2023-05-27 47:24

#152 皺

~ “老いるってのはまったくタチの悪い冗談だ”
~ 人間!人生!
~ 
~ 番組への感想やリクエストなどがあれば「#邦訳雨あられ」をつけてTwitterに投稿するか、amecomiamearare@gmail.comまでお願いします。
~ これが、ほしい物リストです(小声)→https://www.amazon.co.jp/hz/wishlist/ls/1TJIISOS4BR3B?ref_=wl_share
~ Amazonギフトカードは15円から送れます。宛先をamecomiamearare@gmail.comにしてください。
00:03
こんばんは、邦訳アメコミ雨あられです。お便り来ております。はい。ラジオネームなしさん。どうも。特撮さん、探偵さん、いつも楽しく聞いております。ありがとうございます。
リクエスト採用ありがとうございます。放送を聞いてキングダムカムの世界がわかりやすくなりました。
おーそうですか。ヒーロー対戦よりも登場するキャラクターが多いんですね。
いっぱいキャラクターが出るけど、あまりBCが読んだことがない人でも大丈夫な作品ですね。そうですね。確かに。
先日第150回を記念してやったキングダムカム。はい。面白かったですよね。面白かったですね。あのキャラが出過ぎてるんで、もういっそ知らんくても大丈夫っていう。
あれは逆転の発想ですよね。800人以上いるそうなんで、友達でもそんなにいらんわ。いないわ。いないいない。
ブルービートルもバットマンチームで出てるんですね。放送を聞いて気づきました。 あと1ポンド2ポンドの変化を築けるバットマン。
やっぱりキモいですね。1ポンドは453グラムですよ。
確かに。ラストシーンでね、ワンダーウーマンが妊娠していることを、その1ポンドか2ポンドを太っただろうみたいなことで見抜くシーンがあってね。
キモいですね。確かにキモいですね。450グラムでしょ。絶対気づかない。自分の体重でさえ気づかない。
絶対気づかないわ。 バットマンらしさもね、存分に味わえる名作でした。
ブルービートルもね、あれは2代目? ブルービートルでしたかね。テッドコードでしたよね。
ロボの方?ロボっていうか機械の方? そうそうそう。魔法のスカラベパワーじゃない方ですね。
ブルービートルはさ、夏に映画待ってるから楽しみですね。
ブルービートル確かにDCでしばしば見にするが、あんまり知らんかも。 ブルービートル単独のやつとか私読んだことないな。
あー、翻訳はないかもね、単独のやつはね。ブルービートルはインフィニットクライシスが始まる前に死んじゃって、しばらく生き返らなかったんだけどね。
えっと我々が使った作品の中では、ミスターミラクルで友達として出てきてたよね。 まあでもなんかビール飲んでるだけで、別にヒーロー的活躍ではなかったな。
機械っぽさなかったですね。 あとスーサイドスクワットのバットブラッドで、あの企業の社長としての顔で出てきてましたけど。
確かにあれ結構活躍してたよね。 そういう意味では、確かにブルービートル、ヒーローとしてのブルービートルの活躍って全然見てないかもしれないですね。
あんまり知らない。なんかバットマンの介護官みたいなイメージ勝手にありますね。 あーそうですね、常人で、機械の力を借りてパワーを発揮して、社長。
そこまで万能でもないようなイメージありますね。 ちょっとやっぱコミカルな要素が強めに出てる感じしますね。
ブースターゴールドとのコンビで。 あーそっか、あの2人のコンビでたまに出てきますね。
03:04
まあ映画の方、たぶん3代目が主役なので。 まあでも何かしらの形でね、テッドのこともですね、またちょっと。
きっと合わせた方役出るでしょうしね。 なんか読めたらいいですね。はい。
お手伝い2通メモ。ラジオネームにんべんさん。 雨さんあらるさんこんばんは。
遅くなりましたがラジオ150回突破おめでとうございます。 ありがとうございます。
私事ですが、先日仕事でマレーシアへ行ってきました。 私事で仕事で。
その際に現地のスーパーで購入したコミックの画像をお送りします。 タイトルはボボイボーイと読むんだと思いますが、
キャラデザインがかっこかわいかったので購入してみました。 ということで画像データも送っていただいたんですが、
かわいい。 見せて見せて。 あーかわいい。なんかちょっとあれだな、日本のもうちょっと少年ジャンプよりも前の少年誌っぽい。
ちょっとした児童誌とまではいかない。コロコロコミックとか。 そんな感じですね。 キャラの一覧のページも送っていただいてるんですが、
めちゃくちゃカップリング作られそうだなって思いましたね。 なんかあれだね、
稲妻イレブンとかそういうぐらいの感じの。 購入系だ。 ホビー系のキャラですね。
いいですね。 CGアニメになってるので人気なんだと思います。テキストは多分マレー語。
そのため英語のように翻訳サイトへ入力してというのができず読めずじまいです。 あれができるんじゃないの?
