土壌改良の重要性
こんにちは。今日の探究へようこそ。今回はですね、共有いただいた土壌改良の優先順位に関する資料、これをちょっと深掘りしていきたいなと思ってます。
はい。
いやー、土を良くしようって思うとき、ついつい良かれと思ってやってることが、もしかしたら順番間違えてるかもしれない、なんていう結構ドキッとする指摘があるみたいですね。
まさにそうなんです。土壌改良には、実ははっきりとしたステップがありまして、その順番が非常に重要なんだと、この資料では強く言われていますね。
具体的には、土が持っている性質を物理性、生物性、化学性っていうこの3つに分けて、この順番で改善していくのがベストですよと。
なるほど。よく聞くのは、とりあえず土壌診断して、足りない肥料とか石灰入れましょうみたいな、つまり化学性から手をつけるパターンが多い気がしますけど、それが必ずしも正解じゃないかもしれないってことですか。
そういうことになりますね。
今回はですね、じゃあなぜその物理性、生物性、化学性っていう順番が大事なのか、それから具体的にどう進めていくべきなのか、資料を紐解きながら、皆さんの畑とかお庭の土作りにも役立つヒントを探っていきましょうか。
はい、ぜひ。
さあ始めていきましょう。
お願いします。
まずですね、そもそもなぜこの順番がそんなに重要なんですか。何か化学的な成分調整からやっちゃった方が、手っ取り早く効果が出そうな気もするんですけど。
ああ、そこがですね、多くの人がまあ落ちりやすいポイントなのかもしれないですね。資料では非常にわかりやすい例えを使ってるんですよ。
ほう、例えですか。
土壌の3つの要素を家作りに例えてるんですね。物理性が土地とか基礎。
土地と基礎、はい。
生物性が大工さんとか職人さん。
ああ、なるほど、働く人。
そうです。そして化学性が建材とか家具とか。
土地と基礎、職人さん、建材家具ということは、いくら立派な建材とか素敵な家具、つまり化学性ですねこれを用意したとしても、それを組み立てる職人さん、生物性が働きにくい環境だったり。
ええ。
あるいはそもそも栄養を立てる土地とか基礎、物理性がもうグニャグニャだったら良い家は建たないぞと。
まさにおっしゃる通りです。土台になる物理性が悪い、例えば水はけがすごく悪かったり、土がカチカチに固くしまってたりすると、植物の根っこっていうのはやっぱり十分に伸びられないんですね。
うーん。
それに土の中にいる役に立つ微生物たちもですね、酸素が足りなかったりして活発に活動できないんですよ。
はい。
その状態で、じゃあ肥料、つまり建材をたくさん投入しても根が据えなかったり、あるいは微生物、職人さんがうまく活用できなくて、せっかくの栄養分が流れて無駄になってしまうということが起こるわけです。
ああ、なるほど。順番間違うと労力もお金も資材も全部無駄になっちゃう可能性すらあるってことですね。
土の状態をチェックする
そうですね。効率が非常に悪くなる可能性があります。
うーん。となると、やっぱり最初に取り組むべきは物理性ですね。
じゃあ、自分の家の庭とか畑の土が物理的に良い状態なのかどうか、これどうやって見極めたらいいんでしょうか?
ええ。基本はですね、水と空気の通りがいいかっていう、そこを見るのがポイントです。
で、あの、特別な機械とか無くても大丈夫で、資料によると簡単なチェック方法が3つ紹介されてるんですよ。
おお、それは実践的でいいですね。
ええ。ぜひ試していただきたいですね。
まず1つ目はどんな方法ですか?
まず、スコップでそうですね、だいたい20センチくらいの深さまで掘ってみて。
はい。
そこに固い層、まあよく鋼板って言いますけど、それがないかどうか指でグッと強く押してみるんです。
指で押すんですね?
ええ。もし指がもう全然簡単に入らないよっていうくらい固かったら、
それは植物の根っこがそれ以上伸びるのを、もう物理的に邪魔してる可能性が高いですね。
なるほど。実際に掘って指で確かめる。手軽だけど何か確実そうですね。
じゃあ2つ目は?
