1. あそびやさんの「不登校はギフトでしかない!」
  2. #13 子どもが不登校になった時..
2025-03-12 21:16

#13 子どもが不登校になった時、命綱になるもの。

子どもがネットにつながることが当たり前になって、子育ても難しくなったなーと思います。そのへんの経験談です。

#あそびやさん
#造形教室
#不登校
#フリースクール
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みなさん、こんにちは。ちょっと変わった造形教室、あそびやさんをやっています。
ばばさくらです。
今日は13回目の配信になるんですけれども、
今日のテーマは、子どもが不登校になった時に、命綱になるもの、です。
本題に入る前にお知らせです。
あそびやさんは基本的には、小学生を対象にした造形教室で、
月曜日・水曜日は放課後の時間帯、火曜日は午前中10時半からですけれども、
神奈川県図志市、新宿にあるアトリエでやっています。
平日・昼間もやっているので、普段学校に行かない洗濯をしているお子さんたち、
フリースクールに行っている方とか、そういうお子さんたちのご参加がいっぱいあります。
そういうお子さんたちが必ずしも、昼間の時間帯に参加されるかというと、全然そうじゃなくて、
昼間参加されたり、放課後の時間帯に参加されたり、
いろんな形で参加してくださるのが、あそびやさんの面白いところかなと思っています。
そしてそれとは別に、木曜日は同じ図志市にある、
インクルーシブ宅持書、ママ園っていう素敵な宅持書があるんですけれども、
そちらの2階がフリースペースになっていて、
基本的に毎週おります。
そこで来てくださった親御さんたちと雑談をしています。
学校のこと、子育てのこと、もちろん不登校のことを含め、
いろんなことを雑談、おしゃべりしています。
年度末なので、曜日や日程は4月からまた変わる部分もいっぱいあるんですけれども、
ホームページの方から見ていただけたらと思います。
ホームページは、あそびやさん図志って検索していただけると出てくると思います。
そちらの方にいろいろお知らせをしていますので、よかったら見てください。
というわけで、本題に入りたいと思います。
今日の本題、子供が不登校になった時に命綱になるものなんですけども、
結論から言ってしまうと、信頼関係、しゃべれる関係、いつでも話せる関係、もうそれだけだなって思います。
それ以外のことはもう大して役に立たなかったし、
それさえあれば、まあ大概のことは乗り切れるなって思いました。
これは当たり前のこと言うなって思うかもしれないんですけども、
子供がネットにつながるのが当たり前になったこの時代の子育ての難しさという部分の話になります。
子供が学校に行かない日が増えてくると聞いて、
家にいる時間が当然増えてきて、
そうすると、だいたいゲームをする時間が増えてくるんですよね。
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我が家もそうでした。
それって別に驚くことではなくて、
学校に行ってたとしても、ゲームをやることって普通にあると思うし、
YouTubeを見たり、そういうのも含めてですけども、
そういうネットに触れる時間というのはもともとあるところから、
家にいる時間が増えると、そういう時間も増えてくる。
そうなった時に、毎日無駄な時間ばかりが流れていく。
困ったなーって思ってたし、困ったなーっていう目で息子を見ていました。
最初の頃は、やってるゲームっていうとマインクラフトだったりとか、
フォートナイトとか、その辺だったのかな、私もちゃんと把握してないですけども、
そういうものが始まった時に、ネット上でいろんなお友達と繋がってゲームをするわけなんですけども、
そういう時に、知らない人とは繋がっちゃダメよ。
知らない人とはおしゃべりしちゃダメよ、なんて息子に言ってて、
息子も、はーい、なんていいお返事してて。
なので、そこの部分をそんなに心配してなかったんですけども、
とにかく時間が伸びていく。PCに向かっている時間、ゲームをしている時間が長くなっていたことに対して、
私は不安になってきて、こんなに無駄な時間を過ごしてちゃいけないって思った時に、
よし、じゃあやっぱ制限時間を決めようって言って決めました。
最初何時間だったかな?忘れちゃったけど。
それが4時間、1日4時間、それじゃ足りないって言われて、
じゃあ5時間、それでも足りないってやって、伸びていくわけなんですけども、
だけどその時点では、約束がその4時間なら4時間で守られたとしても、
その中でどういう時間を過ごしていたのかっていうところまでは全然見えてなくて、
時間の心配ばっかりしてたんですよね。
だけど、待てよと思ってひょっと蓋を開けてみたら、
もう知らない人と繋がっちゃダメよ、がとんでもなくて、ものすごい色んな人と繋がっていて、
で、それは最初は友達、実際に知ってる友達と繋がっていたところから、
その友達の友達、そのまた友達って繋がっていくわけですよね。
だから友達って言っても、もう会ったこともないし、どういう人かわかんないし、
もうそのみんなもそれが誰なんだかよくわかんない状態で繋がっていくっていうか、
