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2023-09-27 10:36

AI画像編集ツールClipdropとPhotoRoom(第688回)

AIを利用した画像編集ツールClipdropとPhotoRoomを紹介しました。背景除去や消しゴムマジック的な処理から生成AIまで簡単に使えます。無料でも使えて、パソコンではブラウザから、スマホではアプリで利用できます。

=== 目次 ===
Clipdropが日本語化された
背景除去などの画像処理から生成AIまで
Clipdropの料金体系について
Clipdropで使える画像加工機能
PhotoRoomは商品紹介画像の作成に特化
PhotoRoomの料金体系について
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サマリー

AI画像編集ツールClipdropとPhotoRoomの紹介しています。ClipdropはStability AIに買収されており、画像生成AIの機能も追加されています。また、PhotoRoomは商品紹介画像作成に特化した使いやすくシンプルなツールです。

AI画像編集ツールClipdropの紹介
AIを利用した画像編集ツールとして、ClipdropとPhotoRoomを紹介したいと思います。
どちらもパソコンでブラウザ上で使えるツールで、モバイルアプリもあります。
私はどちらも有料プランは使っていないですし、日常的に使っているわけではありません。
でも、新機能が追加されたりした時に色々試してみたりして、
どちらも人にお勧めできる良いツールだと思って応援しています。
先日、Clipdropが日本語化されたんですね。
なので、より日本の皆さんにお勧めできるなと思いました。
Clipdropの開発会社は、今年の3月にStability AIに買収されました。
Stability AIは画像生成AIでおなじみのStable Diffusionの開発元で、イギリスのスタートアップ企業です。
Stability AI Japan株式会社という日本法人もあって、日本語での情報配信もしっかりやっています。
Clipdropは今のように画像生成AIが話題になる前からあるAIを利用した画像処理のツールなんですが、
写真の背景を除去する、背景をなくして透明にするとか、写真に写り込んでいる余計なものを消す、消しゴムマジック的なこととかがAIでサクッと簡単にできるツールでした。
いろんなツールを集めたツール集、ツールコレクションみたいなサービス、ツールなんですね。
Photoshopみたいにまず画像を読み込んでから何のツールを使うか選ぶのではなくて、使う機能によって入り口が違っていて、背景を消しますというツールを選んで画像をアップロードしたら自動で背景が消えるみたいなシンプルで単機能なツールがいくつも用意されているというものです。
こっちの方が画像編集とかに慣れてない人には分かりやすいですよね。
そしてだんだんいろんなツールが追加されていく中で画像生成AIの機能も追加されていったんですね。
そしてステーブルディフュージョンの会社に買収されたので、今後さらに生成AIの機能が充実していくんだろうなと期待できますね。
簡単に描いた絵を元にAIがしっかりした画像に仕上げてくれるというステーブルルードルという機能は、ちょっと前にネットで落書きから画像生成AIで仕上げてくれると話題になっていました。
無料でもかなりのツールを使うことができるんですが、生成した画像にスカシが入ったりするので、ちゃんと使おうと思ったらやっぱり有料プランということになると思います。
画像加工を日常的に行う必要があり、でもフォトショップを使うまでもはいかないと。もうちょっとお手軽なツールを使いたい。月1000円くらいなら課金してもいいかなという人向きだと思います。
さらに画像生成AIも使えるようになったので、結局のところ画像生成AIも最終的にはある程度課金しないといけないので、自分のマシンにステーブルディフュージョンをインストールしてガンガン使っていくというスキルも時間もない人には
いろんな画像加工もできて、追加料金なしで生成AIも使えるということで、さらにクリップドロップのおすすめ度が増したんじゃないかと思います。
AI画像編集ツールPhotoRoomの紹介
ちなみに料金は細かく言うと、年間プランで契約すると月749円、月間プランで契約すると月1361円です。
画像加工としてできる機能は写真をクロップする、トリミングする、写真からいらないオブジェクト、人やテキストなどを除去する、消しゴムマジック的な処理ですね。
消しゴムマジックって言葉があることによって説明しやすくなりましたね。
あと画像の背景を消してしまう。この辺はクリップドロップもフォトルームも両方持ってる機能ですね。
クリップドロップならではの機能としてリライトという機能があって光源を光を追加できるんですね。
これがちゃんと物の形とかをある程度認識して本当に光が当たってるように加工できて光の色とかも変えられるんですが、もちろん方向とか強さも変えられて、これなかなかすごい機能で。
xかっこqツイッターで検索したら結構前に話題になっていたのでサンプルとか見られると思います。
あと空の置き換えツールというのが最近追加されていました。これフォトショップにもある機能と同じようなものだと思うんですが、写真に写っている空の部分を曇っているのを青空にしたりとか夕焼け空にしたりなどできるようです。
他にもアップスケーラーの機能があって画像の解像度を上げることができます。粗い画像をAIの力で高解像度に変えられるんですね。
画像生成AIで生成した画像は基本的に解像度が低いので、それをアップスケーラーを使ってさらにAIの力で拡大するということをよく使われるんですが、
粗い画像を高解像度にしたいというケースは意外とあるので、このアップスケーラーの機能は便利ですね。
次にフォトルームについて話をします。フォトルームは商品紹介画像を簡単に作ることをターゲットにしているツールです。
クリップドロップと同じように写真の背景を取り除いたり、消しゴムマジック的に余計なものを消したりといういろんなツールを提供しているんですが、
最終的にはフォトルームが用意している画像加工ツール、編集ツールを使って最終的な成果物、SNSに投稿するような画像を作ってほしいというツールになっているので、
クリップドロップとはちょっと立ち位置、コンセプトが違うんですね。商品を撮影した後、フォトルーム上で背景を除去して、その後フォトルームの画像編集ツールを使って別の背景を合成できるんですね。
背景はあらかじめ用意してある素材があって、そこから選べますし、AIを使って画像生成させるプロンプト、言葉によって画像を生成させることもできるんですね。
そしてさらにスタンプ的なものを追加したり文字を追加して、SNS用の宣伝画像などがこのツールだけで作れるということになっています。
そこまでやろうとしたら、背景画像とかスタンプ的なものとかが豊富に使える有料プランを使った方がいいよねという誘導になっているんですね。
フォトルームは年間プランで契約すると月額7.5ドル、月々の契約だと月額12.99ドルです。
また一人当たり1ヶ月9.99ドルで使えるグループ機能というのもあるようです。
画像作成ツールということでキャンバがライバルかもしれないですね。
値段はそんなに変わらないわりにキャンバの方がかなり高機能なのでその辺どうかなとも思うんですが、
商品紹介画像作成に特化していると、その分そこのところの機能は充実しているし余計な機能がなくてシンプルで使いやすいというメリットは大きいと思います。
クリップドロップもフォトルームも操作性は非常にいいですし、オンラインで使えるツールとして非常に洗練されていると思うので、今後も応援していきたい、注目していきたいと思っています。
今回は以上です。足利浩二がお届けしました。
10:36

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