2025-08-15 38:43

#59 シリコンバレーで創る仲間作りの場【Stanford Univ/JASS 井口さん 後編】

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今回もStanford Univの上級研究員「井口雄介」さんをお迎えし、スタンフォード大学の概要と、井口さんご自身が立ち上げた日本人研究者コミュニティ「JASS」について詳しく伺いました。

2025年8月は、#アメゴー 1周年記念🌟Special month ”Cheers! 🍻 to our San Francisco supporters!”開催中★

🗽トピック🗽 

スタンフォード大学とは?/日本人研究者コミュニティの設立/研究者としてのキャリアと目標


🌠井口さんの個人ウェブページ

https://yusuke-iguchi-personal-page.webnode.jp


🇯🇵JASS (Japanese Academic Seminars at Stanford)

https://jass.groups.stanford.edu/


#スタンフォード大学

#Stanford

#研究留学

#物理学

#海外研究生活

#日本人研究者コミュニティ

#シリコンバレー


本配信は個人的な見解であり、所属する組織とは全く関係ありません。


★番組のX ⁠⁠⁠@ANG_2024⁠⁠⁠

⁠⁠⁠メッセージはこちら⁠⁠⁠

★パーソナリティ ⁠⁠⁠NAKAMURA ⁠⁠⁠

★雑務 ⁠⁠おニューのわら人形⁠⁠

★オープニング: ⁠⁠⁠Trick style(まんぼう二等兵様)⁠⁠⁠

★エンディング: ⁠⁠⁠Night trip(Make a field Music様)⁠⁠⁠

★ジングル:

気分一新 (otologic様)

OP/EDジングル41 (t12ya様)

サマリー

スタンフォード大学の特性とシリコンバレーとの関係が掘り下げられています。特に、スタンフォードから輩出された企業家や研究者の影響が強調され、日本人研究者コミュニティの重要性が語られています。スタンフォード大学の日本人研究者コミュニティJASがコロナ禍の中でどのように形成され、活動を続けているかが紹介されています。参加者の多様性や活動内容、コミュニティ運営における課題と成果についての印象が与えられます。このエピソードでは、井口さんが研究者コミュニティUJの活動や新たに立ち上げたコミュニティの運営マニュアル作りについて語り、独立を目指す過程での心境も述べています。また、物理学研究の助成金や現在の研究の方向性にも触れています。井口さんはシリコンバレーでの仲間作りやコミュニティ形成についても語り、今後のキャリア目標や研究テーマについても紹介されています。

