今回は、ノースカロライナ州立大学でゴキブリの研究をされている大崎 遥花さん(@Osaki_fabre)に、学振CPDのお話しなど、大崎さんのアメリカ留学について伺いました。
◎大崎さんのHP https://fabre111.wordpress.com/
◎大崎さんのYouTube https://www.youtube.com/@osakilog2738
◎著書「ゴキブリ・マイウェイ」 https://amzn.asia/d/72mtCaI
◎出版社の紹介note https://note.com/yamakei90_/n/nf6a56d02ca7d
本配信は個人的な見解であり、所属する組織とは全く関係ありません。
★番組のX @ANG_2024
★雑務 おニューのわら人形
★オープニング
★エンディング
Night trip(Make a field Music様)
★ジングル
サマリー
アメリカに留学した大崎さんが、留学の経緯やシーフード文化について話します。特に2023年8月10日に渡米し、ノースカロライナでの研究生活を始めたことや、ゴキブリの研究に取り組む様子について説明します。大崎さんは海外での研究経験を語り、自身が所属する京都大学やCPDについて理解を深めます。また、アメリカでの生活やネットワーキングの重要性にも触れ、安心して研究に取り組むためのアドバイスを紹介します。大崎さんのアメリカでの留学生活や研究活動について語ります。特にUCデイビスでの研究者とのつながりや、未来の研究に対するビジョンに焦点を当てています。大崎さんは、ゴキブリをテーマにした自身の研究や作品を通じて、一般の人々に生態学の重要性を伝えることを目指しています。
シーフード文化とダンジネスクラブ
アメリカンナイトゴールド
アメリカからこんばんは、中村です。このポッキャ、このポッキャストは、アメリカ研究留学3年目を迎えた私、中村が日常についてだったり、アメリカ生活を経験した、また今楽しんでいる方を招きして、その方のアメリカ留学を掘り下げていきます。
先日ですね、僕と和良さんのツイッターにあがってたんですけども、カニを食べに行きまして、それは発案者は、第2回目?3回目のゲストですね、マンボウさんが提案してくださって、
たぶんマンボウさん行ったことある店だと思うんですけど、ダンジネスクラブっていう、カルフォルニア?サンフランシスコで有名なのかよく分からないですけど、こっち来て初めて聞いたカニではあるんですけど、渡りカニみたいな感じですかね、渡りカニの超でっけえみたいなカニがいるんですけど、それの何センチくらいだろう?500ミリリットルのペットボトルより幅がでかいくらいの、そのくらいのカニだったんですけど、
1杯1万ちょいするカニだったんで、結構高級店であったんですけど、それに似合う、めちゃめちゃ美味しいカニで、味付けがなんかちょっと、僕だけバターの味がしたって言って、あと他の友人5人はそんな味をしなかったって言って、なんかちょっと、あれ俺の下っ端が下なんかなって思いながら、なんか最終的には思っちゃったんですけど、
なんかすごいクリーミーな感じで、甘さもあって、すごい香ばさもあって、なんか脂もすごいいい感じで、めちゃめちゃ美味しいカニで、もしサンフランシスコに来た時にはぜひ皆さん、ダンジェネスクラブ食べてみたらいいかもしれないです。
あと、なんか面白かったのが、日本だとカニとかってハサミとほじくるやつで食べると思うんですけど、こっちだとなんか握力鍛えるやつのちっちゃいやつみたいなやつで、あれにカニ挟んでポキンってヒビ入れて、それを剥がしてなんか食べるみたいな感じで、そっちの方が上手く剥けたんですよね、なんかハサミよりか。
だから日本のやつもそうすればいいのになって思いながら、あれどこかに売ってるのかなと思いつつ食べてました。
で、手は案の定ベタベタになったので、その手でビールは飲めずに、最終的にビールだけすごい残ってたっていうのが、テーブルでいた6人みんなそうだったんでそこは面白かったり、いろんな経験をアメリカでしている、特に美味しいシーフードを食べれるサンフランシスコでいい経験をしているという報告です。
さて、今回のゲストも大崎さんをお迎えします。
アメリカンナイトゴールド。
というわけで、今回のゲストも大崎さんです。よろしくお願いします。
よろしくお願いします。大崎です。
先ほどゴッキブリの話をしてもらいましたけども、今回はちょっとアメリカにせっかくいるということですので、どうやってアメリカに来たのかとか、アメリカ生活に関してちょっと聞いていけたらなと思うんですけど、改めていつからアメリカに来たんですか?
私が来たのは2023年の8月10日です。
8月10日。
はい、8月10日。いろいろあった8月になったみたいな感じですね。
学位が取られたのがその4月ぐらいですか?