そうするともうどこまでが友達とか線引きなんかできなくて、
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で、私もちらっと画面を見たとしても、
そのアカウントは本名でアカウント出てくるわけじゃないから、
あの我が子の名前ですら全然違う名前になっちゃってるからわかんないし、
その友達なんて言ったら、もう全然わかんないんですよね、名前見ても。
で、ほらほらこれなんとかくんだよ、小学校の時のとか言って言われても、
あーそうなんだーっていう感じ、そうなのかなーみたいな感じで、
だから、その息子がどこの誰と繋がってるかなってもう全くわからない。
で、そういうわからない状態のまま、
制限時間だけの話をしてると、
例えば4時間なら4時間、時間が守られたとしても約束が守られたとしても、
その時間内で何が起こってるのかっていうのはもう全然わかんなくて、
で、わからないまま、その時間を守らせたい私と、
それから時間を伸ばしてほしい息子との間に対立関係が生まれていくんですよね。
で、時にはその制限時間を飼いくぐって、ルール違反をして、
で、お互いに怒ったり怒られたり、賢悪な感じになりながら行くわけなんですけども、
で、もうそこで賢悪になっちゃうと、もう何もわからない、
何の手がかりもないっていうか、
で、かといってじゃあ一切合切、じゃあネットはもうやめってできるかって言ったら、
実際できないですよね、そういうことって。
で、まあ特に二年目の完全に家にいた時期なんかはもう本当にずっとPCに向かってたので、
制限時間に関して時々見直したりして、一応形としては話し合いでお互いに納得の上にルールを決めてっていう風になってるけども、
でも基本的には対立状態というか、ゲームをやらせたくない親ともっとやりたい子どもとの対立関係っていうのは何も変わってなくて、
で、まあそんな中で息子もEスポーツの大会に出たかったりとか、いろんなことがあるけども制限時間があるから大会に出ても途中でダウンしちゃう。
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自分だけ制限時間が来てダウンしちゃって、チームメイトに迷惑かけたりとか、そういうこともすごいストレスになりながら、
やっぱり結構対立関係になっていった。親と子で。
で、そういう時にお世話になってたフリースクールの方が、ちょっと一回完全に制限時間なくしてフリーにしてみたらって言われたんですよね、その方に。
で、その時に、いやー、まあどうしようかなって私も悩みに悩んで、このまま奸悪な関係を続けていっても、まあいい出口が見えないなって思ったけど、
でも完全に制限時間外すのってどうなっちゃうんだろう、大丈夫なのかな、そんなことして大丈夫かなっていうところですごく悩みに悩んで、
まあ結果、制限時間をなくしたんですよね。
で、そしたら、あのまあ中夜逆転したりそういうことはなかったんですけども、やっぱりすごい長い時間PCに向かうことになって、フォートナイトとかやってて、
で、ある時息子の目を見たら、なんか充血を通り越して、青っぽい充血っていうかなんか紫みたいな目になってて、それ見た瞬間に私本当にびっくりして、
あーしまったー、無制限にするんじゃなかったー、あーあんなアドバイス聞くんじゃなかったな、バカだったなーって思ったんですよね。
それで、いやーやっぱり制限時間は作らないとダメだって思って、だけどそれをどうやって息子に切り出そうかな、どうやって話したらいいかなーなんてそんな風に悩んでた時に、
まさにその時に息子が私に言ったのが、思う存分やらせてくれてありがとうって言う言葉だったんですよね。
で、大会に出たりとかして、プロゲーマーになれないかな、なりたいなって目指して、自分なりに色々頑張ってみたけれども、だけどやるだけやってやり切って、やっぱりなかなか難しいって分かったって、だから方向転換することにしたって息子が言ったんですよね。
で、私その時に超ギリギリだったなーと思って、何がギリギリだったかっていうと、そこでもし私が先に、やーもうやっぱり目に悪いから制限時間をまた作るよって、時間制限かけるよって私から言って、時間を短くするのと、
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本人がやり切った末に、自分で方向転換するのとでは全然意味が違うと思うんですよね。
次の一歩が踏み出せるのか踏み出せないのかっていう大きな違いがあると思って、そういう意味で息子から言ってきてくれたっていうことが、いやーものすごい良かったし、ギリギリのところで救われたなって思いました。
なのでそうなった時に、そのアドバイスくれたフリースクールの方には、もう本当に感謝しました。そんなことなかなか言ってくれる人いないし、勇気を持って言ってくれたんだろうなって思ったし、それが本当に良い結果に繋がったので、最初はそんなアドバイス聞くんじゃなかったって思ったけど、もう最後は感謝でしかなくて、本当にありがたかったなーって今は思ってます。
だけどここで一つ言いたいのは、私は制限時間をなくすことをお勧めしているわけでは全然なくて、制限時間をなくしたからって子供が方向転換するかなんて全然わかんないし、私も自分の息子がそういう転換になるなんて思わなかったし、