スタンフォード大学の魅力
アメリカからこんばんは、NAKAMURAです。この番組では、アメリカ研究留学4年目を迎えた私、NAKAMURAがゲストとお話ししながら、アメリカ留学の魅力を再発見し、お聞きのあなたにお育てすることを目指しています。
今月8月は名護1周年記念スペシャルマンスとして、cheers our San Francisco supportersと銘打って、私たちに鍵のあるゲストの皆様に、毎週一人ずつ登場していただきます。
僕、去年の12月に日本に帰ってたじゃないですか、一瞬。その時にリスナーと会ったって話、確かしたと思うんですけど、その人が、今度、うちのラボで発表するんですよ。
留学、そもそも考えてるから、僕と会ったんだろうけど、たまたまサンフランシスコに来るらしくて、そこで発表させてもらえませんかってことで、ボスに聞いたら、いいよって感じだったんで。
それで発表を、自分のラボミーティングがだいたい月曜日の朝にあって、そこでちょうどタイミングもいいし、そこで研究発表してもらうかって話になって、楽しみだなっていうふうに思ってるんですけど、
なかなか大学院でわざわざ研究室に行って発表するなんて機会ないですからね。
俺も多分なかったよな。1回だけあるけど、なんだかんだ知り合いのラボみたいな感じだったんで、全く知らないラボに行くの結構緊張するだろうけど、練習多分頑張ってしてくるんだろうし、すごい温かい目で見ようかなっていうふうに思ってます。楽しみにしてます。
もし聞いてる人で、大学院生の人がいたら、たぶん気軽に興味あるラボに連絡してみたらいいと思うし、そこにもし日本人がいたら、なおさらですけど、日本人だったら日本語でメールできますからね。連絡したら何かしら助けてくれるんじゃないかなっていうふうに思いますので、ぜひ行動を起こしてみてください。
来たる8月23日にJSPS主催の日本人研究者交流会、オンラインで開催される予定になっていますが、そこでもNAKAMURAさん登壇されるんですよね。
そうですね。コミュニティー紹介のところで、僕ら一応コミュニティーというSNSでのそのポッドキャストの輪という感じでその一部になってはいるので、その観点で僕らのポッドキャストについてちょうど1年経ちましたし、それも踏まえて宣伝を兼ねて皆さんに僕らがどういう活動をしてきたか、そして今しているのかっていうのをお伝えできればなというふうに思っているので、
たぶん参加、まだ締め切ってないよね。
締め切ってはいるけど、たぶんなんとかなる。
ワンチャンいけるよね。オンラインだからワンチャンいけるんじゃないかな。
うん、リンク貼っときますね。
結構去年とかポスト発表とか面白かったんで、ぜひ日本からでも参加しやすい時間だったような気がするので、ぜひ参加してみてください。
留学、特に留学考えてる人は参加する価値はあるのかなっていう感じですね。
NAKAMURAさんネットワーキングにもいらっしゃるんですか。
分かんないっす。
いろよ。
たぶんいいんじゃないですか。普通にコミュニティー紹介の後にネットワーキングなんで、たぶんどっかに。
結構ね、なんかね、去年とかアバターみたいなの作って動かせるやつだったんですけど、操作は結構やりやすかったし、話も比較的しやすかったかなって感じなんで、
現実に近い感じで話せるのかなっていうふうに思うので、見つけてください。
というわけで今回もゲストに井口さんをお迎えします。よろしくお願いします。
というわけで今回のゲストも井口さんです。よろしくお願いします。
よろしくお願いします。
今回スタンフォード大学、アメ号で初大学ですけども、
スタンフォード大学って、僕正直スタンフォード大学って聞いてアメリカっていうイメージもそもそもなかったんですけど、頭いいぐらいのイメージしかなかったんですけど、スタンフォード大学の紹介を簡単にお願いしてもいいですか。
スタンフォード大学は私立の大学で、いろんな学科があって、スポーツ選手もいれば、数学、美術、音楽と、さまざまな人がいて、コンピューターもそうですね。
大学院はめちゃめちゃ研究者がいて、政治もフーバータワーってのがありますけど、それはアメリカ歴代大統領のフーバー卒業生なんで寄付して立てた塔とかありますし、研究者もいっぱい、ノーベル賞受賞者もいっぱい出てると。
一番有名なのはシリコンバレーのど真ん中にあるというのが多分一番有名な話で、なので企業化、企業をしたい学生、それを応援したいと、しかもいっぱいいると。
日本人研究者のコミュニティ
企業に興味がある人は多分知ってて。で、なんでシリコンバレーが発展したのかっていうのもスタンフォードが深く関係していて。