Googleのさ、画像で翻訳してくれる。 あーあるね。 あれ使えばいけるよ。
マレー語でも。 その際に仕事行った時に日本語が話せる現地の人が日本の特撮ヒーローに詳しかったので、
マレーシア産のウルトラマンであるリブットや新型作品などについても話すことができました。
ちょっと私マレーシア産のウルトラマンってのを存じ上げなかったんですけど。 あのなんかあれ?さっきのやつどこのCGアニメだっけ?
マレーシアの。 メカアマトとかあるよね。
あのなんかやっぱ向こうってCGアニメが主なのかな? いや知らんけど、向こうのポポイとルピンみたいな感じのCGアニメで
初登場したのがウルトラマンリブット。 嵐って意味らしい。 CGアニメのキャラだね。
CGアニメにゲスト出演っていう感じで出てきたんだけど、逆輸入でちゃんとスーツも作られて、今こうちゃんと映像作品にも登場して。
アニメから特撮に入っていった? そうそうそう。
あのシラット、シラットわかる? シラット? アジアの武術なんだけど、それを使って戦うっていう。
結構あの、武術系のキャラなんだ。 武術系のキャラですね。面白い。
あのウルトラマントリガーにゲスト出演した際は、なんかブートキャンプみたいなのを始めて、主人公を身体的に鍛え上げる。
06:08
あー面白いね。 主人公がこうね、自分の力をコントロールできなくて悩んで、身体を鍛えて、心を。
光線肌とかじゃなくて、武術系の設定が盛り込まれてるの面白いね。 いやーなかなかいいキャラなんです。
やっぱね、つぶら屋はアジア系の、アジアでの展開もですね、結構重視してて、そういう風なアジア寄りのキャラクター出したり、向こうでイベント打ったりとかってのは結構やってますね。
そしてハヌマーンなら、聞いたことありますよ。 あ、それはほら、ダメだよ。 あれ違うの?また。それはダメ。あの権利関係がいろいろあって大変なの。
でもさ、我々がちっちゃい頃はさ、普通にレンタルビデオ屋で見れたよね。
ウルトラ6兄弟VSハヌマーン、みたいなやつだよね。なんか知ってるもん。 いやー大らかな時代だったってことでしょうね。
今はもうあんまりないんだ。 いやもう今はダメです。フルフェスとかに来たりはしないんだ。
逆に今、ハヌマーンとかをネタにするの、痛いオタクっていうかさ、つまんないこと言ってんなって。
オタクの世界、厳しいなあ。 黙ってた方がいいですよ。 わあ、じゃあもうハヌマーンは忘れます。
ということでね。 あ、で、ちなみにこのメールで知ったんですけど、日本の映画がマレーシアで上映されるときは、マレー語、中国語、英語の3つの字幕が同時に出るらしくて、めちゃくちゃ見づらいそうですね。
ああ、そっか。やっぱその紅葉語が多い国は大変ですね。 どうするんだろうね。縦2つに横1つみたいな感じなんだろうな。
右と左と下にある。 めっちゃ狭くなる。 確かに見づらいなあ。 行方はめっちゃノイズ多いわ。
あれだよね、インドとかも、なんか紙幣に何カ国語も書いてあるもんね。 文字あったね、いっぱい。 そういうことか。
あとさ、送ってくれた画像を見て思ったんだけどさ、アメコミもさ、このマレーシアだっけ、もうさ、あとインドもさ、漫画このスタイルだね。フルカラーで薄い。
確かに。いわゆるコミックスとか単行本じゃないんだね。 なんか日本の漫画ってもしかして世界的に見たら変な形してるのかな。
