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2021-02-11 14:24

#10「泥棒洞窟実験」から考察する、妻との絆を作るたった一つの方法

1960年に行われたある実験「泥棒洞窟実験」。この実験結果は妻との関係に悩む男性にとって、とても有益なヒントをもたらしてくれます。妻との関係に悩む方の参考になれば幸いです。質問箱➡︎ https://peing.net/5a2fc6bdc1d35b カウンセリング➡︎ https://note.com/atsuatsu/circle
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アツの夫婦関係学ラジオです。このラジオでは、
妻との関係に悩む男性向けに夫婦関係改善のヒントについての発信をしています。
最近僕、MOOCというインターネットで、海外の大学とか大学院とかの授業が聞けるという、
講義を受けられるというサービスがあるんですけど、
それのですね、イエール大学、アメリカのイエール大学の心理学の講義というのを今受けてまして、
それがすごい新鮮な気持ちになって、久しぶりに学生になったような気持ちになって、
新しいことを知れる喜びと、その専門の場所、専門機関、専門の大学での学びが得られるというのは、
すごい刺激になっていて、心躍る体験なんですよね。
この授業を受けるときは、すごい気持ちが上がる瞬間で、
英語じゃないですか、海外の大学の授業なので、基本英語なんですけど、
日本のアスカアカデミーだったかな?っていう団体があって、
そこは日本語の訳をつけてくれてるんですよね。
僕、それを見ながら学んでまして、それでちょっとずつ英語に慣れていって、
近いうちに完全英語で別のクラスの講義とかを聞いてみたいなって思ってます。
心理学だけでもいろんな講義があったりするので、興味がある方はぜひ楽しめるかなと思います。
では、今日の本題についてお話をしたいなと思います。
今日お話したいことは、泥棒洞窟実験という実験がありまして、
その実験から考察する妻との絆をつくるたった一つの方法ということについてお話をしたいなと思います。
泥棒洞窟実験というのは何なのかってことなんですけど、
泥棒洞窟というのはあるキャンプ場の名前でして、
アメリカの心理学者のM.S.シャリフさんという方が1960年に行った実験なんですけど、
10歳か11歳の白人男の子を集めまして、2つのグループに分けましたと。
そしてそれぞれ別々にキャンプをしたんですね。お互いの存在は知らないで。
そして1週間後にそれぞれを引き合わせました。
そこで綱引きなどゲームをさせて対抗心を煽ったんですね。
その後に食事とか花火とかを一緒にやって、仲良くなりましょうねという
親睦を深めるようなことをやったんですけど、
全然うまくいかなくて、相手のグループのキッチンにゴミを投げ捨てたりとか、
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相手のチームのチームフラッグの旗を燃やしたりとか、
もう敵害心抜き出しで、もう完全に敵だっていう風になっちゃったんですよね。
この2つのグループがいがに合ってたんですけど、
だけどある時、それぞれが共通で使っている水道管が破裂するっていうハプニングが起こったんですね。
これ運営側があえてそういうハプニングを用意したんですけど、
っていうのが起こって、お互いに協力し合わないとどうにも解決できない問題を起こしたわけなんですね。
その他に彼ら2つのグループが進んでいる道のど真ん中に、
壊れてエンジンがかからない大きなトラックが横たわってるとかっていう問題をあえて用意したんですね。
そういった共通の課題に、それぞれのグループが一緒に力を合わせて立ち向かったんです。
そうしたところ、2つのグループがものすごい仲が良くなって、
帰りのバスでは一緒のバスで帰れないのが寂しいっていうぐらい結束が強まったんですね。
この実験から何が分かるかっていうと、
人間っていうのはグループに分かれただけでいがみ合う性質があるってことなんですね。
まさに人類っていうのは生き残るたびに日々勝ち抜いてきた人間だけが今生き残っているわけで、
戦いを好むというか、戦いをしてしまう戦いを好む性質があるんじゃないかと言われています。
