秋小麦の追肥技術の変遷と「きたほなみ」への適応
おはようございます、あさひです。このチャンネルでは、農家や芸術で業者だけが知る、オモテじゃ語れない情報を発信していきます。
ぜひフォローして、あなたの営農に役立ててください。 さて今日のオモテじゃ語れないトークは、オモテじゃ語れないテーマは、
秋小麦の追肥について語ろうかなと思います。 もはや基本中の基本となった、秋小麦の追肥の茎数管理のスキルですね。
技術。これもうやってる人も多いかなと思うんですが、一部まだ北進の時代ですね。
ここでは今日は北穂波にフォーカスを当てて話しますが、 過去には北進という品種がメジャーでした。今はほぼ北穂波かなと思います。
品種が変わって多種のはずなのに、北穂波に変わってから取れなくなったって言われ方も10年ぐらい前でしょうか。
私が担当してた頃、いろんな農家さんも担当してた頃、そんな言われ方もしていましたが、
北進の頃と品種がまるで違うんで、作り方が全然違うんですね。
なので北進のやり方でやっていたら、全く収量が上がってこない。むしろ減ってしまうかもしれない。そういうことがありました。
もう多分5、6年前から、6、7年前ですかね、北穂波は追比、これをやるときに係数をきちんと確認して、
分欠数に合わせた地質追比をしましょうという指導が全道的に展開されているので、もうこの技術は広く普及していると思うんです。
ところがまだ北進時代の追比、このやり方を踏襲しているというか、ずっと引きずっている方も一部いらっしゃるんですよね。
なので改めて、そうじゃなくて、北穂波に適した追比のやり方、これを改めて今日はお話ししようかなと思います。
なのでもう地域の平均収量ぐらい取っているよという方にはつまらないかもしれませんが、改めて基礎中の基礎から何か足りないもの欠けているものがないか知りたいという方は、
ぜひ最後まで聞いてもらえると、何かプラスになるところをお届けできるんじゃないかなと思います。
茎数管理の重要性と追肥量の調整
まず係数管理という名の通り、係数がめちゃめちゃ大事です。皆さん空き小麦の係数ちゃんとカウントしてますか?
結構やってる方少ないかどうかわかんないですけど、やってない方も結構いらっしゃるんですね。
目で見て、それを雰囲気で感じるという方もベテランではいるかもしれませんが、
30代40代でまだコンスタントに10票以上とか、エリアにおいては13票14票が普通で、それ以上取りたいという方はちゃんと係数を数えた方がいいです。
基本的には1500、600本以上あれば追比は控えましょうみたいな感じで、
普及センターからはファックスだとか指針が流れているかなと思います。
この通りちゃんと追比、チストの量を加減しなきゃないんです。
いつも規制器は2台なんだよなっていう農家さんいませんか?
別にいつも係数が安定していれば、1200、300本とかで安定していればそれでもいいんですけど、
年によって2000本超えていたり、また年によっては1000本未満だったりする場合、きちんと追比の量を調整しないといけないわけです。
人間だってそうですよね。やたらと運動して腹減っている。
筋トレした後で超回復、筋繊維が回復する。そのタイミングではガッツリタンパク質を摂らなきゃいけないでしょうし、
正月だけですね、空腹食べて飲んだくれて、そんな状況でガッツリタンパク質なんて摂ったものならそれは太りますよねっていうね。
ここはやっぱり調整しなきゃいけないですよね。
人間の健康維持と作物の肥大管理はかなり似ているところがあるかなと思いますので、
作物の生育状況をちゃんと確認した追比を組んでいきましょう。
初期追肥(4月中旬)の意義と窒素維持
1600本以上ある場合は基本的には追比を控えるように指導をなされていると思います。
ただし、この追比は控えると言っても、4月中にはですね、やっぱり打っておいた方がいいです。
1回目の追比、非正規の追比。
なぜかと言いますと、これもしかしたら地域によってはこの情報がきちんと普及してないというか、
拡散されていないかもしれないんですけど、
5月まで追比をずっと我慢していると、養殖が抜けすぎてしまう問題が発生します。
過去にそうなった方もいらっしゃるんじゃないでしょうか。
追比は打たなくていいって言うから我慢したら、なんか色が抜けて黄色くなっちゃって、
その後、養水形成器の追比を大量に入れたけど、結局養殖戻ってこなかったなんていうね、
そういう事例を私はよくこれまで聞いていきました。
なので個人的には、非正規もちろん我慢してもいいと思うんですが、
4月中には必ず一発打っておいた方がいいと思いますし、