フランス行った時に本屋でフランスの漫画、いわゆるコミックみたいなの買ったけど、その作りは日本の漫画のコミックスだった。ちょっと厚みがあって白黒で、あの紙で印刷されてましたね。
どういう歴史的な経緯があるんだろうね。 出版の歴史は多分違うんだろうね。 何かあるんだろうね。
確かに。あの形態で連載をまとめるのか、それともあの形態で売り続けるのかみたいなことがあるのかな。
ねえ、わからんが。そもそもさ、一人の人が絵を描いて話を考えるスタイルとかじゃないスタイルあるじゃん。
09:00
その国によってどっちが種なのか、メインストリームなのかとかっていうのを見ていくと。
なんかありそうですね。そういう漫画で塗り分けられる文化圏みたいな。 めっちゃありそうだね。
誰か詳しい方、教えてください。 自分で探究しないあたりがやっぱ我々のね、あれですよね。
あのさ、アメコミ放浪記っていうブログを書いてる人がさ、最近ポッドキャストを始められてですね。
聞いたんですけど、めちゃくちゃ面白くて。
現象?聞いたでしょ?
一話で聞きました。
現象をね、紹介してるんだけど、ただストーリーの紹介とかじゃなくて、それが今までは経緯から見てどこを楽しめばいいのかっていうのをね、すごいね、教えてくれるっていうか。
あれ、面白かったね。
深いっていうかなんていうか、面白って思う。
知識の幅も広いし深みもあるし、聞いてて心地よかったですね。頭良くなった気がしたもんね。
そうそう、なんか物事に対する見方というか目線がね、鋭くなった気がしちゃうもんね。
現象の紹介してくださってたんですけど、普通にその現象読みたくなりましたしね。英語読めないけど。
別にね、今は機械の力で何とでもなりますからね。
ということは我々もね。
我々も。
頑張って。
いろんなところを学びながら主体的に学んでいきましょう。
やっていきましょう。
この番組では毎週一冊の方訳アメコミを紹介しています。
本日のテーマはシワですね。
これはアメコミじゃないですね。
スペインの方が作ったフランスのコミック。
ですね。最初に出版されたのがフランス語だったんだよね。
フランスの漫画はバンドデシネなんて呼ばれてますんで。
今日はバンドデシネをね、読んでいきたいというわけですね。
ライターというか著者って言うんですか?
著者はパコ・ロカさん。
これ多分アメコミと違っておそらく一人で全部描くとお話。
絵も、話も。
塗りも。
塗りもかな。
やってるのかな。
なんかそうだと思います。
映画化したことで話題になったのかな?
なんか知ってたよ。話題になった。売れたの?
10年くらい前に確か映画化してて、ちょっと話題になったんだよね。
ジブリの配給家なんか担当してたのかな。
日本の映画賞とかアニメ賞とかも取ってて、ちょっと話題になって。
今回これは使うってなった時にはDVD買おうとしたんですけど。
配信ないかなと思って。配信サービスどこも入ってなくて。
私の調べ方がよくなかったかもしれないんですけど。
シワってタイトルがさ。
検索性低いよね。
漢字一文字でも出ないんだよね。
映画だとひらがなでシワなんだよね。
12:01
二文字だからさ、シワって入れるとシワの字が使われたやつが全部出てくるんだよね。
それは霊の仕業です。っていうコミックとか。
あと、岸和田少年グレンタイとか出て。
もしかしたらあるかもしれないんだけど。
岸和田少年グレンタイ出てくるのめっちゃ面白いな。
ちょっと私の能力では見つけられなかった。
なるほどね。
だからDVD買いました。
買ってみましたよ。
なんか少し話が違う?
