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2024-08-21 12:16

モリサワフォントの新プランいろいろ(第766回)

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モリサワが提供するフォントのサブスクMorisawa Fontsから発表された新プランや新サービスについて話しました。書体の数を絞ることで安い値段で契約できる新プランSelect8&Select24と、新登場のWebフォント、めちゃくちゃ安いと話題の学生向け特別価格について紹介しています。
=== 目次 ===
フォントのサブスクMorisawa Fonts
新プランのSelect8&Select24
ファミリーじゃなく書体単位で8は少ない
Morisawa Fontsに写研の書体が登場予定
Webフォントを提供開始予定
学生向け特別価格がめちゃくちゃ安い
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フォントメーカーの森沢の話です。
森沢のサブスクリプション型でフォントを提供する森沢パスポートが終了して、
森沢フォンツという新サービスに移行したのが2022年の10月でした。
そして、最近森沢フォンツに関していろいろな新しいリリースがあったので紹介したいと思います。
なお、森沢フォンツは年額で1年間で64,240円で、2000所体以上の森沢フォントが使えるサービスです。
1つの契約でインストールできる台数は2台までなんですが、同時に2つの端末で利用することはできません。
森沢はプロ向けのフォントのメーカーで、
DTPの例明記、最初の頃には印刷物に使うデザインに使うフォントといえば森沢のフォントしか選択肢がないような状況でした。
サブスクリプションのサービスの森沢フォンツですが、
新プランのセレクト8とセレクト24が2024年9月12日からスタートするそうです。
使えるフォントの数を絞ってその分安く提供するということですね。
8書体選べるセレクト8が年額26400円、24書体使えるセレクト24が43560円です。
月当たりにすると標準のプランが5353円なのに対してセレクト8は月当たり2200円。
セレクト24は3630円です。月額2200円くらいだったらかなり使いやすいなという金額かなと思います。
この8書体とか24書体というのは最初から決められているわけではなくてユーザーが自由に選べるんですが
セレクト24は通常のプランと同様に2000書体以上の中から選べるんですが
セレクト8の方は1400書体以上から8書体選択と書いてあるので
森沢フォンツのすべてのフォントから選べるわけではないようです。
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また3回入れ替え可能と書いているので1年間の中で選ぶ8書体なり24書体の組み合わせを3回変えられるということだと思います。
8書体も選べれば結構十分じゃないかと思う人もいると思うんですが
書体にはファミリーというのがあるので
1つのファミリー書体、1つのデザインの書体に太さの違いの書体がいっぱいあるんですね。
今結構この太さの違いの種類が多いフォントが結構あるので
1つのファミリーに太さの違いでそれこそ8書体とかあるものがあるんですね。
フォントはファミリーがあってこそというか
1つのデザインの中でいろんなフォントを使ってしまうと
とちらかってしまってなかなかいいデザインにならないので
1つのデザインで使うフォントの数はなるべく絞りたいんですが
その中で見出し的な部分と本文的な部分で差をつける場合に
同じフォントの太さが違う書体を使うと統一感が取れて非常にいいわけですよね。
なので1つのフォントファミリーでいくつかの太さは用意しておきたいので
8書体しか選べないんだったらフォントファミリー的には
2つとか3つとかくらいしか選べないのかなと思います。
なので本当にセレクトエイトのプランは
どうしてもこのフォントが使いたいというのが
1種類くらいの間隔で使うプランかなと思います。
なお今年には森沢フォンツで
社券の書体が使えるようになる予定なんですね。
社券というのはこれもフォントメーカーなんですが
DTP以前デジタル化以前の印刷物で使われるフォントといえば
社券のフォントということだったので
今でもベテランデザイナーとかの人は
特に社券の書体がデジタルで使えるようになったら
ぜひ使いたいと思っている人は多いようです。
もともと社券と森沢の創業者2人が
日本で最初に写食機、写真食事機を作ったんですね。
その後たもとを分かつというか
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別々の道を進むことになったようなんですが
2021年に森沢が社券と共同で
社券のフォントをオープンタイプフォントにすると発表があったんですね。
で写食機発明100周年である今年2024年に
社券のフォントをデジタルで森沢フォンツで提供を始める予定になっています。
なのでこの社券の書体が使いたいからということで
今まで森沢フォンツを使ってなかった人が森沢フォンツを使いたい
使うようになるというケースも出てくると思います。
そこでこのセレクト8とかセレクト24のような
安いプランの選択肢があるというのはいいんじゃないかなと思います。
社券の書体のこれを使いたいという場合に
8書体でいいやとか24書体あればいいやというケースがこのプランにはまりそうですよね。
そして森沢フォンツからwebフォントを提供開始するというのも
これも2024年9月12日にスタートと発表されました。
webサイトで使えるフォントということなんですが
森沢はタイプスクエアというwebフォントのサービスも提供してるんですね。
でこれとどう違うのかそれぞれの住み分けがどうなるかみたいなことは
今のところ森沢が何か発表しているものはなさそうです。
料金的にはタイプスクエアは月額2750円から使うことができます。
一方で森沢フォンツのwebフォントは年間66,000円からなので
月額あたりにすると5500円からになります。
通常の森沢フォンツの金額よりwebフォントの方が高いんですね。
ただwebフォントの場合その公開したサイトのページビューによって値段が変わる仕組みになっていて
タイプスクエアの一番安い月額2750円というのは
月あたり25万ページビューまでになっています。
一方で森沢フォンツのwebフォントの場合は一番安いプランで1200万ページビューまでになっています。
なので森沢フォンツのwebフォントの方がかなり大規模なサイト向けという想定になっているのかなと思いました。
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1プランで5つまでプロジェクトを作れて1プロジェクトにつき10書体まで使えると。
そして1プロジェクトにつき5ドメインまでで1プランにつき10ドメインまで設定可能と。
森沢フォンツのwebフォントはそういう仕様になっているようです。
この辺の仕様がタイプスクエアとは違っているはずですね。
森沢のリリースによると共通の森沢IDでデスクトップフォントとwebフォントを購入利用が可能となるプラットフォームへ進化すると。
森沢フォンツとタイプスクエアという別々なサービスに分かれていない一元管理できるメリットというのもあるんでしょうね。
結構大きい企業向け、大きい案件向けというイメージを持ちました。
もう一つ、森沢フォンツの学生および教職員向け特別価格を2024年9月30日から提供開始という発表もありました。
これ、学生価格が1ライセンスあたり990円で、これ月額じゃなくて年間990円なんですよ。
通常プランだと年間64,240円の森沢フォンツが990円で使えると。
この学生料金がめちゃくちゃ安いとネットで話題になっていました。
なお教職員価格は33,000円年間です。
そして学生は学校を卒業したら当然この学生価格は適用されなくなるんですが、
最初の1年間は社会人応援価格として年間11,000円で使えるプランが用意されています。
この学生プランは非常に魅力的ですね。
ちなみにアドビクリエイティブクラウドのコンプリートプランは学生価格は初年度月額2180円です。
通常価格が7780円なので71%オフということです。
なお次年度以降、2年目以降は3610円だそうです。
通常価格よりも半額以下ではありますが月額3610円はお高い値段ではありますね。
12:07
今回は以上です。アシカガコウジがお届けしました。
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