妻の本音を探る重要性
こんにちは、夫婦関係学ラジオパーソナリティのアツです。このポッドキャストでは、様々な夫婦の葛藤をサバイブするためのナレッジをお伝えしていきます。
今日は、妻の本音の探り方についてお話をしていこうと思います。どういうことかというと、今まで妻との関係改善方法は、妻の一時感情への共感という話をずっとしてきたと思うんですね。
一時感情というのは、怒りとか無視とか、そういった感情ではなく、その奥にある悲しかった、寂しかった、虚しかった、惨めだった、そういった本来持っている柔らかな感情とか、本音と呼ばれる部分ですね。
こういった感情への共感が妻との関係改善には絶対必要になってきます。
なんですけど、だけどそもそも妻の一時感情が分からないと、読み取れないという課題もあると思うんですね。
そこをどうやってクリアしていくかについて、今日お話をしようと思います。
読めない理由が2つあるかなと思ってまして、目回り100人以上の方が相談に乗ってきて、大体これかなというのが分かるんですけど、
1つは妻の不機嫌な態度から感情が読み取れないというケースですね。
妻が無視をしてきたりとか、態度が冷たかったりとかすると、結構不機嫌な態度を取るわけですよ。
はぁーとか溜め息ついたりとか、ずっとイライラしているとか、夫に当たってきたりとかもある。
こうなると、何を考えているのかなって分からないじゃないですか。
なんでこんなイライラしているのかなとか、イライラしている人のその裏にある気持ちって何?みたいな風になっちゃうと思うんですよ。
分からないと。
というのが妻の一時感情を読めないなと、本音が分からないなという理由の1つ目だと思います。
2つ目は妻が不機嫌すぎて、そもそも読み取る気にならない。
妻の本音を理解しようとか、何なんだろうというふうに、好奇心を持ってそこに飛び込んでいこうという気に、ちょっと慣れないですというパターンですね。
これは分かるんですよ。
何を言っても怒られてしまったりとか、呆れられてしまったりとか、というのがあるとね、ちょっと怖いなとかね。
何を言っても地雷だなとか、どこに地雷が埋まっているか全然分からないなとかってなってしまうと、ちょっと読めないですね。
ちょっと妻の本音を探る勇気を持てないですね。というのは結構あるんですよね。
あとね、妻が怒っていると、こっちも怒ってしまったりするじゃないですか。
これは3つのFですね。
人が脅威を感じたときに取るアクション。
1つ目が戦いですね。
逃走のほうのファイト。
2つ目はフライト、逃げるほうの逃走。
3つ目がフリーズ、固まるというやつなんですけど、このうちの最初の1つ目のファイトですね。
戦うという選択。
これをどうしても僕らは取っちゃうんですよ。
妻が怒ってきたと。
何言っても何と言ったら分かるのとか。
私何とも言ったよとか。
はぁーとかね。
溜め息疲れたとか。
もういいからとかね。
そうなったりとかすると、こっちもついスイッチが入って怒りの気持ちがワッと出るわけですよ。
これは自分を守るための本能的な反応なんですよね。
逃走、戦う、ファイトという本能的反応が出てしまっているということです。
なので、すぐ喧嘩になっちゃうわけですよ。
夫婦喧嘩の原因はその3つのF反応が背景になったりとかするので、
妻は怒ったよと。
こっちもその感情の波に乗ってしまって怒ってしまった。
で、夫婦喧嘩になると。
悪循環が起こるという。
よけい妻の気持ちが分からなくなるし、もう分かってほしくないとなっちゃうという。
ということですね。
こうやって不機嫌になると、こっち側も不機嫌になってしまうと、妻がさらに不機嫌になって、
よけい心を閉ざして、ますます何を考えているか分からないという状態になっていくわけですよね。
コミュニケーションのアプローチ
そういったネガティブなループがぐるぐる回るようになっていくと。
じゃあどうすればいいのかなんですけど、それぞれ話をしていきますと、
まず1つ目の妻の不機嫌な態度から感情が読み取れないというケースのときに、
どうすればいいのかですね。
はぁ、ためきつい、イライラしてとか、何を考えているか全然言ってくれないとかというときには、
向こうから言ってくれないので、期待しちゃダメなんですよ。
妻が本音を出さない、見せないとかって強い思っちゃうんですけど、
出さないので、見せないので、こっちから読み取っていくしかないんですよね。
