Pinterestはどう収益化しているかと、以前に比べて使い勝手が変わったと感じたことについて話しました。SNSの要素が薄れて、画像の元サイトへのリンクを重視した作りになったと思います。
=== 目次 ===
Pinterestの収益源は広告
世界的にはTwitterよりユーザー数が多い
Pinterestはどういうサービスか
ボードをフォローする考え方が前面に出なくなった
誰かをフォローする必要性が薄れている
元サイトへアクセスすることを重視している
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リニューアルしたよ、アシカガキャスト。
Pinterestについて、最近調べてみたり、久しぶりに使ってみたりしたので、Pinterestの話をしたいと思います。
しごたの記録部という、しごたのの大橋さんのやっているニュースレターがあって、そのニュースレターに埋め込まれてくるポッドキャストがあるんですけど、
それを聞いていたら、ちょっとだけPinterestの話題が出てきて、どこで収益化してるんだろうといった話になっていたんですね。
そこで調べてみたんですが、基本はやっぱり広告収入のようです。
Pinterestはユーザーがネット上のいろんな画像を保存していく。
この洋服いいよねとか、ここに旅行に行きたいねとか、そういうものをビジュアルブックマーク的にためておく場所なんですが、
自分がフォローしているアカウントの写真がズラズラと出てきたり、Pinterestがおすすめする画像がズラズラと出てきたりするんですが、そういう中に広告の写真も入ってくるということですね。
あと、商品カタログをPinterest上にアップして、自社のECサイトと連携するみたいなこともできるらしいです。
ただ、Pinterestの広告の機能は日本ではまだ対応してないみたいです。
Pinterestは結構前にTwitter、Facebookに続いて流行る、これから来るSNSみたいに言われていたことがあったんですが、あんまり流行らなかったよねという印象を持っている人も多いと思います。
でも、世界的にはかなり使われていて、すごく成功しているSNSですし、日本でも若い女性の間ではこれから来るSNSというふうに見られているケースもあるようです。
SNSとかこういうサービスの場合、月間アクティブユーザー数という、1ヶ月に1回でもログインとかして使ったユーザー数を比較対象する時の数字にすることが多いんですが、世界的には月間アクティブユーザー数がPinterestはTwitterよりも多いんですね。
03:09
2021年1月調べの資料を見つけたんですが、Twitterの月間アクティブユーザー数は3億5000万人で、Pinterestは4億4000万人でした。
Twitterは横ばい傾向で、Pinterestが右肩上がりで抜いていったような感じだと思います。
これアクティブユーザー数なんで、Twitterは複数アカウント持ってる人が多いとか、そういうのは全く関係ないですね。アカウント数じゃなくてアクセスした人数になります。
ちなみに1位のFacebookは27億4000万人ぐらいなんで、全く桁違いですね。Instagramは12億人、TikTokは6億9000万人でした。
で、Pinterest、日本ではあまり流行ってない印象ですが、ちょっと古い2017年の資料だったと思うんですが、その時国内の月間アクティブユーザー数は400万人と書いてありました。
写真中心のSNSということで、Instagramとどう違うのと比較されることもあるんですが、違いははっきりしていて、Instagramは自分が撮った写真、イラストとかをアップしてる人もいますが、自分のコンテンツを投稿してみんなに見てもらうSNSですね。
一方のPinterestは、ネット上にあるいろんな写真、画像をコレクションする、ファッションの参考にする写真だったり、食べたいあるいは作りたい料理の写真だったり、将来的に買いたいインテリアの写真だったり、
そういうものをただブラウザでブックマークに入れても、後から見返す時にテキストだけだとわからないところをPinterestに保存して、自分のファッションのボードとか料理のボードとか、ボードという単位で管理して、そこにどんどん貯めていくと、
後でそのボードを見返すと、自分の好きなファッションだったりインテリアだったりがまとめて見られるビジュアルブックマーク的なものなんですね。
06:02
Pinterest自体が自分のサービスをどう表現しているかを見てみたんですが、生活のあらゆるシーンを彩るアイディアを画像や動画で発見、保存、整理できるビジュアル探索ツールと呼んでいました。
このビジュアル探索ツールという言い方がいいと思うんですが、Pinterestは探すことに対して、サーチじゃなくてディスカバーだという言い方をしているのを以前見たことがあります。
先日、人にPinterestの使い方を教える機会があって、久しぶりにPinterestを使ってみて、たまに使うことはあったんですが、じっくり使ってみたのは久しぶりで、だいぶユーザーインターフェースや使い勝手が変わっているなと感じました。
Pinterestは各ユーザーが自分の何かテーマに合わせてボードを作って、私だったらウェブデザインのボードとかインフォグラフィックスのボード、イラストのボードとか分けて作ってるんですね。
そして他のユーザーが、例えば私のインフォグラフィックスのボードをフォローするというようなボード単位でフォローできるのが特徴だったんですね。
ユーザー単位でフォローすると、そのユーザーのいろんな趣味全部の写真を見せられることになってしまうんですが、
そうじゃなくて、ボード単位、興味のある範囲、ある意味カテゴリー的なもの別にフォローできるところがPinterestならではの良いところだと思っていたんですが、
このボードをフォローするという考え方があまり前面に出てこなくなっていました。
ユーザーをフォローする誘導の方がメインになっていて、これは企業やブランドの利用も増えてきて、
そういうビジネスで使っているアカウントに対しては、アカウントでフォローしてほしいと考えると思うので、
そういう企業寄りになってるのかなと感じました。
あと、そもそもフォローする、フォローされるというSNS的な要素が薄くなっていることも感じました。
そもそも最初にPinterestを開いたときに出てくるページがフォローしている人の画像の一覧ではなくて、
あなたにおすすめというPinterestが独自のアルゴリズムで自分に進めてくる写真の一覧になっています。
09:08
最近Pinterest上でどんな画像を見たかとか、どんな言葉で検索したかがベースになっておすすめの写真が出てくるんですね。
今からPinterestを始めますという場合、Pinterest上で検索して気に入った写真を保存していってとやれば好みがだいたいわかって、
次々おすすめのものを出してくれるので、その中で気に入ったものをどんどん保存していけばいいので、
人やボードをわざわざフォローする必要がなくなってきてるなと感じました。
あとその写真のもともとあったページ、ウェブサイトなどへのリンクをしっかりはっきりわかりやすくリンク先に誘導するようになってるなと感じました。
Pinterestは最初の頃ネット上のいろんなとこから画像をパクってきて表示しているサイトということで批判を受けたんで、
もともとその写真のあるページへの誘導をしっかりしようという面もあるでしょうし、
企業の利用が進んで、ECサイトにある商品写真をPinterestに入れて、PinterestからECサイトに誘導するというような使われ方が多いので、
やっぱりそういう企業ユーザーの利便性を高めているということだと思います。
モバイルアプリ版だと写真をクリックして表示したときに大きく2つのボタンが表示されるんですが、
それがアクセスと保存で、保存は自分のボードにその写真を保存することで、アクセスはその写真がもともとあったサイトへのリンクですね。
なので、そもそものビジュアルブックマークとしてわかりやすくなったのかなと思いました。
使ってみての感想をまとめると、SNS的な要素が薄くなって、企業ユーザーに使ってもらえるようにユーザーインターフェースが変わっていったのかなと感じました。
今回は以上です。
11:33
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