1. 新米広報の『しつもんばこ』
  2. 広報のKPI 目標設定はどうした..
2023-05-18 16:39

広報のKPI 目標設定はどうしたらいい?

spotify apple_podcasts

ひょんなことから朝日デジタルラボの広報を兼務することになった津田。右も左もわからないので、広報の先輩である武田さんに広報のいろはをうかがっていく、そんな内容です。


今回は「広報の目標設定」について。


おしゃべりの内容は↓


広報さんの目標設定とか、KPIってどうしたらいいんでしょうか?

むずかしいテーマ。評価する側の視点でみていこう。


一般的によく聞くのが定量的な目標。いわゆる数字目標のこと。

・掲載数

・メディア掲載の金額換算

などがある。金額換算とは、お金を出して掲載した場合にいくらかかるか広告宣伝費を算出する。


結論から言うと、この方法には懐疑的。

メディアに通常取材された場合、広告出すより比べものにならないくらい効果があるため。

会社によっては広告宣伝費×N倍といった独自の基準を設けていたりする。


……定量は難しい。


定性的な活動した内容やアクションを数字と一緒に評価するのがオススメ。ただ、いずれにしても難しい。

リリースの質が落ちて数を出すなんてことも。出すことが目的になってしまう。


会社として広報がなぜ必要なのかを明確にする。

その上で成果を設定していくのがよいのではないか。


たとえば会社ができたばかりで誰も知らない。

その場合、会社の認知度を上げるための活動が目標になるのではないか。


評価する側に広報への理解が必要。

掲載数を目標にすると、

そもそもプロダクトはどうだったか?

タイミングはどうだったか?

など広報さんの領域とは違う部分の影響を受ける。

逆に、その会社のやっていることが世間に注目されていると、

広報がリリースを出せばすべて記事になるなんてことも


社内での情報価値と、世間的な情報価値に差がある場合、広報さんはどうするの?


たとえば、

メディアに載りやすいよう見せ方を変えるなど、載りたいなら載るような戦略が必要になる。

一部のメディアに先出しして、そのフィードバックを伝えるなどして、掲載されるプロダクトに仕立てていく。


デジラボでは会社を知ってもらって採用をどんどんしていきたい。採用に向かってどういうことをやったのか、アクションを目標にしていく。


その会社がどう見えていたら理想的なんだろか? を社内で考える必要がある。

最近は企業の雰囲気、やりがいなどで会社を選ぶ傾向がある。どれだけエモくみえるか、は意外と重要。

その会社の取組にほれさすか、会社のメンバーに憧れさせるかなど。


朝日デジタルラボ 採用情報

⁠⁠https://www.wantedly.com/companies/asahidigilab⁠⁠


登場人物

武田さん(yukiTa Inc. 代表取締役CEO)

⁠⁠⁠https://twitter.com/snow66TKD⁠⁠

津田(朝日デジタルラボ 広報)

