫がちょっといまいちな反応で、
断られそうで怖いんです、切り出しにくいんですといった話とか、
セックスを解消したい男性側なんですけど、セックスを解消したいって思いがあって、
それだけじゃなくて妻との関係性を良くしたいんだけど、
信頼感を感じられないとか、お互いにこういった自分たちの大事なこと、自分にとって大切なことを話すには、ちょっと距離があるなみたいな感じてるとか。
いろんなケースあるでしょうね。
過去に自分が本音で話をした時に、すごく軽くあしらわれてしまって傷ついたとか、あるいは今まで相手の話を真剣に聞いてこなかったのに、ここに及んで自分が本気になったから向き合おうとしていることを相手は心よく思わないだろう。
そういう心のわだかまりですよね。
そうですね。
ある女性の方からいただいたお話で、夫に対して向き合うのが怖いんだっていうことに何度も気がついたって方がいらっしゃったんですね。
それで、もっともっと深く内面を掘っていくと、自己授業の問題があったんじゃないかって気がつかれた方がいらっしゃったんですよ。
自分を受け止める、自分で自分を優しくする、ついつい自分に厳しくしてしすぎてしまって、ちゃんと言わなきゃいけないって思ってしまう。
自分がそういうふうに自分に厳しくなってくると、夫も妻に対して厳しい態度を取りやすくなるんですよね。
自分が自分に対して優しくしていないから、この人に対してはこんなこと言ってもいいんだろうなと思われてしまうわけですね。
そういった自分で自分を認めてあげる、受け止めてあげる、優しい言葉をかけてあげるっていう、自分に対する優しい視点が欠けていて、自分に厳しくなりすぎていったことに気がついたって方がいらっしゃって、
そこに向き合ったら、夫からの対応も優しいものに変わってきたって方がいらっしゃったんですよ。
今の話にも通じるものがあるなと思うんですけど、それってどうやったらわかるんですかね。
そもそもこのノートをやる以前の問題で、2人にその以前に問題があるっていうのって、どうやったら気がつけるんでしょうね。
まず世帯系ノート、ないし夫婦会議ノートをそれこそ購入して手元に取り寄せてもらった時点で、気になるなってウェブ上で画面を見ていただいた時点で、きっと心の中に何か感情が芽生えると思うんですよね。
すごく面白そうって思う方もおられれば、先ほどからのアツさんの、例えばこういう方がいますっていう話に出てくるように、何らかこうモヤッと感とかザワザワする感じを心の中に持つ人もいると思うんですけど、
そういうザワザワつきが自分の中に芽生えた時に、そこをちゃんとキャッチしてあげる。なんで今私ちょっと心が落ち着かないんだろう。なんで今僕動揺しちゃってるんだろうっていうような。
まさに自分の心の声を聞くっていうことなんですけど、先ほど自己需要っておっしゃられましたけど、良いこともそうでないことも丸っとひっくるめて自分自身が感じていることを、きちんとまず自分自身で受け止めてあげるっていうことが、ほんのちょっとのきっかけを見逃さずにやってあげるっていうことが、実は大事かなって。
確かにたぶんノートを買って届いた時に、たぶん何かしら感じている部分はあると思うんですよね。何かうまくできない、聞き出せない。じゃあなんでなんだろうって自分の気持ちに降りていくと、もしかしたら
その自己需要の問題であったりとか、その今更話してどうにかなるのかなって恐怖心もあるかもしれないですよね。
もう一つは、どうなってしまったのかっていう、なぜその自己需要とか恐怖心を痛くなるかというと、どうやったら発見できるのかっていうと、
こんな視点もあって、いつからそういう状態になってしまったかなって、振り返ってもらうのもいいと思うんですよね。
おそらく結婚した時、プロポーズした時、お互いが結婚した時って、どれくらい前か分からないですけど、人によって違うけど、今の関係とはまた違ってだと思うんですよね。
そこから時を経て、もしかしたら授かって、新しい時ができて、なんか変わってきたのかもしれないし、
