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俺がジンギスカン食いに行ったとしても、友達でいてな。
そうな、まあ友達つってもいろんな距離感があるから、大丈夫だよ。
まあまあそうね。いいよ、友達もくぐりやったらなんでもいいよ。
佐島とギリィのあれ観た。
はい、この番組では昔なじみの佐島とギリィがお互いに好きな映画、見てもらいたい映画を紹介しあって、感想を語りあっていきます。
今回は、俺だね。
おい、ギリィの番。
映画をね、紹介していきます。
これで時に、佐島くん。
LAMBって映画を観たことありますか?
LAMB、ラム。
そう、え、観たことある?もしかして。
いや、ない。
あ、よかった。ついに来たよ、これ。
聞いてる人ね、絶対分かってる。
ね、なんとなく気づいてる人もいたかと思うけど、俺が勧める映画、結構な打率で君観てんだよな。
これどうかなと思ったけど、ちょっと嬉しい。観てないんだね。
ラムもね、来週観ようと思ってた。
あっぶね!
ギリギリやった。
ギリだけにな。
危なかった。ギリギリで生きてるもんね、いつも。
そうね。ギリギリ人としての体裁を保ってるからね。
じゃあ、今回ね、進めていくのは、LAMBと書いて、ラム。直訳するとこれはヒツジっていうね、これなのかな。
ラムっていう映画をね、佐島くんに進めていきたい。
いやー、これなー、噂はかねがね聞いてるんですよ。
うん、どんな?
あ、なんかジンギスカン食いたくなるって聞いた。
それ誰が言ってた?それ。
誰?ってなんかその、名指しでな、こんな公の場で言うのはあれやけど、なんか映画好きな人。
それ多分サイコパスやから、なるべくちょっと遠ざけといたほうがいいね。
俺は全然そんな気持ちにならなかったよ。
そうなんや、あんまり近づいてあかん人なんや。
そうだよ、お前そう。
あ、そうか。
お前水族館行った帰りに寿司食いてえとか言い出すやつだよ、そいつら。
え、俺でも思ったことあるけど。
もうだめだ。
腰で終わりにしよう、これ。
足踏み入れてた。
俺とお前の関係はもう終わりにしよう、これ。
そもそも俺が近づいてあかんやつやから。
そうだよ。
誰でも思うやろ、それ。
思うな。
そういうね、なんか羊がいっぱい出てくるっていうとこで、なんかジンギスカン食いたいなみたいな。
そうです。
もう人もいるらしいと。
そうですかね。
うん、話は聞いてる。
いやでもね、結構見たら、あの、あーやっぱり羊かわいいかもーってなるほうに俺は触れたから、俺は普通。
はい、てことで、えっと、簡単にね、あらすじだけ言います。
はい。
じゃあこれほんとに、なんだろうな、どこまでフリティーか微妙だけど、ほんとに触りね、いきます。
はい。
えっとこれ舞台ね、アイスランドっていう、まあ、もう、だいぶ北のほうにあるね、国ですよ。
北のほうっすね。
シークレットライフオブウォルターミーティーに出てきたさ、あのウォルターがね、行ったあのアイスランドだよね。
あの雄大な島。
グリーンランドの近くにある、ちょこんとある島ね。
そう、エイヤフィアヨトルがあるところですね。
はいはいはい。
で、アイスランドの奥地に住んでる、羊飼いの夫婦のイングバルっていう男と、マリアっていう女。
この二人が、まあ、主人公なんですよ。
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で、えっと、そのアイスランドの奥地で、まあ静かに過ごしてた二人なんだけれども、
ある日、飼っている羊が産んだ存在をですね、アダっていうふうに名前をつけて、なんと娘として育てるようになるんですよ、この夫婦。
まあまあ、なんか犬も家族の一員みたいな感じ。
なのかな、この時点でだいぶ俺は、は?ってなったんだけど。
はいはい。
で、えっと、羊の顔をしたアダちゃんをですね、ミルクを与えて、人間のようにゆりかごに入れて、
ついには人間の服とか着せ始めるわけですよ。
そう、二人の顔はもう幸せに満ちてて、どこにでもある幸せな家族の肖像がそこにあるわけなんですよ。
ただ、アダが羊の顔に人間の体をした異形であることを除けばね。