二つあるんですけど、一つは後のスタンフォードの教授になるショックレイですかね、トランジスタ半導体デバイスの原理を開発した人の一人が半導体の研究所をシリコンバレーで作るんで、それが元になったっていうのが一つ。
あとはその当時いたスタンフォードの卒業生にヒューレットパッカードっていうのがいたんで、HPですねヒューレットパッカードとその他いろんな企業を作り出していって、スタンフォードの卒業生がどんどん起業して成功していくんで、それに投資してみたいなのがどんどん大きくなっていったのがシリコンバレーです。
スタンフォードが支えてるという感じですね。
そうなんだ。
最近では日本人の野球選手とかもいらっしゃいますもんね。
ああ、らしいですね。僕野球はそんなに見ただけ見てなかったんで。
はい、確かに。
スタンフォードに日本人の野球選手がいるの?
確かプロプッシュですかね、入って。
じゃあ運動とかも結構やってるんですね、研究とか。
やってます。プロ野球選手がいないかわからないですけど、アメフトの選手とかもいますし、あとはUSAのオリンピオン、オリンピックの体操の選手とか、水着の選手とかも普通にいっぱいいます。
スタンフォードって医学部ありますか?
あるな。
めちゃくちゃデカいのがありますね。
日本で言う慶応大学みたいな感じですね。
ああ、そうですね。僕のイメージはそれですね。どっちかっていうと、キャンパス内の噴水で水着で学生がはしゃいでるのを見ると、そうだなと思いますね。
そんなイメージ。
課題じゃないなとは思いますね。
まあけど、めっちゃ広いですよね。車ないと、チャリンコとかいりますよね、普通にキャンパス内移動するの。
そうですね。だからコナンのスケボーみたいなのみんな持ってますね。
僕も何回か学会で行ったことがありますけど、会場行くのに、そもそも結構車とUBER使ってみたいな。
そうですね。
結構めちゃめちゃ広いんで、びっくりしました。
大学が無料の電気バスを走らせてるんで、それで移動はできるんですけど、それにしても広いですね。
一番最初に来たときに、パラルトステーション、一番近い電車の駅から一直線で行けたんで、行けんじゃんと思ってスーツケースゴロゴロして行こうと思ったら、
たぶん20分くらいかかるんで、半泣きになりながら行きましたね。見えるんですけど一向につかないっていう感じで。
これが大学なんだと思いましたもん。UCSFとは全然違うわと思って。
めっちゃ上がりますね、確かに。
バークルより広いですよね、スタンフォードの方が。
広いですね、バークルの方がすぐ山になっちゃうんで、土地が狭いですし。
あとなんか一個見かけたけど、結婚式場みたいなやつありますよね。
メモリアルチャーチっていうのが一番ドアの中にあって、土日は結婚式やってます。
そうっすよね、なんかやってんなーと思ったら、大学で結婚式やってるのがあったんで。
そうですね、確かにあれは、だから日本でも多分キリスト教系のとこやってるのかもしれないですけど、珍しいですよね。
そうっすよね、なんかすごい自然もたくさんあって、古い建物ももう決まってすごい良い大学だなっていう、中は綺麗ですし。
そうなんですよ、土地に対して建物を建てる面積が決まってるんですよ。
新しいのも建てちゃダメみたいなのがあるんで、そのせいで植物めっちゃ埋まってますね。
草原っていうか森ですもんね、ほぼ。
そうですね。
やっぱりいろんな分野の超エリートたちが集まるっていうイメージですけど、結構日本人もいらっしゃるんですか?
そうですね、多分思ったよりはいるんですけど、僕の科学思ったよりは物理系はいなかったなっていうのがあって、バイオ医療系はいるんですけど、
例えば日本人の物理の教授って今ゼロなんですよね。
数学科に一人いらっしゃいますけど、あとは化系とかに行かないといないので、そういう意味ではいないです、あんまり。
同じ分野にいないけど、分野外だったら結構いるよみたいな。
定期的に来てるのはバイオ医療系と、あとはMBAですね。
経営修士は常に来てるっていうイメージがあるんで、そこの2つだけはコミュニティがずっとちゃんとあるって感じですね。
元吉さんも2020年に日本人コミュニティ、研究者コミュニティですかね、を立ち上げられたと思うんですけど。
はい。Japan is Academic Seminar at Stanfordで、頭文字だってJSS、JUSTという団体で、
こちらが研究者を呼んで、日本語で異分野向けにセミナーをやってもらうっていうのを大学キャンバス内で開いていて、
実質日本語を使う研究者のコミュニティになっています。
それの目的というか、どうしてそれを立ち上げようと思ったのかっていうの。
そうですね。このコミュニティは一応名目上は、研究者集めて日本語でセミナーをやるという回なんですけど、
実質日本語を使っている研究者のコミュニティになっています。