いや、2022年の4月に取って、私今CPDっていう資格、学進CPDっていう資格で来てるんですけど、
CPDっていうのは1回学進PDを取らないといけないんですね。
で、私はその2022年の4月に学進PDで京都大学に1回来ました。
それで、その学進PDで1年半ぐらい過ごして、2023年の8月からノースカルライナに行ってるみたいな感じなんですけど、
そのCPDっていうのは学進PDを今年になった人の中からもう一度その申請書を書いてもらって、
申請してきた人の中から選定されるアップデート版みたいな資格で、
何がアップデートされてるのかっていうと、学進PDは全体の任期が3年なんですけど、
それがCPDは2年間伸びて、その5年の中で3年以上は海外で研究生活をしてくださいねっていうような制度になります。
3年以上なんですね。
はい、3年。だから、取られてすぐに投稿を始めた人は最大で4年間いけるっていう計算になると思います。
それすごいいいですね。
そうなんですよ。
で、私の場合はなんですぐに行かなかったかっていうと、ゴキブリの最終とか、実験できる時期っていうのが夏の初めぐらいの頃っていうふうに限られているし、
ゴキブリが日本にしかいない週だったので、初めから許可を取ることっていうのはできなくって、
とりあえずそのギリギリまで実験をしてから投稿してっていう感じだったので、8月になりました。
そのCPDっていうのがあんまり聞きなじみがないんですけど、確か去年、去年なかったんですよね。1回なくなりましたよね。
新規採用がですかね。
そうですよね。で、また復活するって話はなんか、噂を聞きましたけど、
それはPDを取って海外に行きたいですっていう申請書を書くんですか?
そうですね。大体そんな感じです。PDの申請がベースにあるので、課題名は変わらなくて、
課題名変わらずに、この課題も遂行する中で、海外学士のように、
研究室は決め打ちでここの研究室に行きますっていうふうな申請書を書くので、
この申請の中でこの研究室に行くことによって、こういう送助効果がありますので行かせてくださいっていうような感じになりますね。
じゃあもうその時までにどこに行くかっていうのは決めておかないといけないんですよね。
そうです。
それはもう、2022年にPDを取ったってことは、
そうですね。その申請のスケジュールとしては、PD取って、
いよいよ2022年4月から始まったと思ったら、
ちょっとうろ覚えですけど、4月や5月ぐらいにそのCPDの募集っていうのが通知されて、
ん?って思って。
でもその出し読だなと思って。
じゃあその時まで考えてなかったんですね。海外に行こうっていうのは。
そうですね。実はそのPDと同時に、私はその卒業の前に海外学進も一緒に出してたんですけど、
海外学進の方落ちたんで、なぜかPDの方だけ受かったんですよね。
で、それでPDに聞きたっていう経緯があって、
だから私の場合は海外学進の時にお願いしていた研究室にそのままもう1回お願いして書いたっていう感じで、
で、そのCPDの募集が通知されて、
でもこれはその申請書短いし、出し読だなという感じにそんなに労力もかけずに、
もし取れたらすごい研究費の予算が2倍になるので、
年間普通のPDって150万以下なんですけど、CPDの場合は300万になるんですよ。
プラス給料ですか?
そう、プラス給料。
やば、めっちゃもらえるじゃないですか。
そうそう、だから給料も普通のPDよりちょっと良くなるんですよ。
じゃあもうアップグレードなのか。
もうこれは出さんとみたいなふうに思って、
で、その海外学進の時に考えたノースカルライナーに来るメリットみたいなのもあったので、
バーッと書いて出したっていう感じですね。
ゴキブリの研究
すごいですね、なんかすごい綺麗に。
え、けどそのノースカルライナーのラボはもともと知ってたんですか?
海外学進書く前は全然知らなくて、
なんでそこを考えたかというと、
アメリカの別のゴキブリでこうやって木を食べるゴキブリがいて、
キゴキブリっていう名前がついてるんですけど、
その羽虫は羽がないので羽の食い合いはしないんですが、
すごく似た生態をしているので非常に系統比較で、
主観比較ですごい良い相手で、
だからこのイクナラノースカルライナーとアパラチア山脈像に生息しているゴキブリなんですよ。
ノースカルライナーも分布域に入っていて、
ノースカルライナー省立大学、今私がいるところに、
その研究を一番精力的にしていた方がいらっしゃって、
なんですけど、私がその開学時にメールを出した時にはもうリタイアしてたんですね。
だから新規で誰かを取ることはできないと言われて、
私がその出入りというか進行がある中で、
あなたの研究に興味を持ちそうな人を紹介するわって言われて紹介されたのが今のPI。
だからその今のPIは行動の人じゃなくて、
木を食べる虫、シロアリとかゴキブリとか他のクワガタとか幼虫もそうなんですけど、
木を食べる虫の腸内強制細菌、腸内フローラーみたいなのを研究している人なんですよね。
だからそのスーパーバイザーというよりはもう良いコラボ相手みたいな感じで、
今、いさせてもらっているという感じで、
もちろんそれで来てからはリタイアした専門家の方とも
いろいろインタラクションをとって、ここに採取しに行くのがいいよとか、
このゴキブリも飼育系が確立されてなかったので、
そのおばあちゃん全然飼育してない人だったんですよ。
だから私がまた飼育系を組んで、これどう思うみたいな話して、
いいんじゃないみたいな、そういうことをやってます。
じゃあ今はもうクチキゴキブリとは一緒にいないわけなんですか?
