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2025-11-09

対話って、なんだ? #あらたまいくお

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「あらたま・いくおのマネジメントRadio」は、事業とエンジニアリングのマネジメントを探求する2人のEMが、雑談多め・不定期でお届けするポッドキャストです。ハッシュタグは #あらたまいくお

第14回は、「対話」について。対話とは何か、なぜ必要なのか、どういうときに困るのかといった話題を中心に、「対話エクササイズ」の実践をしてみました。

(同じ著者の別の本の話をしていました)

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◎あらたま
『エンジニアリングマネージャーお悩み相談室 日々の課題を解決するための17のアドバイス』
 

◎いくお
『いちばんやさしいアジャイル開発の教本』(市谷聡啓、新井剛と共著)
『アジャイルチームによる目標づくりガイドブック OKRを機能させ成果に繋げるためのアプローチ』

サマリー

新玉さんの著書を踏まえ、対話の重要性とその方法について議論が展開されます。コミュニケーションの中での自己開示や相互理解の機能が考察され、異なる価値観やコミュニケーションスタイルの理解が強調されます。また、対話力を高めるための実践的なアプローチや自己認識の重要性についても述べられています。このエピソードでは、対話の重要性や効果的なコミュニケーションの方法が語られ、特に対話型ファシリテーションや他者への理解を深めることが重視されています。

対話の意義
あらたま・いくおのマネジメントRadio
この番組は、事業とエンジニアリングのマネジメントを探求する2人のEMが、雑談多め定期でお届けするポッドキャストです。
はい、いよいよ第14回ということで。
はい。
今日もよろしくお願いします。
よろしくお願いします。
今日はですね、話したいことがありまして。
はい、何でしょう。
最近知った言葉なんですけど、対話って大事だな。
最近知ったはダウトでしょ。
そうですね、すいません。中途半端なボケをかました。
対話っていうのは大事であげて、マネージャーに限らずいろんなところで言われております。
じゃあ対話って何かね、満々と話していればいいわけじゃないなっていうところと、一方で全く会話しないのもそれはそれで違うよねっていうところで、適度な対話っていうのはすごく大事だなと思ってまして。
エンジニアリングマネージャーお悩み相談室っていう、いい本があるんですけど。
とてもいい本がね。
はい、私先日あの筑波に遊びに行ったら、筑波の本屋にはなんと平積みされていたわけなんです。
ありがとうございます。
僕の本も置いてあって、新玉さんの本に先に気づいて、自分の本に気づかなかったっていうのはあるんですけど、まあいいや置いといて。
で、新玉さんが書いたこの本でも、言語化大切だよねっていうところと、言語化エクササイズっていうところについてもコラム的に書かれていたりして。
すごくいいなって思ってるんですけど、なんです。すごく新玉さんって言語化して対話するっていうところ大切にされてるなって私感じてるんですね。
そうですね、その後ろに対話エクササイズというトピックも扱ってますね。
はい。なので改めて、この対話エクササイズのところも追っかけたりしながら、改めて対話とはなんぞや対話がなぜ大切なのかだったり。
どうやって対話力を鍛えていったらいいのかというのを今日はお話できたらなと思いますので、よろしくお願いします。
対話と会話の違い
はい、対戦よろしくお願いします。
よろしくお願いします。対話なつ。
対話なつ。
対話はさっき伊工さん導入のところで対話と会話ってスタッフと使い分けてませんでした?
よく気づきましたね。さすが。
これはどういう意図で使い分けてたんですか?
そうですね、自分の中で対話、ダイアログに関しては、漢字で言うと対になって話すって書くじゃないですか。
お互いの、私はこう思ってるよっていうのと、私はこう思ってるよをぶつけ合いながら、同じテーマについて掘り下げていったり、
場合によっては、そのAさんとBさんが話してるときに対話を通して、共通の会にたどり着いたり、お互い会いたいすることで相互理解を深めたりっていうのは対話だなっていうふうに私は思ってて、
会話は会話、本当に何気ない、お腹空いたねーとか、ご飯食べたねーとか、それはそれで大事なんだけど、そこに意図を乗せていくと対話になるのかなっていうのが思ってるところです。
仕事上のコミュニケーションは、じゃあ意図が、大体のものに意図が乗ってると思うので、全部対話ってこと?
