2024-10-23 17:14

うつ病診断から3年経った今の状況


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サマリー

うつ病の診断から3年が経過し、患者が当初の辛い状況を乗り越えた経験について語っています。主に、うつ病の原因から離れること、休むこと、活動のペースを落とすことの3つの取り組みを通じて、メンタルの回復を果たしたことが述べられています。また、患者は現在の状態やADHDの影響を振り返り、治療法や生活改善の試みについて語り、休息の重要性を強調しています。

うつ病の回復過程
おはようございます、あさひです。
このチャンネルでは、ADHD当事者でうつ病診断も受けている僕が、
営業職としてどのように働いているかを発信しています。
今日のテーマは、うつ病診断を受けてから3年経った今ということで、
僕がうつ病の診断とADHDの確定の診断、これを同時に受けたのが2021年の10月でした。
なので、ちょうど3年が今月で経過しますね。
どうなったか、当時は本当にひどかった。
生きているのがしんどかった。
しんどかったというか、生きているのが精いっぱい、呼吸をしているのがいっぱいいっぱいでしたね。
仕事に行くのもつらい、会社に行きたくないし、朝起きるのもつらかったし、
子育てしてても、自分に子供を持つ資格はあったのかなって悩んだりね。
今のこの仕事、今の生き方をしてていいのかなっていうか、
生きてていいのかなっていう、そういうネガティブな気持ちに取り憑かれることもしょっちゅうでしたね。
今となっては、むしろそういうネガティブな気持ちからは脱出することができて、
むしろもっとこれをやりたいとか、もっとこうしたらもっと上手くなる、上手くいくとかね、
こういうことをしたらもっとこうなるのにっていう、でもできない、まだ体力が復活してないんですよね。
精神的にはメンタルはかなり上向いてるんで、ズドンと沈むことはほぼほぼないに等しいぐらいになったんですが、
うつ病による一番の後遺症というか苦しいところは体力がないところですね。
昔の自分が100体力あったとしたら、まだ60くらいの感覚ですね。
なので全然活動力が乏しい、でもメンタルは安定してきて上向いてきたからこうやりたい、できないっていうね、
このフラストレーションと自分自身に対する不甲斐なさ、ここにいろいろ悩むことはあるんですが、
それでもメンタルが上向いたっていうのは、これはかなり回復したっていうことの裏返しだと思うんで、
この3年をどういうふうに過ごしてきたか、ここをちょっと深掘りして今日はお話ししようかなと思います。
休息の重要性
僕が意識したこと、取り組んだことは主に3つですね。3点。
1つはうつ病になった、うつ症状を引き起こしたその原因から離れる。
2つ目に休む。3つ目に、これは体力回復してきて上向き傾向になってからの話なんですけど、
活動しすぎないようにセーブするっていうね、この3点ですね。
まず1つ目のうつ病の原因から遠ざかる、離れるっていうところなんですが、
これはもう単刀直入に言うと当時の上司ですね。僕にとって当時の上司がうつ病のきっかけでした。
僕のADHDの本当に端緒の部分ですね。ケアレスミスが多いとか、マルチタスクが回らないとかね。
もう1つのことしかできないんで、あれもこれもできない中でいろんな役割を当時引き受けてしまい、
それでうまく回らなくて、ニッチもサッチもいかなくて、ケアレスミスが激発するみたいなね。
そのうまくいってないところをサポートしてくれるのではなく、ひたすら追及され続けました。指摘され続けました。
その結果、僕は自己肯定感を下げ、自信を失い、本来できていたことまでできなくなる。
で、どん底みたいなね。そういう状況になってしまったんで、まず一番最初にやったことは、
この上司から物理的に距離を置くっていうことですね。基本的には関わらないようにする。
そして、この上司の元から離れるっていう、離れたい一心でSOS発信をして、
端的に言えば移動ですね。配置転換をしてもらいました。
で、この上司との接点を極力なくすことによって、徐々にメンタルは安定してきましたっていうところですね。
で、二つ目の休む。これに関してはですね、休むしか選択肢がなかったっていうのもあるんですが、
本来で言えばね、休職とかした方がもっとスピーディーに体力が回復して、
うつ病からもうまく回復してきたんでしょうが、僕は休職することはしませんでした。
ただ、仕事はしつつも役割というかね、自分の業務量は大幅に減らしてもらったというか、
それ以上増えないようにだいぶ考慮してもらいました。
これによって自分の必要最低限の業務量、営業職なんでね、一応営業として商談とか受注とか
納品とかっていうのはいっぱいあるんですが、本当自分の仕事だけをやっていればどうにか食っていけるというか、
その会社でやっていけるというか、そういう状況にかなり余計な仕事を削ぎ落としてもらって、
それだけを一生懸命やっていました。
だから申し訳ないんですが、僕はもう10年ぐらいの社歴があったんで、
本当はね、いろんな周りを見て、周り、後輩とか周囲をサポートしたりアドバイスしたり、
いろいろ調整とかいう役割を本来しなきゃいけなかったんですが、
それはちょっとする余力が全くなかったんで、そこは自分自身でももうできないと、