クチキゴキブリは一応申請を出して一緒に持ってきて、ラボで飼ってます。
一緒に渡米したんですね。
そうですね。すぐには許可がおりなかったので、
8月最初の渡米の時には持っていかなくて、後から持ってきました。
そのゴキブリってどうやって持ってくるんですか?
昨日預け物ですね。
それも本に書きましたよ。
私が書いた本の中で、最初の冒頭に出てきます。
読んでみます。
ありがとうございます。
最初は本当に機内持ち込みしてたんですよ。
いや、怖いな。
ゴキブリを沖縄で取って、福岡の給与所在地のラボに持って帰るっていう時に、
預け荷物にすると、かまづけ室が寒いとかで死んだら嫌じゃないですか。
せっかく爆速で採集地を決めて採集して、やっとこそ取って持って帰ってきたこの虫が、
持って帰ってきたら死んでたっていうカオスじゃないですか。
だから絶対に殺すわけにはいかないと思って、
本当に最初は機内持ち込みでこうやってリュックに入れて抱えていたんですね。
倒しても全然問題ない容器に入れてたんですけど、
あんまりガッタンボッタンやると中の虫にも良くないから、
あんまり倒したくなくてリュックを。
で、そうなると普通機内持ち込みの荷物って、
上の棚に入れるか下の座席の下に入れてくださいねって言われるけど、
ちょっとギリギリまで膝の上に抱えちゃってたんですよ。
それでCAさんに、それは何が入っているんですか?
やべえもの入ってそうですよね。
でもゴキブリって素直に言うわけにはいかないじゃないですか。
で、だってCAさんの精神も心配だし、
隣の座席の人はもっと心配じゃないですか。
だってその後これ抱えた人と1時間半一緒にいなきゃいけない。
やだな、怖いな。
ゴキブリって聞き間違いかなってなるんですね。
これ、この中に今ゴキブリがいるだと、みたいになるじゃないですか。
だから本当のことは人道的な考えから言えないと思ったんですね。
それでどうしようと思って、
土ですっていう。
土も怖いな。
嘘にならない範囲で嘘をつかないといけないと思うんですね。
もっと考えると土の方がやばいっていう側面もあったりするんで、
いい答えではないんですけど、
土になりそうな木と一緒に入っているゴキブリなので、
土って言っても嘘じゃないっていう。
面白いです。
それホワイトケンサ通るんですね。
ピーって通っていきましたよ。
爆速で通っていきました。
確かにゴキブリ、虫持ち込んじゃいけないって書いてないもんね。
国はダメだけど。
一応聞いたところによると、
海外での研究生活
生きたハエとかがプーンって機内に飛んでたりすると、
出発できないらしくて、
そういう規定はあるらしいんですけど。
ザリガニとかはダメって言いますよね。
殺して、
特定外来みたいなやつですかね。
鉄腕ダッシュでよく殺してから沖縄から運んでましたけど、
ティラピアとかそういうの。
特定外来でしょうね。
あとはCAさんが聞いてきた理由としては、
沖縄だと手長小金とか、
取ってはいけないワシントン条約で、
最終は禁止されているものを取って、
持っていこうという中にはいるので、
そういう可能性を排除するためっていうのもあったらしいですけど。
よかったですね、中身確認されなくて。
見ますって言ってみたらよかったですかね。
ちょっとこのエピソードに関して、
編集者さんって、
このエピソード本に一番初めてじゃないですか、本当に。
編集者さん的にどう受け止められた感じだったんですか。
なんかね、これヤバいので載せないでおきましょうみたいなこと、
ワンチャン言われるかなって思ったんですけど、
そういうことは全くなくて、
本当にこれって一章じゃなくて、
初めにの本当に前書きに書いた内容なんですけど、
あそこって、
読者をキャッチーな話題でやらないといけない場所なので、
それで一番ギリギリのらせんと思って書いたエピソードだったんですけど、
特に何も言わずに。
ギリギリ大丈夫だったということかなって思いながら。
じゃあ僕も自信持って編集で残せます。
そうだね、ワンチャンが足りそうだもんな。
出版されている内容なので。
そうそう、パブリッシュされているからいいかとは思いつつも。
見たことないもんな、ナイフとか持ち込んじゃいけないっていうのはよく見るけど、
ゴキブリは書いてないからな、あそこに。
で、今1年半ぐらいこっちにいるっていう感じなんですね。