⁠⁠https://moov.ooo/bouncy/author/5eb931758f32de7e4f3360f8⁠


https://listen.style/p/asahi-dl?vFmIloXP

広報の目的と目標設定
スピーカー 1
新米広報のための質問箱。こんにちは、朝日デジタルラボの新米広報津田です。
スピーカー 2
こんにちは、武田です。
スピーカー 1
このポッドキャストでは、ひょんなことから広報を兼務することになった津田が、
広報の先輩である武田さんにですね、広報って何なの?ということを色派を伺っていくというような内容でお届けしております。
今回はですね、広報さんの目的とか目標設定について話していけたらなと思います。
メディアをやっていて、広報さんと比較的つながりがあるので、
広報さんがどこそこの媒体に乗ったとか、1年でこれだけの数のメディアに乗りましたとかっていうアピールしている場面とかに出くわすんですけど、
それはおそらく目標を設定していて、それを達成したからそういうアピールをしているのかなと思ってるんですけど、
実際広報さんの成果とか目標設定っていうのはどういうふうに考えればいいのかっていうのを伺いたいんですけど。
スピーカー 2
なるほど、それは結構難しい話ですよね。
この目標設定はどうすればいいかだと、広報さんがいる会社の評価する側の視点でまずちょっと考えてお話できたらと思うんですけど、
私もサラリーマン長かったりとかしたので、広報部署にいるとですね、目標設定どうするかって話もよく出てまして、
よく一般的に一番聞くのが定量的目標、数字目標で、掲載数とか金額換算と言われるような出し方っていうのが一つ。
スピーカー 1
金額っていうのは?
スピーカー 2
よくあって、
これだけのメディアに出て、このメディアにもしもお金を出して掲載するとしたら、いくらかかるかっていうので、いくら分の広告宣伝費代を広報さんが作り出したっていう評価をするところっていうのがありまして、
結論から言うと、私ちょっとこれには昔からずっと懐疑的で、なぜかというと、あくまでもそれを換算するのって広告費で。
定量的目標と定性的目標の比較
スピーカー 2
でも実際、例えば広報さんが頑張って記者さんとコミュニケーション取って取材とかしていただいたり、それこそテレビとかのカメラクルーが来たりとかして紹介された時って、
広告出したとのとは比べ物にならないほどの効果があるはずなんですよね。
それを広告費と一緒にされちゃうのは侵害だぜと、サラリーマン自体はずっと思っていまして。
なのでメーカーの広報さんによっては、広告宣伝費かける何倍みたいな感じの独自ルールをメーカーさんで持っていて、
例えば日経新聞、2分の1面分だったらそれかける3とか、そういうメディアの影響力分をかけるみたいなことですよね。
スピーカー 1
普通に広告タイアップだったらこれぐらいの金額感だから、
普通の広告だと何十万何百万とかっていうお金がかかるけど、それを取材してもらったとかだと、
広告でやるよりもより効果があってインパクト強いから、でもそれもあってないような数字ですよね。
スピーカー 2
そうなんですよ。なので定量は難しいよねっていう話になるので、
トシックって評価する側に回った時によくその企業の評価担当者とかに提案して話してたのが、
定性っていうその活動した内容とかアクションによって変わった状況を数字と一緒に評価するっていうやり方を提案したりとかしてて、
これはよくさっき津田さんが言ったようなリリース何本出したとか、メディアさんにどのぐらいアクションを取ったのかとかいうところですよね。
やったこと、活動したこととかそれによってこう得られた検知とかを一緒に評価指針にすると。
これも難しくて、それこそPRエージェンシーとかにいるとそういうところにすごい直面してたんですけど、とにかくリリース出しゃいいのかって話になるわけですよ。
スピーカー 1
あるあるですよね。何このリリースっていうリリース出てるとこあるよね。
広報の活動の評価と目標設定方法
スピーカー 2
何このリリースを出し続けるとメディアさんからの信頼が落ちたりとか、見た目的にも外から見た時に映っちゃったりとかするのを候補さんが気づけなくなっちゃう可能性っていうかリスクがあったりとかして、
出すことに一生懸命になっちゃう。
スピーカー 1
目的がそこにあるから、本来はその先にあるところを目指した目的であるはずなのに、手前をゴールにしちゃってるってことですよね。
スピーカー 2
あとはそのメディアリレーションだったりとかを数にしちゃうと、要は何の用ですかみたいな感じでアポートみたいなことが起きる、多分直面されてると思うんですけど。
リリースも何もないけど改めて会社の説明をさせてくださいって言いましたねよく。
広報の仕事って、私は個人的には営業みたいなもんかなと思っていて、
職面する課題とか仕事のやり方とかが営業職に似てるのかなって思っていて、
スピーカー 1
