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2025-10-27 33:14

マネージャーの横のつながり #あらたまいくお

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「あらたま・いくおのマネジメントRadio」は、事業とエンジニアリングのマネジメントを探求する2人のEMが、雑談多め・不定期でお届けするポッドキャストです。ハッシュタグは #あらたまいくお

第12回は、マネージャー同士の「横のつながり」にフォーカスを当て、社内・社外の横のつながりをどのように生むか、コミュニティをどのように乗りこなすか、といったお話をしました。

 

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◎あらたま
『エンジニアリングマネージャーお悩み相談室 日々の課題を解決するための17のアドバイス』
 

◎いくお
『いちばんやさしいアジャイル開発の教本』(市谷聡啓、新井剛と共著)
『アジャイルチームによる目標づくりガイドブック OKRを機能させ成果に繋げるためのアプローチ』

サマリー

エンジニアリングマネージャーのEMコンフ2020はプロポーザルの募集を開始し、マネージャー同士のつながりの重要性が語られています。特に、孤独なマネージャーには、社内外のコミュニティを活用することが必要だと強調されています。コミュニティ内のつながりとその重要性について議論され、新玉氏が自身の経験から得た教訓が共有されています。特に、N1体験を通じて得られる知見や、つながりを深めることが個々の成長につながるという考えが強調されています。マネージャーには、横のつながりやコミュニティの重要性が強調されており、社外のコミュニティに参加することで自由な対話が生まれ、内部の風通しの良い環境づくりに貢献するという視点が提供されています。

EMコンフ2020のプロポーザル
小田中育生
あらたま・いくおのマネジメントRadio。
Makoto Arata
この番組は、事業とエンジニアリングのマネジメントを探求する2人のEMが、
雑談を多め定期でお届けするポッドキャストです。
小田中育生
はい、あらたまいくおのマネジメントRadio、いよいよ第12回となりました。
今日もよろしくお願いします。
Makoto Arata
よろしくお願いします。
小田中育生
あらたまさん、そういえばご存知でした。
Makoto Arata
何ですか?
小田中育生
我々マネージャーに縁の深いEMコンフ2020。
Makoto Arata
私といくおさんが運営をやっているという、あの。
小田中育生
あのEMコンフが、いよいよプロポーザルの募集を開始したというところで。
早速、あの素敵なプロポーザルがちらほら集まってきていて。
去年ってものすごい数集まってたんですよね、確か。
去年というか前回。
はい。
はい、というわけで今回も素晴らしいプロポーザルがたくさん集まってくるんじゃないかなと期待しているんですけど。
あのEMコンフJPっていうのがエンジニアリングマネージャーたちが、
まあ触媒となって増幅していこうというのをテーマにしているわけなんですが。
そことつなげて今日のテーマは、マネージャー同士のつながりというところをちょっと扱っていきたいかなと思います。
孤独なマネージャーの現状
Makoto Arata
お、横のつながりってやつですね。
小田中育生
そうですそうです。
私が初めてマネージャーになった時に、前職の時だったんですけど、前職で先にマネージャーになってた先輩方が口々に言ってたのが、
マネージャーって孤独だよね。
Makoto Arata
うん。
小田中育生
で、どうしても人の評価とかセンシティブな情報を扱うし、
やっぱり事業だったりに関してもまだ公開できない情報を扱ったりするがゆえに、相談できる範囲が限られると。
はい。
はい、という中でどうしても内側にこもったりとか、孤独になりがちで、
だからこそマネージャー同士のつながりってすごく大事なんだよっていうのを当時教わって、
なりたての僕は、それは別にメンバーのコミュニケーション取ればいいんじゃないって思ってたんだけど、
10年ぐらい経ってみて、確かに構造的には孤独になりやすかったり、つながりのなさで悩んでる方がたくさんいるなと思ってまして、
あらたまさんはいかがですか?マネージャーとしての。
Makoto Arata
いくんさんがつながりがないなって言ったのって、社内のつながりと社外のつながりどっちですか?
