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TaeとKumikoの栄養カフェ。このラジオは、私たちが日常生活で、これって興味深いなと感じたテーマについて、10分ほどでお届けします。
では、くみちゃん、今日のテーマは? 前回の続きなんですが、私たちが修士課程に進んだお話、その続きをしたいと思います。
前回は、朝にくみちゃんの大学院生活について教えてもらって、今日はどんな内容かっていうのを話そうかなって思ってたんですよね。
私、さっきも言ったんですけど、医学部の修士課程に進んだんですね。
医学部って、基本的には6年間でお医者さんになるので、いわゆる4年卒業で修士課程に入る医学部の大学院って、すごい特殊なんですよ。
医学部、医学科は6年フルだから、4年卒業して入る医学部って、基本おかしいじゃないですか。
なので、そこに来てる人は、農学部卒とか、コメディカルっていうのかな、医学の周辺なので、私が卒業したのは医科学っていう修士課程の専攻になるんですけど、
医学の周りのことをやるみたいなことに興味がある薬剤師さんとか、看護師さんとか、リハビリの人とか、栄養士とか、農学系で体のことやってる人とか、そういう人たちが集まるようなコースだったんですね。
まだできて、すごい短かったと思うんですけれども、なので、受ける授業が、いわゆる生活科学ではなく、医学なんですよ、授業が全部。
それでね、すごい、自分がそういう世界で生きてきてなかったから、非常におもしろかった授業がいくつかあって、ほとんどがオムニバスで、現場で臨床やってる先生が来てしゃべる、
また次のときは、違う分野の先生が来てしゃべるみたいな、そういうオムニバスだったんですけど、当時、AED、除細胃、体につけたら心臓が動き出す、ああいう機械が出だした頃だったのかな、なので、その先生がそのマシンを持ってきて、これってこうやって使うんだよっていうのを教えてくれたり、
あとは、工医学の授業を大学の1年生と一緒に受けさせてもらったんですね。だから、入学したての18歳の若い将来の医者のたまごちゃんたちと一緒に、医学的なテーマについて、こう、善悪がある、正解間違いがあるわけじゃないものに対して、あなたはどう考えるか、倫理的なものだったかな、そういう授業がある。
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そういう授業がある、倫理学だったかな、工医って言ったら、介護ですね、違うな、倫理かな、基礎の基礎っていう医学の最初の授業、1年生と一緒に100人ぐらいいる大きな教室で入れて聞かせてもらったんですけど、そこで印象に残ってるのがね、エホバの証人ってわかります、宗教の一つで、輸血を拒否するんですよね、
何か交通事故があったりしても、人の血を自分の体に入れるっていうことをしないという宗教かな、そういう事例で、エホバの証人の子供が例えばそういう事故にあって、病院に来たときにその子に輸血をするかしないかっていうのをどう考えるかみたいな、そういう問いかけというかね、そういうのをあなたはどう考えますかっていうのをレポートにまとめたりとか、
すごい興味深かったですね、精神科の先生が来てくれて、今の話題とか、こんなのがあるよって話を、もう最善の話が、私こんなん聞けるんやって、もう楽しくて楽しくて、
そう、なので早晩終わって授業に行くのがね、すっごい楽しかったんです。
そうだったんや。
で、そのとき思ったのが、大学のときってやっぱり好きな英語師になりたいなと思って授業は受けてたけど、やっぱりあの先生の仕方ってとか、なんでこんな面白くないこと聞かなあかんやろうとか、なんか正直あったんですよね、そういうのって、ものすごい逆に興味がある分野とかもあったけど、
でも大学院って自分のお金で行って、かつ仕事早終わらせて走って飛んでって授業受けてってなると、こうもう受ける側のモチベーションというか姿勢って変わるんやなっていうのはすごい感じて、
それは思いますよね。
自分でお金出して休みを受けて行ってたらねえへんわって思うし、
あとはね、これもちょっと話そうかなと思う内容があって、解剖学実習にも参加させてもらえたんですよ、人体解剖。