なんか確かに予告編でもそんな雰囲気出てたな。
そうなんですよ、なんと、羊人間なんですよ、アダちゃんが。
まあまあまあ、ダイバーシティの時代やからね。
お前、無理やり、無理やりさ、現代に適合させようとすんな。異常自体なんだよ、これは。
いやいやいや、何を異常とするかはもうね、個々の判断に委ねられてるからさ。
あー、強い、その理論。
受け入れていこう。
で、その家族がね、仲良く暮らしている、その窓の外では今日も自分の子供をね、取り上げられた羊が悲しげにめいめいめいめい鳴いていると。
あー、なるほど。羊にも心あるパターン。
っていう風な出だしなんですよ、これは。
俺なんか今、サモ、羊には心がないと思ってたみたいな発言したけど。
お前さっきダイバーシティとか言ってたから、こいつ何言ってんだって正直思ってたよ、俺は。
いや、ちょっとやっぱなんか、人間以外の権利まではまだちょっと心及んでへんかったもん。
おかれってんな、お前、この映画見てマジで学び直せ、ほんとに。
いや、ちょっとそれはな、ジンギスカン食べたいなと思ってたから、最近。
っていうまああらすじで、なんでこれをすすめようかなと思ったんだけど、
この映画ははっきり言って、わかりやすく面白くはないと思ってる、俺は。
どっちかっていうと、雰囲気映画に分類されるタイプの映画かなって思ってて。
なるほどね。
でもその雰囲気も、なんかおしゃれな音楽とか、おしゃれな登場人物たちとかそうじゃなくて、
なんかこうじっとりとした雰囲気に終始苛まれる、そういう映画で。
はいはいはいはい。
そもそも今のあらすじからしてさ、なんかちょっとやっぱ変じゃん。
こう明らかに普通じゃない状態を普通に淡々と描いてるんだよ、この映画って。
おお、いいっすね、そのなんか不穏な空気がずっと続いてる感じな。
そう、続いてる感じなの。
はいはいはい、いいっすね。
だってさ、いきなりさ、羊をさ、ここから羊人間がこうやって生まれてさ、それをこういきなりこう、特に何の葛藤とかもなく、とりあえず育て始めるんだよね。
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それがまるでこの二人の間の共通の意思であるかのように、あくまり日常を切り取られた日常かのように、普通にゆりかごとかに投入しだすわけよ。
はいはいはい。
それがすごいね、不安にさせるよね、すごくね。
だからね、世にも奇妙な物語とか、そっち側に近い気がする。
わかりやすく言うんであれば。
うん。
なんかその世界の中では別に変なことは起こってない風やねんけど、外から見てる俺らからすると怖いみたいな。
そうなのよ。
感じね。
で、しかもこれこの二人が住んでるのが、ほらアイスランドの奥地って、ほらあのもうダダピロイ草原、湖ドーンみたいな感じのところだから、あの多分ツッコミ役もいないんすよ、基本的に。
どういうことなんや。別にそれを不審がる他の村の人たちみたいな感じではないんや。
そう、あのもう本当にこのダダピロイ草原に基本的に夫婦一人とこのアダちゃんっていうところで話が進んでて、途中から旦那の弟が来て、なんだこの羊人間みたいなところはあるんだけど。
はいはいはいはい。
そうそう、でもその旦那の弟もなんだかんだその、割と早い段階でその羊人間のアダちゃんがいる環境に適応しちゃって、もうやっぱりツッコミ不在になっちゃうわけよ、そこでまた。
なるほどな、やっぱアイスランドそういう感じなの、ボケ一遍倒みたいな感じなの。
いや、もうちょっとオブラートに包む、オブラートが小さすぎて漏れてんぞ、いろいろ。またボケ一遍倒。
もうちょっとほらそういう人外の妖精っぽい何かにこうさ、寛容とかそういう言葉で言ってやる。
いや、だって今ツッコミ不在っていう話してたからそういう流れになるやん。
いや、お前にそれを期待してたんだよ、俺は。
あ、そうだ。いやいや、なんかほら西洋の文化でさ、ツッコミおらへんみたいなのあるやん。
ある。
向こうのなんかギャグカートゥーンアニメみたいなやつでもさ、やっぱずっとツッコミがおらんままにずーっとボケが続いていくみたいなのあるから、なんかそれの流れを組んだ上のラムナンかなと思いました。