小田中育生
いい質問です。それは私が今話した例だと社内のつながりですね。
Makoto Arata
私は初めてマネージャーをやったのが前職で、上にも下にも私しかいないみたいな状態だったので、
景色がちっちゃくて、なので、孤独以外の何者でもないみたいな感じで、すごく寂しいっていうわけではないんですけど、
いろいろ難しいなって思った時に、いくんさんをはじめとした先輩方に、いろいろと相談をさせてもらっていたんですよね。
こういうことがあって、こういうふうにやっていこうと思うんだけど、自分の中にない観点とかってないかなみたいなところとか、
もっといいアプローチのいいかなとか、初めにこれをインプットしておくといいみたいなところとか、
1回通ったらなんとなくわかることと、そうじゃないものってあると思っていて、マネージメントのスキルの中にも。
1回通ったからわかってる人から、自分が初めの一歩をやるにあたって、必要な情報っていうのを教えてもらうみたいなのをやらせてもらってたことがあって、
それが自分にとってはすごく良かったんですよね、今日の機会で。
で、それを自分がこうなんだったら、周りにもそうやって悩んでる人っているんじゃないかみたいなことを考えて、EM You'll Meet Upっていう社内のコミュニティを作ったんですね。
なので、社内に頼れる横のつながりがあるんだったら、それを活用すればいいじゃないという話ではあるけど、特にスタートアップだと横に同じようなロールの人がいないっていうこともあり得るので、
そういうときは社内のつながりも積極的に頼っていくといいんじゃないかと、こんなことを思って、今もYou'll Meet Upをやっています。
ナレッジの共有
小田中育生
ありがとうございます。本当おっしゃる通りで、自分の場合は今思うとすごく恵まれていたなって感じるのが、社内にたくさん先輩のマネージャーもいれば、その後後輩のマネージャーも存在している。
キャリアーのステージにいるマネージャーがまずいますっていうのもあるし、行ってしまえば先輩が孤独になりやすいからコミュニティが大事なんだよって言ってくれて、実際社内でそういうつながりを作ってくれてるっていうのが、
今思うと、多分先輩たちがそういったのをくぐり抜けて場を作ってくれていたっていうのは非常にありがたいなって、一方で自分もYou'll Meet Upだったりとか、それこそEMコンフジもですけどに参加して感じるのが、
Makoto Arata
周りに仲間がいないだったり、かつエンジニアからキャリアアップしていくと、マネージメントってそれまでやってきたエンジニアリングと全然手触り感違うじゃないですか。
小田中育生
という中で何が正解かわからない中で、こぐん奮闘して苦しんでるっていうのは、実はすごくたくさんそういう方いらっしゃって、やっぱり先輩でコミュニティにそういった仲間を探していくっていうのは、現代のマネージャーにとってすごく大切なことなんだなっていうのは、やっぱりここ数年実感してるところですね。
Makoto Arata
ふくおさんは、今の環境で周りのマネージャーたちとどんなトピックについて話し合ったり分かち合ったりすることが多いですか。
小田中育生
周りっていうのは社内社外どちら。
Makoto Arata
どっちでもいいですよ。
小田中育生
そうですね、社外の方たちと話すときに、やっぱりピープルマネジメントに対して普遍的に話題になるよなーっていうのは感じてますね。
人の相性だったりとか、あと時間軸の問題、マネージメントで働きかけることっていうのが、例えばコードを書いていたらコミットしてプルリクが通ったらデプロイできてみたいなわかりやすいステージがあるんだけど、
例えばマネージャーが何かワンワンで働きかけましたとか、マネージャーが将来に聞くといいなと思って文書化したものを趣向したときに、瞬間何かが変わっていくわけじゃないので、
やっぱりコミュニティだとよく話しますし、社内だと他の職種とのコラボレーションをどう進めるかっていうところや、例えば採用だったりっていうところにはフォーカスがよく当たるなーという印象ですね。
熱量をいかにして作り出していくかっていう話は、これ何かっていうと、私が所属している組織はフルリモートなんですけど、フルリモートだと自分が所属している組織やチームの中って、そこが目指すものに対して共感して前に進みやすいんだけど、
