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2024-08-21 12:17

モリサワフォントの新プランいろいろ(第766回)

モリサワが提供するフォントのサブスクMorisawa Fontsから発表された新プランや新サービスについて話しました。書体の数を絞ることで安い値段で契約できる新プランSelect8&Select24と、新登場のWebフォント、めちゃくちゃ安いと話題の学生向け特別価格について紹介しています。

=== 目次 ===
フォントのサブスクMorisawa Fonts
新プランのSelect8&Select24
ファミリーじゃなく書体単位で8は少ない
Morisawa Fontsに写研の書体が登場予定
Webフォントを提供開始予定
学生向け特別価格がめちゃくちゃ安い
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フォントメーカーのモリサワの話です。
モリサワのサブスクリプション型でフォントを提供する
モリサワパスポートが終了して
モリサワフォンツという新サービスに移行したのが
2022年の10月でした。
そして、最近モリサワフォンツに関して
いろいろな新しいリリースがあったので紹介したいと思います。
なお、モリサワフォンツは年額で1年間で64,240円で
2000書体以上のモリサワフォントが使えるサービスです。
一つの契約でインストールできる台数は2台までなんですが
同時に2つの端末で利用することはできません。
モリサワはプロ向けのフォントのメーカーで
DTPの例明記、最初の頃には印刷物に使う
デザインに使うフォントといえば
モリサワのフォントしか選択肢がないような状況でした。
サブスクリプションのサービスのモリサワフォンツですが
新プランのセレクト8とセレクト24が
2024年9月12日からスタートするそうです。
使えるフォントの数を絞ってその分安く提供するということですね。
8書体選べるセレクト8が年額26400円
24書体使えるセレクト24が43560円です。
月当たりにすると標準のプランが5353円なのに対して
セレクト8は月当たり2200円
セレクト24は3630円です。
月額2200円くらいだったらかなり使いやすいなという金額かなと思います。
この8書体とか24書体というのは最初から決められているわけではなくて
ユーザーが自由に選べるんですが
セレクト24は通常のプランと同様に
2000書体以上の中から選べるんですが
セレクト8の方は1400書体以上から8書体選択と書いてあるので
森沢フォントのすべてのフォントから選べるわけではないようです。
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また3回入れ替え可能と書いているので
1年間の中で選ぶ8書体なり24書体の組み合わせを3回変えられるということだと思います。
8書体も選べれば結構十分じゃないかと思う人もいると思うんですが
書体にはファミリーというのがあるので
1つのファミリー書体、1つのデザインの書体に
太さの違いの書体がいっぱいあるんですね。
今結構この太さの違いの種類が多いフォントが結構あるので
1つのファミリーに太さの違いで
それこそ8書体とかあるものがあるんですね。
フォントはファミリーがあってこそというか
1つのデザインの中でいろんなフォントを使ってしまうと
とちらかってしまってなかなかいいデザインにならないので
1つのデザインで使うフォントの数はなるべく絞りたいんですが
その中で見出し的な部分と本文的な部分で差をつける場合に
同じフォントの太さが違う書体を使うと
統一感が取れて非常にいいわけですよね。
なので1つのフォントファミリーでいくつかの太さは
用意しておきたいので8書体しか選べないんだったら
フォントファミリー的には2つとか3つとかくらいしか
選べないのかなと思います。
なので本当にセレクトエイトのプランは
どうしてもこのフォントが使いたいというのが
1種類くらいの間隔で使うプランかなと思います。
なお今年には森沢フォンツで
社権の書体が使えるようになる予定なんですね。
社権というのはこれもフォントメーカーなんですが
DTP以前デジタル化以前の
印刷物で使われるフォントといえば
社権のフォントということだったので
今でもベテランデザイナーとかの人は
特に社権の書体がデジタルで使えるようになったら
ぜひ使いたいと思っている人は多いようです。
もともと社権と森沢の創業者2人が
日本で最初に写食機、写真食事機を作ったんですね。
その後、たもと分かつというか
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別々の道を進むことになったようなんですが
2021年に森沢が社権と共同で
社権のフォントをオープンタイプフォントにすると
発表があったんですね。
で、写食機発明100周年である今年
2024年に社権のフォントをデジタルで
森沢フォンツで提供を始める予定になっています。
なので、この社権の書体が使いたいからということで
今まで森沢フォンツを使ってなかった人が
森沢フォンツを使いたい、使うようになるというケースも
出てくると思います。
そこでこのセレクト8とかセレクト24のような
安いプランの選択肢があるというのは
いいんじゃないかなと思います。
社権の書体のこれを使いたいという場合に
8書体でいいやとか24書体あればいいやというケースが
このプランにはまりそうですよね。
そして森沢フォンツから
Webフォントを提供開始するというのも
これも2024年9月12日にスタートと発表されました。
Webサイトで使えるフォントということなんですが
森沢はタイプスクエアという
Webフォントのサービスも提供してるんですね。
で、これとどう違うのか
それぞれの住み分けがどうなるかみたいなことは
今のところ森沢が何か発表しているものは
なさそうです。
料金的にはタイプスクエアは
月額2750円から使うことができます。
一方で森沢フォンツのWebフォントは
年間66,000円からなので
月額あたりにすると5500円からになります。
通常の森沢フォンツの金額より
Webフォントの方が高いんですね。
ただWebフォントの場合
その公開したサイトのページビューによって
値段が変わる仕組みになっていて
タイプスクエアの一番安い月額2750円というのは
月あたり25万ページビューまでになっています。
一方で森沢フォンツのWebフォントの場合は
一番安いプランで1200万ページビューまでになっています。
なので森沢フォンツのWebフォントの方が
かなり大規模なサイト向けという想定になっているのかなと思いました。
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1プランで5つまでプロジェクトを作れて
1プロジェクトにつき10書体まで使えると
そして1プロジェクトにつき5ドメインまでで
1プランにつき10ドメインまで設定可能と
森沢フォンツのWebフォントはそういう仕様になっているようです。
この辺の仕様がタイプスクエアとは違っているはずですね。
森沢のリリースによると
共通の森沢IDでデスクトップフォントとWebフォントを
購入利用が可能となるプラットフォームへ進化するとあったので
森沢フォンツとタイプスクエアという別々なサービスに分かれてない
一元管理できるメリットというのもあるんでしょうね。
結構大きい企業向け、大きい案件向けというイメージを持ちました。
もう一つ、森沢フォンツの学生および教職員向け特別価格を
2024年9月30日から提供開始という発表もありました。
これ、学生価格が1ライセンスあたり990円で、これ月額じゃなくて年間990円なんですよ。
通常プランだと年間64,240円の森沢フォンツが990円で使えると。
この学生料金がめちゃくちゃ安いとネットで話題になっていました。
なお教職員価格は33,000円年間です。
そして学生は学校を卒業したら、当然この学生価格は適用されなくなるんですが、
最初の1年間は社会人応援価格として年間11,000円で使えるプランが用意されています。
この学生プランは非常に魅力的ですね。
ちなみにアドビクリエイティブクラウドのコンプリートプランは、
学生価格は初年度月額2180円です。
通常価格が7780円なので71%オフということです。
なお次年度以降、2年目以降は3610円だそうです。
通常価格よりも半額以下ではありますが、月額3610円はお高い値段ではありますね。
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今回は以上です。アシカガコウジがお届けしました。
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