そうですね。
あと2年半ぐらい人気があるんですね、CPDは。
そうですね、はい。
CPDはなぜか人気が切れる半年前までには日本に帰国しなければならないっていう一応原則があるので、
それをちゃんと守るのであればもう1年半ぐらいですかね。
それはまた境内に戻る。
研究費と給与の問題
そうですね、はい。
CPDって海外学進と違うところがもう1つあって、
国内に所属を残したまんま海外に行くっていうことになるんですよ。
派遣みたいな感じなんですかね。
うーん、まあそんな感じ。
学林はどれも派遣だとは思うんですけど。
それでだから私は今京都大学にもノースカラライブにも所属があるっていう状態で来ていて、
なので予算とかは全部京都大学の事務で処理してもらうっていう感じになってます。
お給与的に多分ノースカラライブは学進CPDの額では足りないじゃないですか。
そうですね、最初はそれでちょっと足りないなって思ったんですけど、
それこそ以前に出演されてた池田さんも、池田さんもCPDでちょっと相談したら、
池田さん前から海外学進でずっといらっしゃってそれでCPDに行っている方なので、
どういうふうにこうやってましたかって聞いたら、
お給与の補填をそのPIに頼んで、
だから部分的にエンプロイになってちょっとサラリーをもらうっていうようなことを
なんかしてる人が多いですっていうふうに教えてもらったので、
今私もそれでちょっとこう最近PIが新しく取ってきたグラントがあって、
そちらに1枚噛む形でちょっとサラリーをもらうっていうような感じにしてます。
そこはやっぱボストンの交渉というか、無理ですよね、学進CPDの額でアメリカですよね。
そう、私なんかは一人で来ていて、
今のアパートメントは治安と家賃のギリギリを責めたみたいなところに住んでいるので、
そこまでベラボーに高いわけじゃないんですけど、
本当に家族がいる方とかいるじゃないですか。
もっと西海外だったらもっと高いし、
海外学進だったら、学進から給料が上乗せされる指定都市っていう制度があったはずなんですけど、
それがCPDには適応されないんですよ。
これは円安のせいなので誰が悪いわけでもないから、
一概に学進を責めるわけにはいかないかなと思うんですけど、
学進CPDは余計に2倍の研究費を上げているから、
そこから予費という形状で海外にいる間の生活費を出すということができるから、
それでどうにかしてねみたいなふうに言われていて、
CPDのCってクロスボーダーって書いてあって、
日本語にすると海外競争力強化研究員みたいなのだったと思うんですよ。
なのに研究費削れってわけ?ってちょっと思って。
そういうのもあって、去年新規募集がなかったみたいなのもありましたけど、
そういうのが多分あって、今年はどうなるんでしょうね、ちょっと分からないですけど。
けど、確か学位値はあと500ですよね。給料って500万円くらいでしたよね。
年間?そうですね、530とか440とかになりますね。
そう考えると海外学士にもらってるんですよね、研究費合わせたら。
そうです。海外学士よりも全然ベースの給料はいいので、
だからそれで救済措置もないみたいな。
人数が少ないんで、少ない人数のために制度を変えるみたいなのが、
多分労力的にちょっとあれっていうのは、学士側のあれとしてはあるかなって思いますね。
ネットワーキングの重要性
そうですね、そうやったら海外学士にもうちょっと充実させた方がいいみたいな意見もある人もいるでしょうし、
いろいろありますよね、そこらへん。
CPDはその分野、例えば生命科学とかあるじゃないですか、その学士の審査も、
その一つの大きめの分野で1人、2人みたいな、そういう人数なので、
たぶん毎年いたとしても10人前後ぐらいだと思うので、
それの人たちのためにみたいなのが、たぶんちょっと大変なんでしょうね。
大崎さん、農学にあたるんですか?農業の農学。
私の申請した分野は、生物科学の生態環境っていうところがあって、
それに出してます。なので、分野としては農学っていうよりも理学ですね。
ですけど、京都大学での所属は今、農学部の昆虫生態学研究室っていうところになっていて、
そこは農学部では珍しく生態学をやっている研究室でっていうような扱いです。
なるほど、なんかミックスが大事みたいなやつ聞いたんですよね。
ミックスが大事?