そうね、お話の展開結構変わっていて。
大筋は一緒なんだけど、新しい設定とか新しいエピソード追加されたりとかしてて。
違う感覚で楽しめました。
じゃあぜひコミックと映画の違いなんかも教えてもらえればと思いますので。
よろしくお願いします。
この物語の主人公はエミリオ。元銀行員なんですが、彼が老人ホーム?
そうですね。養老介護老人が集められている施設、老人ホームですかね。
入るところから始まるんですが、なかなかこれもね。
老いをテーマにした作品じゃないですか。
人間はいずれは老いていくわけで、あるいは身近な人間も老いていくわけで、
10年前に見た時よりもリアリティの差がすごかったですね。
身につまされるというか。
自分自身もいつまでも若くはないし、親とかも年々老いていくからな。
身の回りの人間もこの10年間でいなくなった人とかもいるわけだし。
それを考えると身につまされる。うわって思うシーンが多かったですね。
そうですね。最初のところも息子夫婦だよね。
まずちゃんと認識できないってところから始まるんだよね。
自分はまだ銀行の支店長である。働いてるんだ。ここは職場なんだ。
思い込んでコミュニケーションしていたら、実はそこは自分の家の寝室で息子夫婦とお話をしていたっていうところに気づくシーンですね。
今日きついよ。
難しいな。
これ本当にかけぬなしで名作だと思うんだけど、心揺さぶられたんだけど。
これ動かされるよね本当に。
楽しく2人で話すとかそういうもんじゃなく、もっとじわっと。
本当にぜひ読んでいただきたいこのラジオ。今すぐ切って。
まずはそれから。
主要な登場人物としてはホームで同室となったミゲルさん。
ミゲルは家族がいない。今まで結婚したこともなく、当然子供もいなくて、犬を飼ったことさえない。
15:02
孤独に生きてきたのかな。ただめっちゃ元気。
とにかく近世への執着が強い。お金を老人ホームで稼ぐことに生き甲斐を見出して、そのお金を使って調達屋という商売をやってますよね。
老人たちが求める物品を外から持ってきて売ってあげる。
調達屋っていいよね。
刑務所が舞台の映画とかで必ずいるよね。
必ずいる。どっかしらか物を持ってきてくれる人がミゲルですね。
この二人の交流というか、この二人の人間関係がおそらく物語としては中心になってくるんですが。
そうですね。友情というかなんというか。
友情というかなんというかって感じですね。
あとは他の老人たちもたくさん活躍してますね。
あとは私が個人的に好きなのは、同じ食卓を囲んでいるアントニア。女性ですね。
おばあちゃんなんですが、気のいいおばあちゃんなんですが、家族もたくさんいて。
息子が5人だっけ。孫が50人ぐらいいるんだって言ってるんですが、全然家族は会いに来てくれない。
寂しいんだけれど、すごい人はいいし優しいし。
唯一孫が一人だけ会いに来てくれる。
その孫のために食卓に出てくるバターとかジャムとかお茶のパックとかをひたすら集めるという女性ですね。
これが悲しいんですよね。
だって孫にとって別にいらないもんね。
おばあちゃんに来て、そんなどこでも手に入るようなものを1つ2つもらったところで。
って言うんだけど、やっぱり孫のためにできることって今の彼女にとってはそれが限界なんだよな。
それをひたすらアントニアの生き甲斐として集めてるんですよね。
いやーこのね、やっぱ人生100年時代って今言われてるよね。
なに俺まだあと60年近く生きんの?