Makoto Arata
ここから資座を引き上げて、会社としてどこに向かっていくんでしたっけみたいな、全体最適の話だったり、そのチームとうまくやっていくみたいなところが、肌感覚としてみんな顔を付き合わせてやっていた頃よりは様々な工夫が必要だよねっていうところだし、その熱量をいかに今の自分たちの働き方の中で見つけていくかみたいのはすごいホットトピックとしてありますね。
ちょまどさん なるほどな。フルリモートであってもでなくてもだとは思うんですけど、横のチームとか横のプロダクトとか横の職能の人たちとかに興味を持つことって、わりとこう、別に私たちじゃなくてもいいんだけど、何かしら仕掛けがないとどんどんサイロってしまうというか。
小田中育生
三沢 そうなんですよね。ありますあります。だからこれ、だからフルリモートだと熱量出ないなって、よし出社だって言ったら急にボウボウ燃えるっていう、なんか別な燃え方をしてしまうなっていうのはあって、そこのやっぱり設計だったりとか、じゃあオフラインであって熱量を伝播させるとしたらどういうやり方がいいんでしたっけみたいなのは、丁寧に設計する必要があるかなと。
こういう話なんで、一人で考えてると、例えば目の前に課題があります。熱量が伝播しないと思ったときに、自分の中の価値観としてそこに取り入れる手段がイコール出社だってなったら、よし出社だっていきなりなるんですけど、熱量が足りていませんっていう課題を持ち寄る仲間がいると、他の手段だったりとか価値観が見えてくるっていう意味でも、
単一の課題に対して単一の課題ではなく、その組織の集合地として向かっていけるっていう意味で、まず組織内で複数マネージャーいるならやっぱりそこの繋がりっていうのはすごく価値があるなって。
これは社外に拡大していったときも、社外に拡大していくと、今度はその組織の価値観からさらに外側に出ていくので、もっともっと多様な意見出てくるんで。
そういった意味で、これはマネージャーに限らずだけでコミュニティっていうものを作って、一人じゃないなって安心感を得ることもだし、自分にはなかった考え方だなっていう知見とか価値観に触れるっていうのも、
やっぱりコミュニティの意味があるところなんじゃないかなと思います。
Makoto Arata
社外のコミュニティで自分の会社の説明とか自分のチームの説明をしていると、全然コンテキストを知らない相手から、そんなことできるんですねとか、
小田中育生
そんな状態やばくないですかとか、良い方も悪い方もフラットに反応がもらえるっていうのって結構いいなって思っていて、内省のきっかけになるっていうか。
Makoto Arata
なので、どうしても社内にいると、社内で共通のコンテキストがあるがゆえに、これはもうどうしようもないよねって言っていたものが、実は外側から見てみることによって、その前提ってもしかして前提じゃないんじゃないみたいなことを気づくことができる、そういうきっかけになるみたいなのもあるなって思います。
小田中育生
そこは間違いなくありますよね。よくアジャイル界隈でも言われるんですけど、みんな自分の置かれてる環境をすごい特殊だと思ってる。例えば、スクラムというフレームワークがありますけど、うちの現場は特殊だからそのまま適用できないみたいな言いがちなんだけど、あんまり特殊じゃなかったりするんですよね。
だからやれっていう乱暴な話ではなくて、実は普遍的な課題があって、このフレームワーク取り入れるのに苦労するんですよ、みたいなところ。
自分たちが特殊だって思っちゃうと、スクラムもだし、例えば他のツールやアーキテクチャを取り入れたいっていうときに、自分の現場だと無理なんですよね、なぜなら特殊だからって思っちゃうと先に動けない。
で、一方でコミュニティで話を聞いてると、そこを自分たちができないと思っていたことをやってる人たちがいて、いや彼らやっぱ違うなって思ってよくよく話を聞くと、あれ?なんか同じような道筋通ってるなってことに気づけたりする。
で、それってやっぱり他の価値観に触れるからこその気づきなので、すごく価値があるな。
Makoto Arata
でもあれかも、よくよく話を聞くとっていうコマンドを取れないみたいなのあるかもしれない。