もう1つ分かることは、共通の課題、共通の難題ですね、難しい問題に
お互いに立ち向かったときに、そこで絆が生まれると。
今までの敵害心はどこやって感じで、一緒に帰りたいっていうぐらい仲が良くなったということなんで、
共通の難題に立ち向かうときに、今までいがみ合っていたグループはお互いに絆をつくることができるっていうことなんですね。
これが泥棒洞窟実験という実験から分かることなんですけど、
これが僕は夫婦関係に応用できるなと思ってまして、
まずは人は戦いが好きっていう概念なんですけど、
夫婦、妻と夫が揉めやすいっていうのは、もともと別々の生物のおかげですから、
人として争いをしやすくなるっていう性質があるということなんで、
これはどうしてもそうなってしまうんだろうなっていうのがあるんですね。
さらに妻と夫で立場が違かったり、物の見方が違かったりとか、
育児に関する考え方、家事に対する考え方などで差が出ている場合、
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もうここでグループに分かれちゃってるわけなんですよね。
グループに分かれちゃってますんで、そこで戦いたくなってしまうと。
自然といがみ合いになってしまうということが分かると思います。
これってどんどんエスカレートするんですよね。
相手をやっつけてやるぞみたいな気持ちになると、どんどんエスカレートしていって、
さっきの実験みたいに相手チームの旗を燃やしたりとか、
ゴミを投げたりとかっていうふうにどんどんエスカレートしていくわけなんですよ。
友人同士だったらそんなことしないじゃないですか。
しないんだけど、敵だっていうふうに認識しちゃうと、
どんどんやることがエスカレートするんですよね。
妻が口をきいてくれませんっていう漫画があって、
すごい有名な漫画で、妻が何年も口をきいてくれない。
一体なぜなんだって悩む夫の漫画なんですけど、
これもだいぶエスカレートしてるなっていうところを感じるんですよね。
3年くらいから口をきいてくれないって話なんですよ。
恐ろしくないですか。恐怖ですよね、男性からしたら。
あと、夫を捨てたいっていう漫画。
夫を捨てたいですね。ゴミのように捨てたいの捨てたい。
夫を捨てたいという漫画がありまして、
これも恐ろしい漫画なんですよね。
これ実話なんですよ、しかも恐ろしいことに。
妻から見た後の夫というのが、
妻の期待というのもいつも裏切り続けてきたと。
期待と失望、これを繰り返して繰り返して繰り返して、
夫に対して何の愛情も何も感じてないという状態になり、
もうこの人を捨てたい。一緒になぜいるんだ。意味がわからない。捨てたい。
というふうに思うようになるという漫画なんですね。
これもだいぶ感情がエスカレートしてるケースだと思うんですけど、
ただ大なり小なりどこの夫婦でもこういった状況になる時ってあると思うんですよね。
もしそういった状況になっている時にどうしたらいいのか。
どうしたら妻との関係を良くすることができるのかということなんですけど、
このヒントはまさにこの泥棒洞窟実験にあるなと思ってまして、
この実験結果がわかったように共通の難題に立ち向かうことで、
妻と夫もチームになれると思うんですね。
何でそう思うのかというと、僕自身がまさにそうだったんですよね。
僕上の子たちが双子なんですけど、すごい大変だったんですね。
大変で家だけのことをやっていたんですけど、
それでも妻と同じ目線で物事を見れていたかというと、そうではなかったんですね。
三男が生まれたときには育児を取ったんですけど、
そこで妻が低音切解なので入院2週間くらいしてたんですけど、
その間長男次男と僕一緒に暮らしてたんですね。
保育園の送り迎えがあって、ご飯を食べさせたりとか、何もかも一緒に生活してまして、
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その頃3歳だったんですけど彼らは。
そこでどうしても怒っちゃうんですよね。
急ぐぞ、早く行くぞ、遅れるぞとかいう風にやってると。
怒っちゃうんですけど、怒りたくないんですよこっちは。
怒りたくないんです。かわいそうなんで、子どもたちもシュンとしちゃったりするんで。
怒りたくないのに怒っちゃうという自己嫌悪に陥って、僕が泣いちゃったんですよね。