まだまだまだ。
なんか折り返してるのか。
でもさ、現代社会ってさ、よく言われるけど老いの価値が低いんだよね。
あーそうね。確かに昔であれば年取ったらいろんな知識や経験があるから。
敬われてて、社会の中でも地位が高かったんだけど。
今はもう新しいことがどんどんどんどんやってくるから、ついていけない老人っていうのは価値が下がっていってしまうんだよね。
ナメック星とかだったらね、最長老様みたいな感じで長老がさ、一定の尊敬と敬意を得てるじゃないですか。
生きてるだけですごい。
長老って現代社会にいないから。
いないね。職場にいる長老とか完全に皮肉で言われるもんね。
18:04
そう、プラス、決してプラスではないんだよ。
そういうさ、現代社会の老いですよ。それを描いた作品だよね。
映画を見た時に映画監督にインタビューもついてて、その人は、もしこの作品を見て老いに対する恐怖を感じるとしたら、それは老人老いることの問題なんじゃなくて、現代社会の問題なんだって言ってましたね。
まさにじゃない。
その恐怖を超えるためにはこの社会を変えていくしかないんだって言ってて、すごい映画見ちゃったなって思いましたね。
すげー怖かったですね、確かにこの作品。
老いに対する恐怖をものすごく回しちゃいましたね。
アルジャーノンに花束をっていうダニエル・キースの小説があるじゃないですか。
知的な障害がある人が主人公で、薬の力によって逆に超天才になっちゃうんだけど、また戻っていくっていう。
あれさ、あの小説を最初に読んだ時もめっちゃ怖いなって思って。
最初はさ、あんまり頭が良くないから、何もよくわかんないまま幸せに暮らしてるんだよね。
だんだん頭が良くなってくると、実は周りの人たちが自分のことをバカにしてたりすることとかに気づいちゃったりする。
なんか頭良くなってたはずなのに、幸せにはならないんだよね。
確かに。
それも嫌な気持ちで中盤くらいまで読んでて。
逆にだんだん頭が良くなくなっていくっていうくだりがあるじゃん。それもめちゃくちゃ怖いんだよね。
自分がだんだんわからなくなっていくことがわかるっていう辛さがあって、嫌だーって思ってたけど、今回もね。
読み味似てますね。
似てるよね。エミリオはさ、中盤くらいで実は自分がアルツハイマー患ってるっていうことを自覚して。
臨床なんだってことをね。
どんどんどんどんどんわからなくなっていくっていう。
できることがどんどん減っていく。
こえー。読み味似てるよね。すごい怖いよ。
老人ホームだから運動の時間とかってさ、ボールを手渡していくんですが、急にわかんなくなるんですよね。
ボールを回してボール、ボール、ボール!
ボール?
私が今手に持ってるこれはなんだ?
こわー。
これ映画だと字幕で見たんですけど、字幕の文字がうちゃうちゃって読めないようになってて。
あ、もうボールっていう単語、言葉がわからなくなっちゃう。
なんとか合わせって言われるっていうシーンになってて。
そういう感じなのかなーって思ったりして。
そういう感じなのかー。
あのー、言葉忘れちゃうんだよね。自分が着てるジャケットとかっていう言葉わかんなくなっちゃって、
えー、ミゲルがね、全部にタグつけてくれる。
ミゲルもね、いいやつなんだよね。
21:01
ミゲルいいやつだね。すごく皮肉っぽくて、金に汚いし、
ストレートな意味でいいやつじゃないんだけど、そこがまたいいんだよね。
ミゲルとエミリオか、ミゲルとエミリオの関係性っていうのはすごく印象的ですよね。
映画でもさ、映画だとちょっとエピソードが追加されてて、
ミゲルとエミリオが仲良くなるきっかけみたいな話が追加されてて、
この老人ホームには実はプールがあるんだと。
ただこのプールっていうのは、見学に来ては親族とかあるいは政府の役人に見せるための施設で、
実際に使うことはないんだと。
なるほど。
エミリオは実は泳ぐのが昔からすごく好きで、家族旅行で海に行ったりとか、銀行に休んだ時もプールで泳いでて、
プールあるんだ、じゃあ泳ぎたいなーって話。
ところが、結局使われることはないので普段入れないんですけど、自分がアルサイマーだってことが分かって、
だんだんできることが少なくなっていくうちに、
いやでもやっぱり俺は生きてるんだと。できることは少なくなるし、老いてるんだけど、
俺は生きてるからやりたいことをやるんだと。
エミリオが言って、プールに飛び込む。
そのミゲルが助けてあげる。
それをきっかけとして、2人の関係がぐっと近寄っていくっていうシーンがあって。
やっぱり男2人がプールで泳ぐシーンがその後続くんですけど、
やっぱり男同士が水に入ると友情育まれるんだなって思いましたね。
そんなことある?