それを目的にもともとやってるんですけど、研究者コミュニティで強く銘打つと稼働立つかなと思って、
ビビりながらやったんで、あんま名前に入ってないんですけど、実質今そうなってます。
やろうと思ったきっかけは、今も話したと思うんですけど、バイオ系とMBA以外にコミュニティはなかったんで、ほとんど。
セリ系のコミュニティとか、近い人で話すとかなくて、バイオにお邪魔してバイオの話を聞くとかでやってたんで、
その時にUCバークレーにはBジャンという、分野の垣根を越えた集まりがあって、
異分野セミナーの挑戦
そこのセミナーに来るまで1時間ぐらいかけて、金曜の夜とかに行ってたんで、いいなと思ってて、
たまにUCSFの方にもバスにも行きましたし、スタンホードもやりたいなと思ってたんですけど、
スタンホードはその2つに比べてちょっと一匹狼感が強くて、日本人と普通に吊るまなくてよくないみたいな感じの人が多いようなイメージはあったんで、
なかったのかなと思ったんですけど、コロナが起きて、そのバイオ系とかの集まりもなくなったんですよね、その時期。
で、コロナが終わった1年経った後も、なんかもう再開しなくて、あとは他にコンピューターサイエンスのコミュニティもちっちゃいのがあったんですけど、
それは引き継ぎに失敗して、うまくいって、なんかもう続かなそうみたいな感じだったんで、
っていうのがあったんですけど、日本からは海外学信で、ご所属の人が何人か追加で来てたんですよ。
で、僕は海外学信繋がりで連絡が来てたんで、いろいろ情報交換してたんですけど、新しく来た人がコミュニティがないっていう感じだったんで、
じゃあ今なら作っていいのかなと、そのシニアサイエンティストになったばっかりだったんで、まあいいかなというのがありましたね。
来て1、2年目ちょっとフル株も多かったんで、なんか無理かなみたいな感じがありましたけど、コロナなんで作れたっていうのはありますね。
そもそもバイオ系とかそういうのであって、そこを合体させたって感じなんですか?それとももう全く別の独立したものを作られたんですか?
バイオの方に関しては、ちゃんとバイオのセミナーやってたんで、そのまま続けたらいいなと思ってたんですよ。
バイオ同士でちゃんとディスカッションできるような人数揃ってるんで、でもそうじゃない分野、我々の分野みたいなところはそういうことはできないんで、
それ以外の小さい分野で交流するには異分野向けの高校生でも分かるような研究話をするってフォーマットがいいだろうと、
そういうのでやってたので、最初は共存するつもりで立ち上げてたんですけど、向こうはやらなくなってしまったっていうのがありますね。
じゃあ今はもうスタンフォードのコミュニティって言ったらJASなんですか?
JASですね、はい。
セミナーと参加者の動向
おー、強いっすね。それはどうやって立ち上げたんですか?
立ち上げメンバーは私とチノックさんと、新しく開学してきたポスト局の江口さん、ロボット工学のポスト局だったんですけど、
その3人、物理とロボット工学とバイオ、チノックさんバイオなんですけど、理系なんですけど、その3人で開業立ち上げようって話になって、
フォーマットはもうBちゃんと同じ、セミナーやろうって話だったんで、とりあえずスピーカーと場所と、コミュニティ名と、ホームページとか連絡手段とか作ろうっていうので、
1ヶ月ぐらいでバーっとスタンフォードのホームページとか申請できたんで、URLをやったり、スタンフォードのメニューも使えたんで、
こういう日本人の研究者の会、日本語研究者の会作りますって言って申請出したら通ったんで。
じゃあスタンフォードの団体なんですね。
これはそうですね、公式団体っていうのは結構難しいんで、それにはなってないんですけど、公認、じゃあ公認です。ちゃんと活動していいですかって聞いていいですって言われてるんで、
お金とかはもらってないですけど、活動は認められてますね。最初から知り合いに会った人にセミナーとかやってくれませんかねって話したら、
いいですけど何ですかセミナーってなって、ワードなかったんで、それであとは口コミでセミナーやりますって言って、
スピーカーの知り合いと口コミで集まった人が20人ぐらいですかね。
でその時にもう第2回のメンバーもスピーカーも集めてたんで、もう来月第2回もやっちゃおうってなって、そのままそこからほぼ毎月スピーカー2人呼んで、で今3年ぐらい経るんですかね。
すごいですね、結構毎月やられてますね。
やってますね。なんか案外喋りたい日本人いっぱいいたんですよね。
なかなか分野外の人に喋るって難しいですね。
難しいですね。でも案外皆さん結構ちゃんと喋れて優秀だなっていう感じですね。
この前もなんかトヨタの人。