とても良い観点ですね。
あれで言うと、対話になっているといいねーと思います。
なるほど。
何を言ってるかっていうと、目的意識がなくコミュニケーションだけ取ろうって言って、会話になっているケース。
とりあえずワン・ワンのやつだ。
そうそう、とりあえずワン・ワンで、本当にお互いまだ知らないフェーズで、何に興味持ってるかとか、どんなバックグラウンドかを知るっていう意味で、何気ないところから会話を始めてみること自体は全然アリだと私は思っています。
一方で、それが延々と、例えば半年間会話だけが続いて、この人と天気の話しかしてないなーとかっていうのが続いていたら、極端な話ですよ。
あまり意味はないなーって思っちゃったり、あと対話っていうのは相互に、私はこう思う、あなたこう思うっていうのを擦り合わせていくっていうのはすごく大事なんですけど、
仕事って一方通行の発話になっちゃうこともある。
ずっと自分がマイクに入ってるミーティングってあるよね。
そうそうそう、まさにそういう状態で、こうなりました、私はこう思います、どう思いますか、いいですよねって、一見対話ムーブを見せといて、
次論のところに企画させる、それは私は一方的な発話だと思っているんですが、本人が対話してるつもりで発話になってるケースもなくはないなと。
なので私は、先ほど新玉さんが仕事の場では全て対話ですかと言っていただきましたが、全て対話だといいですねと私は思っています。
でも全てがこうなってなくて、それは何かそこに意図が含まれていたり、またシンプルに対話のスキルっていうところがどちらか、もしくは両方に欠けていたりすると、発話や対話になってしまうのかなと思っています。
ベラベラ喋って、まさに今私は発話をしている状態なので、僕はこう思うんだけど新玉さんどう思うっていうのを聞いてみたいなと思います。
対話のプロセス
お、いいですね。対話してますね。
お、対話したいわ。今の出して。
そうですね。仕事の場において対話が大事ってめっちゃ言われるし、私もそうだよねって思う出来事をたくさん経験してきているので、
自分の本にも対話するのに、対話大事って言うけどコツがいるよねってこうやっていきたいっていうのはどうだろうかみたいなのを書いたりしていたんですけど、
そもそも対話が大事だよねっていうのが仕事の文脈に寄りすぎてないかなみたいなのも結構思っています。
雑談をする中って言うんですか?お友達と喋る時に毎回話すこと話すこと、対話と捉えて、120の力でぶつかるみたいなことをやり続けてると、
お友達からあの人ちょっと重いわねみたいな感じがしますけど、
例えば家族とかね、パートナーシップとか、こういう相手に対して適切に自己開示をしたり相手を知るっていうことを繰り返して、
共同体、家族も共同体じゃないですか。
そうですね。
を作っていくっていうのは多分すごい大事なことだなって思っていて、
なんであんまり仕事の文脈だけが一人歩きするのなんか良くないよねって思うっていう全然違う方向からボールを投げてきました。
またいい話をしますね、本当に。
今おっしゃっていただいた通りで、対話ってじゃあ仕事の場面では重宝されますよねっていうことで、
じゃあ仕事の場面以外でいらないかっていうと、そんなことやっぱりないかな、今あらたまさん言ってくれたみたいにやっぱり友達だったり家族パートナーっていうところでも、
相互理解を深めるっていうところだったり、相手が何を考えているかとか、自分の意図がちゃんと伝わっているかみたいなところっていうのを、
ある種探索し合いながらコミュニケーションしていく対話っていうのはやっぱりすごく大事なんじゃないかな。
というので、外側が埋まったところで、かんちゃんの仕事の対話の話に戻っていくんだけど、なんて対話が必要なんですかね。
いきなりめちゃくちゃ質的な問いを投げかけてくるじゃないですか。