夏目漱石の心とかでもさ、やっぱり海で先生と私が泳いで、
出会うシーンは海ですね。
裏切りのサーカスっていう映画でも、男同士が川で泳ぐと仲良くなるっていうルールが適用されてたんで、
これ心で見た。
男同士が泳ぐと仲良くなるやつだ。
裸の付き合い的なこと?
よくさ、水に濡れるシーンっていうのはキリスト教の洗礼のメタファーだって聞くけど、
だから生まれ変わるシーンとか、人が大きく変わるシーンって水を浴びたりするっていうことを聞いたことはあるけど。
私これさ、見てた時に水っていうのは必要不可欠なんだってセリフあるじゃん。老人の生活に。
薬を飲むためには絶対必要なものなんだって言って水が使われてた。
生きるために必要なものが水。
そういうものに使うことによって、2人の人間関係とかも生きる希望というか、生きる力が湧いてくるってことなのかなとか思ったりしたな。
なるほどね。
映画も面白かったですね。そういうシーンの追加が。
そうなんだ。ちょっと映画見てみたくなっちゃうと思う。
ぜひぜひ。
この作品さ、いろんな老人とエピソード積み重ねで話しできてるじゃないですか。
これまたどれもいいんですよね。
どの老人もね、素敵な年の取り方してますよ。
そうかな。
24:00
なんか応援したくなったもん、これ読んで。
いいんだよ全部。
素敵な年の取り方はどうかわかんないけど、やっぱりそれぞれ人生を生きたんだなって。
どうやら今回のこの作品、筆者の作者の言葉とかインタビューとかを収録されてるんだけど、結構取材があったっていうかさ、実際にいる老人たち。
身近にいる友達のお父さんとか。
そういうのを取材してみたいな話があったね。
だからやっぱりリアリティっていうのかな。
なんか人生を感じましたよね。
すごいリアリティでしたね。
いや本当、アルツハイマーになっちゃった旦那さんをずっと献身できる。
ドローレスト、モデストのやつとか。
この2人が出会った時のエピソードとかが挟まれるんだけど、泣いちゃったよ。
アニメでもさ、映画はアニメなんですけど、映画でもこのドローレスト、モデストのエピソードめちゃくちゃ良くて。
これは夫がアルツハイマーになってしまって、ドローレスト、妻の方が自分はまだ介護とか必要ないんだけど一緒に施設に入ってモデストの世話をしてあげてるっていう夫婦なんですよね。
で2人は、ほとんどモデストは表情は進行しちゃってるんでコミュニケーションできないんだけど、2人だけで通じる秘密の言葉がどうやらあるらしい。
その言葉を耳元で囁いてあげると、モデストが微笑むんですよね。何のコミュニケーションも通れないはずのように笑ってくれる。
で、「なんで声かけてるの?」ってミリオが聞いた時に、2人の出会いのエピソードを語ってくれるんですよね。
2人が幼少期、幼馴染、幼少期で初めて交際を始めるきっかけとなった言葉を実はかけていたんだってことがわかるんですけど。
この雲を捕まえてほしいって話さ。アニメだとさ、やっぱ動き。アニメってあんまりよく知らなかったんだけど、動きと音があるからさ。
この2人の子供が雲を捕まえるシーンの迫力と美しさがなかったですね。
コミックだと2ページで終わっている話なんだけど、アニメだとかなり力を入れて長く撮っていて。
物語全体として劇場版このドロレスとモデストのエピソードをすごく大切にして作ってましたね。
本当にいい感動的な。これまでの人生の積み重ねで、我々から見ると症状ですよね。
妄想とかそういうのに囚われているように見えるけど、それは全部それまでの人生の積み重ねの結果であるところがあって、敬意を持って接しなきゃいけないなと思っちゃいましたね。
あとはミゲルが、このドロレスとモデストが、結局2階で症状が重めの人たちが集まる。
27:12
2階に上がるともう二度と帰ってこれないと呼ばれる。
行ってしまった時に、ミゲルがさ、こんなのじゃダメだ。やりたいことをやるんだってさ、車を調達して脱獄ですよね。
車で逃げ出すっていうシーンがありますね。
エピソードちょっとだけ入るじゃないですか。そこもすごくワクワク感というか。
感動しちゃうよね。
いやもうね、運転できるのがアルザイマーが信仰しているエミリオしかいない。
もうどう考えても成功じゃないんですよ。