じゃあどうすればいいのか。引き出していくんですね。妻の本音を引き出していく。
どうやって引き出すのか。会話によって引き出していくわけです。
例えば、妻が仕事から帰ってきたときに、
みたいな感じで会話を投げるんですよ。
相手が取りやすい位置にボールを投げてみたいな感覚ですね。
すると、
返事が返ってくると思うんですよ。
そしたら、
みたいな感じで話をする。
相手が本音を言ってくれないときは、こっちからボールを投げるしかないので、
相手が読み取りやすい、相手が受け取りやすいボールを投げていくのはすごく大事なんですよ。
一番やりやすいのは、
今日どうだった?だけです。これだけでいいです。
これだけでもだいぶ変わるので、
今日どうだった?と聞かれて、
ちょっと疲れたかなとか、
今日結構お客さん多かったんだよねとか、
今日仕事多かったなとか、
今日別にそんな忙しくなかったかなとか、
子供のことで学校から連絡があって、
どうしようかなみたいな感じで言ってきたりすると思うんですよ。
そしたら、それをすかさず拾いに行く。
さーって拾いに行く。
相手がせっかく打ち返してくれたら、
相手がパーンとボールを取ってくれて、
こっちにボールを投げてくれたわけですよ。
そのボールは絶対に逃したらダメです。
もうすかさずスライディングしながら取りに行くという感じで、
さーっと取りに行って、
そうだったんだね。忙しかったんだね。
着き始めだからやっぱり忙しいのかなとか言ってみたりとか、
あとは子供の学校のことだったりとかしたら、
え、何があったの?とかって、
大丈夫?とかって教えてとかって話は振っていくと。
そうすると話が膨らんでいって、
いや、これちょっと疲れちゃったんだよねとか、
いや、これちょっと大変だったんだよねとか、
これ辛かったんだよねとか、
いや、これちょっと悲しかったんだよねとか、
っていう風な気持ちがちょっとちょっと読み取りやすくなってくるんですよ。
悲しかったんだよねっていきなり言う人あんまりいないので、
こうやってこっちからボールを投げて、
相手がまた返してきて、
またそれをすかさず取りに行って、
また投げて、
また相手が返してくれたら、
変なところにボール返してくる時もあると思うんですよ。
それ聞いてないよとか、
それは何かおかしいんじゃないとか、
って思ったりすると思うんだけど、
そんなことを言わずに、
すかさずふさーっとボールを取りに行く。
つまりその共感的な態度っていうスライディング、
スライディングするわけですよ。
さーっと取りに行って、
あ、そうだったんだね、大変だったねとか、
お疲れ様みたいな、どうしようかみたいな、
こっちの方でも何かやろうかみたいな、
感じで合図打ちを打って本音を探っていく。
誘導していくっていう感じです。
この時に注意することは、
こっち側、男性側は絶対に
自分の意見を言っちゃいけないってことですね。
言うと、私の気持ちを分かってくれてない、
というふうにシャットダウンされちゃうので、
いろいろ言いたいことあると思うんですよ。
言いたいことあると思うんだけど、
妻から無視をされていたりとか、
冷たいコミュニケーションしか取れない時っていうのは、
何を言ってもですね、こっち側何を言っても、
私を否定してるとか、
私の気持ちを無視してるとかっていうふうに、
どうしても受け取られてしまうので、
それが真実か真実じゃないかはどうでもいいんですよ。
そういうふうに相手は受け取ってしまうものなんですよ。
なので、自分の意見は言わないと。
ただ相手の感情に対して、
感情で投げ返していくっていう感じです。
さあそうだったんだね、大変だったね。
お疲れ様だそうか、
今日雨降ってて寒かったもんね、みたいな。
相手が今日寒かったとかって言ってきたら、
雨降ってたもんね、寒かったもんね、みたいな感じで話す。
感情で返していくっていう感じ。
そうすると、いきなりすぐに、
だから改善はしないけど、
だけど私の気持ちを、
この人分かってないみたいにならないわけですよ。
受け止めてくれたっていう感覚を
妻の不機嫌な態度の理解
無意識のうちに女性は感じるので、
それを何度も何度も何度も何度も
積み重ねていくっていうことです。
スライディング、共感的態度ってスライディングで
ザーッと取りに行って、
適格な場所にボールをポーンと投げ返して、
またスライディングで取りに行くっていう。
これを繰り返していくっていうこと。