ありましたね。トヨタからスタンフォードに来て研究してる人が自動運転の話をしてくださいましたね。
やっぱりそういうスタンフォードに来てる人が多いっていうのもやりやすい点があるんですね。
はいはいはい、そうですね。
あとやっぱり海外だからこそ異文野の話聞こうっていうモチベーションが湧くんですよね。
ほんで多分これやってもあんま人来ないんですよ。本当に多分専門家ばっか来ちゃうんで。
だからここだと日本人に会えるっていうモチベーションで来てくれるんで、日本語を使いたいとかっていうので来てくれるんで、プラス学びがあって。
JASの場合そのスタンフォードをリッチにも多分関係すると思うんですけど、やっぱり企業から来てる日本人の方とアカデミックの方半分半分ぐらい毎回JASいらっしゃるなっていう印象があって、そこいう意味での多様性というかがミックスされてるのもすごくいいなって参加して思います。
物理学への関心
ありがとうございます。ここは意識していて、そうですね。やっぱり流動的に企業の人もスピーカーに呼んでるので
ウェルカムの雰囲気を出すようにしてて、プラス最近漢字の人も企業の人入れたりしてて、風通しをよくしているので。
というのもありますし、単純に結構学生ご所属が多いので、そういう若手のキャリアって意味では企業の人とも連携取った方がいいコミュニティになるのかなっていうのがありましたね。
僕らUCSFのやつだといないですからね、あんまり企業の人がそもそも。
企業はないからですかね。でも漢字には結構何人かいらっしゃるって話だと思いますけど。
そうですね。多分何人かは企業の人いますけど、僕らの世代というか、僕らの年代での企業の人やっぱりいないイメージはあるんで。
お医者さんが多いですかね。
それは確かに、うちも企業で同年代、30代みたいな人はあんまりいないかもしれないですね。
企業の人っていうのはどうやって見つけてくるんですか。それはなんかやっぱり口コミみたいなやつで、こういうのがあるらしいよみたいなやつで、そういう人が参加してそこでオファーかけるみたいな感じなんですか。
Facebookで見つけたって人が多かったですね。
なるほど。
最初はイベントブライトっていうウェブサービスが出て、そっちで見つけたって人もいましたし、最近はもうGoogleのフォームに変えちゃったんですけど、
検索でもありますし、最近はその駐在できてる人とかだと、過去の人が来てたからその引き継ぎで存在を教えてもらったとか、っていう良い循環も生まれてますね。
結構その初回の人でも気軽に参加してもいいって感じですか。なんか食事とかそういうのでなんか、食事会もあるんですね。そのセミナーだったとか。
そうですね。懇親会が毎回、第1回第2土曜日の11時から2人1時間ずつ、全部込めて1時間。その後に1時から懇親会。立食パーティーみたいな感じでやってて。
で、参加者は半分ぐらいは割と新しい人がちょいちょいたまに来る人とか。なので結構メンバーが変わるんで、なんかいつもあそこ喋ってるなみたいなのはそこまでないんですよね。
あとまあ、あったとしても懇親会自体が結構長く時間取ってるんで、棚外では基本みんな喋れるという感じですね。
でも審査者でも入りやすいって感じですね。
そうですね。なんか思ったよりみんなエリートっぽくないんで。壁がない人が多分こういうコミュニティ来るんだなと思います。そういう壁がある人はそもそもあんま来てないかもしれないです。
確かに確かに。なんかそのコミュニティ立ち上げて良かったことというか、多分その程日本人からしたら良かったと思うんですけど、井口さん的に良かったことっていうのは何かありますか?
そうですね。一つはもちろんCVが華やかになりましたね。新しい子立ち上げるリーダー、コーファウンダーって書けるんで、それは。そういう意味では華やかにはなってますし、
あとやっぱりセミナーを毎月開いてるんで、そういうのに抵抗はなくなりますね。その後キャリアとしてファカウンティになろうと思った時にもタスクに入ってくるんで、そこら辺が多分仕事には生きてくるのかなとは思いますし、
あとまだこれ起きてないんですけど、一応なんかその閃きというか、研究のいわゆるセレンディビティというやつですね。どっかで研究に閃くっていうのは、いろんな知識をため込んでおいて、ため込んでおいてどっかでパッと閃くっていうのを場にしたいと思ってるんで、それがどっかで花開くといいなと思ってますね。
なるほど。
まあけど月1で2人も会ったらいろんな分野が聞けますもんね。
そうですね、はい。まだ身を結んでないんですけど。
逆にあれなんですか、物理学とかの人もいるんですか。
ちょうど来月、ほぼ数週間ですけど、宇宙系の博士学生とのトークがあります。久々の物理の話ですね。
そうですね、彼の話面白いですよ。その惑星生命の起源って何だろうみたいな話になってくるんで。