妻と話したときに泣いてしまって、多分妻が退院してからだったと思うんですけど泣いてしまって、
その時に妻が、後で言ってたんですけど、
彼女はここの中でようやくここまで来たかと思ったらしいんですよ。
その時におそらく僕は妻が立っている地面までやっと登ってきて、
姿が見えてきたなっていうところまで来たっていうイメージだったと思うんですよね。
その後、三男が1歳ぐらいのとき、彼がうつになりまして、
仕事と家事と育児と全て自分で背負い込みすぎていて、
すごい気持ちが落ち込んだんですよね。
確か2年前の12月だったと思うんですけど、
僕がもうなかなか何もしたくないと言って泣き出してしまって、涙止まらなくなって、
その後、妻と家で話し合って、いろんなことを伝えたいとか話を聞いてくれたりとかして、
だいぶ気持ちは楽になったんですけど、
こういった経験を通して、僕と妻は強い絆というのを作ることができたなというふうに感じていて、
おそらく他の関係がうまくいかなくなっている夫婦というのも、
このようなお互いにとっての難題、共通の難題、大きな問題というのに立ち向かって、
一緒に解決していくことによって、一つのチームとしての絆というのが生まれていくんだと思うんですね。
共通の難題というのは何なのかということなんですけど、
これはもう人によって、夫婦によってバラバラだと思うんですよ。
ただいくつかに分けることができると思って、家事であったり、育児であったり、キャリアであったり、
プライベートの作り方であったりとか、いくつかに分けることができると思うんですね。
その中でそれぞれが課題に思っている、ここをちょっと改善したいなと思っていることとか、
これは辛いなと思っていることとかというのを話し出してあげていって、
それについて2人が一緒に解決していくと。
そういった中で、2人の強い絆というのは作り上げていくことができるんじゃないかなと僕は思っています。
このシーンはまさにそうだったので。
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ということで、そういった形ですね。
泥棒特殊実験という実験結果というのは、おさらいになりますけど、
少年たちを2つのグループに分けてキャンプをさせて、対抗心を煽りましたと。
そうすると、お互いに攻撃し合ったりとかしたんですけど、
共通の難題に立ち向かったときに、彼らは1つのチームになって強くまとまり、
そして最後一緒のバスで帰りたいというほど強い絆が生まれたと。
ここが分かることは、夫婦の場合も2人にとっての共通の難題、
お互いにとっての共通の難題に立ち向かったときに、
強い絆が生まれていくんだろうなということなんですね。
どういった課題があるのか、難題があるのかというのは、
それぞれの家庭によってバラバラだと思うんですけど、
家事だったり、育児だったり、キャリア、プライベートだったりとか、
何かしら絶対問題はどこかにあると思うんですよ。
つらいと思っていることってきっとあると思うので、
それについて話し合って一緒にそれを解決していくと。
それが自分の妻の問題であっても自分の問題だというふうに捉えて、
一緒に解決していくことで、強い絆って生まれていくんだと思います。
ということで、今日は泥棒洞窟実験から考察する、
妻との絆をつくるたった一つの方法ということについて
お話をさせていただきました。
妻との関係のない男性の参考になれば幸いです。
リンク先のほうで質問箱など用意していますので、
こういうことを聞きたいとか、悩みがあるという場合は、
ぜひそちらのほうに送りください。
あと、ノートのサークル機能を使って、
オンラインカウンセリングなども行っていますので、
ZoomとかSkypeとかでビデオチャットとか、
あとはメールとかも対応していますので、
自分の場合はどうしたらいいのかなとか、
ちょっと行き詰まっているな、どうしたらいいのかわからないな
という方はぜひそちらのほうを使っていただけると幸いです。
というわけで、今回も最後までありがとうございました。
また明日が金曜日ですかね。
週の最後になると思いますので、
みなさん一緒に頑張っていきましょう。
今日もありがとうございました。
それではまた。
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