自分のことでいっぱいいっぱいでそれしかできないということで、
それだけでいいというふうにしてもらいました。
なので、そういう意味でかなり業務量を減らすことができて、空いた時間はひたすら休んでいましたね。
営業職という特権なんですけど、一度社外に出てしまえば、
必要最低限の仕事さえしてしまえば、あとはどう時間を使おうがいいわけですね。
なので、商談をして受注をして、顧客対応をしっかりやるっていう前提のもと、
それで空いた時間はもうひたすらぼーっとしていたり、車の中でじっとしていたり、
活動量を極力減らすっていうね、活動しないということに全力を注いでいました。
そうしないともう一日回らないというか、次の日仕事に行けないというか、
頑張ってしまっては日中も札幌も行かなくなってしまうんで、
極力動かない、休む、もうこれだけですね。
土日も本当はね、家族とどっか出かけたりとかレジャー行ったり観光したり、
子供と思いっきり遊んだりとかいうことをしたかったんですが、
本当はね、父親として夫としていろんなとこ行きたかったんですが、
でも正直無理でした。無理でした。
もうできることなら土日もずっとベッドの中にいたいっていう気持ちがあったんですが、
まあなかなかそれをね子供たちは許してくれないんで、
できる限りのね、必要最低限の育児だけにして、
何かやったらちょっと仮眠をとって、ベッドとかソファーの上でちょっと休ませてもらって、
パパ何やってんの?抱っこしてよとか、そういう感じになってましたが、
それでもちょっとテレビを見て、YouTubeを見せて、
自分は休むというような感じで、好きがあったら休むっていうね、
目を閉じるっていうようなスタイルで土日もいました。
平日も余裕があったら休むっていう感じで、
ギリギリのここだけはやらざるを得ないっていうところを除いては基本的に何もしないっていう感じで、
休むことだけをやっていました。そういう意味で休むという2点目ですね。
活動とメンタルのバランス
3点目、活動のペースを落とすっていうところはですね、
これはだんだんそういう休んだり、上司との苦手なうつの対象となった、原因となったものから離れていくと、
だんだん、牛歩レベルですけど、ちょっとずつ体力が回復してきて、
メンタルが上向いてくることもあります。というか回復してきました。
でも、やりたいことはそれでちょっとずつ出てきたんですが、
やりすぎないように自分の体力はどれぐらいあるのか、
その中でどこまでやったら自分は今日1日、夜まで元気でいられるのかっていうところをすごい意識しながら、
やりすぎないようにやりすぎないようにペースを落としてペースを落として生きていました。
本当はちょっとずつ活動量を増やして、以前の自分だったらこれぐらいできたはずだ。
だからこれぐらいやりたいっていうような気持ちになっていた時もあるんですが、
実際にちょっとやっちゃって失敗したこともあったんですが、
それでもできる限り動かないように元気になりつつあったとしても、
活動しすぎないようにペースを落としてペースを落として生きていきました。
それが直近の1年ぐらいですね。
ここ1年ぐらいはかなりメンタルを上向いてきたんで、
もう少しやりたいなっていう時もあったんですが、基本的にはやらないようにしていました。
それやったら営業としての水準も上がるし、もっと周りにも貢献できるっていうところがあったんですが、
それをやってしまってはまた動けなくなってしまう。
動けなくなるってことは結局周りに迷惑をかけるっていうことに繋がってしまうんで、
最終的には自分のため、周囲のためっていうところをもう僕は大義名分にして、
余計なことはしないようにしていましたね。
そんなこんなで、うつの症状、うつ病はかなり改善されてきました。
この3年休んで今わかったことはですね、
うつのレベルとADHDの負の面、この掛け合わせっていうのが、
うつ症状がADHDに悪影響を及ぼしていたっていうことが強く感じますね。
というのは、ADHDじゃないかなって自分自身で疑ったときに、
この時点で自分がADHDじゃないかなって疑う時点で、
かなりの確率で僕はうつの怪我があると思うんですよ。
要はそこに悩んでるんですよね。
ADHDじゃないかなって、要はケアレスミスが多いとか、
どうでもいいことでミスって、つまづいて迷惑にかけてるとか、
そこに悩んでいる状態があるんですよ。
ってことは悩んでいる、それなりにメンタルがダメージを受けている、
これはもうほぼうつと言っても過言じゃないと思うんですよね。
うつになると脳の機能が完全に低下してしまうんですよ。
この状態、うつがひどい状態はADHDのケアレスミスとか、
そういうところにかなり拍車をかけます。
もう事実として僕はこれは強く感じました。
現在の状況の振り返り
なのでADHDじゃないかなって思ってる時点で、
かなりケアレスミスが多発してると思うんですよね。
もともとケアレスミスが多いのに、
うつがそこに拍車をかけてるんですよ。
余計ケアレスミスが爆増してしまうんで、
こことこの一番ひどかった時と、
今自分自身のうつが良くなってきてるけど、
ADHDは治るもんじゃないんで、
未だにケアレスミスは多いですが、
うつがひどかった時と今のうつが良くなってきた時の、
自分のケアレスミスの頻度とか程度とか、
あとマルチタスクが甘わせてるか、