なんなら非正規の追比ゼロっていうのはちょっとやりすぎかなーなんていうのも思ったりしています。
やっぱり飢餓状態に陥っている、越冬した後の小麦ですね。
ここ寝起きの朝ごはんみたいな感じなので、朝ごはんゼロはちょっとね、
やっぱり健康上もよろしくないんじゃないかなと。
お腹空いてるんでね、頭回んないんじゃないかなっていうところがあります。
朝飯食べた方がいい、食べた方がいい、食べない方がいい問題色々ありますけども、
ちょっとそれは立て置き、朝食は一般的には食べた方がいいという風潮に乗っておくならば、
まあまあ、非正規もね、最低リューアンで20kg、尿素で10kgぐらいは、
私はやっておいた方が養殖維持になるかなと思うんです。
計数はね、増やさなくてもいいと思うんです。1500、600本あるならね、計数は維持でいいです。
そうではなく、養殖をですね、やっぱり低下させないために、
多少、やっぱり窒素で2kgから4kgぐらいはですね、
入れておいた方が絶対にいいだろうなという風に、これは個人的な考えですね、思っております。
なので非正規はですね、やっぱりそういう風な指導は、
7月中に何かしら打っておきましょうという風に思っています。
幼穂形成期(5月)の追肥と穂の充実
それから、養水形成器に対比、これが2回目の対比になると思うんですが、
ここはですね、賛否両論あると思うんですが、私であれば50kgぐらい、
ちょっとリューアンベースで今回は話してますね、
50kgぐらいの窒素は入れていいんじゃないかどうかと考えています。
養水形成器という名の通り、養水が形成される時期であり、
ここ一番ね、肥料の吸い上げも窒素、あと狩りですかね、
この辺の吸収量がグンと上がってくるんで、
ここはやっぱりね、それなりに窒素を入れておいた方がいいんじゃないかなと思います。
一方で、ここの時期にあまり入れすぎると、
ちょっとね、背丈がね、徒長しすぎてしまうっていう風に考える方もいらっしゃるんで、
養水形成器というのも5月入ってからですね、
この中のどのタイミングで窒素入れを打つかっていうのは、
ちょっとね、ここは繊細なところですね。
正解っていうのはここもないかなと思うんですが、
私であれば5月中に50kgぐらいは窒素を入れておいた方が、
多分いいだろうなという風に考えています。
多ければね、60kgぐらい入れる方もいますね。
規制器を我慢したのであれば、
養水形成器でその分ね、多めにウェイトを載せておかないと、
ちょっとこれはただただ厳備したっていう風になってしまいますんで、
これぐらいは入れておいていいかなと思います。
止葉期追肥の重要性と増収ポテンシャル
最後、止め鉢ですね。
6月に入るぐらいだと思うんですが、
地域によって多少変わってきますが、
ここ止め鉢、止め鉢が最後に出たこの時期ですね。
ここでどれだけ窒素を打てるか、
ついヒエを打てるか、ここが最終的な終了に響いてきます。
ここで打たないというね、そういう方もいるんです。
私はこれは非常にもったいないなと思っておりまして、
ここで先流銃が増えるか増えないかの重要な追比になるんですよ。
ここでもし躊躇なく20kg、下手したら40kgぐらい打てるんであれば、
簡単に1秒、1秒半増えるポテンシャルがあると思います。
ところが係数がね、込みすぎていて、
これ以上窒素を打ったら倒れそうっていう状況であれば、
最後の止め鉢の追比は、やっぱり我慢するほかなくなってしまうんですね。
これ以上窒素を入れたら倒れちゃうよっていう場面で、
なかなか窒素を入れづらいですよね。
なので係数管理が大事っていうのはそういうところなんです。
倒れない程度の、スカスカといったらちょっと語弊があるかもしれませんが、
込みすぎていない、それぐらいの分割にしておくことで、
止め鉢に思い切って窒素、最後の追比打てるんです。
ここで打つことによって最後終了性がグンと上がってくるんです。
そのための係数管理だと言っても過言ではない。
なので止め鉢の追比って非常に大事です。
多い人でここで40キロから下手したら60キロぐらい、
リューアンとかで入れる方もいるんです。
それぐらい余力を残しておくことで、グンと終了が上がってきます。
もちろん、磁力窒素も非常にここを使われる時期、
温度も上がってきて、磁力から窒素が湧いてくる時期でもありますので、
データンとか黒木土とかこういったところは、
磁力が高めだと思いますので、
そういったところはご自身の補助の状況を考えながら、
どれぐらいの窒素を打てるのかは、
ちょっと考える決断をするべきだと思いますが、
要するに私が一番伝えたいのは、
止め鉢で思い切った窒素を打てるかどうか、