日本にいる所属とアメリカに行くので、なんか違うことをやってた方がいいみたいな。
そうなんですか。なんかその違いすぎるとあれだと思うんですけど、
たぶん相乗効果として何が狙えるかみたいなのがたぶん重要で、
その海外に行くとこんな良いことがある。
こんなこう、私に投資するべきだっていうのがあの申請書の要約じゃないですか。
海外に行くと、海外に行った後の私すごいって書かなきゃいけないわけじゃないですか。
そう考えると、この日本の研究室にいるだけでできることだけじゃなくて、
海外の研究室に行けばこういうことができて、相乗効果を見込めるみたいな書き方ができる、
ちょっとだけずれた研究室とかの方がいいよねって話なんじゃないかなって今の話を聞くと思う。
CPD、たぶん俺が最後だな。脅し出せるのがたぶん最後なんで。
PDも4年ですよね、たぶん。学位取ってから4年目とかですね。
PDもそうでしたっけね。私今自分の研究案しか応募資格があるから海外学進しか見てなくて。
でも海外学進もそうですよね。
海外学進確か4年ですね。
だから私も同じ学年なんだったら同じなんじゃないですかね。
私もそうだね。
日本の証拠を探さないといけないっていうのはちょっと大変ですね。
あと相乗効果っていう点では。
そっか。今中村さんは海外学進なんですか?
海外学進です。
日本の軸足がない状態で来ているからってことですね。
そうですね。
そうするとさっき言った池田さんも同じ状態じゃないですか。
最初海外学進で来て、そこから東大のからCPD出してっていう話だったと思うので。
なんか結構こう研究者って優しいですよね。
メール出せば返事くる。
そうですね。すごい優しい人多いですね。
で、海外学進も取った優秀な研究者でございますっていう風に言えれば。
自分を信じて。
ちょっと検討してみます。もし出すことになったらちょっとお力を。
ぜひぜひ。
なんかCPDの人今まで3人しか出会ったことない。
それでも寮に行こうじゃないですか。
やっぱり毎年10人いるかいないかみたいな採用数のはずなので。
去年取られてないし。
って考えると、たぶんすごく新しい世代なんで5年、6年ぐらいしかたぶん取ってないですよね。
そうですね。
で、その中で3人知ってるのって結構多い方かな。
やっぱりCPDで選んで西海岸に来る人っていうのは結構多いと思うので、それでっていうアドバンテージはあるかもしれないし。
アメリカンナイトゴールド。
なんかノースカルライナにした理由っていうのは他にあるんですか。
その先生がいた以外の理由ですか。
はい。なんか環境とか気候とか食い物とか。
あ、そうですね。最後にイリノイシリーズ大学とノースカルライナで迷って、イリノイは寒いから辞めました。
なるほど。
本当に。
京都の曇りみたいな天気でドヨーンってしてた私がイリノイまで寒いみたいな日を何日も経験したら、たぶん本当に研究ができなくなるんじゃないですか。
また引きこもっちゃうから。
いや、寒いから不手寝したわけじゃないんですけど。
いや、でも本当に寝起きが本当に悪くて。個人的な話をすると。
だからゴキブリにセカティズム合わせてるとね、そうなっちゃうんで。
だからもうちょっとやめとこうと思って。
なるほどな。
そういう選び方もありますね。
それが第一に立ったかというより他の理由もあったんでっていうところはありますけど。
でもやっぱりメンバーと気候とか食べ物とかそういう毎日触れるものって地味にブローが効いてくるので、
一番下見しづらい部分とかではあるんですけど、考えた方がいいよっていうのは言われましたね。
アメリカ行くときになんか本の中で日本の先生からアドバイスをいただいたっていうのが書いてあったんですけど、
どういう風に行くに関してもらったんですか、言葉を。
生産性が下がるのはもう必然だから諦めて友達を作りに行くんだよって言われたって話のところのことですよね。
最初は海外競争力強化研究員なので、もうアメリカに行ってガツガツ研究するぜっていう、そういうスタンスで行くものなのかなって思ったんですけど、
京都大学の所属している先生のところにこんなことになりましたと、行くか行かないか迷っていますみたいなところから話をしていて、
その時に、まあいいかもしれないけど、確かに接戦は次かもしれないんだけど、
若いうちに海外に行くっていうのはネットワーキング、コネクションを作るっていうのが一番の成果の一部になるから、
多少の生産性の低下は目をつぶって、いろんなところに顔を出して、いろんなところに人に知ってもらって、
このコミュニティに取り込んでもらいに行きなさいみたいなことを言われました。
確かにその通りですね。
アメリカでの研究活動
まあそれを考えるともう少し、やっぱりサンフランシスコの辺りみたいに大学が集中して、
もっとたくさんあるところとか、ボーストンとかもっと人がたくさんいるところの方が良かったっていうところはあるのかなと思うので、
