権利の主張とその重要性
はい、どうも。丸山のコミュニケーションです。
まずは、おめでとうございます。
ということで、今回は、権利の主張という話をしていきます。
はい、権利の主張ですね。
あるとき、ある場所において、こういう権利が自分にはあるという、
そういう場面でそれを主張したいときに、
ただ主張するだけだと、相手に認めてもらえないというようなことがあります。
それが公的なものであれ、私的なものであれ、
権利を主張するということは、
権利がない側の主張も受け入れなければいけないと、そういうことがあるわけですね。
コミュニケーションにおける権利の主張というと、
例えば、直接話すわけではないですけれども、
電車の優先席であるとか、車を駐車するときの優先スペース、
列に並んでいる順番、所属しているコミュニティのルールに則った行動、発言、
成果や報酬の受け取り配分、
対人であれ、ものであれ、世間であれ、
いろいろあると思うんですよ、その権利というものは。
これらはある一方から主張する、自分がそれを主張したいという、
そうしたときには、権利がない側のことも認める必要があるわけです。
自分自身にその権利があるというようなことを思った上で、
それが侵害されていると思うと、激しい意気通りを感じると思うんですね。
自分にはその権利があるのに、何でそれを否定してくれるんですかと、
阻害してくれるんですかと反発の感情を抱くと思うんですよ。
それはある種の権利だから、自分にはそれを取得する条件が整っているから、
当たり前だというふうに思っているからこそ、そうした感情が湧くというようなことがあります。
とりわけ弱者救済の権利ですね。
別に誰が何を持って弱者とするかと、そういうことを定義したいわけではなくて、
世間で広く一般的に言われているような救済措置、その権利があるということもあるじゃないですか。
それを得られることが当たり前だと思わないということが重要になってきます。
そうした権利というものは、本人が主張することじゃないんですね。
当然それも必要な場面もありますけれども、言わないとわからないということもありますから、
私はこういう権利がありますということを言わないとわからない時もありますから、
必要ではあるんですけれども、自らそれを声を大にして、相手のことも認めず、
自分にはこういう権利があるから、口出しをするなと、うるさいというふうにですね。
そういうことを思うということは、そういうことじゃないんですね。
その人にはこういう権利がありますよというようなことは、
その他に広く周知するためにあるものであって、本人が言うことではない。
こういうことを自分で主張をし始めると、いわゆるテイカー、
もらう、奪う、くれくれさんというふうにですね、そういう位置づけになってしまうわけです。
人と人間関係を築いていく上で、自分から何も与えずに、
相手から与えられるものを望むというか、ただもらうということに終始する。
そういう人はあまり好かれる傾向にはないですよね。
もちろんあなたはそういう人ではないと思います。
そんなね、自分からは何も与えずにもらうばかりの人ではないと思います。
とはいえ、そうした人も世の中は一定数いると。
自分の権利を主張して相手のことは認めず、欲しいものは欲しい、あげるものは何もない。
そういう人もいますよね。
この権利を主張しすぎる、相手の権利がない側のことを認めずに、受け入れずに、
とはいえ自分にはこういう権利がありますよというような主張をすると、
権利を主張する際の注意点
そういう人へとなっていってしまうということがありますので、
たとえある場所において決められた権利がありますと、
これを主張したいですという、侵害されていますというようなことがあった、
思ったとしても、それは当たり前ではない。
当たり前ではないということを理解をした上で、
かつそうではない側の意見も認めて受け入れた上で、
私にはこういう権利がありますと言うんですね、言うと。
それであれば相手も納得する。
それが対象の人がいるのであれ、いないのであれ、
いずれにも関わらず、自分自身にもそうですからね。
自分はこういう権利があるということを主張する人間だというようなこと、
主張しかしない人間だというようなことではなくて、
どんな意見であれ、自分にはこういう権利があるけれども、
権利がない人が言うことも一定の理解はできますと、
そのように考えることによって、日々の行動習慣の中にそれが現れて、
第三者が見て、あなたに対してどういう感情を抱くのか、
この人は自分の権利を主張するけれども、
その権利がない人のこともちゃんと理解ができる人なんだなというふうに、
相互理解ですね。こういうような関係性が築いていけますので、
権利を主張したいのであれば権利がない側のことも認めましょうと、そういうことですね。
つまり何が言いたいのかというと、
権利の主張。これはある場所において、ある時において、
ある人間関係において決められた権利がありますと。
それが公的に決められたものであれ、私的な関係の間で決めたことであれ、
その権利というものを主張したいときには、
それをまず当たり前であるとは思わない。
自分にはこういう権利があるということを当たり前だとは思わない。
自分から声を台にして主張するということはなるべく控える。
言うべき時は言う必要がありますけれども、
そういう時には権利がない側のことも認めて受け入れて、
確かにあなた方そういう意見もありますよね。
その上で私にはこういう権利がありますと、
そのように主張をするということです。
俺が私がこういう権利があってというふうにですね、一方的ではなくて、
まず相手のことも認めた上で、その上で主張すると。
これも一つコミュニケーションの技術、交渉の技術ですね。
自分の権利を主張したい場面に遭遇したら、こういう考え方を使ってみてください。
はい、ありがとうございました。