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AIに頼らずぷっくりシール風加工を頑張ってみた話(第875回)
2026-06-02 15:30

AIに頼らずぷっくりシール風加工を頑張ってみた話(第875回)

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ぷっくりシール風の加工をIllustrator/Photoshopでやってみたけど満足いくものは作れず、かといってAIでの加工では商品にするクオリティではないよねといった話をしました。
=== 目次 ===
ボンボンドロップシールの魅力
ぷっくりシール風の画像加工にチャレンジしたけど…
AIを使わなかった理由&諦めた理由
なぜAIでの加工が最終成果物じゃダメなのか
ツールを使った加工は良くてAIはダメという基準への疑問
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サマリー

本エピソードでは、ぷっくりとした立体感と透明感が特徴の「ボンボンドロップシール」風加工に挑戦したものの、IllustratorやPhotoshopでは満足のいく品質が得られず、AIの活用にも課題があることが語られます。再現性や最終的な品質、クリエイターとしてのモラルといった観点から、AI生成物をそのまま商品化することへの疑問が呈され、最終的には人間のワークフローに組み込めるAIアシスト機能の重要性が示唆されます。

ボンボンドロップシールの魅力と流行
こんにちは、アシカガコウジです。
最近、シールブームが来ているのは知っている人も多いと思います。
特に、ボンボンドロップシールが人気です。
ぷっくり、立体的で艶のある、透明感のある。
透明感のある中に絵柄が入っているようなシールですね。
平成レトロブームの文脈の中にある人気ブームだと思うんですけども、
平成のシール交換とか、シール帳、キラキラした文具みたいな要素が人気の理由だと思います。
ボンボンドロップシールはクーリアというところが、
2024年の3月から販売しているもので、商標なので、他の会社はボンボンドロップシールという言い方ができないんですね。
なので、ぷっくりシールとか、ぷくぷくシールみたいな言われ方をしています。
そしてこのボンボンドロップシール、ぷっくりしたシールは、
Appleのリキッドグラスのデザインと似てるなと私は気づきました。
デザインの文学的には全然違うんですけども、
同時期に立体感、ぷっくり感、透明感があるデザインが流行っているというのが面白いなと感じています。
Appleのリキッドグラスはデジタルの中ですけども、
ボンボンドロップシールの良さっていうのはやっぱり物理的に立体的なもので透明感があって、
キラキラしてたりと、物だからこその良さですよね。
例えばただの平面のシールだったら、スマホの画面で見るのとそんなに変わらないですけども、
ぷっくりした立体的なシールというのはやっぱり現物ならではアナログの良さを生かしているプロダクトと言えると思います。
そういう意味ではデジタル時代だからこそアナログの良さを生かした立体的なプロダクトが流行っていると言えるかもしれません。
ぷっくりシール風加工への挑戦と断念
このボンボンドロップシール風のものを企業レベルではなく個人クリエイター的な規模で作るというのはなかなか難しいんですね。
丸い形限定で作ったシールに丸いぷっくりしたものを乗っけるみたいな加工で作ることはショーロットでもできるんですが、
ダイカットで自由な形で立体的にぷっくりしたシールを作るというのはある程度の規模がないとロット数がないと作るのは難しいです。
で今話しているのは私の活動の中でのキャラクターデザイナーの井上ひさとさんのグッズ作りの話です。
で平面のシールなんだけどボンボンドロップシール風に立体風に画像を加工したシールを作るというアイディアが浮かびました。
これは弱者の戦略として面白いんじゃないかなと。
ちょっとジョークっぽいグッズとして受けられるんじゃないかなと。立体っぽく見えるけど実は平面のただのシールです。
透明なスマホケースにステッカーを挟んで入れるというのをやってる人多いですけども、
実際に立体のシールだと挟めないんで立体風デザインで実は平面だとスマホホルダーにも挟めていいかなとか思いました。
そこでアドビーイラストレーターとかアドビーフォトショップあるいはフィグマでぷくぷくシール風の加工方法の情報をネットで調べていろいろやってみたんですが理想のものは作れませんでした。
アドビーイラストレーターの3Dとマテリアルの膨張という機能を使ってぷっくりさせるとかフォトショップのレイヤースタイルでエンボスなどを使って複数の効果をかけて実現するみたいなやり方を紹介してくれているブログ記事などがいろいろあってそういうものを試したんですが
ぷっくりはするんですけども透明感とかキラキラ感とかぷっくりの厚みみたいなものを表現するのが難しかったです。
そこでちょっと発想を変えてフィグマのガラス効果のエフェクトの機能があるんですけども
アップルがリキッドグラスを発表した後フィグマがそれに習ってつけた機能なんですがこのガラス効果のエフェクトを使ってガラス風の立体で作ってみたりもしたんですけども
まあまあいい感じにはできたんですがぷっくり感は出せませんでした。
2日間くらいいろいろやってみて結局諦めました。
AIを使わなかった理由:再現性と品質
AIを使って参照画像をもとにぷっくりシール風に加工できることはわかっていたんですけどもあえてそうではなく
AIを使わずにやろうとした試行錯誤の2日間は無駄ではなかったと思いたいです。
AIを使わなかった理由として一つ大きなポイントなのはやっぱり再現性ですね。
アドビイラストレーターのスタイルとかフォトチョップのレイヤー効果の重ね書きでぷくぷくシール風の加工を実現できれば
一回作り上げればその効果をいろんな画像に適用することによって
同じクオリティのぷくぷくシール風画像を今後もずっと作り続けられるんですね。