研究分野との兼ね合いですけど、そういう点も見て選ぶんだったら選んだ方がっていうのはアドバイスとして一つあるかもしれないですね。
けっこう大崎さんなんか学会とかで飛び回ってますよね。
やっぱそう見えますかね。結構アメリカ生活やっとこう慣れてきたみたいな感じなので、ようやくじゃあちょっと羽を伸ばすというか足を伸ばしてみようかなみたいな風な気概が出てきて、
で、この前もそのサンフランシスコのJSPSの会合に行った後にUCデイビス、ちょっと内陸に行ったところにあるカリフォルニアのUCデイビスってところに、カリフォルニア校じゃないや。
カリフォルニア大学デイビス校に行かせてもらって、そこで何人あったんだろう。
そのパカリティ、その教員の人に多分ね、10人はいかないか、でも10人近くバーっとこう3日間でバーっとこういろんなラボめぐりを。
で、その間に1回セミナーもやらせてもらってみたいな。
で、それで、それができたのも知り合いからの紹介で、その知り合いと再会したのが去年メルボルンであった国際学会で。
すごいな。
だからそのメルボルンの国際学会に行って、なび久しぶりに会った知り合いがいて、その人がその1年前にUCデイビスに行って、
UCデイビスめっちゃいいとこですよって言ってもらって。
で、そのUCデイビスの先生も会場にいたはずなんですけど、ちょっとその時私は会えなくて。
で、残念でしたね。今度機会があればみたいな感じで言ってたら、サンフランシスコあるじゃんってなって。
じゃあ近い、じゃあ近いじゃんみたいな。
車で1時間2時間で行けるから近いうちに入るじゃないですか。
で、行けるじゃんと思って。
で、あとそもそも私の反逆偉愛の論文を自分のレビューで引用してくださった先生が別でまたUCデイビスにいらっしゃったんですね。
だからその先生を最初はめがけて行こうと思ってたんですよ。
で、UCデイビスじゃんってなって、UCデイビスだったらこの前のところじゃんって思って。
で、その人にそのメルボルンで会った人に、あ、なんかあのUCデイビス行くことになったんですけど、もしこの日程でその教員の方の会が都合が合えば紹介してくれませんかみたいな風に言ったら、
もうその教員の方が本当にすごい良い人で、いろんなこうあのことをやってくれて、そのセミナーも企画してくれるのその先生だったし、
あとその3日間でいろんな先生回ったって言いましたけど、その私のスケジュールのスプレッドシートみたいなのをそのビヘイビアをやってる人たちのグループにバーってこうメールで流してくれて、
こんな大崎遥かっていうやつが来るから、会いたい人はここにこうスケジュールを入れていってねみたいなのをガーって回してくれて、それでこう運良くこう何人か入れてくださって、
それで私がウォーサーを押していろんなところに行くっていう、全部こうラボ訪問させてもらってみたいな、でその先生のお家にも泊めてもらって、
全部こうやってもらって、めっちゃ濃い3日間を過ごして、めっちゃ楽しかったんですよ。
だからもう、私まだ、さっき言ったように海外学進、今年申請したらこれがラストチャンス、そのチャンスが残っているので、できればUCデビュースの先生のところでやってみたいなって思ってたりもしたりして、
本当につながりからつなげてつなげてつなげてみたいな。
研究の将来展望
じゃあ恩師のお世話は守れてるわけですね、今のところ。
いやーその1回ですかね。
いやなんで、その、まあね、そのメルボルンが去年の8月なんで、丸1年ぐらいその、やっぱりこうアメリカ生活にこう慣れたりとかこういう風になってるとか、学会はこうかみたいな、
1年経たないとやっぱり全部こうある学会とか見て回れないので、なるほどってなって、やっとこうじゃあこういう風に動けるなみたいなのができるようになってきたっていう感じですね。
じゃあまあもしかしたら会えるかもしれないですね、こっちで。
そうですね、UCデビュー生になれば西海岸にも、西海岸コミュニティに入れるかもしれない。
まあ西海岸はいいですね、気候的にも、飯も美味いし。
うんうんうんうん、ほんとそうですよね、特にその沿岸部のサンフランシスコとか、あの魚介が美味しくて羨ましいなと思いますね。
やっぱノースカロライナとか、まあ多分内陸、ちょっと内陸。
そうですね、町としては、はい私がいるところは内陸なので、一応その東海岸もね、そのクラムチャウダーとか色々あるんですけど、
こっちに来るともうあんまりシーフードはメインじゃなくって、
まあダウンタウンに行けば日本食の料理屋もいくつかあるけど、みたいな。
アジアンのスーパーマーケットもちょっと車で15分とか、ちょっと1回高速に乗っていかないとないし、みたいな感じなので、
多分西海岸はね、めっちゃ過ごしやすいと思うんだろうなって。
それでもしかしたらこっちに来るかもしれないし、そっから、まあけど仮にアメリカでずっとやっていくのか、それとも日本に戻って日本で研究するのか、みたいなのか、
ちょっと長い将来で見たときに何か展望はあるんですか?