面白そうだ。
惑星の隕石ぶつけたときに高エネルギーで元素が生まれて、それによっていろんな生命の源とか元素とかがどう生まれていくかみたいなのを研究してる人ですね。
へー、そんなん研究できるんですね。
シミュレーションですね、測定はまあ難しいですけど、それが物理なんです。やっぱ宇宙も物理現象、物理法則を使って理解すると。
なるほど、俺たぶん人生の中で初めて物理に興味を持ちました。
よかったです。
俺なんかすごい嫌いだったんですよ、正直。難しいってイメージがすごいあって。
宇宙とか、それこそハードディスクとか、そういう身近なやつとか、全く見えないものとかも全部物理で証明できるというのは面白いですね。
今からでも物理を取り入れていかせて研究に。
一応僕もちょっとした数学は一応使ってるんで、物理も使えたらいいです。
よかったです。バイオの人と話すと、いつも最初に物理っていう単語を出した後、心に壁ができるのを感じるんで。
だから僕はいつも物の自力を研究してますとか言うんですけど。
アメリカンナイトGOLD、サンフランシックサポーターのみなさんに乾杯!
今後、日本人コミュニティーが多分ないところもあると思うんですけど、そういう人たちってどうやって立ち上げたらいいみたいなアドバイスとかってありますか?
ありがとうございます。ナイスアシストですね。
UJコミュニティの立ち上げ
JAS入った後にUJっていう海外日本人研究者コミュニティネットワークっていうのがある。
こちらも研究者がボランティアでやってるNPOがあるんですけど、日本とアメリカ両方とも法人があるんですけど。
私は最近アメリカ法人の方の理事になったんですけど、そこの活動の一つとして、私みたいに最近アメリカ海外で研究者コミュニティ立ち上げた人が集まって、
コミュニティ立ち上げるためのマニュアル、そして運営のためのマニュアル作りっていうのを始めていまして、
ちょうど最近コミュニティ立ち上げマニュアルの第1項ができたので、
ぜひそれを参考にしていただいて、もしいろいろ聞きながら立ち上げたいっていうことでしたら連絡いただければ、
あられの方でサポートしますし、そのマニュアル見て、これだけやればコミュニティ立ち上がるんだなっていうリスト化とかもしてあったり、
各コミュニティの立ち上げ話みたいなのも書いてあるので、それらを参考にしていただくとコミュニティ立ち上げられます。
でもそれに従ってやっちゃえば立ち上がっちゃうんですね。
立ち上がっちゃいますね。立ち上げちゃい簡単なんで、あとはどう続けるのが難しいんで。
今いるメンバーで立ち上げようと思ったら、もう公開されてるんですか?
これがUJNのホームページでちゃんと公開する予定なんですけど、一応マニュアル自体は私のホームページからはリンクは貼ってはあるので、
じゃあそれを見て、もし困ったら井口さんに相談してもいいですか?
はい、全然いつでもメールを送っていただければ対応しますので。
一応僕も知ってはいましたけど、もう簡単に立ち上がるようなマニュアルができたんですね。
はい、そうです。Toolsリスト作ってあるんで。
やっぱ研究者が作るとわかりやすそうですね。
やはり井口さん自身スタンフォーでこういうコミュニティ立ち上げられて、研究の知識的なところ以外でもかなり役に立って立ち上げて良かったなっていう実感ありますか?
それはめちゃめちゃありますね。
まずやはり一つ日本人コミュニティが少ないっていうのが特殊で、中国人とかインド人とかめちゃめちゃコミュニティ強いんですよ。
彼らはそれを強みにしてて、生活が生きやすくなっているので、その地域に根差しやすい、続けていけるサポートになっているわけですね。
でも割とスタンフォーだそうでしたけど、アメリカ来たのに日本人同士つるむのもなぁみたいな人はやっぱりいて、私も最初はその気持ちがあったんでとてもわかるんですけど。
ただ冷静にやって考えれば、アメリカも日本もどっちのコミュニティも入りゃ良くないっていうシンプルな答えに行き着くんで、
やっぱりその日本語が使えるメリットを活かしきれてなかったなっていうのはあったので、今は両方とも良いところ取りをしてて、いろんな情報が入ってくるんで役立ってるなと思ってます。
なるほど。コミュニティ立ち上がってないところも立ち上げれるっていうのは結構強いですね。大きな味方な感じがしますね。
そうですね。最初に立ち上げるときに何したらいいんだろうっていうのは不安だったんで。
わかんないっすね。
わかんないですね。だから最初Bジャンルの感じだった人とかに相談したりはしましたね。
そうっすね。
案外ちゃんとやってないんだなっていうのがわかるので、安心しますね。
こんなんでいいんだってなりますけど、UCFFの方はちゃんとやってないと思いますよ。法人かもしれませんし。