そうするとショットダウンはされずに、
妻の本音、柔らかな気持ち、一時感情
っていうのは読み取りやすくなってきます。
あと二つ目ですね。
妻が不機嫌すぎて、そもそも読み取る気になれませんっていう
場合の話。
これは今僕が学んでいるコンパッションの概念がすごく役立っていて、
相手が不機嫌だとね、
確かに不機嫌にこっちも何なの?みたいな気になったりはするんですけど、
そこを乗り越えるのがコンパッションだなって僕は思っていて、
自分と相手に対して思いやりを向けるんですよね、コンパッションっていうのは。
なので相手の態度にあんまり自分の気持ちが振り回されないんですよ。
例えば妻がすごい不機嫌で、
ちょっと本音探るとかちょっと嫌、できないですねっていう場合は、
妻へのコンパッションとしては、
そうだよね、夫婦関係であんなに嫌なことがあったから、
俺と口を聞きたくないというふうになっちゃうよね、というふうに、
妻の気持ちに対して、感情に対して理解と共感を寄せていくっていう。
これ妻に別に言わなくてもいいんですよ。
自分の心の中で言っていればいいんですよ。
妻が不機嫌な態度をこっちに示してきて、
ちょっと会話する気になれないなみたいな、という時には、
妻に対してそういうふうに思いやりを向けてみる。
一方で、それだけだと辛いので、
自分に対してもコンパッションを向ける、思いやりを向けるということ。
それは例えば、
そうだよね、不機嫌な態度を捉えたら、
まあ、嫌になっちゃうよね。誰でも嫌になっちゃうよね。
これってきっと、同じような体験をしている人たくさんいるんだろうな。
俺はちょっと自分に優しくしてもいいのかもしれないなって。
自分に思いやりを向けて、元気になったら、
また妻への共感に捉えしてみようかな、みたいなふうに、
自分に対してコンパッション、思いやりを向けていく。
自分ならきっとできるはず、というふうに声をかけてみたりとか。
というのを習慣にするということです。
一回やっただけだと効果は出ないので、毎日毎日、
妻とのコミュニケーションの中で、
冷たい態度を捉えたりとか、不機嫌な態度を捉えたりとかするときに、
言うべき時は言わなきゃならないんですよ。
言うべきタイミング、不気払いが半端にひどすぎるときは、
言うべき時はあるんだけど、そうではないのであれば、
妻との日常コミュニケーションを進むためにも、
相手がちょっと不機嫌だなって、
この不機嫌の背景にある一時感情は何だろうなって、
読み取るときに自分の気持ちが邪魔をして、
勇気が出ないというときには、
そうやって自分と妻に対してコンパーションを向けてみる。
そうすると、何だろうなって、
何を考えているのかなとか、こういうことなのかな、
ああいうことなのかなというふうに、
妻の一時感情に思いを馳せやすくなってきます。
ということで、
今日は妻の本音の探り方ということで、
妻の本音が読めない理由は2つあります。
1つは妻の不機嫌な態度から感情は読み取れない。
2つ目は妻が不機嫌すぎて、そもそも読み取る気にならない。
コミュニケーションの改善
どうすればいいのかは、
妻の不機嫌な態度から感情が読み取れない場合は、
今日どうだった?大丈夫?どうした?何があった?
というふうに声かけをして、
相手が返してきた言葉に対して、
またこっちから共感的態度というスライディングをして、
ボールを受け取って、また投げてというのを繰り返して、
本音を探っていく、誘導していくということ。
2つ目の妻が不機嫌すぎて、
妻の本音を読み取る気にならないという場合は、
妻と自分に対して思いよりコンパッションを向けてみる。
そして妻との関係に立ち向かう勇気をもらっていくという感じになります。
少しでも参考になれば幸いです。
ということで、今回も最後までありがとうございました。
4月11日に、僕の2冊目の本の出版スリオイベントですね。
出版日はちょっとまだ未定なんですけど、近いうちなんですけど、
その前段階としてワークショップ付きのイベントをやろうと思っています。
妻との関係改善のときに、
まず第1に必要になるマインドセットについてお話をしようと思っています。
概要欄にリンクを貼っておきます。
ということで、この放送がいいなと思った方は、
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ではまた次回お会いしましょう。さようなら。