あんちゃんの何でも言いたい放題
みなさんこんにちは、あんちゃんことあんどうひろしです。
本日もあんちゃんの何でも言いたい放題ということでお話をしていきたいと思います。
原子力発電所を再稼働するという話を今の岸田政権では決めたということですけれども、
一方で、原発が動いたところで日本のエネルギー問題、電力の供給問題はそれで安心というわけにはいかないということが記事で出ています。
これ以前からすごく気になっているというか、心配していることなんですけれども、
大規模停電でも電気が復旧しなくなるということですね。
これは河合正史さんという方が、未来の年表業界大変化という本の中で書かれているところが一部記事になっているんですけれども、
電力の安定供給というのは先進国としては当然のインフラですし、我々の生活はもはや電気なしには全く成り立たないという状況になっておりますので、
電気を安定供給させるというのは政治にとっても大きな仕事であるわけです。
ご承知の通り、今日本では原発があまり動いていないという状況ですけれども、
今のウクライナ戦争を見てもですね、やはりエネルギーがどこでどう止まってくるかわからない。
海外にエネルギーを依存している以上は、海外で何か紛争が起きればすぐにその輸入が途絶えていくということが考えられますので、
そうなったら日本の電気は起こせないということになります。
そういう意味でも国産のエネルギー、電源確保というのは非常に大事なことですし、
再生可能エネルギーがそれだけの大規模な発電ができるかといったら、それは相当難しい話ですから、
今のところは原発を動かさざるを得ないという結論になってくるんだろうと思います。
しかし、原発を動かしたからといって電気の安定供給が保てるかといったら、そんなことはないということですね。
今日本では送電線の建設や保守、点検を行う技術者は新規就職者が少ないだけではなく、
若手社員が早期退職するため人手不足が慢性化していると。
一般社団法人送電線建設技術研究会の資料によれば、2000年度には7406人そういった技術者がいましたけれども、
2020年度には5786人だと。
ここまで減った背景には少子化の影響があると。
従ってこれから相当人手不足の状況が深刻化をしていくということです。
そして一方で国内の鉄道と送電線の老朽化は著しく、現在は毎年1000機のペースで更新が必要となっている。
送電線鉄道は約24万機、電線総延長は約8万キロに及ぶが、経済産業省の資料によれば、
鉄道の3割弱にあたる6万5千機は1970年代の建設だ。
道省はこれから建て替えや大規模修繕の必要性が高まるとしている。
わずか6000人弱で8万キロもの送電線を保守・点検するだけでも大変だというのに、
こうした需要増が加わったのでは、人手不足はさらに深刻化しようということですね。
日本は武力攻撃と言われる安全保障は多少気持ちが向いているかもしれませんが、
それ以外の水や食料や電気などの安全保障が脅かされていることに対しては非常に鈍感ですよね。
農業についても農産物は食料自給率が37%程度ですから、
7割ぐらいは輸入に頼っているということです。
これが途絶えてしまったら日本人は一気に飢えるということですし、
エネルギーもそうですよね、エネルギーも輸入に頼っていますから、
これが途絶えたら一気に電気も使えないという状況に陥ってしまうわけです。
このようなものがなんで心配しないで使えるかといったら、
それはやっぱり日頃からいろんなところで努力をしている、支えてくれている人たちがいるからなんですよね。
特にこの電力というものは安定供給されて当たり前、
スイッチを入れたら点くのが当たり前というのに慣れてしまっていますけれども、
電気という非常にデリケートな産業は発電量と使う量ですね。
それを常に一致させておかなきゃいけないという非常にデリケートな産業です。
これをちゃんと維持をし、そして台風とか猛威、土地柄ですから台風とか地震とかで送電線に何かがあっても
すぐに復旧できる体制を作ると。
これが今までの電力会社に課せられていた使命であったし、
それに応えてきたのが日本の電力システムでした。
でもこれを発送電分離ということで自由競争しなさいということになってしまいましたから、
そういった安定供給のための人を抱えているよりも、
そんな責任を負うよりも単に電気の小売だけに参入して、
そこでリザイアを稼いでいた方が効率的に儲かるという仕組みを入れてしまったわけですね。
非常に無責任な人ほど儲かるという仕組みを入れたわけです。