エミリオはもう二人の名前も曖昧だから、名前のワッペをね。
なんつーかな。もう、もう、もうだよ。すごいよ。
あともうラストシーン。
はいはいはい。
もうすげーなって思いましたね。
エミリオがだんだん物がわからなくなっていって、ミゲルの顔もおぼろげになるのを線を減らすことで表現するシーンなんかあったりして。
これは漫画的な、漫画ならではの表現ですよね。
いい表現だなと思うし、ところどころ白いコマが挟まれるようになっていくんだよね。エミリオの症状が進行していくと。
空白がね増えるんですよね。
増えていくんだけど、最後はもう大きく白紙の見開きページがあってきて、あーついにって思うんだけどさ。
ここで終わるかなって思ったんだよ。
あー確かに。これはこれで綺麗な終わり方だよね。
ね。と思ったら、最後ラストのエピソードがさ、ミゲルが調達屋として犬を。
定期的に犬を調達してたんですよね。
なぜ定期的に飼うかというと、老人に渡すとすぐ殺してしまうから。狭いの忘れちゃうからね。死んじゃうからね。
なんだけど、ちゃんとそのことをナツラがわかってて、犬殺さないように長いリールを渡すっていうシーンなんだけど、これ良かったなぁ。
これで終わるのすごいよね。
いやーすごいと思う。ちょっとその前のところで、お前の息子何階に住んでるんだってね。2階だよって。じゃあこのリールだったら大丈夫だろうって渡して。
何のこと言ってんのかなってね。わかんないんだよね。登場人物もわかんないし、我々読者もわかんないんだけど、最後犬を外に置いたままエレベーターに乗っちゃって、やべってなるんだけどリールが長くて助かるっていう。
すごいね。確かに。
で、このシワというお話終わり。これ痺れたね。
30:04
確かに。すげー終わり方だよね。
すげー終わり方だと思う。余韻?なんだ?もうわかんないけど。
この感情はなんだ?っていう。
結局エミリオは2階に行っちゃうんだよね。
そうね。少女が進行してエミリオが2階に上がってしまって。
で、再び一人ぼっちになっちゃったミゲルの顔とかさ、もうセリフとか一切ないんだけど。
仲良しメンバーでね、同じ食卓囲んでたんですけど、さっき言ったドローレスとモデストをはじめとして、一人ずつ席からいなくなっていくんですよね。2階に上がっていって。この寂しさもね。
それでも生きていくんだなっていう。
生きていくんだなって思いましたね。
映画だともうちょっとハッピーエンドより、ハッピーエンドか違うな。希望はある。人生に希望はあるっていう話だと思うんだよね。
コミックとの違い結構たくさんあるんだけど、例えばミゲルの設定とかも追加されてて、ミゲルがお金たくさん貯めてるじゃないですか。
彼はお金貯めてると同時に、実は薬もたくさん集めてるんですよね。飲み物、いつも配給というか支給される薬も。
もし自分がアルツハイマーになったら、それを飲んで俺は死ぬんだと。自殺の準備をしてるんですね。
彼に言わせると、この老人ホームには2つの道しかないんだと。
1つは自分を騙して、妄想の世界に閉じこもって、最後2階に行って死ぬか。
あるいは現実と向き合って生きるか。現実と向き合うというのは、ミゲルに言わせると、モラルを捨てて、お金儲けをしたりとか、その時その時の楽しさを重視していくことなんですよね。
それがエミリオと出会うことで、だんだん変わっていくっていうのが、映画版の大きな筋になっている。
だからミゲルの方にどっちかというと非自由が置いてあるんですよね。
もちろん症状はどんどん進行していって、エミリオが2階に上がってしまうし。
ミゲルも最初は自殺をしようかと思うんですよね。せっかく仲良くなったのに2階に行ってしまって。
つまりせっかく親しい友人ができたのに、それを失ってしまった。もう自殺しようとするんですが。
その時にエミリオが残していったものと出会う瞬間があって、もうちょっと生きようということで。
彼はエミリオを追って2階に上がって、身の回りの世話をするようになるんですよね。
そういうことなんだ。
その直前にミゲルがそれまでに関係のあった老人たちに最後の調達をするというシーンがあって。
みんなにいろんなものを渡していくんですよね。
それはコミックでもあった犬とリードを渡してあげるとか、
あれ何に調達したっけコミック?