私は自分の本のコラムのところに、対話は単なる情報のやりとりに留まらず、自己開示と相互理解というチームの柱を形成するために必要なプロセスですって書いてます。
そうなんだ。
そうなんだ。
そうなんだね。
これも大事だな。さまざまな認識や前提のずれと絶えず開示していますと。
自分の意図を100%伝えることも、相手を100%理解することもできないから、対話を通じてお互いの考えや背景を少しずつ擦り合わせてギャップを埋めていきましょうって書いてます。
なるほど。なんか大事っぽい。
まさに今言ってくれたところはポイントかと。情報のやりとりじゃないよっていうところ。やっぱり対話が必要な一番のポイントなんじゃないかなと思ってまして。
ある情報があったときに、例えば我々が感情を持たない人工生命体だったら同じやりとり方をするわけですね。
AはBですって言ったら全員がAはBですっていう解釈できるんだけど、
人間はそこに対して価値観だったりこれまでの経験で生まれたビリーフ信念を持ち合わせているので、
同じ情報に接したときにそれを違う解釈をする。
AはBですって言われたときに素直にAはBですって受け止める人もいれば、
AはBに見せかけて実はCだったりとか、裏を読んだり、いろんな意図を込めていく。
今のはちょっとわかりづらかったかもしれない。
いやいや、でもAはBって言ってるけど、この人本当はBよりAだって思ってるよねみたいなやつとかね。
そうそう、そういうのあるじゃないですか。解釈。それは自分自身の信念もだし、
例えばその人と自分のこれまでの付き合いの中でこの人はこういう行動することが多かったなっていう
自分の中の認識から判断してしまうということで、
同じ情報でもやっぱり受け取り方って全然違ってくるんですよね。
ありがとうございます。よくある例だなって思うのが、
例えばトップメッセージ、経営人からのメッセージとかって、ある種極端なメッセージになるケースあると思うんですけど、
例えば今このプロダクトを売っていくのにレバレッジをかけるところはセールスじゃなくてマーケティングなので
マーケティングに抵抗を入れていきますみたいなことを言うときに、セールスの人たちが
じゃあ俺たちは要らないってことなの?もういいやめてよみたいな感じになって。
分かりやすいし、よく発生するんですよね。大事じゃないって一言も言ってないんだけど、
これがAが大事ですって言ったときにBの人たちが、じゃあ私たち大事じゃないってこと?って。
でもそうじゃない。そうじゃないよっていうのは、経営人との距離が近ければ直接聞いてもらって、
いやそうじゃないよっていう話をしてもらって、やっぱり違ったのかっていうふうに思えればいい。
その間にいくつか階層があって、そこにマネージャーがいるんだったら、
マネージャーとちょっと迷ったんだけどグループとみたいなふうに話をして、
その中でお互いの視点を交換して納得できる状態に持っていく。
それが対話のプロセスっていうことかな。
ですね。よくあるんだよな。
それで言うと、対話ってじゃあ一回、例えば経営の意図を知っていれば、もう対話は必要ないかっていうと、
そんなことはない。コンテキストがどんどん動的に変わっていくので、
常にその意図の確認だったりとか、今なんでそのことが何でしたっけっていうの対話が必要だなっていうのはすごい感じますね。
田間さんがすごいわかりやすい組織、マネジメントの文脈での例を紹介してくれたので、
すごいわかりづらい例を聞いてる人が何言ってんだっていう例を出すと、
僕、ご飯をたくさん食べるタイプの人間なんですよ。
はいはい。
あらたまさんご存知じゃないですか。
はい。
で、例えばあらたまさんがじゃあ飯でも行くかって言って、飯行くぞって言ったときに、
僕が、いやちょっと今日は断ったらどう思います?