なんかこう、この1年半こう過ごして思ったのは、ずっといるところじゃないな、アメリカはっていうのが正直な感想で、
その、まあジェネラルな話をすると、自分が強者でいられる若い間はいた方が、
ブーストされていいかなと思うんですけど、なんか病気したりとか、その後なんか、
私はあんまり子供に興味はないんですけど、人によっては子供が、みたいな話もあると思うんで、
その子供を持ちたいとか、そういう風になって高齢になってきたとか、そういう風になった時にはちょっと痛い場所じゃないなと思うので、
そういった日本に帰りたいっていうのは、とりあえずあって、
でも、ちょっとまだ1年半なので、もう少し海外経験積んでもいいかなっていうのは思ってますね。
将来的にはやっぱり、どっかでPIになって、ゴキブリの研究を発展させていきたいのか、それとも他の虫もやってみたいのか、みたいな。
自分はゴキブリをずっとメインでやって死んでいくんだと思うんですけど、
でも、私の先生がそうだったように、学生にはいろんな虫をやりたいって思い渡らせてあげたいなって思ってますね。
で、それができる教員でありたいなって。
興味と学び
さっき言ったユシデビスの先生も、いろんな虫を、虫以外にはカエルとかタニシとかも研究室内では扱ってたりして、いろんなの見せてくれたんですけど、
そういうところが出身研究室とすごい似ていて、こういうところで自分はもしかしたら神話性があるのかもなとか思って、
学問的な括りで、この虫の何かとかゴキブリの何かとかシロアリオンの何かっていうんじゃなくて、
その学問で括った生態学とか行動で見て、この虫がいい、じゃあこっちの虫がいい、あっちのカエルがいいみたいなので、いろいろやっていくっていうのが面白いなって思っていて、
それをできる研究室にしたいな、できればみたいな、ありますね、そういうのは。
僕カエル使ってたんで、もし何かあれば。
カエルも結構、だってカエルだっていろいろいますよ。
カエルもいますね。
でもコオロギ育ってましたよ。
フタホシとかですか?
フタホシじゃないんだよな。
イエコオロギ。
フタホシか、フタホシだ、フタホシコオロギ。
友食いしにくい種なんですよね、よくわかんないですけど。
フタホシ、そうなんだ、フタホシもコオロギってやっぱり神経系の材料にされることも多くて、
コオロギの研究してる人なんかだと、幼少期から一匹で育てたコオロギは、すごい攻撃的になるとかっていう研究。
だから経験がその個体の行動を向上的に変えてしまうみたいな。
我々って経験が性格に影響を受けるみたいな。
性格も遺伝より環境への影響があるよね、みたいな話って普通に考えると思うんですけど、
あんまりそういう虫とか、余計にかけ離れた生物だと、あんまりどこまでどうみたいなのって想定できなくって、
だいたい遺伝だよね、みたいな風に思ってたりするじゃないですか。
だけど、私のこのクチキヨキブリの話もそうですけど、
どこまでが遺伝的な要因がベースになってて、
どこからがアドバンストで経験とか環境要因が入っているのかみたいな、結構面白いなって思っていて。
だからコオロギもその餌として飼えるぐらいいっぱい飼えるから、
サンプル数に困ることはないんですよね。
それはこの辺、普通の家に出るようなゴキブリも似たようなところがあるんですけど、
そういう虫を使って分かっている知見を、私のクチキヨキブリとかでも考えられないかなとか、
そういうのを考えたりしてますね。
いつか大崎県ができたときに、またゴキブリを見させてください。
見に行ってみたいです。
これがあのゴキブリですよって。
早く動かないんだったらなんかいけそうですよ。
かわいい、かわいい、なでなでとかできそう。
そうですね。脅かせば、うわーってなって走り出しますけどね。
でも家に出るゴキブリみたいに次どこに来るか分かんないとか、
なんか飛ぶとかそういうことはないので。
楽しみです。
まず教科書に乗るのが楽しみですね。
教科書に乗って大崎県が発足して。
10何年後とかになるんですかね。
というわけで今回は大崎さんのアメリカ留学について話してきました。
今回2回通したアメリカ、アメリカンナイトゴールドに参加していただいたんですが、
いかがでしたでしょうか。
そうですね。2回も喋らせてもらって、
いろいろ研究の側面と留学のソフトな面と話させてもらったので、
非常に360度と言いますか、いろいろ自分の研究生活をシェアできてよかったかなと思います。
ありがとうございます。僕もなんか新しい、全く聞いたことのない分野だったので面白かったです。
そうですか。
やっぱり僕とか医学分野にいるので、こういう環境系とか行動学とかあまりそういうのはないので、すごい面白かったです。
そうですね。医学系にいると人間の関係している分野なら何でも意義があるみたいなところがあると思うんで、
そういう方々から考えると、生態とかっていうのは特にどういうふうに役に立つのっていうのはもちろんそうだし、
どういうふうに息づけをしたらいいのかっていうのが謎みたいな分野かなっていうのは思うので、
それがシェアできていたらいいなと思います。
めちゃめちゃ単純に興味がわきました。
ぜひ本読んでください。
一応ね、読まないという体で、読まないという感じで。
読まないで質問することに今回は意義があったと思うので、ありがとうございます。
僕はわらさんに言ったら、とりあえず知っちゃったら何も質問できなくなるかって言われたんで。
ここ勝ちですけど。あれ読めるの?Kindleで読めます?