そうですね。一応NPO団体らしいんで。今6年目ですか?
2018年からなんで、そうですね。7年目です。
コミュニティも立ち上げて5年ぐらい経って、今後ユウシさんスタンフォードでやっていくのか、それとも今後どうしていくみたいなやつはあるんですか?
そうですね。基本的にはそろそろ成果が出だしたんで、独立の時期なんだろうなとは思っていて、今はアメリカでアシスタントプロフェッサーになるのを目指して、今場所を探しているというところです。
それまではスタンフォードに入れるだけいさせてもらってという感じですね。
アメリカでアシスタントプロフェッサーになるっていうのって、ある程度目標をご所属になった時から立てて、大谷翔平みたいな感じで、何年後にはこうするみたいな感じで、そういう区切りつけて目標とか立ててましたか?
一応は立ててたんですけど、そういう50年後の目標をこうするためには逆算して何年後にはこうなる必要があるみたいなノートは定期的にはつけてはいたんですけど、それなんとなく何年後までにはこれぐらいの成果がないといけなくて、これぐらいには応募しなきゃダメだよなっていうのはありましたね。
それに言うと今若干遅れてますね。論文としては覚えてなかったんですけど、その後ジョブがなかったんで、本来ならこれぐらいにラボ立ち上げた予定でしたね。
やっぱりそれは分野とかそういうのも。
ありますね。
ジョブは運というかタイミングですもんね。
日本と違ってやっぱり定年がないんで、こればっかりは運もありますし、あとは流行りですね。やっぱりその時の流行りじゃないと新しい研究費が取れない。むしろ新しい研究費を大学に持ってきてくれるPIを取りたいというのが大学はあるので、プラス授業もそうですね。
新しいプログラムの授業をやってほしいとか、そういうのがやっぱりあったりするんで、そういう意味では今流行ってるのは量子情報、量子コンピューターとか暗号とかそういう系ですね。
そこら辺が流行ってるんで、そこともうちょっと絡めてかけたらよかったなと思ってますけど。
本心としては今やってる研究そのまま取ってくれよとは思ってますけど、なかなかボランティア団体じゃないので、いろいろ大学運営とか国の研究方針とかもちゃんと考えなきゃいけない段階に来たんだなとは感じてますね。
未来の研究展望
物理学っていう研究費っていうのはどこかどこか出してくれるんですか?
そうですね。バイオラとNSFが大きいと思いますけど、我々の分野で言うとDOEですね。ディパートメントオブエナジー、エネルギー省が出してて、
未来のエネルギー、省エネとかマテリアル物質とかもそうですし、電池とかも入るのかもしれないですけど、いろいろそういうのがあったり、あとはNSFもそうですね。
最近バジェットが大幅カットになっちゃいましたけど、NSFも出してましたし、あとはディフェンス系も出してます。軍事ですね。
セキュリティ関係のものとかも入っているので。
じゃあもう独立する準備段階には入ってるって感じなんですね。
はい、そうですね。
今シニアサイエンティストかそうか、だから研究費に出せるわけですね。ご所属だと多分出せないので。
いや、研究費はここが違うんですよ。バイオと全く違うんですけど、物理は研究費出せないんですよ、PIになるまで。何にも出せないんで。
だからバイオで若手が出すやつみたいなのはないんですよ。あれはNIHしかないんで。
だからそもそも評価基準が違うんですよね。そういうの取ってなくても、実績とコネ、リコメンデーションレターで決まるんで。ちょっと分かりづらいですから、その分。
じゃあ全然システムが違うから、だからこそコミュニティが大事ってことですね。
そうですね、それもありますし、あとだからその分、タイムリミットあんまないんですよね。バイオあれですよね、PH取ってから5年以内とかなんかそういうのありましたよね、出せるやつで。
期限たくさんありますね。
あれがないので。
あ、そうなんだ、それいいですね。
諦めがつかないかもしれないですね。
確かにな、通んなかったらキリがないというか。今後どういう研究を続けていくんですか、超伝導。
これはそうですね、今迷ってるんですけど、ただ社会の需要的には量子情報とか、今ホットな話題になってるので、そういうところに今やってる顕微鏡だったり、今までやってきた知識っていうのをどう活かせるのかっていうのは、ちゃんと考えなきゃいけないんだなっていうのは思ってるので、
一つそういう軸は今作ろうと思って新しい研究を始めてますけど、それ足掛かりに新しいプロポーザルを書こうかなとは思ってます。
なのでまあそれをやりつつ、今まで面白いと思ってやってきた超伝導であったり、磁石の研究もそうですけど、磁石であり超伝導っていうなんか複雑なものもいるんですよ、中には。