あ、いいですね、畳に入ってますね、いきなり。
でもね、結構それ全然的外れじゃなくて、その考え方。
はいはい。
あとその、基本的にすごいセリフ少ない映画だと思ってくれてよくて。
おー、まあ雰囲気映画って言ってたしな。
そうそうそうそう、冒頭20分くらいは羊飼いの1日みたいな感じで、なんか俺最初ね、NHKのドキュメンタリーでも見てんのかなってくらい、羊飼いの日常を淡々とさ、描写するの。
朝起きます、羊が詰め込まれてるところの見回りをします、掃除をします、枯草まきます、みたいな。
ね、なんか牧羊犬がワンワンって鳴いてます、そっちに行きました、あーなんと羊が三毛づいております、みたいな感じで、羊の股倉からこう、股倉から羊をね、ポンって抜いたりして。
で、その後素早く切除したりとか。
はいはいはい。
え、なんかこれ何のドキュメンタリー見てんだろうっていうのを、セリフがほとんどないまま環境音だけでそれを見るみたいな。
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羊飼いのこの日常を20分間まるまる見せられてっていうのがね、あるんだよ。
なるほど。
そうなんだから、こう、普通の日常を、そこからアダちゃん誕生、でまた普通の日常って風に、なんかこう、アダちゃん誕生だけ見たら明らかにおかしいところなんだけど、普通の日常に平気で挟み込んでくるから。
はいはい。
なんかそれもやっぱね、奇妙だよね。
あ、でもなんかそういうさ、なんか最初の20分間、ほんまにこう、特に説明がないまま雰囲気作りをするのって、なんかめちゃめちゃ映画特有っていうかさ、
うん。
なんか他の映像作品、例えばドラマとかアニメとかやとさ、もう最初でつかまなあかんから、最初に衝撃的なシーン持ってくるけど、映画って結構最初の20分何も起これへんみたいなのも平気でできるからいいよな。みんな2時間見る前提で作ってるからさ。
うーん、なんかさ、それどっちかっていうと昔の映画とかに多い傾向だと思って。
あー確かに確かに。
今の映画ってそんな20分たっぷりなんか、なんかやるかなーってこんななんかね。
まあ確かになー、なんかアクション映画とかでも無理やりあのクライマックスのシーンだけとりあえず冒頭に置いとくみたいなのあるもんね。
そう、だからあのさじま君の好きなね、マーベルとかね、例えば俺の好きな名探偵コナンの映画とか、まあそういうのにどっぷり使った人たちからしてみたら、まあちょっと耐えられない空白の時間がある映画なんだろうなって思って。
いやー確かに。
なんか喋って、なんか情報開示して、早くわかりやすい目的を提示してみたいな風に思っちゃう人もいるかもしれないけど。
確かにな、なんかアメリカ人は爆発シーンが10分間ないと耐えられへんって誰か言ってたもんな。
あ、そうなんだ、残念なお知らせがあって、この映画ね爆発しないっす最後まで。
あー、じゃあアメリカ人耐えられへんな。
耐えられないっすね、ちょっとね。
そうか、なんやっけな、なんかボーンアイデンティティの監督が言ってた気がするんだよな、だから結構な確率で合ってると思うねん、この理論。
そう、だからそういう、それがさ、でもこう爆発で観客の注意力をなんとかこう維持させたり、あとはスピーディーな展開、無駄のない展開とかで、こう観客の心をグッと引き込ませるとかさ。
あとはもうひたすらセリフばっかをわーって言って、そのセリフのオシャレさ奇妙さでこう引き寄せるとか、そういうの時代の流れにすごい逆行してる映画なんだよね、これってね。
へー、そうなんや。
そう、だと俺は思った。
はいはいはいはい、いいっすね。
そう、とにかくもうその淡々とホームビデオみたいな感じでこう流すから、説明、なんかこう観客に説明しようとしてんなっていうセリフも全然ないんだよね。
うんうん。
本当に夫婦の会話としてね、例えばいきなり旦那が無言でこう夫婦で飯食ってる時に、新聞見ながら時間旅行がそろそろできるようになるらしいぜ、みたいなことを奥さんに言うんだよ。
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へー、すげー世界やな。