これはイクオさんの腹に何かあったのか、それとも私との間に何かよからぬ思いがあったのか。
最近イクオさん付き合い悪いな、もしかして私のこと嫌いになっちゃったかなって思っちゃうね。
ありがとうございます。前者のあだまりにイクオ解像度が高いためにお腹いっぱいって選択肢を出してしまいました。
本当はお腹いっぱいで断ってるだけでも、いつもご飯誘ったら行く行くって言って大盛り頼む人がちょっとって言って、
あれなんかやらかしたかなみたいな気持ちになっちゃう。
みたいなのと、今の本当にポッドキャストに伝わらないじゃないかっていうのはあれです。
あとこれで言いたかったのは、普段だとこうだなっていうのと違うパターンがあったときに勝手に裏の糸を探りに行っちゃったりするんですよね。
しかも今のやつはすごくわかりやすい普段のパターンだったけど、
自分だけが感じている普段この人はこういうときこうっていうパターニングもあると思うんですよね。
なんかこうなんだろうな、ちょっとわかんないけど、機嫌が悪いとき健論な目つきになるこの人はみたいな。
でも相手はめちゃめちゃ真面目に物事を考えるときに、ついつい目が座ってしまうっていう癖の持ち主だったときに、
この人もしかして怒ってる?怒りながら今この話してる?みたいになっちゃうと、それはミスコミュニケーションになっちゃう。
対話の難しさ
あーそれめちゃくちゃありますよね。なんか対話からちょっとひそれてっちゃうかもしれないんですけど、
なんか以前相談を受けたことで、まさにそういうのがあってですね。
若い方から相談を受けた、私より多分15ぐらい若い方から相談を受けて、
マネージャーが最近の自分の活動を心よく思っていないように見える。
相談を受けたんですね。この方はですね、自分が所属しているチームのお仕事もなんですけど、
なんかワークグループだったりとか、
横断系の活動。
そうそう、ワークグループっていうのは社内の横断系の活動にコミットメントしたり、
新卒研修の講師をやったりっていうことにチャレンジされてたんですね。
すごい。
そうそうすごくいい活動してるんだけど、その話をしたらマネージャーがすごいけげんな顔をして、うーんって唸っていたと。
だから、マネージャーは私のやってることを心よく思っていないみたいなんだって悩んでたんですね。
たまたま僕はそのマネージャー知ってたんですよ。
すごいいい人で、よく唸る。考え事を唸るっていうのと、
紛らわしい。
あとですね、ある一定の年齢を超えた成人男性。
これはリスナーでもし30代後半以上の男性いたら気をつけていただきたいんですけど、
真顔になってるだけで怒ってるように見えたりする。
あらあら、え、なにそれ、自動的に口角下がってるってこと?
そう、こんな感じ。今やってます。
すごい顔してる。
すごい顔してる。
聞いたんです。もちろん誰が悩んでるかっていうのは伏せつつ、こういったことを悩んでるメンバーがいたんですけど、
実際、確かにお仕事でもそのメンバーの時間取られるし困ってるんですか?っていうふうに聞いたんですね。
そしたら、え?って。いやいや、むしろそういうの積極的にやってほしいから応援してると。
応援してるんだけど、シンプルにいろんなことをやってるから、大丈夫かな、無理してないかなっていうのを心配してたんだよって。
心配のうなり。
そこまで聞いた時点で僕は、あ、これはじゃあ共有しても大丈夫だなって。
実はですね、心よく思われてないんじゃないかって心配してるみたいで、だから声かけてあげてくださいって言ったら、うーんって。
そう思われていたのか。
ちゃんとオチまでつけて。
っていうことがあって。で、これもだからなんだろう、まだワンクッション、私を挟んで対話したから、ご会話って言ったけど、
でもそこを直接話せてると対話できてると、もっともっとスムーズですよね、と。
対話力の向上
それぶっちゃけ、私がこういう動きするのあんまり良くない感じですかって聞きづらいよね。
感動してできてても聞きづらいと思うの。
あのね、素晴らしいですね。この後どういうふうに話を持っていこうかを先読みされてしまったなって。
そうなんですよね。まさに僕が対話を直接目と目を見てたね。言うべきことを言えばいいんだ、はい終わり、いいねって。
それで終わったらね、簡単だ。そう、エクササイズもいらないわけですよ。
いらないね。
なんだけど実際には今おっしゃっていただいたように、怖い言いづらいよね、みたいなのがある。どうしたらいいですか。
どうしたらいいんですかね。
あの、ちゃんと答えなさいという圧を感じるので、考えたり答えたりしようと思うんですけど。
なんか二項対立になったら終わりだと思うんですよ。なっちゃうんだけど。
なんでなっちゃうかっていうと、その方が楽だから。
うんうん。
私はAをしたいと思っているけどマネージャーはBの方がいいって言ってるとか、
あの本当はね、マネージャーが言ってなかったとしても。
はい。
私はAがいいと思っているけど、マネージャーはBが良さそうに見えるとか。
でなった瞬間に、あのA対Bのファイトが始まってしまうわけ。
はい。
で、そうなっちゃうと、その対話って結構難しくって。
うん。
で、なんで難しいかっていうと、そのA対Bのポーズができた瞬間に、
あのB側の人を打ち負かしたら勝ちっていう図式になって、すり替わってしまうわけ。
文字通り戦いになってしまうわけですね、そこが。
そうそうそうそう。
なんかね、それが拳と拳で語り合って最後握手できればいいんですけど、
全てのバトルがそうなるとは限らない。
へー。
なんで、なんか大事なのは、その二項対立に自分が落ちてないかどうかに気づくことと、
Aがいい、Bがいいっていう話になってる一歩手前に聞いて、
何が出発点でAとBの話になってるんだっけっていうのをもう一回見つめ直すっていう作業を、
自分でやってもいいし、相手と一緒にやってもいいし、
っていうのができると、会話の最初の入り口に立てるのかなって思いますね。
いいですね。なんでこのAとBの話してたんだっけっていう最初の地点に、
議論が深まった時だったりとか対立した時に、あえて立ち戻って見つめ直すっていうところ。
うん。
すごく大事ですね。
それってどうやったらできるんですか?