そういうタイミング化っていうのはご夫婦ごとだと思うんですけれども、いつからこういうふうな関係になってしまったのかな、
そのいつの時には何が起こってたかなっていうのを思い出してもらうのも大事だなと思っていて、
何か解決しようとする時に、問題を発見して問題を解決することと、そこを次に向けて課題を設定してその課題を解決すること、
違うものだと思うんですけれども、それは問題点ですよね。
2人の間にどんな問題が起こって、今の関係性になってしまったのか、
その問題を気づいて、それを解決いきなりしようと思わないでもいいと思うんですよ。
あの時にこんなことがあったから、もしかして今こういう2人になっちゃってるのとかを気づきを共有することができたら、
実はあの時に、例えば妻さんから夫さんに対する言葉だとしたら、
あの時のこの言葉がすごく引っかかってて、こんな対応になってるんだよねとか、
もしくは言ってくれてありがとう、でも実はその時じゃなくて、この時のこんな行動が実は気になってんだよねみたいなところを、
2人がわだかまりに思ってることをトロし合うこともできると思っていて。
時に話すべきものなのかとか、そういうシチュエーションも選んだり、
大丈夫かな?大事な話ちょっとしたいんだけど、
相手が今ちょっとゆったりしてるからまた今度にしてもらえるかな?って時間を作ってもいいし、
もしくはすごい大事な話ちょっとしたいんだけど、
今日の夜とかどうかな?時間取れそう?っていう風に、
2人が話し合いをするための環境をしっかり準備した上でやり取りをするっていうのも大事だなと思っていて、
それができると言う方もしっかり場を準備できたねっていうことを聞く方も、
大事な話があるんだな、今日はちょっとお酒あんま飲まないでおこうかな?っていう風に準備もできたりとか、
その環境作りっていうのもすごい大事ですよね。
いきなり言われたら確かにびっくりしますもんね。
そうですね。
あと何だろう、
さっきおっしゃってた伝える側の準備と伝えられた側の想像力っていうのは本当に確かにそうだなって思うんですよね。
相手に伝わらない言葉を投げて言ったっていう人って結構多いんですよね。
色々な話聞いてて、男女共にあるんですけど、両方ともそういうことを言うケースって結構多くて、
私は言った、俺は言ったって言うんだけど、だけどよくよく話を聞くと、
それ相手受け取ってないよなって思うような伝え方だったりするんですよね。
ここって多分本当に重要なんだろうなって思うんですよね。
だから実はシンプルに世帯系ノートとか開いてやり取りができると、
その絡まってた糸が解けていく感覚も実は得られるので、
本当はですね、まず恐れずに超シンプルにこんなの買ったからやってみない?って
恐れるといいんだろうなと思うんですよね。
そうですね。
そうすると、思ってた以上に相手は何それって興味を示してくれるケースもあるし、
嫌いだろうなとか、こういうのをやろうって言って、変に思われないかなって、
誘う側が思ってるそのビクビク感。
えーって驚くほど相手が気軽にいいよとか、
いう風に返してくれるケースもまあまああるので。
あーそうなんですね。
そうですね。
だからこう、勝手に相手がこう思うだろうなっていうその、
思い込みですよね、バイアスがある可能性も大いにあるので、
相手はちゃんと自分と話し合いができる、してくれる人っていう風に、
まず積極的に自分が信頼を寄せていく。
これもやっぱり話し合いの作法というか、
大切なスタンスの一つかなと思います。
今のそのバイアスの話、最初アツさんからの質問に、
僕はそれをお答えしようかな、一番最初に。
そうだね。
っていうのがあって、そこってすごく大きいと思っていて、
はいはい。
さっきあの、アツさんからの、
2人の問題意識の差をどう埋めればいいのか、
例えばね、夫はこれを言ってもそんな問題だと思ってないとか、
なんか言い出しにくいなとか、
ほんとそのすべての思い込みが、
一個思い込みで言うのをためらってしまうと、
どんどんそれ自分の中で勝手に膨らましてしまうこともある。
まず、さっきユリコからも言ったとおりに、