で、なんか本当に?理論的にはできるようになったそうだぜ、でもまあいいかなみたいな、今が幸せだから俺はこの旅行とかいいかなって。
そしたら奥さんがなんかこう今が幸せだからって言った旦那さんに感発入れずに、そうなんだねって。過去にも戻れたりするのかしらみたいなこと言って、そこでシーンが終わるとか。
え、どういう、なに今のシーンみたいな。
そうそうそうそう。そこで終わる。で、なんでその過去にがどうのとかいうセリフが出てきたのとかは、中盤ぐらいでね、なんか分かったりするんだよね。
中盤ってかもう中盤のだいぶ終わりぐらいに。
そう。
あとその、何だ?阿達っていう名前って一体何なんだろうとかさ。
はいはいはい。
結構その、後々見てれば、後になればね、ちゃんと分かるようにはできているんだけれども、リアルタイムではあんまり分からない。だいぶ長いスパンで見ないと分かんない。
あーいいっすねー。
結構じゃあ丁寧に作られてるっていうか。
そうそうそうそう。丁寧に作られてるね。そうだね。じっくり味わうタイプの映画だと思ってもらえれば。
なんか丁寧に作られてるし、こう作ってる側ももう見てる、くれてる人を信じて、まあ分かってくれるやろ多分みたいな。
うんうん。
変に説明しないみたいな。
そう。
あーいいっすねー。そういう映画好きっすよ。
そう、なんかね、俺も本当になんかそういうスピーディーな映画とかばっかりにね、最近聴教されて生きてたから、こう画面越しに監督から、慌てない慌てないって、見てれば分かるからって言って、ねって語りかけられてる気持ちになってもらう。
あーいいっすねー。なんか忙しい社会人を悟すような。
そうそうそうそう。
ゆっくり生きていいんだよっつって。
そう、こう羊人間が出てくるとか、この羊人間を違和感なく受け入れてるこの家族とか、ね、あとこの羊人間の猫のアダちゃんっていうのが、こう本当にね、最初は異形の存在でうわってなるんだけど、本当に普通の子供みたいにちょっとずつちょっとずつ成長してって、しょさも人間っぽくなってくんだよね。
はいはいはいはい。
そう、だからすごいね、可愛いんだよ、アダちゃんが。めちゃくちゃ。もう他人の家のホームビデオをね、じーっと見てるような感覚で。
はいはいはいはい。
アダちゃんすごい人見知りで、たとえばほら途中でさ、イングバルのさ、旦那のイングバルの弟がさ、なんか家に転がり込んでくるみたいなところがあるんだけど、そのイングバルもさ、アダちゃん人見知りだから、最初怖くて、なんか物陰に隠れてこうやってイングバルの様子をちらって見てるとか。
はいはいはいはい。
こう不安そうなところはこう手をこうやってギュって握ってきたりとか、ね、とかあとそのアダちゃんって音楽がすごい好きだ、みたいな描写が結構あって、なんかイングバルのその弟は昔ね、バンドやってたんだけど、そのイングバルがこうドラムとかをこうやってペペペペペって叩くと、なんか体がね、ぴょこぴょこ動いちゃったり、耳がぴょこぴょこ動いちゃったりとか、めっちゃ可愛いんだよ。
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なんか可愛いな。
だからそのさ、これポスターにさ禁断が生まれるとかあるからさ、なんかとんでもねえ存在なのかなって、このきっと羊野郎がとってもヤバい存在なんだろうなと思ったけど、普通に可愛いんだよね、一人の子供としてどんどんどんどん成長していくんだよ、アダちゃん。
はぁー。
可愛い。
それなんか聞いてると最初になんかあれやな、ジンギスカンがどうのこうのって言ってたの、なんかはばかられるようになってくるな、どんどん。
そう、そうなんだよ。え、だからこれ見たら、これ見てマジでジンギスカンとか言ってるやつがいたら、これはねマジで大したもんやと思うよ。
だから俺もその人がほんまに見て言ってたのか、羊出てるからジンギスカンこの後食いに行けるねみたいなそういう適当な感じで言ってたのか俺は知らんけど、今の話を聞く限りジンギスカンを食べに行きたくなる映画ではなさそうだね。
ちょっとね、そうなったら、本当に俺はさじま君のことやっぱ尊敬するし、あの距離も置くと思う、結構。
なんでタカネの肌みたいな感じで押し上げたの?