どういうことかっていうと、あの人たちはすごいな、やっぱり先を言ってるな、自分たちには到底真似できないなって終わっちゃうみたいな。
実はよくよく話を聞いていけば、自分たちと似たような出発点からそこにたどり着いたかもしれないけど、その結果だけ見ちゃうと被害の違いを感じて終わりみたいな。
つながりの重要性
Makoto Arata
そうすると学びは促進されないし、自分たちはできないなりにもがくしかないかっていう、本来たぶんその目の前で喋ってる人が伝えたかったことと違う受け取られ方をして終わっちゃうみたいなのはなんかありそうって思いました。
小田中育生
非常によくあるパターンですし、あと面白いなって、勉強会やコミュニティで登壇をしますと。その人が初めての登壇であっても、登壇した瞬間に登壇したことのある人になる。
すっごい当たり前のこと言ってるんですけど、新玉さんも散々登壇してるから当たり前やろというリアクションが返ってきましたが、登壇したことない人にとって結構特別な存在なんですよね。
Makoto Arata
あっち側の人になっちゃうんだな。
小田中育生
ブログを書いていますとか、登壇していますとかって、やったことがない人からするとすごい高いハードルを超えたように見えて、そうするとそこに発信してるような特殊な人の現場そうでしょうようになってしまうことはあるのかな。
それってまだでもコミュニティの主演にしかいない状態でもあるんですよね。
Makoto Arata
そこを深く入っていって話していた、例えばコミュニティのイベントの運営手伝ってみるとか、そこにいつもいる人たちと仲良くなって、登壇の裏側の話を聞いたりっていうところになっていくと、だんだんあれ、同じ人間だなってことに気づいていったり。
小田中育生
つながりが大事って言ったときに、表層の自分が困っている課題を解決する必殺技を知りに行くぞっていう弱いつながりを求めに行くと、結局自分の中であの人特殊だからってシャットダウンしてしまうと。
なので、つながるからにはある程度の深さで、その人たちの背景、価値観とか経緯っていうのを知るところまでつながっていくっていうのは大事なんじゃないかなと思います。
Makoto Arata
なんか自分自身が、これ本にも書いたし、自分がやってるコミュニティにも求めてるし、EMコンフJPにも求めてることなんですけど、N1の体験談がみんなの背中を押すきっかけになるっていうことを信じてやまないんです、私はみたいなことを図書で言っていて、
それって多分そういうところへの願いがあるからなんだろうなって思いました。
小田中育生
そうなんですよね。Nイコール1の話だからこそ、やっぱり何だろう、熱量も乗ってくるし、その人が本当に困っていた課題について語られるので、
実はすごく全く同じものはないけれども、買っている熱だったりとか課題を対処するときのマインドセットみたいなところが、生きた知見として伝わっていくっていうのがやっぱりコミュニティの良さ。
Nイコール1が一方で、勉強会とか人の登壇してる内容を聞くっていうのが、インプットする、自分が知識を得る場だっていうスタンスでいると、Nイコール1って特殊事例を紹介されてるなって。
Makoto Arata
あ、なるほどね、そうなっちゃうのか。
小田中育生
そうそう。なんでそのNイコール1、実はそこ、Nイコール1のインプットを受け取ったときに、自分で抽象化して自分の環境と共通しているものはなんだろう、何が違うんだろう、その違うところでこの人はどう行動したんだろうっていう抽象化を行い、かつ今度自分の現場に落とし込むっていうことが、
実はNイコール1のエピソードに対しては必要だったりするんですよね。コミュニティにずっといる人たちって熟達してるから、それを息を吸うようにやってるし、普遍的っぽいものって、本読めばいいじゃんみたいになっちゃうから、Nイコール1の話をしてよって言いがち。
それはいいと思うんだけど、実はNイコール1の話にはハードルがあるっていうのはあるかな。それはそれを意識して変えましょうって話ではなくて、なんでNイコール1の話でハードルがあるから、ニューカマは戸惑ってる面もあるかもしれない。
