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先日、ある人のPinterestの自分のアカウントの立ち上げをお手伝いして、
その時にその人とやりとりをしている中で、Pinterestとはどういうものかというのが、
その人もそうですし、世の中の人たちに、いまひとつ理解されてないんだろうなと感じました。
そこで、Pinterestが自分たちをどう紹介しているのかなと見てみたところ、
PinterestはSNSじゃありませんという言い方をしているのを見つけました。
写真をアップするSNSということで、Instagramと違うのと比較されることがあると思うんですが、
そもそもPinterestはSNSじゃないんだよというアプローチで説明していました。
Pinterestが用意している文面をそのまま読むと、
Pinterestは写真をアップして人と人をつなぐSNSとは異なり、
実現したいアイディアを発見、整理していく自分のためのツールです。
他の人が何をしているのかを眺める場所ではなく、
自分が見たいと思うものだけを思う存分見ることができる場所です。
という文章で説明しています。
Instagramのように友達が何をしているのかを写真で見せられる場所ではなくて、
自分の興味に基づいて好きなものを探していける場所ですということですね。
これもPinterestの考えた文章なんですが、
Pinterestは生活のあらゆるシーンを彩るアイディアを
画像や動画で発見・保存・整理できるビジュアル探索ツールですということですね。
発見・保存・整理というところがポイントですね。
発見したものは保存して整理しないとPinterestを活用していけないので、
ある程度能動的なツールなんですね。
なのでただ眺めていればいいInstagramやTikTokに比べると、
能動的にアクションを起こさないといけないので、
当然そこでのハードルがあるというか、
だらだら見て暇つぶしできればいいやというツールではないので、
人を選ぶというか、とっつきにくさはやっぱりあるはずですし、
暇つぶしツールよりもユーザー数が少なくなってしまうのはしょうがないでしょうね。
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じゃあPinterestってどういう用途に使うのがいいのと聞かれたときに、
私はビジュアルブックマークという言葉を使い説明をします。
例えばインテリアを探しているときに、
ネットで見つけた良さそうなインテリアをPinterestにまとめておくんですね。
通常のブラウザのブックマークはそのページのURLを保存して、
タイトルのテキストで後から探すわけですが、
Pinterestは写真単位で保存するので、
気になったインテリアを写真で一覧で探せますし、
じゃあこれを買おうとかもう1回詳細を見ようというときに、
その写真があった元のページにリンクしているので、
Pinterestからワンクリックで元のページに移動できるんですね。
さらにわざわざウェブ上で探さなくても、
Pinterest上でインテリアとか椅子とか机とか検索すれば、
すでに他の人が保存している。
Pinterestの場合、ピンするという言い方もするんですが、
他の人がピンしたインテリアを探して、
自分のボードに保存していくことができるんですね。
今ボードという言葉を使いましたが、
Pinterestでは画像を保存する、ピンするときに、
ボードというのを作ってそこに入れていくんですね。
インテリアのボードとかファッションのボードとか、
カテゴリー分けでフォルダー作るみたいな感じですね。
それがさっきの言葉で出てきた整理ですね。
そうやって例えばインテリアについて検索して、
気に入ったものをどんどんボードに保存していくと、
PinterestのAIがこの人はこういうのが好きなんだなと学習していくので、
Pinterestにアクセスするたびに、
そういう写真が表示されるようになってくるんですね。
Pinterestにも自分のホームフィード的なものがあって、
そこがどんどん自分好みにカスタマイズされてくるということになります。
じゃあGoogleの画像検索で探すのとどう違うのと思うかもしれないんですが、
まずベースとなる探せる写真はPinterestに誰かがピンしたもの、保存したものなんですね。
なので1回誰かが人の手で気に入ったものを保存しているものがベースになっていると。
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そこがただ機械的に画像を収集しているGoogle画像検索とは違うところですね。
Googleの画像検索もある程度はその人に合わせたパーソナライズが効いているとは思うんですが、
Pinterestはユーザーが能動的に気に入ったものを保存していくという行為をしているので、
よりパーソナライズが効いた検索結果であったり、
お勧めをしてきてくれるというところもGoogle画像検索よりもアドバンテージになってくる部分だと思います。
あと一つの画像を元に似た画像を探す機能があるんですが、
この機能がGoogle画像検索よりも精度が高いように感じています。
また画像の中の一部分だけを選んでそこに近い画像を探す機能もすごく便利です。
スマホのPinterestのアプリからだとカメラに写してそのものと似た画像を即探すということもできます。
先ほど例としてインテリアを探すケースを説明しましたが、
インテリアとかファッションとかそういうものと相性が良くて、
女性ユーザーが多いのがPinterestの特徴ですね。
ハンドメイド系との相性もいいですね。
そして画像からウェブサイトにリンクされるので、
ファッションとかインテリアとかのブランドがPinterestに写真を載せて、
自分たちのECサイトにリンクをするという使い方をされていますし、
Pinterestもそういう使い方を推奨しています。
そもそもネット上にあるいろんな画像を勝手にPinterestにみんながどんどん保存していくわけなので、
サービス開始当初はそれってどうなのという声もあったんですが、
Google画像検索と同じで元のページにリンクをしているので、
そのページへの流入を増やしてあげてるんだよと。
違う入り口を作ってあげてあなたのページのアクセスが増えるお手伝いをしてるんですよとも言えるので、
Pinterestがどんどんユーザー数も増えて大きな存在になったことによって、
あまり何も言われなくなってきたようですね。
自分のサイトの画像をPinterestに保存してほしくない場合には、
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ウェブページにタグを入れることによってPinterestに保存しないようにもできるので、
ちゃんとそういう対処もしてますよということですね。
画像を一旦保存してPinterestに上げてしまうということはできちゃいますけどね。
Instagramは自分が撮った写真を投稿するSNSですが、
Pinterestはネットで見つけた写真をテーマに分けてボードにまとめるツールと区別できると思います。
PinterestもSNS的な要素はあって、ユーザーをフォローすることができるんですが、
人をフォローするんじゃなくてボードをフォローできるんですね。
なので、自分の興味のあるジャンルに関してボードを作っている人がいれば、
そのボードだけをピンポイントでフォローできるので、
そのあるユーザーと趣味が完全に一致しなくても、
いろんな趣味がある中で一つ共通する点があれば、そこのボードだけをフォローすることができると。
そういうSNS的要素もあります。
ただ、PinterestのAI的なレコメンド能力がどんどん上がってきたので、
わざわざ誰かのボードをフォローしなくても、
ある程度自分の興味のあるジャンルのものを見たり保存したりしていけば、
どんどんPinterestの賢いAIがおすすめしてくれるので、
SNS的な要素がだんだん不要になってきたんでしょうね。
なので、今Pinterestを始めてフォロワー数をガンガン増やすというのは、
なかなか難しくなってきていると思います。
SNSだと思って始めた人が、おやっと思ってしまうところも、
Pinterestのわかりにくさかもしれないですね。
昔のPinterestを知っている人が、今改めて使ってみても、
だいぶ変わったなと思うんじゃないかと思います。
今回は以上です。