うちはたまたまそうなっただけで、本当に制限時間を外すお勧めをしているわけではありません。そうじゃなくて、私がお伝えしたいのは、こういうきっかけで我が家は対立関係を解いたっていうことです。
で、その対立関係が解けた結果、私の方から制限時間をなくし、それに対して息子が自分の方向転換したよっていうことを言ってくれた。
それはもう大きな変化で、そうなってくると、じゃあそうか、ゲームの作り手になりたいんだねっていうことで、もう私の中は応援しかない。じゃあ何か協力してあげようっていう気持ちになって、
で、その時、NコーがやっているNラボっていうプログラミング教室があるんですけども、そこに行きたいって言うから、よしじゃあ行っておいでって言って、もう本当に私もワクワク送り出しました。
で、そういうところからいろいろ話してくれるようになって、そうすると、もう本当に私から見て、ゲームイコール無駄な時間って思ってたのが全然違う世界が見えてきて、
例えば、ゲームしながらチャットとか音声チャットとかで話をしてるんですよね。それが昔で言う、だらだら長電話をしてた感覚、昔で言う。
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何かもう時と場合によってはゲームの方がおまけで、その話の方がメインっていうか、ああそういう世界なんだなーって気づいたりとか、あとはYouTuberやってた時もあって、息子が今やってないですけど、そういう時にもファンがいて、
で、YouTubeなんかも最初は手探りで始めるものだと思うんですけども、だんだんそのレベルが上がってきて、自分の思いが込められた作品ができたりとかそういう配信ができるようになってくると、
それを本当に理解してファンになってくれるような人たちがたくさん出てきて、で、それって結構なんていうか、リアルな世界よりもネット上の発言の方が実は自分をそのまま出せていたりとか、
自分の思いを込めて話していたりとか、本当の自分で配信したりとかしてる部分があって、そういう自分の本当の部分に対して共感してくれたり応援してくれたりする人がいる。
で、それはすごいかけがえのない存在で、私たち世代からするとネット上の友達なんて友達って呼べるかいっていう感覚あると思うんですけども、でも丁寧に聞いてるとそうだよねって、そんな私ネット上の友達否定してたけど、
じゃあ私一体どれぐらい真剣にこの子の話を聞いてたか、ネット、YouTubeで発信してることなんかもそうだけど、そんなものも全く見もしないで、息子は見てほしいって思ってたわけじゃないだろうけど、そういうことも知らないで、形ばっかりでいろいろ否定してきたけども、
本当にそういう寄り添ってくれる存在が、自分の発信に対して共感してくれる人が現れたとき、それは大事な存在だよなって思いました。
で、そんな中でファンがいたりとか、ネット上でいろんなプレゼントをくれる人がいたりとか、なんかこう、私なんかは何でもかんでも人からげにして、ネット上のつながりなんて危ないとか言っちゃうけど、全然そんなことなくて、
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その辺は子どもにもちゃんと見抜く力はあって、そこを信じていかないといけないなって思いました。
それは道端で人と会うのと、ネット上で会うのってそんなに実は違わなくて、そこにいい出会いもあるし、もちろん怖い出会いもあるけれども、それは一つ一つ見抜いていくものっていうことなんだなって本当に学ばされました。
で、息子に言われたのは、私が無制限、時間を無制限にしたときに、ネットをやること、ネットにつながることは許してくれたけども、
その中に、ネットにつながることは理解してくれたけど、その中で自分が何をしてるかっていうことは全く理解してないよねって言われて、私はもうそのときまた、ほんと目から鱗っていうか、ものすごいびっくりして、
あー、そうか、子供にとってはネットにつながることが許されても、それだけじゃ全然足りないんだって思って、そのときはえー、そうなのかって思ったけど、今はそりゃそうだよねって思えるようになりました。
本当にその人を理解するっていうのは、ネットにつながることを許可することではなくて、そこで何をしてるのか、何を感じているのかっていうのを共感するっていうことがやっぱり大事だし、それが本当に子供と対話するっていうことだから、
時間を無制限にしてくれただけでは、まだまだなんか寂しい関係だと思ったんだなーって思いました。
ということで、本題に戻りますけれども、子供との命綱、それは特にこのネットにつながるのが当たり前の世の中で、子供と自分をつなぐものは信頼関係、喋れる関係、もうそれ以外には何もないなーって思います。
どんな約束も、どんな脅しも、どんな罰ゲームも、何の役にも立たない。
本当に子供とつながろうと思ったら、信頼関係、話せる関係しかないなーって思いました。
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今日の話は以上です。最後まで聞いてくださってありがとうございました。バイバイ。
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