Kindleもあります。
まあ葛藤があるとしたら、Kindleだとサイン欲しかったんですけどサインもらえない。
ああ確かに。
それは確かに。
e-bookだからやっぱ写真はきれいにドアアップとかできるけど、
大崎さんのかっこいい顔とか。
確かにな。かっこいい顔が。
姫顔が。
そうそう、確かに海外勢にはKindleをやっぱりお勧めするんですけど、
買った後にサインがっていうのは。
あれじゃないですか、大崎さんがすごい、もっと有名になったら自慢できるじゃないですか。
サインあるぜって言って。
サインいただいてる以上に今お話させていただいてるからね。
2時間でも対談させてもらったっていう。
ゴキブリの旅
この今出てるクチキオキブリもこの前ニューヨークの展覧会に応募したら入賞して。
すげーな、きれいだもんな。
だから今度ニューヨークに行くんですよ、ゴキブリが。
ゴキブリと行くんですか?
本物を持っていかどうかは引きがあるから持っていってもいいかなと思ってはいるんですけど、ちょっと今検討している途中で。
でもこのニューヨークにこのゴキブリの絵を持って行きます。
すげー。
画家、画家の一部。
だから有名になったらサイン売ったりとかできるようになるかもしれない。
おー、じゃあチキシも持ってかんでかな、本だけじゃなくて。
有名になるかわかんないですよ、ゴキブリなんて全然受けないかもしれないですから。
いやいや、なってください。
話を聞いてる限りめちゃめちゃ引きが強いんで。
ちょっとこの研究の話とかもキャプションに書いたりとかしたので、それで多分受けたんじゃないかなと思いますね。
楽しみにします。
なんか宣伝とかあったら最後にぜひお願いします。
本とYouTubeの紹介
はい、先ほどから言っているように私はゴキブリマイウェイという、
自分の学生生活、学位を取るまでの研究生活とそれに関わる威力説を全部書いた本を出版しておりまして、
ぜひ興味がある方はそちらを読んでいただけると、
フテネをしたときのゴキブリのレシピとか。
あとはここで言わなかった話だと、初めて論文を書いたときにどういうふうに考えて論文を書いているか、そもそも論文とは何かとか、
後半の方には研究者ってそもそも何をしている人なんですかとか、
よく一般の方からは見えにくい部分っていうのをちょっと書かせてもらったような部分もあるので、
ゴキブリだけに興味があるっていう人だけじゃなくて、
一般に生態学者とかそもそも研究者ってみたいなところにも認知できるような内容に頑張ってしまいましたので、
ぜひ手に取っていただけたらなと思っております。
あとちょっと中でも触れましたけれども、YouTubeもやっていて、
それこそ自分の家にゴキブリがアメリカのアパートに出たときにどういう対処をしたかみたいな動画とか、
最近のだとアメリカ生活を1年ちょっとやってみて、どういういいことがあるか悪いことがあるかみたいな、
そういうリアルな話を上げたりとかもしているので、
そちらの方がよりセキュララというかリアルな、
Vlogみたいな回もあるので、ゴキブリの最終に行ってきましたとか、
そういうのもあるので、ぜひちょっと覗いていただけたらと。
ポッドキャストに概要欄ってあるんですかね、そこにリンクが貼ってある感じですかね。
ありがとうございます。
AmazonのリンクとYouTubeのリンクが多分出ているのではと思いますので、ありがとうございます。
ぜひ飛んでいただけたらと思います。以上です。
ありがとうございます。
番組の案内
さて、アメリカンナイトゴールド、スポーティファイ、アップルポッドキャスト、
Amazonミュージック、リストにて、日本時間の金曜0時に配信をしています。
番組のご意見やご発想は、Xの番組アカウント、
メールフォームにお寄せください。
また、ハッシュタグアメ語をつけていろいろつぶやいてください。
皆さんからのコメントをお待ちしています。
ここまでのお相手は、中村と
穂先でした。
また来週。
46:41
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