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2021-02-24 11:34

PinterestからSNSの要素が薄れていた(第405回)

Pinterestはどう収益化しているかと、以前に比べて使い勝手が変わったと感じたことについて話しました。SNSの要素が薄れて、画像の元サイトへのリンクを重視した作りになったと思います。

=== 目次 ===
Pinterestの収益源は広告
世界的にはTwitterよりユーザー数が多い
Pinterestはどういうサービスか
ボードをフォローする考え方が前面に出なくなった
誰かをフォローする必要性が薄れている
元サイトへアクセスすることを重視している
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リニューアルしたよ、アシカガキャスト。
ピンタレストについて、最近調べてみたり、久しぶりに使ってみたりしたので、ピンタレストの話をしたいと思います。
しごたの記録部という、しごたのの大橋さんのやっているニュースレターがあって、そのニュースレターに埋め込まれてくるポッドキャストがあるんですけど、
それを聞いていたら、ちょっとだけピンタレストの話題が出てきて、どこで収益化してるんだろうと言った話になっていたんですね。
そこで調べてみたんですが、基本はやっぱり広告収入のようです。
ピンタレストはユーザーがネット上のいろんな画像を保存していく。
この洋服いいよねとか、ここに旅行に行きたいねとか、そういうものをビジュアルブックマーク的にためておく場所なんですが、
自分がフォローしているアカウントの写真がズラズラと出てきたり、ピンタレストがおすすめする画像がズラズラと出てきたりするんですが、そういう中に広告の写真も入ってくるということですね。
あと、商品カタログをピンタレスト上にアップして、自社のECサイトと連携するみたいなこともできるらしいです。
ただ、ピンタレストの広告の機能は日本ではまだ対応してないみたいです。
ピンタレストは結構前にツイッター、フェイスブックに続いて流行る、これから来るSNSみたいに言われていたことがあったんですが、あんまり流行らなかったよねという印象を持っている人も多いと思います。
でも、世界的にはかなり使われていて、すごく成功しているSNSですし、日本でも若い女性の間では、これから来るSNSというふうに見られているケースもあるようです。
SNSとかこういうサービスの場合、月間アクティブユーザー数という、1ヶ月に1回でもログインとかして使ったユーザー数を比較対象するときの数字にすることが多いんですが、世界的には月間アクティブユーザー数がピンタレストはツイッターよりも多いんですね。
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2021年1月調べの資料を見つけたんですが、ツイッターの月間アクティブユーザー数は3億5000万人で、ピンタレストは4億4000万人でした。
ツイッターは横ばい傾向で、ピンタレストが右肩上がりで抜いていったような感じだと思います。
これアクティブユーザー数なんで、ツイッターは複数アカウント持ってる人が多いとか、そういうのは全く関係ないですね。アカウント数じゃなくてアクセスした人数になります。
ちなみに1位のフェイスブックは27億4000万人ぐらいなんで、全く桁違いですね。インスタグラムは12億人、TikTokは6億9000万人でした。
で、ピンタレスト日本ではあまり流行ってない印象ですが、ちょっと古い2017年の資料だったと思うんですが、その時国内の月間アクティブユーザー数は400万人と書いてありました。
写真中心のSNSということで、インスタグラムとどう違うのと比較されることもあるんですが、違いははっきりしていて、インスタグラムは自分が撮った写真、イラストとかをアップしてる人もいますが、自分のコンテンツを投稿してみんなに見てもらうSNSですね。
一方のピンタレストは、ネット上にあるいろんな写真、画像をコレクションする、ファッションの参考にする写真だったり、食べたいあるいは作りたい料理の写真だったり、将来的に買いたいインテリアの写真だったり、
そういうものをただブラウザでブックマークに入れても、後から見返す時にテキストだけだとわからないところをピンタレストに保存して、自分のファッションのボードとか料理のボードとか、ボードという単位で管理してそこにどんどん貯めていくと、
後でそのボードを見返すと自分の好きなファッションだったりインテリアだったりがまとめて見られるビジュアルブックマーク的なものなんですね。
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ピンタレスト自体が自分のサービスをどう表現しているかを見てみたんですが、生活のあらゆるシーンを彩るアイディアを画像や動画で発見保存整理できるビジュアル探索ツールと呼んでいました。
このビジュアル探索ツールという言い方がいいと思うんですが、ピンタレストは探すことに対して、サーチじゃなくてディスカバーだという言い方をしているのを以前見たことがあります。
先日、人にピンタレストの使い方を教える機会があって、久しぶりにピンタレストを使ってみて、たまに使うことはあったんですがじっくり使ってみたのは久しぶりで、だいぶユーザーインターフェースや使い勝手が変わっているなと感じました。
ピンタレストは各ユーザーが自分の何かテーマに合わせてボードを作って、私だったらウェブデザインのボードとかインフォグラフィックスのボード、イラストのボードとか分けて作ってるんですね。
そして他のユーザーが、例えば私のインフォグラフィックスのボードをフォローするというようなボード単位でフォローできるのが特徴だったんですね。
ユーザー単位でフォローすると、そのユーザーのいろんな趣味、全部の写真を見せられることになってしまうんですが、そうじゃなくてボード単位、興味のある範囲、ある意味カテゴリー的なもの別にフォローできるところがピンタレストならではのいいところだと思っていたんですが、
このボードをフォローするという考え方があまり前面に出てこなくなっていました。ユーザーをフォローする誘導の方がメインになっていて、これは企業やブランドの利用も増えてきて、そういうビジネスで使っているアカウントに対してはアカウントでフォローしてほしいと考えると思うので、
そういう企業寄りになっているのかなと感じました。
あと、そもそもフォローするフォローされるというSNS的な要素が薄くなっていることも感じました。
そもそも最初にピンタレストを開いたときに出てくるページがフォローしている人の画像の一覧ではなくて、あなたにおすすめというピンタレストが独自のアルゴリズムで自分に進めてくる写真の一覧になっています。
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最近ピンタレスト上でどんな画像を見たかとか、どんな言葉で検索したかがベースになっておすすめの写真が出てくるんですね。
今からピンタレストを始めますという場合、ピンタレスト上で検索して気に入った写真を保存していってとやれば好みがだいたいわかって次々おすすめのものを出してくれるので、その中で気に入ったものをどんどん保存していけばいいので、
人やボードをわざわざフォローする必要がなくなってきているなと感じました。
あとその写真のもともとあったページ、ウェブサイトなどへのリンクをしっかりはっきりわかりやすくリンク先に誘導するようになっているなと感じました。
ピンタレストは最初の頃ネット上のいろんなとこから画像をパクってきて表示しているサイトということで批判を受けたので、もともとその写真のあるページへの誘導をしっかりしようという面もあるでしょうし、
企業の利用が進んで、ECサイトにある商品写真をピンタレストに入れて、ピンタレストからECサイトに誘導するというような使われ方が多いので、やっぱりそういう企業ユーザーの利便性を高めているということだと思います。
モバイルアプリ版だと写真をクリックして表示したときに大きく2つのボタンが表示されるんですが、それがアクセスと保存で、保存は自分のボードにその写真を保存することで、アクセスはその写真がもともとあったサイトへのリンクですね。
なので、そもそものビジュアルブックマークとしてわかりやすくなったのかなと思いました。
使ってみての感想をまとめると、SNS的な要素が薄くなって、企業ユーザーに使ってもらえるようにユーザーインターフェースが変わっていったのかなと感じました。
今回は以上です。
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