気温上昇と降雨回数の増加
建コンのアレこれの建コンのアレです。 どうもこんにちは。
暑いですね。 とっても暑いですね。
あの我々が、我々というか私が小学生の頃から地球温暖化っていう言葉は あるんですけど
で私が小学生の時はあの おぞん草とかフロンガシとか
そういう言葉なんかとセットに 学んだような
記憶があるんですけど ただ
それからだから30年30年前ぐらいからあるけども やっぱ30年経ってあの
コップ21でしたっけ 20なんだっけあの
国際的な環境フォーラムとかでもまあ データが出てますけど本当に顕著に気温というものが
グッと上がってきているということみたいですね それからあの
雨ね 今日はちょっと水害の話をしたいと思うんですけど
雨の降る量っていうのも 例えば日本の統計で言うとその1年間のトータルの降雨量っていうのは
増えたり減ったりしていって まぁでも微妙に線引いてみると増えてるかなぁみたいな感じなんですけど
そのトータルの降雨量というよりもその 激しく降る回数
激しく降る回数をカウントしていくとあの 顕著に近年増えてるっていう統計が取れるみたいですね
国土交通省の資料なんかにもそういうふうに書いてあって 流域地水の資料とかにも書いてあったと思います
で あのだから
洪水の回数っていうのはやっぱり増えてるみたいですよね 洪水水害の回数っていうのは
増えてると 気候変動
って言いますけど まあなんか気象の激しさの幅が激しくなってるっていうことなんですかね
そういうわけでちょっと今日は水害の話をしたいと思うんですが あの
町に降った雨の川への導流
水害がどのようにして起こるかっていうことは 川に関わるコンサルの人は当然よくご存知だと思うんですけど
まあ健康も幅が広いんで必ずしもそこに明るい人ばかりじゃないですし 学生の人なんかもね
あまり改めて考えたことない人もいるんじゃないかと思いまして 水害が起こる
プロセスみたいな話を今日はしてみたいと思います まあ今年の6月7月なんかもね結構その梅雨前線の関係で水害が起こりましたね
秋田とかは大きなニュースになってましたけど
水害が起こるどういうふうにして起こるかを知るためには どうして水害が起こらないかを考えた方がいいっていうふうに思ってて
雨が降った時に大抵の雨だったら我々は家が水浸しになることないじゃないですか あれってなんでっていう話なんですよね
それってもう私たちが生まれた時から日本では割と標準的な状態なんで 水浸しにならない状態が普通なんで
改めて考えないと思うんですけどでもこれって意外とあんまり自然ではなくて そう自然じゃないんです雨が降った時に町が水浸しにならないということは自然ではない
でどういうことが起こっているかというとまず一つは 町に降った雨が無事に川にたどり着くということが必要です
これが説明に入ってますけど町に降った雨が無事に川にたどり着く 皆さん町に降った雨がどのようにして川にたどり着くかって
ちゃんと理解している自信ありますか これもね意外と複雑なんですけど
一つには下水管 下水管にもいろいろある 厳密に雨水管
東京都とかは合流しきって言って 雨水と本当の下水 汚水 汚水が一緒くたになって下水になってるんですけど
多くの自治体とかでは雨水のための管っていうのがあって 雨水用の下水管
で町に降った雨というのは川に導かれます その下水管 雨水管にどのようにアクセスするかというと
どっかの流れで道路速攻 道路に降った雨は道路速攻
民地に降った雨はどうなんですかね ちょっとここ私詳しくないんですけど直接雨水管に接続していたり
一旦道路の速攻に経由してたりするんじゃないかと思います とにかくそんな感じで地下に張り巡らされている雨水管が
雨を川に導いてくれると
いうわけなんですね で
あのほっといて 川までたどり着く場合とそうじゃない場合がありまして
あのっていうのは 堤防
を伴うような大きい河川で あの川の水位が
雨が降った時で高くなっちゃうので自然流下では川まで 水がたどり着かないんですね
でそこで排水器場とか ポンプ場とかいう名前で
雨水を強制的に大きい河川に排水する 送るっていう施設が稼働しています
だからある一定以上の雨が降った時に町が水浸しにならないためにですね ポンプ施設が役に立っているということがあります
これはまたエリアによってはそれに頼らずに川までたどり着くエリアもあるから まあ必ずどうということはないんですけど
非常にだから人工的な状態ってことですよね 雨水管があってでそれが緩和でちゃんと導かれてて
場合によってはポンプが稼働してそれによって雨による浸水というのは防がれて それがまあ我々の日常の状態なわけですね
でこんな感じで 町に降った雨が川にたどり着けない場合
内水氾濫と外水氾濫の防止策
何らかの原因で川にたどり着けずに滞流して溜まってしまうっていう場合を内水氾濫と言います
内水は内側の水です これは秋田の水害の時にもよくニュースでも言われていたと思いますけど
内水氾濫って何って言ったら 町に降った雨が川まで行けないっていうそれで溜まっちゃう状態
そうじゃない場合は何があるかというと逆に川から町に水が入ってきちゃう状態
これをまあ外水氾濫とも言うらしいですけどこれは外水氾濫というより洪水ですいわゆる
洪水の状態川から水が溢れて川から町に水が来るっていうことを外水外の水と書いて外水氾濫と言います