今一旦コミュニティ側に持ってきてますけど、コミュニティ側は新しい人が来たときにそういうところをフォローする、懇親会でちょっと話すとか、登壇者とつないで質問する場を設けてあげるみたいなことをやっていくと、今度そのNイコール1で自分の現場には参考にならんなって思ってる人が、ちょっと落とし込んでいく頃の助けにはなるんじゃないかな。
Makoto Arata
いやなるほどな、確かにな。すごく能動的な行為なんですね。誰かの話を聞きに行くっていうと、どうしても受動的な感じがするけど、そうじゃなくて自分なりに問いを立ててその場に臨んで、
で、自分が持っている仮説だったり、自分が置かれてる状況だったりの差分っていうんですかね、を測ったりしながら、ここは部分的に持ち替えれるかもしれないとか、ここは重症化したら自分たちにも当てはまるかもしれないとか、そういう、なんか高度ですね、それ。
小田中育生
結構だから高度なことをやってらっしゃるなっていうのは思いますよ。人の営みとしては、例えばコミュニティに初期集まってくる人って、自分自身がそこの課題感を持っているがゆえに立ち上げたりするじゃないですか。そろそろEMゆるミートアップ立ち上げた新玉さんもそうですし。
Makoto Arata
いや、そうね。当初と同じ熱量で今やってるかっていうと、やっぱり違うんですよね。変質してるなって思うし、その絶対量みたいなところも変化があるなって思います。その、もちろんね、高まってるときもありますし、今はちょっと無理してやるほどでもないかなみたいなときもやっぱりありますし。
うん。熱量は変遷するものだから。
小田中育生
うん。そうですよね。それは個人の熱量もそうだし、その場に集まってくる人の平均熱量もやっぱり変わってくる。これはスタートアップに人が集まってきたときと同じ話だけど、最初は切実な人たちが集まってくるんだけど、だんだんなんか盛り上がってるから、面白い知見があるかもみたいな。
よくも悪くも受動性はちょっと高まっていくんですよね。場が広がっていくと。で、今日のテーマとしてはつながりを作るっていうところで、その一つの回としてはコミュニティなんだけど、聞いていただいてる方も、もしかしたらあそこに行ったらなんか勉強できるかもなってスタンスで行ったコミュニティで、
なんか内輪で話してるし入れないなみたいな経験をしていたりとか、もしかしたらあるかもしれない。で、それはやっぱりその元々コミュニティに初期からいる人たちがその場に期待してることや心地いいコミュニケーションと、あそこ行くと学べるらしいと評判を聞いてやってきた人だと期待値とかそこへの関わり方が異なるがゆえにちょっとギャップが生まれていくのかなって。
Makoto Arata
うんうん。どっちにも言うことが多分あって、来てくれる人に対しては、その来てくれる時のマインドセットみたいなのを簡単にでも伝えておけるといいんでしょうね、事前に。
ゆるミートアップは、ステートメントをその代わりにしていて、能動的にお互いに知見を共有し合うこと、話を聞き合うことっていうので、マネージャーに必須とされるその傾聴とか相互理解とか、自分の意見を変容させながら、自分自身が変容するきっかけにしてもらうみたいなことを目的とした場にしてますよっていうのをステートメントに書いてるんですけど、
それはすごくうまく機能してるなっていうふうに思うんですよね。
小田中育生
あのEMゆるミートアップ、私も毎回じゃないけど結構参加させてもらってるんですけど、場の熱量が時間変わってもあんま変わらない、総量として変わってないなっていう感覚があるんですね。それなんでだろうって考えた時に、必ず参加者で話し合うパートが用意されてるじゃないですか。
あれがいい意味でのハードルになってる。事前にアジェンダとしても公開されてるので、その場に行くってことは話を聞くだけじゃなくて、自分も話さなければいけない、コントリビューターであることが求められるんだなっていうのが伝わるんですよね。
っていうのがなんで、じゃあちゃんと自分もギバーになろうっていう人たちが集まるのがアジェンダメイクの中で自然に行われてるのではないかなと思っております。
Makoto Arata
あとはあれですね、ディスカッションしようってなった時にネタを持ち込んでくれるケースがいるんですよね。それはおそらく切実度に比例するんだと思うんですけど。
社内でのチャレンジ