なのでそういうところは割と私の今までのバックグラウンドで考えると、合ってる領域で専門性より高いのかなと思うので、そういうところで存在感を出しつつ、最新のやつにもアプローチしていかないと、
今後学生とった時にいろんな興味がある学生がいて、それを満たすようないろんなテーマを与えられた方がいいんだなとは思うので、あんまけ嫌いせず、いろいろいろんな興味持っていこうかなと思ってます。
樋口さんの分野的に、今後これができたらすごいんだなみたいなやつはあるんですか。
なるほど、これできたらノーベル賞みたいなやつですね。一番は超伝導現象、超伝導体を冷やさないで作るっていうのは多分長年の皆さんの夢で、これができたらいろんなものは変わるんで、発熱しないデバイス、例えばパソコンもそうですし、MRIがめっちゃちっちゃくなりますし、
あとは送電線って電流流して発電所から街に届けてるんですけど、あれめっちゃロスしてるんで、発熱で。ああいうのも変えられたらロスがなくなったらめちゃめちゃエネルギー的にはいいですし、リニアモーターカーも低コストでできると。
そうか。 いいこと作るような技術なんで、それは皆さんやってる人はやってて、たまに嘘の結果も出て話題になったりはしてると。
あそこら辺は生物と一緒なんですね。 はい。
じゃあリニアとかもずっと冷やしてるんですね、あれ。 冷やしてます、はい。
ああそうなんだ。
リニアがすごいのは最近は、昔は液体窒素とかヘリウムとか消費しながらやってたんですけど、最近はそれを完全に閉じた系にして、中でしこしこポンプで回しながら液化を繰り返して、なので液体ヘリウムが減らないでいいという感じなんで、いろいろ工夫されてやってますね。
ああそうか。それはないで済むんだったらないほうがいいですよね。
はい。
井口さんの研究テーマ
ああそうなんだ、面白いな。それ、じゃあ樋口さんの研究的には、なんかそのなんて言うんだろう、キャリアを通してこれだけは明らかにしたいみたいなやつはあるんですか。
そうですね、だからそれで言うと、いわゆる質温の超伝導っていうのに肉迫するようなテーマはまだ見つかってないんですよ。やっぱこういうのを見つけられたら、研究者人生としては幸せなんだろうなと思いますね。だからこれはまだ砂壊し中なんですけど、さっき言ったように超伝導っていう磁石に反発する性質を持ってるんですけど、磁石みたいに自分も磁力を出すような変なやつがいたりはするんですよ。
で、理論的にいるって言われてても見つかってない新しい超伝導とかも実はいて、そういうのを見つけようっていうのは一つテーマとしてはあって、まだ見つけられてないんで、そういうのを見つけたいなというのが一個あります。
で、あとはサイエンスの論文のやつは実験の論文なんですけど、理論的にはまだ確立されてなくて、候補はあるんですけど、さっき言ってた量子化現象っていうのが、超伝導って量子化がちゃんと目に見えて起きるから面白いっていう物質なんですけど、なぜか今回見つかったやつは量子化しなくなるっていうのが新しい結果なんで、
これの謎の解明っていうのは自分でしたいなと思ってますね。
なるほど。じゃあまだ現象はわかっても、なんでそれが起こるかっていうのはまだわかってないってことなんですね。
わかってないです。これがわかってれば多分最初にNature出した時にエディターで蹴られることはなかったはずですね。
サイエンスは実験だけでもいいよって言ってくれたからね。
そうなんだ。じゃあまだまだ全然目の先にもまだやることあるし、その遠くにもまだ見えるものがたくさんあるってことですね。
そうですね。昔より多分減ったんですけど、まだ一度あります。
というわけで今回は永口さんのコミュニティ作りや今後の人生設計について話してきました。今回2回通して参加していただきましたけども、どうでしたでしょうか。
そうですね。自分がたいとか、そもそもラジオ収録は初めてだったんで、この後自分の声を聞いて死にたくなるんだろうなと思うんですけど楽しかったです。
いや僕も永口さんと真面目な話をしたの初めてだったんで、すごいなんか新鮮でした。
いやもっと個人的な話していきましょう。
またちょっと相談に乗らせてください。
そうですね。
ぜひちょっとプライベートな話を。
アメリカンナイトGOLDはスポーティファイ、アップルポッドキャスト、アマゾンミュージック、レッスン、YouTubeで日本時間金曜0時に配信をしています。
ご意見ご感想はメールフォームやXのハッシュタグアメ号をつけてぜひよろしくお願いします。
ここまでのお相手はNAKAMURAと
永口でした。
38:43

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