生成AIに頼んだ場合は同じプロンプトだったとしても出来上がりにばらつきが絶対ありますし
今後長いスパンで同じ処理ができる保証がないですよね。
生成AIがアップデートしていくことによって同じプロンプトでも出来上がりがどんどん変わってしまうということがあるので
同じものを作り続けられる再現性がないというところが一つ大きなポイントになると思います。
あとイラストレーターやフォトショップでぷっくりシール風ぼんぼんドロップシール風の加工をいろいろ試してみて気がついたのは
ただ単純に既存のキャラクターのイラストをぷくぷくシール風にしても
販売できる商品にできるようなクオリティにはならないなと気づきました。
やっぱり立体的になった時に可愛くなるような工夫が必要なんですね。
なのでデザインツールを使うにしろAIを使うにしろそこの最初のぷっくり風にした時に
可愛くなるデザインをちゃんと考えるべきだなと気がつきました。
ただ既存の絵柄を使って片手間にちゃちゃっとできるようなそういうものじゃないなと
ちゃんとプロジェクトとしてやらなきゃダメだなとそこに気づくための2日間でもあったのかなと思います。
AI生成物の商品化におけるモラルと課題
その辺のことに気がついてからキャラクターの形を全体的にぷっくりさせるんじゃなくて
パーツごとにぷっくりさせるとかちょっと手間をかけてみたりもしたんですけども
そのキャラクターがハートの形を持っててハートの形にも立体感があってキャラクターの立体感もあってみたいな
そういう工夫が必要なんだなぁと実感しまして
その時はデザフェスというイベントに向けてのグッズ制作をやっていたので
そこまで時間をかけていられなかったので
一旦ボンボンドロップシール風のただの平面のシールを作るということはグッズ展開からは外しました
既存の絵柄をAIを使ってボンボンドロップシール風に加工して結構いいものができますし
パッと見すごいかわいいみたいなのはできるんですけども
AIで加工しただけのものを商品にするというのはモラル的にもダメなのかなというだけじゃなく
やっぱり何かが足りないと私は思います
なんか細部が荒いというか改造度的に足りないというわけではなくて
細部の爪が甘い荒いなんか統一感がないとかなんかちょっとずれてるとか
印刷してグッズにして人様に買ってもらうには色々足りない感じがします
あとAIっぽさが受け入れられないという面もありますね
わかる人にはAIっぽさがわかるのでそこが手抜き感に見えてしまうかなと
そしてやっぱりクリエイター界隈でのAIを使うということに関するナーバスさへの配慮も当然あります
コミティアというイベントがAIで生成した画像を使ったグッズを禁止しているという規約もあるので
コミティアの時には当然売れなくなっちゃうというのもありますね
AI利用の基準とワークフローへの統合
最近の画像生成AIは最後の処理に使えるようなクオリティーが出せるようになったと思います
元の画像の絵柄に勝手な変更を加えずにいい感じに影をつけるとか背景を追加するとかですね
何もないところからプロンプト文字の指示によってキャラクターを生み出してそれをグッズにするみたいなのはダメですと
でも自分の描いた絵キャラクターを元に影をつけるとか色を変えるとか背景を追加するみたいなのだったらOKだよねという認識に違和感があるという人はそんなにいないと思います
ただやっぱり最終的にAIが出力したものが最後の完成品になってしまうというところに私は違和感を感じてしまいます
それは細部のクオリティーみたいなところもそうですが最終データが人間が手を加えられないあるいは加えにくい状態になっているということが大きいのかなと感じます
なので最後AIが書き出したものがベクターデータだったりちゃんとレイヤーに分かれたフォトショップデータとかだったら最終的に人間が調整できますよねクオリティーを調整できる
それができないデータをそのまま最終成果物として使うことへの手抜き感みたいなものをクリエイターだったら強く感じるはずです
じゃあ基準としてイラストレーターとかフォトショップでの加工処理はOKでAIを使った機能に関してはNGみたいな基準というのは本当にそれ基準として正しいのという疑問が出てきます
自分のイラストをアドビイラストレーターの3D機能を使ってぷっくりさせるのはOKでAIを使ってぷっくりさせたらダメというのは理由としてAIがまだ法的にグレーゾーンだから以外の理由があるのかどうかと
私が考えてみたんですがこの基準はAIかどうかよりも既存のワークフローの中でのアシスト的な機能かどうかということかもしれないなと
結局以前すでにこのポッドキャストでアシカガCASTで話した人間が主導権を持ってAIを利用するには従来の人間のワークフローの中にワークフローの上に乗せられるフォーマットでAIがデータを作れるかどうかと
それが重要という話につながるなという結論に私の中では一旦なりました
代替加工法とアクリルグッズの魅力
でぷっくりシールボンボンドロップシール風の話に戻るんですけども量産には向かないんですがハンドメイド的なアプローチとしてシールの表面にボンドをもってそれを乾かすという手法もあるそうです
またレジンを使うという方法は結構有名ですね
レジンは安全面の注意があるのでちょっとハードルが高いです
透明感キラキラといえばアクリルグッズというのはやっぱりものとしての魅力がありますよね
今回イノベシタとのグッズとしてホログラムのアクリルグッズを作ってみました
光によって見え方がキラキラ変わってとてもいい出来だなと思いました
アクリルの表面に印刷をするのか裏に印刷するかでも印象が変わります
裏に印刷するとぷっくりシールみたいな感じでキラキラが絵の表面に入ってるんですね
そういう作り方も今回はしなかったんですけど面白いなと思いました
エンディング
今回は以上ですアシカガコウジがお届けしました
キャストアシカガ〜♪
15:30

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