営業さんでよくある担当変わりましたんでご挨拶をとか、お盆のシーズンなのでご挨拶をとか、クリスマスなんでとかっていう行くきっかけ作るやつ。
スピーカー 2
広報も近いものがあると思うのでそういう風になっちゃうと。
なので難しいかなと思っているので、例えば会社的に広報に何を期待するのかっていうか、なんで広報が必要なのかっていうところの最終的なゴールを先の目標にして成果も設定していくのが一番みんなに優しいんじゃないかなと今は思っています。
例えばその会社ができたばっかりで、会社を誰も知らないから広報していかないと、まず商品を売る前の段階だよねって言うんだったら認知度を上げる活動に何をしたのかで、認知度を上げるためにどうアクションを起こせたか。
それって例えばウェブサイトのアクセスだったり、認知度を調査するメーカーさんとかもあると思うし、
具体的に毎日日記みたいに報告書とか毎週とか毎月とか出させて、それに対しての進捗を追って評価にするとか、そういうふうにまめに評価設定しないと正しく評価しづらい職種かなって気はする。
スピーカー 1
ということはまず遠いゴールを決めるときには評価する側、上司なのか会社なのか社長なのかわからないですけど、そっち側が広報の理解がある必要があると思うんだよね。
スピーカー 2
それはベストですよね。
スピーカー 1
そこがないとゴール設定をまず共有しにくいもんね。
広報のKPI 目標設定
スピーカー 2
悲しい感じになっている広報さんってきっとすごくたくさんいて、例えばその掲載数とかって言われちゃうと、広告だったらね、自分が頑張ってアクセス、広告枠買ったり、
いい感じに例えばこうネット広告だったりするとアクセス見ながら出し方変えていったりとかっていうふうに自分で努力した結果が出やすいと思うんですけど、
広報の活動自体は広報さんが載せてくれって言ったからってメディアさんが載せてくれるわけじゃないじゃないですか、津田さん。
すみません。
そうすると結局その持っていったネタ、情報が掲載に値するのかどうかとか、タイミングが合ってるのかどうかとかっていうところに気をしてくると、
広報さんじゃなくてそもそものそのプロダクトがどうだったのかとか、タイミングがどうだったのかとか、話題性がどうだったのかって広報にはどうしようもない部分が出てくるでしょ。
でもそれを広報さんはこう変えることができない立場にいたりする人もいるじゃないですか。
これを出してこいって言われるっていう。そうすると辛いですよね。
逆に言うと入れ食いみたいに出せば乗るみたいな情報を出している会社。
もうすごく話題性の高いプロダクトを出し続けている会社や、認知度や注目度が高くてそこがやってることだったら何でもみんな紹介したがるような会社だったら、
広報さんはただただ連絡をすればいいだけなので、今度は掲載数ではなくてその中身を評価された方がいいよね。どう紹介してもらえたのかみたいな。
スピーカー 1
会社によるかもしれないですけど、例えば社長がこれはもっと世の中に広がるべきだっていう、
自分がプロダクトを出していたりすると思う人だったりすると、絶対乗るべきなのに乗らないって社長が思っていて、
広報はこれは厳しいよね、これは乗るけどみたいな、多分その外との接している人だと差ありますよね。
スピーカー 2
そこってどうするんですか?
スピーカー 1
ケースバイケースだと思うんですけど、ケースバイケースばっかりで参考にならないんですけど。
スピーカー 2
僕らの広報っていう仕事ってケースバイケースで。
例えば今私が大きく関わっているような会社で、社長さんと距離が近い会社とかだと、
そもそもがプロダクトとかサービスを企画してリリース出そうといった時点で、
初めから広報の視点で話をする。
例えばこの商品この見え方だと多分メディアつらいから、
メディアを狙わないのか、狙ってバズって大きくいった方がいいものなのかをまず一緒に判断し、
メディアさんに取り上げてもらいたいんだったら商品の見せ方変えるとか、売り方変えるとか、
スケジュール変えるとかっていうのを社長さんと相談するとかいうこともありますし、
例えば以前メーカーに私がいた時だと、ボコボコに叩かれて帰るわけですよ記者さんに。
これ何のスロットっていうのとか、どこが違うのとか、
スピーカー 1
すいませんっていう感じになるけど。
スピーカー 2
これ全然使えないよねとか言われて帰るわけです。
それをまんま企画とか開発にフィードバックして、要は広報から詰めるんですよね。
今度は何とかしろと。
その営業さんが客席で客に文句言われてこんなの買わないよって言われたら、
作ってる人に価格変えてくれとか、この機能追加してくれとか言うじゃないですか。
あれと同じことをしてました。
スピーカー 1
そうか、それをやることで作ってる側っていうか、
プロダクトを出してたりする側はそれによって出し方変えるのか。
スピーカー 2
外の視点として広報の意見を聞いてくれていたっていう。