2つ目は雨が降った後、あるいはまあ水を割いた後でもいいんですけど、水たまりがどれくらいの時間で引くか、これを観察することですね。
ああ、時間を見る。
はい。もし半日以上経ってもまだ水が溜まったままだ、みたいな状態だと、これは明らかに水はけが悪い。
つまり物理的な水の通り道にちょっと問題があるんじゃないかという際になります。
うーん、なるほど。ずっとじめじめしてる場所は要注意。
では3つ目お願いします。
3つ目はですね、掘り出した土の塊。これを手で軽く握ってみたり、ちょっと崩してみたりするんです。
ふむふむ。
理想的な土っていうのは、小さな土の粒子がいい感じにくっついて、適度な大きさの塊になってるんですね。
これを弾流構造、弾流構造って言うんですが。
弾流構造、よく聞きますね。
ええ。これが発達してると、手で触ったときにポロポロっと軽く崩れる感じなんです。
はい。
逆に粘土みたいにベタベタしてて、塊が全然崩れないとか、あるいはもうカチカチに固くて全く崩せないとか、
そういう場合は弾流構造があまり発達してなくて、物理性が良くない証拠と言えますね。
なるほどなあ。掘る、見る、触る、なんか五感を使って土の状態を感じ取るみたいな感じですね。
生物性の向上
まさに。それがすごく大事だと思います。
もしこれらのチェックで、うちの土、ちょっと物理性イマイチかもってなった場合、どうやって改善していけばいいんでしょう?
ええ。資料にはいくつかの具体的な改善策が挙げられていますね。
まず、高板層があるなら、やっぱりそれを壊すために深く耕す。不可耕というのが基本になります。
不可耕。
ええ。でも、もっと深い部分に固い層があるなんていう場合は、サブソイラーっていうこう爪がついた農業機械があるんですけど、
それで物理的にガツンと破壊するという方法もあります。
ああ、機械を使う方法もあるんですね。まあ家庭再栄枯化だともうちょっと手軽にできることってありますか?
もちろんあります。堆肥などの有機物を投入するっていうのは非常に効果的な物理性の改善策ですね。
堆肥ですか?
はい。有機物っていうのは土の断流化を促す、なんていうか、接着剤みたいな役割をしてくれて、水はけとか通気性を良くする手助けをしてくれるんです。
なるほど、なるほど。
あとは、まあ水はけが特に悪いっていう場合は、土の中に排水用のパイプなんかを埋める暗渠っていう工事もありますけど、これはちょっと規模が大きくなりますかね?
暗渠はちょっと大掛かりですね。
でですね、この物理性の重要さを示すちょっと興味深い現場の例が資料に載ってたんですよ。
ほう、どんな例ですか?
PH6.5でも全然根が張らない保護状があったそうなんです。
PH6.5って普通、作物育つのにかなり良いとされる値ですよね?
そうなんです。科学的な数値だけ見たら、まあ問題なさそうって思えるのに、なぜか根が張らない。
それはなぜだったんでしょう?
まさに物理性の問題だったんですね。その畑は土がもうガチガチに固くしまってたらしいんです。
あー。
それで土を細かく砕いて開土、そこに堆肥をちゃんと投入して物理性を改善してあげたら、もう見違えるように作物が元気に育つようになったと。
へー、やっぱり物理性なんですね。
ええ。資料にある物理性は土の欠陥、詰まったままでは栄養も微生物も流れないっていう言葉がなんかこの事例からもすごく実感できますよね。
土の欠陥ですか。確かに人間の体でも欠陥がつなってたらいくら栄養のある血液を送ろうとしても、ね、体の隅々まで届かないですもんね。
その通りですね。
なるほど。じゃあその物理性という基礎が整ったら、次のステップは何になりますか?
はい。次はですね、生物性の向上です。
生物性?