私、大学3年生の時にも同じ授業があったんですけど、すごい興味があったね、体の中に残ってて、興味があったんだけれども、ホルマリンのにおいと、全身から血の気が引いて、一番にこうして飛び出したのが私だったんですね。
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そうだったんや。
気持ちはみたいんだけど、体が全部、拒否反応を起こしてしまって、耐えれなかったんですけど、大学院になってもう1回解剖学の実習を見れるチャンスがあって、
ああもう今度こそと思って、もうそりゃね、勇気をとって4回ぐらい行ったんですよ、昼から。
そしたら、大学の1年生のお医者さんの卵は半年ぐらいかけたのかな、ご遺体を一体、検体といって、そういうね、抗生の医学の更新のためにしていただいた方の体を半年ぐらいかけて、全部覚えるというか、見るっていうのをやる中で、4回ぐらい休みをとって、見に行かしてもらったら、
でも心は不安なんです。これ行きたいって言って来てるのに、また私倒れたら、もう今度は自分はその学生よりも6つも7つも年上でね、行ってる、こうメディカルなのにっていうので、すごい不安だったんだけど、でもやっぱり心持ちが変わるとね、見れたんですよ。
そうなんや。
そんな中で、例えば人間の一番真ん中に走ってる大胴脈って、500円玉ぐらい直径あるんですね。
そんなに太いの?
そう。血管ってこうね、肌見えてる血管って、何ミリの世界だけど、真ん中の一番太いのって、ほんとにホースぐらいあるんやなとか、
大胴脈瘤ができたご見体を見せていただいたら、ほんとにこうバーンという瘤、かたまりがあったりとか、
なんかね、そういう今まで病院で病名として見てきたり、血管詰まったら、だからさらさら血液さらさらにする食べ物食べましょうね、とかね、そういう栄養指導してたものと、
体の内部が分かったときのあの感動というか、私お金出しで大学に行ってよかったな、そう、あれが一番覚えてますね。
そっか。やっぱその卒業して働いてる、現場の経験をもってもう一回学びに行くっていうところにすごい価値があるっていうことなんですね。
そう、それってたぶん、たえさんも一緒だと思うんですけど、気上の空論なのか、今日教えてくれたことが、
あ、昨日のあれやったんや、とか、これ聞いたことを次の患者さんにこういかせる、みたいな学びと実践がリンクした座学とか学びって、
あんなにも人にやる気、モチベーションだったり、なんていうかな、仕事終わっていってもう大変とか全く思わないなって思ったし、
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だって有給取って行くって、普通有給取って遊びたいじゃない、旅行行くとか、なのに有給取って、そういうの見に行かせていただくっていうこと自体が、
当時はそういう若かったのもあって、できたのもあるけれども、ものすごい貴重な経験をさせてもらったのも、
そうやってたまたま先生が行ってみるかって言ってくれたことに、私は流されただけだったんだけど、やっぱり流されるってすごい大事やなって、その時思いましたね。
流されるっていうね、流されてみる。
たえさんも同じですもんね。
そうですね。
だから改めて思い出してしゃべってみても、リアルにそのAEDの機械を使ってるシーンとか、エホバの承認の話を先生がして、周りで大学の1年生の子たちがそれを受け止めてるイメージとか、
その、護犬隊のこととかもリアルに出てくるんですよ。やっぱり。
やっぱりそれだって心が動いたからなんやろうなっていうのがあって、私自身はそれだけを考えてもいいってよかったなって。
すっか。
やっぱりこんだけ楽しいというか、いい経験を学びの、新しい学びの経験をしたっていうのは、すごく思い出というか、人生に刻まれた記録になってるんだなと思ったんで。
これを聞いてる人も、ちょっといいなって思って、行ってみようかなって、行ってみたいなって思ってくれてる人が、もしかしたら、若い人とかだったらいるかもしれないなと思いましたけれども。
そうですよね。
じゃあ時間がちょっと来たので、次はたえさんの大学院の話を聞きたいなと思うんですけど、いかがでしょう。
はい、じゃあ次回にお話ししてみたいと思います。
ではまた。