Makoto Arata
なので、ディスカッションタイムがあって、今日のテーマがこれだから、こういう話、今ちょうど困ってるから聞いてみようみたいなことを思ってくれる人がいるっていうのはすごく嬉しいことで。
それはここに来たら何かしらのヒントを得られるはずっていう期待を持ってきてくれてるっていうのはありますけど、お願いを持ち込んでもらうっていうのもコントリビューションの一つだから、そうやって一緒に場作りをしてもらえるっていうのはめちゃめちゃ嬉しいなって思います。
小田中育生
いいですね。外部コミュニティの、EMLミートはそことてもうまくできてると思うので、外部コミュニティとしてもいい事例かなと思うんですけど、これって結局社内で仲間を見つけようとしても同じことなのかな、みんなで課題を持ち寄って、みんなで向き合っていこうぜっていうところだったり。
誰かが偏った形でアウトプットしてみんながそれを聞くみたいな形じゃなくて、全員で場を作っていくよみたいなのがおそらくつながりづくりとしてはすごく大切なんじゃないですかね。
Makoto Arata
それはすごく身に覚えがありますね。
小田中育生
身に覚えがあります。
Makoto Arata
長くなっちゃうんで、さわりだけ話して終わりにしようと思うんですけど、社内でEMお茶会みたいなのやろうと思って、一回立ち上げたんですよ。みんな定例で話し合うほどじゃないんだけど、柔らかく困ってることってあるよね、みたいな。
マネジメントも得意な人ばっかりじゃないし、ベテランばっかりかっていうとそういうわけでもなかったりするんで、そこの横の引き上げみたいなのもその中に目的の一つとしては織り込んだ上で、
気軽にお悩みを持ち寄れる場みたいなのを作ってみたんですけど、あんまり盛り上がらなくて、それはその場自体をみんなで作るみたいな意識が作りきれてなかったんだろうな、みたいなのを今感じました。
小田中育生
そういえば立ち上げるとき、自分も身に覚えがあって難しいなってものが、立ち上げる人は盛り上げようと思ってめちゃくちゃ頑張るじゃないですか。頑張るべきなんだけど、その頑張った状態と参加してくれてる人の間の温度差が一定の敷地を超えると、しぼんでいくなって。
Makoto Arata
みんなその人が頑張るの前提に参加してくるので、来た時点で受け身だったりするんですよね。
ね、別に特に困ってないしな、みたいな、そのお悩みを表層化させるのも技術じゃないですか。何となく燃やってるから先、これがないと、みたいなものって、結構その、なんだろうな、喫緊の課題であれば、それを救い上げるのは簡単なんだけど、
例えばその、さっきね、時間軸の話がありましたけど、長い時間軸で、今のうちにこれ仕込んでおいた方がいいんだけど、なかなか動けてないな、みたいなものって、そもそもその、仕込んでおいた方がいいものに気づいてない状態もあったりするから。
なかなかその、お困りとかお悩みとして表層化させるのも、普段の営みの延長線上のミーティングっていう形で入れちゃうと、結構難しいんだろうなーって思ったりしますね。
小田中育生
そこ気づいてないっていうこともだし、困ってるとかうまくいっていないっていうのを表明したら、負けだ、みたいなマインドセットがあると言える。
それはどうなんだろうなー、わかんないなー。
でも結構やっぱり、ありますね。過去にいた現場で、やっぱりうまくいっていないことについて、ここがうまくいっていませんっていうのを開示したら、めちゃくちゃ詰められた経験がある人。
マネージャーの関係構築
小田中育生
弱みを見せたら出し抜かれるみたいな価値観でキャリアを積んでいる方っていうのは、別に今の現場にいるとかではなくて、いろんな人が話してる中でそういう方っていっていらっしゃるんですよね。
なんで困ってることないですかって反射的に大丈夫ですっていうのはある。なんで質問する側も困ってることはないですかっていうか、100点満点で言うと何点でしたとか、困ってることないですかって時にないですって言ったら、じゃあもう全くあなたは課題がなくプロダクトも完璧な状態ですかって。
大体そうではない。
Makoto Arata
それでもあれですね、ワンワンと一緒ですね。
小田中育生