ええ。土台である物理的な環境、つまり水と空気の通り道が確保されたら、今度はそこに住む生き物たち、特に、まあ目には見えないですけど、多様な微生物たちが元気に活動できるような、そういう環境を整えていく段階です。
なるほど。
もちろんミミズみたいな土壌動物の働きも重要ですよ。
基礎工事が終わっていよいよ職人さんたちが活躍できるステージ作り、みたいな感じですね。
まさにそんなイメージですね。
彼らが快適に働くためには何が必要なんでしょう?
資料によると、まず絶対に欠かせないのが酸素です。
酸素。
ええ。役に立つ微生物の多くは酸素を必要とする高気性なんですね。ですから、土壌が過湿になって酸欠状態、専門的には献起状態って言いますけど、これになるのを避けることが非常に重要なんです。
はいはい。
だから、物理性の改善で水はけを良くしたことが、ここでもちゃんと効いてくるわけですね。
なるほど。つながってるんですね。
ええ。それから、もちろん適度な水分も必要です。乾燥しすぎても微生物は活動を止めちゃいますからね。
土壌改良の基本
酸素と水分、基本的な環境ですね。それ以外には何か?
そして、やっぱり彼らの食料となる良質な有機物ですね。
餌ですね。
ええ。ただしこれ、どんな有機物でも良いってわけじゃないんですよ。
あ、そうなんですか?
資料では、CN比、炭素と窒素の比率ですけど、これがだいたい20前後のちゃんと発酵が進んだ、いわゆる完熟体比を選ぶことを推奨していますね。
CN比が20前後、完熟体比。
はい。もし未熟な有機物、例えば生の米ぬかとか、そういうのを大量に投入しちゃうと、土の中で急激な分解、ちょっと腐敗に近い状態が起こってしまって、植物の根に悪いガスが発生したりとか。
うわー。
あと、未成物がその有機物を分解するために、土の中の窒素をわーっと使っちゃうんですね。
そうすると、一時的に作物が使える窒素が減っちゃう、窒素飢餓っていう現象を引き起こすこともあるんです。
へー、じゃあ体比選びも結構重要なんですね。質と量がポイント?
生物性の活用
そう。
その通りです。その体比を土に入れるとき、投入の方法とかにも何かコツがあるんでしょうか?
ええ。資料で一つ強調されているのは、その体比を土に混ぜ込むときの深さですね。
深さですか?
はい。あまり深く、例えば30センチも深くすき込むんじゃなくて、土の表面に近い層、まあ表層って言いますけど、そこに混ぜ込む表層混和が良いとされています。
へー、浅めに入れるんですね。
そうなんです。これは、未成物が必要とする酸素を確保しやすくするためなんですね。
深く埋めすぎちゃうと、やっぱり酸素が行き渡りにくくなる可能性がありますから。
なるほど。未成物が呼吸しやすいように浅めに混ぜると、利にかなってますね。
ええ。
こうして未成物が元気に活動してくれるようになると、具体的にはどんな良いことがあるんですか?