この洪水が起こらないためには何が必要かというと川が無事に海まで水を流してくれるっていうのが必要なわけです
で めちゃくちゃたくさん雨が降った時に川が無事に海まで水を流してくれるためには何が必要かというと
川幅が十分広かったりとか深さが十分広かったりとかそれから勾配が
川の過小勾配って言いますね川の勾配がある程度急であったりとかそういうことが必要なんですけど
さっきの内水氾濫を防ぐためのその下水薄い缶とかポンプと違って川はやっぱ自然なんですよね
川は自然だから河川の勾配をきつくしようと思ってもある限られたエリアにはできるかもしれないけど
川全体をどうしようっていうのは非常に難しくて川幅も広げようと思ったら
あの堤防もね引き堤とかって言って広げるようなこともあるんですけども
あの今の日本ではもう堤防のそばにほとんど人が住んでるんでなかなか簡単じゃなくて
あの引き堤をするっていうこととかあとその堤防の傘上げをするにしても高さが上がると堤防がグッと太くなるんで
それでやっぱりねミンチにかかったりして簡単じゃないんですよね
そういうところでやっぱ川の流化能力水を流す能力を増大させようと思ってもなんというかなかなか簡単ではないということですね
それとあの無人に海に水を流すっていうのは結構大事なポイントで
あの山から海まで川ってこうずーっと流れてるじゃないですか
まあ途中途中合流するわけですけどね
大きな川だったら山から海までビヨーンと流れてて
で途中で狭くなっているところとか
あとこれはなかなか気にされにくいマニアックな話ですけど
途中で勾配が緩くなっているところとかっていうのは危ないんですよ
その手前のところでビューンってきたやつは
水害の要因と対策(内水側と外水側の問題)
あのいきなりこうワッと流れにくくなる場所が存在するとそこで溢れてしまいやすい
だからあの山中のちょっとした盆地とか平野みたいな
あの海に近いところよりも
あのこれも経済ケースバイケースですけどね
あのまた領域の広さとかいろいろ関係してくるんだけど
あの内陸のちょっとした盆地のようなところっていうのが
あの意外とリスクがあったりとかする場合もあったりします
こんな感じでですね水害が起こらないためには
あの大きく分けると2つに区切ることができて
内水側の問題と外水側の問題
外水ってのは川のことです
川側の問題で内水側ってのは特に人工物で速攻だったり
雨水管だったりポンプだってそういった人工物によって守られてる
でなんとかかんとかして川に雨水を押し付けて一生懸命押し込んでる
で押し込んでるってポンプじゃない
本当に川まで導いてる
で川は川でいろんな町から集まってきた水を無事に
海にたどり着けるようにあのいろんな改修がなされてたりします
川もそういった勾配とかいろんな条件によっては
どんどんどんどん砂が溜まって浅くなっちゃう場所があったりするんで
過小掘削って言ってそれをその川の深さを維持するために掘って土砂を出したりして
川の深さをキープするような措置なんかもあります
床固めとかもそういう目的のものだと思うんですけど
床固めはもしかしたら潜屈の防止だったりもするのかな
ちょっとわかんないけど
時々川の中にショベルカー入ってなんか掘ってんなみたいに思ったりすると思うんですけど
あれは本当に水側と直結した河川能力を維持する大事な事業取り組みであって
すごく我々の暮らしに関わっていることなんですよね
さらに最初の方に言ったみたいに雨の降り方が激甚化しているんで
河川の能力をアップしたり
それから内水側の能力をアップしたりしなきゃいけないっていう課題に迫られてるんですよね
我々日本っていうのは
今話したみたいにそうそう簡単じゃない
そうそう簡単じゃないっていうことで
それで前にもちょっと話しましたけど流域治水って
流域治水の戦略
これ流域治水の回もエピソードもアップしたことありますけど
なんていうかなスポット的なここが弱いからここだけ何とかしようっていうんじゃなくて
河川流域全体で何とかしようっていう戦略にシフトしてきています
河川系の建設コンサルタというのは今今日私が話したような内水側
それから川側の状態とかを分析したり計算したりして
今の状態能力がこうなっていると
こんな雨に対してはこういうことが起こるけど
これを超えちゃったらこんなことが起こります
それに対してこんな対策とあんな対策とあんな対策とこんな対策もあります
ダムを作るも一つの対策になるし
でもダム作るにはこんな課題がもちろんあるから
じゃあ川を堤防で何とかしようとかそうじゃなくて調整地を作ろうとか
そういういろんなソリューションを考えて
もちろんそれを川を管理している国土交通省さんとか都道府県さんと協議をして政策を決めていく
そういうのが河川事業というものですね
ということで本日は水害がどのようにして起こるかという話をお話ししてまいりました
皆さんも雨が降った時ニュースで目にした時
ああ下水管・雨水管が導いているんだなとか
導ききれなかったのかなとか
こっちの問題は川側が能力足りなかったのかなとか
あるいは水害が起こってない時でも
今日は雨が降ってるけど川が頑張ってくれてるな
ポンプが頑張ってくれてるな
雨水管が頑張ってくれてるなっていう風にして
なんていうか我々の水害に対する営みを感じてもらえたら嬉しいなと思います
というところで最後まで聞いていただいてありがとうございました