そうそう、ワンワンと一緒だし、つながりを作っていくときに、コミュニティのような形なんであれば複数人いるわけじゃないですか。
複数人いると、ますます弱みとかうまくいっていないこと言いづらいっていうのもある。もちろんそうじゃなくて言えるような場を作ろうっていうのはありつつ、言いづらいその場が悪いわけじゃなくて、過去の経験してきたこと等からマイナスのことを言いづらい人がいるんであれば、それをマイナスな表現じゃなくて引き出してあげるようなコミュニケーションが一定必要になるのかなと。
Makoto Arata
ですね、社外だとそれがやりやすいのは目的が明示されてるっていうのと、あとステークホルダーじゃないみたいなのあるんだろうな。
小田中育生
そこはかなり明確にあるんじゃないかな、レポートラインじゃないとか。
Makoto Arata
これを言っても別に誰かから断罪されるわけじゃないし、基本的にマネージャー同士のコミュニティってセンシティブな内容を含むっていうのもあるから、割とみんな口固くやってくれるしね。そういうところは安心感として提供できてる感じがします。
小田中育生
そうですね。そういうフラットな関係だから話せるっていうのは、やっぱりマネージャーとしては非常に居心地が良かったり学びがあるじゃないですか。
なのでそういったのを経験して、今度自分の社内に持ち帰ると、風通しのいい場作りにはなってくるんじゃないかなっていうのは思いますね。
コミュニティに出ていくのはすごく大事だなと思うし、コミュニティだからこそ言えることがあるけど、全ての回を組織の外に求めちゃうのってすごいもったいないんだと個人的には思うんですよね。
Makoto Arata
生きた知見が同じコンテキストの上に乗っかってるかもしれないのに、それを見ないことにするとは何事だみたいな話。
小田中育生
乗っかっているからもったいないよね話もあるけど、それがコミュニティに来て自分の現場を愚痴るようになると、僕は黄色信号だと思っていて。
そうねー。
Makoto Arata
よくないんですよーって。特にマネージャーの場合、よくないとしたらよくするがあなたの仕事やでっていう話もあるんで。
小田中育生
はい、というところで結構ここは興味深いテーマなんで、私もアルタンさんもだいぶ風呂敷をバンバン広げていきましたが、やっぱりマネージャーっていうのは横のつながりが大事かどうかで言うと明確にそこは大事だよねっていうところと、
社内でもちろんつながりを持てるっていうのはあるならそれはとても素敵なことだけど、一方で社外のコミュニティにそういったつながりだったりとか、
自分が持っている問いの答えを探しにいくっていうのもとても大事だし、外だからこそしがらみがなくて話せることがあるというので、
社外のコミュニティに積極的に参加するのはとても良い第一歩なんじゃないですかというのが今日お話ししてきたポイントかなと思っております。
イベントのお知らせ
小田中育生
あらたまさん最後に何かコメントあればお願いします。
Makoto Arata
いやナイスまとめですね。じゃあ私からは2つあって、1つは冒頭にもお話ししましたが、EMConfJPのプロポーザルトークの公募が11月14日まで23時59分、これは書いてないけどJSTですタイムゾーンは。
素晴らしい。
まで募集しているので、ぜひフルってご応募くださいというところと、エンジニアリングマネージャーの皆さんはEMいるミートアップというイベントがですね、大体3ヶ月おきぐらいにやっているので、
次の開催まだ決めてないんですけど、そのうちアナウンスするんで、よかったらぜひチェックしてみてくださいというところでしょうか。
小田中育生
ありがとうございます。それでは第12回はマネージャーの横のつながりについてお話をしてきました。
ご意見ご感想はですね、ハッシュタグあらたまイクオをつけてSNSに投稿してください。
そしてこんな話もしてほしいなというのがあったら、ぜひこちらもハッシュタグあらたまイクオをつけてSNSに放流していただければ、もしかしたら我々がテーマとして扱うかもしれません。
というところで今日はこちらで終了したいと思います。
Makoto Arata
皆様ごきげんよう。
33:14

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