どうやったらできる?
今、対話力ゼロ運動してるんで、どうやったらできるんですか?
気づくことからですかね。
どうしてもファイティングとポーズをとってる自分に、はって気づく瞬間ってないですか?
相手の言うことなすこと全部自分が否定されるように感じるみたい。
なんか、相手が例えば、
頭さんAするのもいいんだけど、けどだけがすごい気になっちゃう。
はい、わかります。
けどって言われた瞬間に自分のこと全部否定しようとしてるこの人みたい。
うん。なんかそうですよね。
よく和法のテクニックとしては、Butで言うと、しかしって言うと、Noって言ったらButって言うと、否定に聞こえる。
ファイティングポーズ構えてるように見えるから、Yes andで話を紡いでいこうって言ったら、いいですねって言って、
さらにみたいな感じで、ついでったほうがいいよねって言うと、ある種近いんだけど、そのちょっとした、
言ってしまえば、それだけで?って思うかもしれないけど、けどとか、そういったところが、
脳の中で過去に否定された経験とかと紐づいて、やんのかってなるのが良い。
これ、この間別のホットキャストで仕入れたネタを早速披露するんですけども、
地方によっては、説俗語って言うんですか、何か話を振られたときに、あのとかそのとか出る、
一回受ける言葉として、いやっていうのを、Butっていう意味じゃなくて、
普通に、いやって受けて話し始めるっていう地方があるっていう話を聞いて、
これめちゃめちゃ怖いことじゃないですか、
相手にとっては別に何かを否定する意図がないのに、
相手にとってはそのいやっていうことによって、相手は否定されるように感じてしまうってこと?
いやー、それ怖いですね。
ね、いやって言った。
っていうのがあるから、あんまり自分と相手が同じ、何て言うんです?