そうですね。未成物はまず有機物を分解して、植物が吸いだすい形の栄養に変えてくれるというのが一つ。
はい。
それだけじゃなくて、彼らが活動することで、土の暖流構造をさらに安定させて、物理性の維持にも貢献してくれるんです。
あ、物理性にも良い影響。
ええ。それに、有用な未成物が増えることで、病気の原因になる菌、病原菌の活動を抑える効果が期待できたり。
病気抑制にも。
はい。あと、肥料の成分がゆっくりと効くようになって、無駄なく利用されやすくなったり、飛行の持続、結果として作物の根の張りがすごく良くなったりします。
ほうほう。
これらは全部、結局、安定した収穫とか、品質の向上とか、そういう農業経営上のメリットにも直結してくるわけです。
化学性の調整
いやあ、土の中の小さな働き手たちがそんなに大きな力を持っているんですね。ちょっと驚きです。
ええ。まさに、資料の言葉を借りると、生物性は働き手、動ける環境があって初めて仕事をするということなんです。
なるほど。
物理性という基礎の上に、生物性が活発に働ける工場がしっかりと稼働し始めた。そんなイメージですね。
基礎ができて、工場も稼働開始。となると、いよいよ最後のステップ、化学性の調整ですね。
はい、そうです。
ここでようやく、PHとか肥料成分の話が本格的に出てくると。
おっしゃる通りです。物理性と生物性というしっかりした土台が整って、初めて土壌の化学的な性質が安定してきて、
死肥とか土壌改良剤による調整の効果が期待できるようになるということです。
この段階で土壌分析のデータ、例えば、PH3度とかCEC、要イオン交換容量。
これはつまり、土が肥料成分をどれだけ保持できるかの能力ですね。
はい。CEC、よく見ますね。
それから、塩基フォワード。これは保持されているカルシウムとかマグネシウムとか、そういう養分のバランス。
あとは、磷酸吸収係数、磷酸肥料がどれだけ土にくっつきやすいかの指標とか、こういった数値がより意味を持ってくるわけです。
なるほど。ここで初めて土壌診断の報告書に出てくる、あの難しい数字たちが最大限に活かせる状態になると。
そういうことになりますね。ただですね、ここでも非常に重要な注意点があるんです。
おっと、注意点ですか?
ええ。資料が繰り返し強調しているのは、数字だけで判断しちゃダメですよっていうことなんです。
数字だけじゃダメ?
はい。例えば、CECの数値が高かったとしますよね。
ええ。
それはあくまで、土が肥料を保持できる容量が大きいですよっていう、まあ、ポテンシャルを示しているに過ぎないんです。
ポテンシャルだけではダメというと?
例えばですね、さっき物理性のところで話したみたいに、暖流構造が壊れちゃってて、土がカチカチに固まってるとしますよね。
はい。
そうすると、いくらCECが高くても、投入したリン酸肥料なんかは、土の粒子にもうガッチリ吸着されちゃうんです。固定されちゃう。
ああ、くっついちゃうんですね。
ええ。それで、作物の根っこがそれをうまく吸収できないっていう事態が起こりうるんです。
つまり、在庫棚、化学性は立派で大きいんだけど、商品を取り出すための通路、物理性が塞がってて、働きて生物性も動きにくいみたいな状態ですね。
うわあ、せっかく保持する力CECがあっても、植物が使えなきゃ全く意味がないですね。
そうなんです。
あの、塩基放和土についても、単に数字のバランスを見ればいいってものじゃないですか?
ええ。これも同じような事が言えますね。
塩基放和土っていうのは、CECっていう棚にカルシウムとかマグネシウム、カリウムみたいな重要な養分、塩基がどれくらいの割合でバランスよく存在しているかっていう指標です。
はい。
これも、理想的なバランスっていうのはあるんですが、全体の土壌環境、特に物理性とか生物性が整ってなければ、数字上のバランスをこう無理やり整えても、なかなか作物の健全な生育にはつながりにくいっていうことなんです。
なるほどなあ。石灰、カルシウムとかも、pH調整とかカルシウム補給に重要ですけど、これもじゃあ入れすぎは良くないとかそういうことですか?
まさにその通りです。土壌分析に基づいて、まず必要な量をちゃんと把握して、そして適切なタイミングで使用することがすごく大事ですね。
はい。
これを場上に入れてしまうと、pHがアルカリ性に傾きすぎるだけじゃなくて、鉄とかマンガンとか他の微量要素が今度は溶けにくくなっちゃって、作物が吸収できなくなるっていう、傾向作用。
傾向作用。バランスが崩れちゃうんですね。
ええ。非常にバランスが重要なんです。
やっぱりここでも他の要素との連携、つながりが鍵なんですね。
そうなんです。ですからこの化学性の調整段階においても、分析データっていうのはもちろん重要な参考情報ではあるんですけど、必ず現場で実際に土を掘ってみて、その手触りとか色、匂い、湿り具合なんかを自分の五感で確かめることが不可欠なんだと資料は強く伝えていますね。
数字だけで判断せず、現物の手触りで再確認すること。そして極めつけの言葉がこれなんです。
何でしょう?