これタカネって表現できるところに君の自己肯定感の強さがあるよね。
素晴らしい。
俺を高みに押し上げてさ。
自分で登ってったんやけどな、今勝手に。這い上がってったんやけどな。
とにかくそのある意味ね、今の流行りの作りみたいなのに逆行した静かな映画作りと、あとね、一見唐突なセリフ回しだったり唐突なシーンだったり、そういうのがあっても後でちゃんとわかるね。
そういうまあ丁寧な作りだったりとかさ。
あとはアダちゃんの可愛さ。この辺がねすごい勧めるポイントでもある。でもやっぱり根底にあるのはどっかドロドロした不気味さなんだよね。
不穏やもんな。
そう、でこの不気味さっていうのが一番ブワって一気に出てくるシーンがあるんだけど、それを言うとネタバレになっちゃうから中盤あたりであるわけよ。
はいはいはい。
俺ね、そこをね、このあらすじで触れるかすっごい迷ったんだけど、ここは絶対触れちゃダメだと思って。
どっちかっていうとこの夫妻の方側にこの不気味さっていうのが実は眠ってたんだって感じるところがあって、そこから一気に物語が加速するのね。
あーいいっすねー。
そうなんだよ、だからそこに今すごい言いたいんだけど言えない。言えればすごい紹介するポイントになるのはわかってるけど言えない。
ギリギリを責めてくれてる感じするけど。
めっちゃ今責めてるギリだけに。
もうギリだけにな。
そう。
もうええってそれ一回やったから今回。
いや何回か使いたくなるんだよ。
そうか。いやちょっと気になるなーめちゃめちゃ。
うん。
いやなんかただで終わらんねえやろうなっていうのはわかんない。
終わんないね。
終わらない。
いいっすねー。
でなんだろうな、こう感想会とか見てもらった人とかにやっぱり俺が聞きたいなとか話したいなって思うのは、なんかやっぱりねシーンの合間合間にすごい意味深なカットが結構あるわけよ。
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はいはいはいはいはい。
例えば冒頭で言うとなんかクリスマスソングが流れている羊がいっぱいめいめい言ってる深夜のこの小屋になんかやけにこう重々しい足音をしながら主観カメラがこう迫ってって。
ほうほうほう。
でなんか羊がキョキョキョキョキョしてると。
でカメラが切り替わった瞬間に一匹の羊がボーンって倒れるのね。
でそこのシーンは終わりなの冒頭のそこのシーンは。
意味わかんないじゃん。
まあまあまあまあ。
そうそうそうそう。
それ結構本当に冒頭にあるのねそのシーンが。
はいはいはいはい。
あとなんか奥さんが寝てる時になんか羊の大群がめっちゃこっちを見つめてるシーンがあったりとか。
不思議でしょ。
意味わかんないんだよね。
怖いな。
怖い怖い怖い。
だからいちいち不穏なシーンが結構挟まるから一体そのシーンって何が言いたいんだろうとか。
うんうんうん。
あとそのやっぱりラストだよね。
ラストに結構大きなことがあるんだけど。
はいはい。
そこの解釈。
あとそれに対する奥さんの反応とか。
まあいろいろもうね語りたくもあるんだけど。
そうだから意味深なシーンとかがあるけれどそれをほら冒頭に俺も言ったけど。
こうセリフが少ないんだよとにかく。
だから全然説明してくんないわけ。
いやでもなんかだからこそこういろんな解釈ができそうみたいな。
そうなんだよ。
だからこう映画評論家とかはいかにも好きそうな作品なんだけどねこれ。
なんで最後にちょっとなんか唾吐きかけるような感じになってるの。
吐きかけてない。
吐いてるじゃん吐いたとしたら吸うからそれごめんね。
吸うなちゃんとストローで。
そこは上品にいこうか。
そっか。
いやでも確かに説明少ないからこそそういうなんかちょっとメタファーチックなカットとかがすげー映えるっていうか後でなんかすげー喋りたくなるみたいなのはええよな。
そうな余白がやっぱりあるねこの映画はとても。
だからやっぱ見るものの余白を埋めようっていう心理をやっぱくすぐるすごいいい映画だと思う。
あと不気味やっぱり。
いいっすね。
どこか生々しくてじっとりしてるそういう感じがあるねこれは。
OKちょっと見るわ。
来週見る予定あったから。
はい見てください。
お願いしますラム。
おい。
はいヒツジ可愛いから見てね。
これで俺がジンギスカン食いに行ったとしても友達でいてな。
そうなまぁ友達つってもいろんな距離感があるから大丈夫。
まぁまぁそうね。
いいよ友達のくぐりやったらなんでもいいよ。
必死やなお前ほんとにやめてくれやちょっと。
やめてくれやめてくれほんとに。
OKじゃあ来週はねえっとラムのねネタバレありの感想語りを二人でしたいと思います。
はいではまた来週バイバイ。
21:01
バイバイ。
バイバイ。