Dispoというサービスが急に日本でも話題になっています。撮った写真はすぐに見られず、翌朝9時に見られるのがポイントです、同じように不便さ、機能の引き算が最近のヒットサービスの特徴のようです。
=== 目次 ===
Dispoというサービスが急に日本でも話題に
Dispoで撮った写真は翌朝9時まで見られない
アプリを使ってもらえる仕掛けについて
あえて不便なのはClubhouseにも通じる
不便さをメリットにしたのはSnapchatも
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デジタル活用のヒントを与えられることを目指した
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いつの間にか400回を過ぎていたよ。アシカガキャスト。
Dispoというサービスが急に日本でも話題になっています。
Clubhouseと同じで、今まだ招待制というところも、新しいサービスに敏感な人が、
ぜひ早く使ってみたいと、使いたい欲を刺激する要因になってるんでしょうね。
日本でのClubhouseのブームに乗っかった人も、出遅れた人も、
今度はこのDispoのブームに乗りたいということもあってか、
日本でのユーザーがすごく増えてるらしいです。
招待制で、まだベータ版とかのサービスです。
じゃあそのDispoはどういうサービスかというと、
写真SNSでインスタグラムを超えるんじゃないかとか言われてるらしいです。
使い捨てカメラをイメージしていて、ディスポーザブルカメラのディスポなんですね。
撮った写真は使い捨てカメラ。
写るんですで撮ったような古めかしい感じの写真になるらしいんですが、
最大の特徴は撮った写真はすぐに見られないということです。
写るんですと同じで、現像をしないと見られないみたいなことなんですね。
撮った写真は翌朝9時に見られるようになるそうです。
もともとのディスポはそれだけの機能ぐらいな感じだったらしいんですが、
今流行ってきてるというベータ版の新しいディスポはSNS的な要素が強くなって、
友達と共有アルバムを作って、そのアルバムに写真を入れていくとかできるらしいんですね。
とはいえ撮影してすぐは写真が見られないので、翌朝9時にみんな見に行くわけですよね。
で、あ、写真ができてると。そこで会話が生まれたりするんですかね。
クラブハウスはとにかくiPhoneに通知を出して、誰それが新しいルームを始めましたとか、
通知を出すことでリピートしてもらう。クラブハウスのアプリをもう一回立ち上げてもらうという誘導をしているんですが、
これ通知が鬱陶しいとなって消されてしまうと通知をアプリ側からユーザーに呼びかけることができなくなって忘れ去られてしまう危険性が出てきますよね。
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なので通知を出しすぎるのも諸刃の刃というか、注意は引きたいけど出しすぎると嫌われるというところが難しいと思います。
一方のこのディスポは朝9時にみんな集合ねと。時間を決めて再度アプリを立ち上げてもらうと。この仕掛けがよくできてますよね。
ちなみにアシカガキャストも月下水の朝8時更新とリニューアルして決めたんですが、これも時間を決めることで習慣化してほしいなと。私自身も更新することを習慣化していくということですね。
ディスポの話に戻りますが、もちろんこのディスポのアプリを立ち上げるのは朝9時だけじゃなくて、アルバムに入れる写真を撮るにはディスポのアプリで撮影しなきゃいけないんですね。
インスタグラムとかは他のカメラアプリで撮影した写真を投稿できますが、ディスポはディスポで写真を撮るしかないんですね。
なので、じゃあ外を歩いていてこの風景を写真に撮ろう、この食事を写真に撮ろうという時にディスポのアプリで撮らないといけないので、結局ディスポのアプリばっかり使うようになって相対的に他のカメラアプリとかを使うことが減ってしまう。
インスタグラムとかにも上げなくなる。そういう効果というかアプリの占有率みたいなものが高くなるらしいですね。
このディスポの撮影した写真がすぐに見られない。翌朝9時にならないと見られない。そういう機能のカメラアプリを作ろうと思ってるんですけどと言ったら、何を考えてるんだと。そんなのヒットするわけないじゃないかと言われそうなアイディアですけども、
そういうあえて不便さを売りにする、機能を引き算するという考え方が最近のヒットサービスに共通してるなとも言えると思います。
例えばで言えばもうクラブハウスですよね。まだ正式版ではないというのもありますがクラブハウスはすごく引き算でできているサービスですよね。テキストでの他のユーザーとのやり取りが一切できないというところが不便でもあるんですが、その分声でしかやり取りできないんで、
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スピーカーに呼ばれても喋らないときはただ無視する、誘いを断るだけと、そういうもんだとお互いの認識があるので楽ですよね。どんなルームをやってるかが検索できないのも不便ですけど、そのルームの参加者と何かしらの繋がりがある人以外はやってこないということにもなるので、それでいいんだろうなと思います。
話した内容がアーカイブできないというのもその場限りの話ですよということでいいですし、自分の声をモニタリングする機能がないというのもそんなこと気にせず喋ればいいということで、自分が話す上でのハードルを下げているという効果もあるのかなと思っています。
あと、あえて不便さをメリットにしたと言えば、スナップチャットが有名ですね。スナップチャットは今はだいぶ変わっていますが、最初の始まりの時は送ったメッセージや画像がすぐに消えるチャットサービスというコンセプトだったんですね。
送ったメッセージが相手が読んだらすぐに消えるというのが不便だという見方もありますが、相手の手元に残らない、画面キャプチャーとか撮れないということで、後に残らないおふざけな感じのやりとりができるとかいうことで若者の間でヒットしたんですね。
そしてスナップチャットが作ったもう一つの不便さをポイントにしたものがストーリー機能ですよね。投稿したものが24時間で消えるという仕組みを持っているのがストーリーの特徴ですね。
インスタグラムがそれを真似して、インスタグラムの母体であるfacebookがfacebookのサービスにもストーリー機能を入れたわけですね。
インスタグラムでの投稿はインスタ映えと言われたようにちょっとよそゆきなおしゃれな写真を載せる場所なんですが、ストーリー機能が付いたことによってそこまで頑張った綺麗な写真じゃなくて日常の一コマとかを気軽に上げられるようになって、
ストーリー機能によってインスタグラムの使われ方が大きく変わったという面がありますね。本来デジタルだったらずっと残り続けるところがいいところなのに、あえて時間制限を持たせて投稿する側はどうせ消えるからと気軽に投稿できるし、見る側の人は見逃さないように見なきゃいけないと。
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デジタルの良い部分をあえて消してるというか、アナログ的な要素を入れ込んでるというところで共通してますし、今後もまたそういうところから、そういう発想からインスタグラムを投稿していきたいと思っています。
ディスポの機能からそういうことを考えたりしました。ディスポは招待してくれる人は誰もいないので使ったことはありません。今回は以上です。
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