ここが終了に一番響いてくる大事なポイントだよというのを伝えたいです。
だからそのために、ケースをコンパクトに作っておく。
これが毎段階として重要な下準備となるということを
覚えておいてもらえればなというふうに思います。
「きたほなみ」と「北進」の品種特性と追肥戦略の違い
これが北穂波の作り方の基本的な窒素追比技術、
安定終了、高終了を目指す上での重要な技術になっているんですが、
ホクシンとの違い、多分もうお分かりですよね。
ホクシンというのは基本的に寄生器一発追比型ですよね。
雪解け後、寄生器にできるだけ早く、そしてたくさん肥料を入れる。
これがホクシンの取り方の基本的な概念というかやり方だったんですね。
なのでこれ同じように北穂波でもし早く追比してしまうと
係数だけやたら増えて成菌終了というかぶどまりが上がってこないということになってしまうんです。
しかも倒れやすいですからね。
なんでかというとホクシンは係数で終了を上げるタイプの品種だったんです。
係数をいっぱい立てて、要は茎をいっぱい立てて穂数をいっぱい作って
穂の数で終了を高める、そういう作り方に適した品種だったんです。
一方で北穂波というのは穂長型の品種といわれています。穂の長さで勝負する品種です。
なので穂の数ではなくて穂の長さで勝負するためには穂の数がいっぱいあったら邪魔なんです。
ただただ倒伏しやすくなってしまうだけなんですね。
これ一番最初に冒頭にお話しするべきでしたね。
そもそも品種が全然違うんですよ。
なのでホクシン流の作り方はもはや北穂波ではノーグッドですね。NGです。
なのでそういった品種ごとの特性を踏まえた対比体系を取らないとうまくいかないのも当たり前ということになってしまいます。
しかも北穂波の場合は止め葉だけじゃなく、ホクシンは止め葉での交互性というのがすごい重要だったんですけど
これ北穂波の場合は止め葉だけではなくて止め葉の下、さらにその下、要は上位3葉の交互性能力が非常に高いんですね。
だから止め葉がダランと垂れてしまうとですね、第2葉、第3葉に光が当たらなくなってしまうんです。
光が当たらないということは交互性がうまくできないということになります。
それがですね収量にやっぱり影響するんですね。
止め葉をできるだけコンパクトに作ろうというそういうような文面、技術資料を見たことありませんか。
あれはそういうことなんです。
止め葉はどうやったらコンパクトになるのか。
それは不正規の対比を控えることなんですね。
ここにもつながっていきます。
実践における課題と農家ごとの戦略構築
はい、なので色々難しいところあるかもしれません。
分かってはいるけどそのタイミングでうまく対比が打てないよとか、そういうのもあると思うんですよね。
他の作業との兼ね合いもありますからね。
北穂波だけを作っているという農家さんはまずあれだと思うんで、
いろんな作物との兼ね合いがあって作業のあれもしなきゃないこれもしなきゃないあると思いますし、
天気うまく雨が降る前に対比が打てないということもたくさんあると思うんです。
それはもちろん分かっています私だって。
でも理想論としてはこうだよね。
その理想論を前提にどうやって作業を組み立てるか。
ここはねもう農家さん、皆さんが腕の見せ所だと思いますんで。
ここはご自身の作業体系作っている作物に合わせていろんな戦略を練ってくれればいいんじゃないかなと思います。
正解はここでもありません。
皆さんの作業体系、それから持っている機械だとか補助条件、粘土がきつかったらなかなか進まないでしょうし、
いろいろあると思うんですね。
砂地だったらすぐ費用が抜けちゃうとかね、何回も費用を追従さなきゃいけないとかいっぱいあると思うんですよね。
なのでそのご自身の持っている補助条件、環境によって全く作業体系変わると思いますんで、
皆さんがこれは練り上げるしかない。
だけどそのためのヒントというか、指針になることを発信していきたいなと思ってますので、
そういったヒントをこれからも発信していこうと思います。
何か私の発信するコンテンツから、営農のプラスのあるヒントをぜひ皆さん持って帰って、
活かしてもらえればなというふうに思います。
まとめと今後の発信について
ということで今日は秋小麦の中でも北穂波の追比の技術、改めておさらいというところで、
安定耕収量を目指す上で大事な基本的な技術ですけど、復習という意味でお伝えしてみました。
ということで参考になった方、もしいましたら、いいね、コメント、フォロー、シェアしてもらえると嬉しいです。
励みになりますのでよろしくお願いいたします。
引き続き農業経営の価値主義を一緒に考えていきましょう。
ではまた。