いろんな役割をちゃんとこなせているかっていうところを比較すると、
圧倒的に今の方が上手くいってると断言できます。
もちろん過去の自分はうまくタスク管理ができていなかったり、
今はちょっと成長してできるようになったとかいうのも、
試行錯誤の結果があるんですが、
やっぱり脳が本当に動いてなかったな、
フリーズしてたなっていうのがすごい分かるんですよね。
Windows 95のコンピューターでExcelを今動かしたら、
もっさりして、こんなんじゃ仕事できないよってなると思うんですよ。
要はそういう状態で、もっさりしてる頭で表計算とかをしようとしている
というような状況にすごい近いと僕は感じるんですね。
OSがそんな状態で、何年前のOSを使ってるんだっていうような感じで、
今テキパキ仕事をしようとしている。
Excelは最新状態みたいなね。
そういう感じなので、かなり無理があるんですよ。
だから今自分自身はもちろんADHDとして、
このKRスミスには未だにどうしたものかなっていうのはありますね。
仕事中もプライベートも何やってるんだっていうときは、
自分でツッコミを入れたくなるときはあるんですが、
それでも半年前よりは遥かに良い。完全に良いです。
それは鬱が治ってきたっていうのもありますし、
あとね、これちょっとさっき言い忘れましたけど、
高ADHD剤もやっぱり効いてるんだと思いますね。
いろんな高ADHD剤があって、
僕はその中でアトモキセチンっていうやつを飲んでいて、
これはストラテラのジェネリックですね。
これを飲んでるんですが、
一番最初飲んだときはすごい頭がすっきりしたし、
これは鬱に効いていたと思うんですね。
鬱病として、高鬱剤としてね、
開発されたっていう経緯があるそうなんで、
僕の主治医学。
だから鬱にも効くし、
ADHDとしての困りごとにも効果があるそうなんですね。
なので鬱病にももちろん効いて、
頭がすっきりしたし、
ミスも減ったような気がします。
ただここは自分の感覚のところなんで、
この薬を飲んだから減ったのか、
それとも自分のタスク管理とかね、
ミス対策が効いてるのか、
落ち着いてやってるからとかね、
チェックリスト買ってるからとか、
そういうところが効いたのか、
ここの貢献度はどっちがどうなのか、
ここは分かりませんけど、
両方ともどれか一つやるんじゃなくて、
いろいろやってみるっていうね、
そういうところでトータル改善されたんじゃないかな、
というふうには感じます。
休息の重要性
なので当時の自分に、
3年後これだけ元気になってるよっていうのを、
見せてあげたいなって思いますけどね、
今となってはね。
だから今苦しんでる方も、
もしいたとしたら、
そこはゆっくり休んで、
鬱の原因となっている対象から逃げて、
休んで、
一時的に好きなことだけをやってる、
好きなことすらもやりたくないかもしれませんけど、
そこはもう何かしなきゃいけないとか、
そういう脅迫観念は一切捨てるのは難しいかもしれないですけど、
そこに人生握られるのはちょっともったいないと思うんで、
何もしなくていいと思うんでね、
ただ横たわっているだけでいいと思うんで、
ただじっとしていればそのうち何かしたくなると思うんですよね。
だから無理しないでとりあえず休む。
休むことがむしろ仕事ぐらいの感覚でいいんじゃないかなと思いますね。
鬱がひどいときはね。
鬱が緩和されてくればADHDの苦手な部分、
本当に困っている部分、困りごとも、
かなり改善されると思うんですよ、自然とね。
改善されてきたら、
さらにどうやればミスが減るのかとか、
どうやればいろんな役を掛け持ちできるのかとか、
ここはメンタルが改善してくれば、
そっちにまたチャレンジ精神もだんだん湧いてくるかなと思うんで、
一度にいろいろやってみたくなってしまうところも
もしかしたらあるかもしれませんけど、
順を追って一歩ずつ進んでいくっていうね、
長い時間かけてやっていくのがいいのかなっていうのが
僕の経験談ですね。
3年ぐらいかけて。
最低3年はかかるっていうのが僕の経験則かな。
いろんなシチュエーションによってここは全然違うと思うんですけど、
1年では全くと言っていいほど変わらなかったかなって感じですね。
ただ2年目、3年目はどっちかというと直線的というよりは
右肩上がりでどんどん回復のスピードが早まっている感じはしたんで、
だからあまり焦らずにゆっくり休むっていうのが
やっぱりいろんなところで言われますけどね、
大事だなというふうに感じます。
ということで、うつ病診断から3年経った今の
3年間の振り返りというような感じでお話ししてみました。
これ何か役に立つとこありますかね。
わかんないですけど。
とりあえず一人のケーススタディということで
一応残しておこうかなと思います。
役に立つところがあったら嬉しいですけどね。
僕みたいな人もいるというところで一例として
あくまでも医学的根拠は全くありませんので、
当事者としての僕の気力ですので
参考になるところがあれば嬉しいなと思います。
では、いいねボタン、フォロー、コメント等々
もし参考になった部分がありましたら
やっていってもらえるとうれしいです。
よろしくお願いします。ではまた。
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