同じコードの上で喋ってるって思いすぎない方がいいなってすごい思ったんですよね。
それは本当その通りですよね。
例えば同じ職場だったり、さらに同じチームだったりすると、
多様性の理解
普段基本的に同じものを対象にして話しているじゃないですか。
なので基本同じプロトコルかなって思うんだけど、今言っていただいた、
それぞれ住んでいた地域だったりとか、全職のカルチャーだったりとかで、
全然使い慣れている言葉自体が違っていたりする。
だから自分だったら、例えば嫌って言ったときに、
本当はノーって気持ちなんだけど、相手は全然あのーみたいな気持ちで言ってたりっていうのはあるので、
難しいですよね。
さっき対話は情報だけじゃなくて、理解、信頼、競争を生み出していくっていうのが大事なものなんだけど、
その時に過度に、自分の価値観に照らし合わせた糸に紐付けると、ちょっと衝突してしまうことが起こり得る。
そうそうそう。なので、こう、推論のはしごとか言ったりしますけど、
自分が情報を受け取ってから、それを解釈するまでの間をできるだけゆっくり取るっていうか、
その間のプロセスに自覚的になるみたいなのは、対話する上ですごく大事だなと思っていて、
私結構、この人ダメだなって思っちゃうと、そこから先、上手く情報を受け取れなくなるモードっていうのがあるんですよ。
それは特に、調子が悪い時、物理的に調子が悪い時とか、結構、
自分の中でない情報を補完して、先回りして、いや様々なシーンもしてないんだよみたいに、遮りたくなっちゃう。
蓋をする。
そう。これね、本当に良くないなって思っていて、なんで、なんか意識的に、なんだろう、
会話する時、会話、会話、会話でもいいんですけど、その時はなんかできるだけこうニコニコしたりとか、
気持ちを上げる感じの、自分自身に対しても気持ちを上げるような言動だったりする前だったりをすることで、
そういう風になっちゃうのを避けるみたいなのは、結構意識してるかもしれないです。
今のでいうと、自分を上げるように意識的に振る舞うっていうのは、もしかしたら対話、
特にコミュニケーションプロトコルが合わないかもしれない相手と対話する際には、とても大切なところですね。
そう。それで初めてフラットにお互いが出してるものを眺められるようになるなって、自分の場合はね、
思うから、その対話のためのエクササイズっていう風に本でも題してますけど、
大事なのはその自分の癖みたいなものを知って、相手の癖みたいなのもできるだけ知ろうとしてみて、
これは決めつけるんじゃなくて、手振りとか観察したりとかして知ろうとしてみて、
そこの見つかったお互いの溝っていうか違いですよね。
橋を架けようとしてみるっていう、手を伸ばそうとするっていうことが第一歩なのかなと思うわけです。
できたら苦労しないんですよ。
それで言うと、でも橋をいかに架けられるかで言うと、相手と自分がそもそも違う島にいるっていうのをいかに気づくかっていうのは大事かなって思って。
さっき言った、同質性の高いところにいると同じだよねって思っちゃいがち。
確かに確かに。俺たち同じ島から始まる連帯感もありますからね。
そう、地元じゃ負け知らず的な世界観になってしまう。
青玉さんが何言ってるんだって顔をしていました。
違う島にいることが確認できましたが。
結構真面目に大事だと思う。
例えばエンジニアっていう観点だとわかりやすく、セールスの方とかマーケットの方とか。
職種が違う。
同じ会社の中であっても違う人と見なしていたりすると思うんですけど、
そこは実際、わかりやすい違いがあるので、
何に対して自分は違うと思ってるんだろうっていうのを、
そろそろ対話をしている中で探っていったりですとか。
同じチームの中のメンバーでも、それこそ偏愛マップ。
偏愛マップは私好きなんですけど、
自分が何に対して興味を持っているかとか、
どんな趣味を持っているかっていうのをあえて仕事のコンテキストを離れて、
それを開示していくようなワークがあるんですけど、
そこで全然、例えば私は皆さんと同じようにヘビーメタルが好きなんですけど、
世の中にはヒップホップを聴く人もいるんだなみたいなのを、
ワークを通して知ることができたりとか。
良かったですね。人間のことを学習できて。
そう、俺、人間のことわかるっていうふうにね。
なっていく。
でも、新玉さんが言ってくれた、しっかり橋を架けていこうっていうのは大事。
かつ、橋を架けようとしても、そこが橋を架けるべきところだって気づいてないと、
ここには奈落があるのにストーンって落ちちゃったりするから、
やっぱり普段から自分が明確に違うなって感じている人と、
あえて対話をして人と違う、多様性の引き出しを自分の中に持っておくことと、
近しい人も近くても絶対差分があったりするので、
そこに対して、この人はこういう性質を持ってるんだ、
考え方はこういうとこ違うんだなっていうのは、
対話の重要性
近場であっても全然わからないところってあるんだなって、