数字より先にスコップで掘れ。
数字より先にスコップで掘れ。インパクトありますね、その言葉。なんかデータ分析がこれだけ進んだ時代に、ある意味原点に帰れみたいなメッセージにも聞こえますね。
そう思います。土壌の診断において、科学分析の結果っていうのはあくまで土の一つの側面、断面図みたいなものに過ぎないんだと。その土が実際に置かれている環境、つまり物理的な構造とか、そこに息づいている生物の活動と合わせて、総合的に判断しないと本当の意味での課題解決には至らないんじゃないかという、そういう強いメッセージだと受け取れますね。
いやー、よくわかりました。ありがとうございます。土壌改良のステップとその理由が、なんか一本の線としてつながった気がします。あらかめてちょっと整理してみますと、まずすべての土台となる物理性を改善する。水と空気の通り道を確保して、植物の根がちゃんと伸びていけるスペースを作る。これがまず基礎工事。
その通りです。何よりもまずここからですね。一番大事です。
次に、その物理的な土台の上に生物性を高める。土の中にいる微生物とか、ミミズとかの土壌動物たちが活発に働ける環境、つまり酸素、適度な水分、そして良質な餌、有機物を整える。これで工場がちゃんと稼働し始める。
働き手がその能力をちゃんと発揮できる、そういう場を整える段階ですね。
そして最後に化学性を調整する。この物理的、生物的な環境が整ったことを確認した上で、土壌分析なんかも参考にしながら、pHとか養分のバランスを最適化していく。在庫棚をちゃんと整頓して、必要なものを補充する。そんなイメージですかね。
まさにその流れです。完璧なまとめだと思います。
ありがとうございます。
土壌改良の考え方
そしてこの物理性、生物性、化学性という順番を守ることが重要で、もし逆、例えば物理性が悪いまま、化学性だけを一生懸命追求しても、投入した肥料とか改良剤の効果が十分に得られなかったり、はっきり言って無駄になってしまったりする可能性が高いですよということですね。
資料では、現場で常に確認すべき項目として、交番の深さ、暖流構造の有無、土壌の腐敗臭、つまり欅状態の差異の有無を挙げていますけど、これらはまさに物理性と生物性の状態を示す重要なバロメーターと言えるわけです。
なるほど。交番、暖流、腐敗臭、これを常にチェックする。いやはや、筒の世界は本当に深いですね。単に栄養を足し算するっていう単純な話じゃなくて、土という一つの生態系、あるいは生命体そのものを健全にしていくためのすごく体系的なアプローチがあるんだなと非常に勉強になりました。
そうですね。今回の資料から得られる特に重要な示唆というかメッセージは、やっぱり科学分析は最後の確認手段であって、真の診断は掘ってみて触って感じることから始まるんだというその視点じゃないでしょうかね。
うーん、まさに。
データはもちろん強力なツールですけど、それに依存しすぎるんじゃなくて、自分自身の互換を通して土と対話することの価値、これを改めて認識させてくれる気がします。
まさにそうですね。なんかこうパソコンの画面でデータとにらめっこするだけじゃなくて、実際にスコップを手に持って、土の温かさとか湿り具合、匂い、あとそこにいる小さな生き物の気配みたいなものを感じる。
そういう経験を通じて土への理解を深めていくことが、より良い土づくりへの、そしてもしかしたら私たちが生きるこの自然環境全体とのより豊かな関係性を築くための大事な第一歩なのかもしれないですね。
本当にそう思います。
皆さんもご自身の庭とか畑の土の状態を、この物理性、生物性、科学性っていうステップで一度じっくりと観察し直してみてはいかがでしょうか。
あれ、最近どうも作物の元気がなかったのは、もしかしたら肥料じゃなくて土の硬さが原因だったのかも、なんて今まで見過ごしていた原因にひょっとしたら気づくかもしれませんよ。
ぜひ。
実践的な土の観察
はい。今回の探究はここまでといたします。また次回、興味深い資料とともにお会いしましょう。
ありがとうございました。
ありがとうございました。