今度は例えばこの機能のここが使いにくいから、
他と比べて全然優れてないからレビューなんかできないって言われたとすると、
レビューなんかできないって言われましたって持って帰って、
もしそこの機能が改善されると、
すごいドヤ顔でその記者さんに改善されましたって持ってけるじゃないですか。
みたいなことをしてました。
スピーカー 1
そうか、それがまたお土産になって話すきっかけになるってことですね。
本当は営業ですね。
スピーカー 2
営業ですよね。
っていうのはある気がします。
スピーカー 1
なるほど。
広報のアプローチ方法
スピーカー 1
例えば朝日デジタルラボだとですね、
僕ら自身がメディアっていうこともあって、
そもそもそんなにいろんなところに掲載される前提ではないんですね。
なんかリリース借りに出したりとか。
そこは僕自身も他のメディアが何かリリース出しても載せるわけねえだろうって考えがあって。
そこは全然狙ってないんですけど、
ただ広報をやってる目的としては、
会社を知ってもらって採用をどんどんしたいっていうのが僕らのミッションであったりするんですけど、
それは採用だったら採用っていう目的に対して、
どういうアプローチをしたらいいかっていうのを、
ゴールに向かって手前の線を目標としてセットしていくみたいな感じになるんですか?
スピーカー 2
例えばですけど、外から見えている様子。
中にいるとちょっとわからない、
外側から見えている様子でどう見えているのかっていう現実を認識できて、
逆にこっち側からは外の人、採用で来てもらいたい人に、
どう見えていたいのかっていうのをまずきっちり考える。
そういうふうな状況を作るのはどうしたらいいのかっていうのを、
多分社員の人たちとかも巻き込んで、
動けてアウトプットできていると今時なのかなって思っていて、
なんでかって、最近は条件だけじゃなくてやりがいっていうか、
企業の雰囲気とかで会社をやる人が増えている印象があるんですよね。
人事採用のPRの相談とか受けててもそういうのが多くて、
なので意外と信頼感とか誠実感とかが出ているかとか、
昔だと映える会社とか自慢できる会社が一番だったけど、
今はそうじゃなくて、ポリシー的な、
この会社いいよねみたいなところにいることを自慢するっていう傾向があると思うから、
KPIの具体例
スピーカー 2
人事広報、採用広報だとしたら、
まず目立つっていうのはもちろん、露出されるっていうのはもちろんあると思うんですけど、
ふわっというとエモく見えるかどうかみたいな、
スピーカー 1
リリースを出す時とかも、この会社入ったら何かいいことにつながりそうとか、
スピーカー 2
いい人たちがいそうとか思うっていうのはある気がしますけどね。
スピーカー 1
すごくメディアっぽいですよね。
広報さんがやってることっていうのは。
物語というか、よく良さそうだなっていうことを想像させるというか、
そこの部分はすごくメディアと似てる感じがしますね。
なるほど。
はい、ありがとうございます。
お時間が来てしまいましたので、
今回はこの辺で締めさせていただきたいと思います。
ざっくりまとめると、
数字の目標的なものと定性的なアクション、
努力してこんなことをやったよっていうのをちゃんと見える化して、
それを上司だったり評価者の人たちとちゃんと握ることがまず前提として大切で、
スピーカー 2
そうですね、戦う。
スピーカー 1
その上でいろんな実際の取り組みを目標に近づくように、
成果をどんどん積み上げていくみたいな感じの。
スピーカー 2
だといいですよね。
スピーカー 1
理想はそういう感じ。
スピーカー 2
理想ですね。
スピーカー 1
なるほど。
わかりました、頑張ります。
スピーカー 2
頑張ります。
スピーカー 1
はい、武田さんありがとうございました。
スピーカー 2
ありがとうございます。
朝日デジタルラボのミッションと求人情報
スピーカー 1
朝日デジタルラボのミッションはコンテンツで明日のワクワクを作るです。
バウンシーやムーブーといったメディア事業の知見を基に
自宅制作ウェビナーなどいろいろやっております。
最近のアップデート情報で言うとですね、
ウォンテッドリーに採用の口を開きました。
今絶賛バックオフィスのメンバーを募集しております。
ぜひご興味ある方はご応募いただけたらなと思います。
僕がやっている動画メディアバウンシーではですね、
継続的に学生アルバイトを募集しております。
そちらもご応募いただけたらなと思います。
武田さん、ぜひそちらも。
武田さんが応募するみたいになったけど。
スピーカー 2
今応募しろってことかなってちょっと思っちゃった。
スピーカー 1
そういうことではないですが、
ぜひ興味があったらご応募いただけたらなと思います。
武田さんありがとうございました。
スピーカー 2
ありがとうございました。
ありがとうございました。
16:39

コメント

スクロール