それがわからないって悲観的なことではなくて、
別にそれはわからないって事実があるだけなので、
自分の尺度ではない判断を相手がしている可能性は常にあるっていうのを、
人ととにかく話す、他人に興味を持って知るっていうことで理解しておくっていうのは、
対話をしていく、相互理解していく上で大事っていう意味で、
対話を鍛える力にもなるのかなと。
そうですね。あとは、最近だとAOEちゃんがすごく賢くなってきたので、
例えば、対話、発話してこうやっておしゃべりしている時以上に、
敵人のコミュニケーションって相互が生まれやすいと思うんですけど、
やりとりしている間に、
なんかちょっとお互いの雲行きが怪しくなってきたなみたいな時ってあるじゃないですか。
ありますね。
自分自身がそうなる時もあるでしょうし、
第三者から見ていて、おやおやみたいな時もあると思うんですけど、
そういう時に、例えばジェミンみたいなのに突っ込んできて、
この会話のどこで掛け違っちゃってると思う?みたいなのを聞くと、
意外といい感じに返してくれたりして、
そこの第三者の解釈を見た上で、
じゃあ自分はどういう解釈をしようかなとか、
ここらで一回切り上げて一回冒頭で話しましょうかって提案をするだとか、
そういうAIによるワンクッションを挟むことで、
会話をやりやすくするみたいなのに対処はできるかなって思ってます。
ファシリテーションの技術
それはめちゃくちゃいい使い方っすね。
これなんか無限に話せちゃうな。
そろそろクローシングしに向かってたほうがいい気がするけど。
そうしますよ。
そうしましょう。
と言っといてね、最後もう一個だけなんか言いたいのが、
前このラジオで紹介したかどうか覚えてないけど、
会話型ファシリテーションの手ほどきっていう本が、
すごくいい本で、かつでも100ページもいかないような薄い本なんですけど、
それなんでタイトルの通り、
会話をしながらファシリテーションをしていくっていうものなんですけど、
自立ベースで話していくんですね。
それ何かっていうと、
例えば、
最近Aさんが全然朝会来ないんですよ。
Bさんがちっともチームのルール守ってくれないんですよ。
昨日出ていいみたいなやり取りってあるじゃないですか。
その時についつい寄り添ってあげようとすると、
あーAさん良くないですねってなるんだけど、
それはじゃあ本当にそうなのかっていうところ、
最近ってどうなのかっていうところで、
会話型ファシリテーションの一歩としては、
事実をまず聞きに行きましょう。
なるほど、最近よく朝会遅刻してこられるんですね。
ちなみに一番最近遅刻してこられたのはいつですかって聞いたら、
1ヶ月前でいうほど最近じゃなかったり、
じゃあその前はっていうと半年前で、
そう考えるとすごい遅刻のイメージがあったけど、
そうでもないなって事実に気づいたり、
もちろんその逆も全然あるんですけど、
やっぱり最近とかそういう言葉には、
実際に起こっていることからその人の信念とかでフィルタリングされて、
事実と異なる情報になって増幅されていたりすると。
それを会話型ファシリテーションは否定をせず、
事実を尋ねていくことで、事実が明らかになるかつ、
事実を自分の記憶の中から取り出すことで、
自分がバイアスかかっていたことに気づけるっていう。
素晴らしい。
素晴らしい本なのでぜひ読んでいただきたいんですが、
っていうのも対話の力をつけていくっていう中だと、
まず相手を知ろうとするっていう、
今日前半でたくさん話したこともすごく大事だし、
否定をせず事実を引き出すようなコミュニケーションを取ってみるっていうのも
一つポイントなのかなと思っております。
本の対話型ファシリテーションの話は、
橋休め会でインプットアウトプット疲れちゃって、
全然動けなくての会で、
りくおさんがやってくれたのが多分それで。
やってた。
私はなぜと聞かない質問ですっていう本が、
おそらく似たような手法のものなんですけど、
それを引用してまさにそれだよねみたいなことを言って閉めたんですけど、
あれの裏にはこの技術があったということなんですね。
そうですね。数回を経てつまびらかになりましたね。
じゃあこれはスピーカーノートに貼っておくんで、
ショーノートがショーノートに貼っておくんで。
ありがとうございます。
ぜひ本になってください。
では以上にしましょうか。
今度こそ。
話しすぎちゃいましたね。
はい。
ちょっと対話の話はもしかしたら今後もまた取り上げるかもしれないですし、
最近困ったこととかね、お困りエピソードとか、
自分はこういうこと気をつけてるよとかがあったら、
ぜひ、新たなインクをつけてポストしてもらえると私たちが嬉しいです。
嬉しいです。
はい。では終わりにしましょう。ありがとうございました。
ありがとうございました。

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