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2021-04-27 08:50

番外編#06 インフラの代表例が「道路」と「河川」な理由

※本編で、河川空間を「誰も使っちゃいけないスペース」と表現していますが、これは「所有しちゃいけない」という意味ですので、河川空間は安全な時に憩いの場として使っていいスペースです。誤解を与える表現だったので捕捉させていただきます。

ポッドキャストで表現をすることって、すごく勉強になる経験でありまして、10年余りの建設コンサルタント人生であまり深く考えずに受け入れていた、「道路」と「河川」がインフラの代表例である理由が、ふわっと見えた気がしたので、気づきをシェアします。
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建コンのアレこれの、建コンのアレです。よろしくお願いします。
今回番外編です。
番外編でですね、今、建コンの仕事の色んな分野を説明していくシリーズをやってるんですけれども、
今日ですね、私、ポッドキャストを撮るときにメモを作るんですね。原稿って言うほどじゃないんですけど、過剰書きのメモを作るんです。
そこに調べた内容を書き留めていって、話す順番とかもそこに書いていくんですけど、
今日過剰計画のメモを作ってたんですよ。そこでですね、気づいちゃったことがあって、結構自分の建コン人生の中でも大きな気づきだったんで、
ちょっとこれは別立てにして番外編で話そうと思ったんですね。何かって言うと、聞いたらそりゃそうだって思うかもしれないです。
道路交通計画の回で、道路っていうのは誰もが使える、みんなで使う公共スペースの代表だっていう話をしたんですよね。
道路じゃない場所っていうのは日本ではほとんど私有地になってしまっていて、私有地っていうものは個人あるいは企業も含めた法人の持ち物になっちゃうので、
公共行政では勝手に接種して道路を広くしたりとかできないんで、計画的に道路を計画する必要がありますよって話なんですけどね。
で、じゃあ河川は?って考えると、河川はこれは道路とはある意味反対で、誰も使っちゃいけない公共スペースなんですよ。とも言えるなと思ったんです。道路はみんなで使うための公共スペース。河川は誰も使っちゃいけない公共スペース。
誰も使っちゃいけないってのは危ないからって意味です。危険だからって意味です。でね、この道路と河川ってインフラの二大巨頭で、国土交通省の予算の中でもこの二つの関連の予算が群を抜いて一番と二番なんですよ。道路関係の予算と河川関係の予算。
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国土交通省の組織の話もいずれしたいと思うんですけど、国土交通省には地域ごとに平たい言葉を使うとグループに分かれていて、関東地方整備局とか九州地方整備局とか地方整備局っていうエリアに分かれてるんですよね。
そのエリアの中でなんとかかんとか国道事務所とかなんとかかんとか河川事務所っていう事務所が分かれてて、さらにそのエリアの細かいエリアで国レベルの公共インフラの整備とか管理をしてるんですね。
その事務所の名前に国道事務所って名前ついてたり河川事務所ってついてたり河川国道事務所ってついてたりするんですけど、この事務所の名前にも河川とか国道ってついてるぐらいですね。道路っていうものと河川っていうものはインフラの代表例なんです。
私はそんなもんかと思って健康を10年やってきたんですけど、このポッドキャストをやっていて気づいたわけですね。あ、そうかと。道路は道路で、河川は河川で、いわゆる公共スペース、公共空間の代表例なんだなって思ったんですよ。
いやーなるほどと思ってですね。つまりね、公共行政っていうのは、要は誰のものでもない場所を管理する、誰のものでもない場所をみんなでお金を出し合って管理する、整備するっていうのが行政の本質じゃないですか。
要は税金を集めて誰のものでもないものを管理するっていうのが市町村とか都道府県とか国の役割の本質だと思うんですよね。
あ、ごめんなさい。誰のものでもない場所って言いましたけど、場所だけじゃなくて、例えば住民票とか、補助金とか、そういった感じでね、みんなのことをみんなでお金出してやってやるっていうのが行政の本質なんですけど、
その中でインフラ整備っていうものに的を絞ると、スペース、土地とかスペース、それをみんなのものじゃない場所をケアするっていうのが行政だなって思ったっていうことで、なるほどそうか、道路と河川っていうのが誰のものでもない場所の代表例なんだなと思ったっていう気づきを話したかったっていうことです。
で、ここで、インフラの仕事をしてる人は、なるほどって納得すると思うんですけど、学生さんとかはね、ちょっと待ってくださいって思うと思うんです。何がって?公共スペースの代表って言ったら公園じゃないかっていうね。私も思って、それもね、今日のメモにも書いてあるんです。公園ね。公園もまさに公共スペースの代表例だと思います。
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ただ実際にかけられてる予算は少ないです。なぜか。公園の方が皆さん身近に感じると思うんですけど、実際に公園が身近に感じるっていうのは、道路とか河川がちゃんとしてることが当たり前だから、それでその生活のレベルがもう、それなりのレベルがキープされてるから公園が身近に感じてる。
例えば、道路が穴ぼこだらけで、河川があふれっぱなしで、で、公園が草ぼうぼうだったら、どっからやりますか?どっからケアしますか?っていうと、それでも公園っていう人いるかもしれないですよね。
もう一個例があって、道路を使わない人、公園を使わない人、どっちが多いですか?これだったら道路じゃないですか?公園を使わない人、道路を使わない人、だったら道路を使わない人が少ないですよね。道路は必ず毎日使ってますよね。
例えば、在宅勤務で一回も外出ない日あるかもしれないけど、だけどAmazonの荷物がお家に届くためには道路使ってますよね。それから近くのスーパーで野菜買うためにはその野菜は道路を使って届いてますよね。
っていうように、道路は毎日使ってるんですよ、基本。公園は使わない日が多い。とか考えると、やっぱり道路の方が公園に比べると基礎的、基本的な、ベーシックなインフラなんだって言えるんじゃないかなと思ったりね。
あと、河川の説明はちょっと難しいけど、やっぱり川がしょっちゅう溢れてたら公園どころじゃないんで、やっぱり河川がちゃんとしてるっていうのは、これもやっぱりベーシックな人間の暮らしに大事なことなんだと思うんですよね。家が水目だしになっちゃったら財産を既存しますから、そうならないように川っていうのはやっぱり溢れないでいていただきたい。
って考えると、公園、これは公共スペースなんだけれども、やっぱ道路と河川の方がベースなんだなってことを気づいたよっていうお話でした。
はい、本日も聞いていただきありがとうございます。以上です。
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