電話。
電話か。電話をいつも探している人に電話をかけさせてあげるとか。
33:03
あるいはコミックにも出てきたんだけど、ロサリオという女性がいて、ここはオリエント急行なんだって思い込んでいつも窓から外を眺めている。
表紙にもいる人ね。
表紙にもいる人。
この人はいつもタバコを吸ってるんですけど、タバコ吸ってる妄想で何も持ってないんですよ。
その人に禁煙パイプを渡してあげて。
ちゃんとタバコを吸えるようにしてあげて。
っていう感じで、モラルを捨てて現実を生きるんだって言ってたミゲルが、
その老人たちの妄想に寄り添ってあげて、
手伝いをしてあげるというシーンがあるんですよ。
なるほど。
火星人に追われてるっていう妄想を抱いてるおばあちゃんには水鉄砲を買ってあげるんですよ。
追い払えるように。
これを撃てば大丈夫だって。
おばあちゃんが危機として火星人を撃ちまくるシーンとかもあって。
めっちゃいいじゃん。
妄想っていうのも一つのもの。
世界として受け入れてあげて、2階に上がっていくんですよね。
ラストシーンもすごく良くてですね。
普段の世話はミゲルはエミリオンの世話をすると同時に、
2階にいた半身不全のホームレスの世話。
2人の世話をしてあげるんですよね。
ホームレスがすごく汚い言葉でミゲルを罵ったりするんですけど、
やめろと。
なぜならエミリオンは汚い言葉が嫌いなんだ。
そういう言葉は使わないでくれって言って、
ホームレスもちょっと、
ホームレスの女性も少しそれに対して反応というか、
じゃあちょっと気をつけようっていう感じの態度を示したりなんかして、
ミゲルの存在によってちょっとずつ周囲に影響を与えてるんだ。
そこもありつつ、ラストシーン。
ミゲルがエミリオンに、
ロックフェラーって言うんですよ。
ロックフェラーってさ、これ2人だけのあだ名で。
2人で言うときだけロックフェラー、ロックフェラーって言ったんですね。
それを言ってあげると、最後エミリオンが微笑んで終わるっていう。
ドローレスとモデストのエピソードも下敷きにしつつ。
そうだね。
うわー、なるほど。
うわー、すげー。
その後、映画だと犬の利用を買ったおじいちゃんが
エレベーターに犬を乗せ忘れて上がるっていう原作と全く同じエピソードがあって終わる。
やっぱりそこはそこなんだ。
オチは一緒でした。
でも、そっか。
じゃあその辺かなり原作を膨らまして分かりやすくしてるんだね。
そうね。
一応ね、もう2階に行っちゃったエミリオンを
ミゲルが世話してるっていうのは描かれてはいるんだけど、コミックでも。
あとその最後の調達の部分もね、ありはするんだけど
そこがもっと分かりやすく膨らまされてる形なんだね。
膨らまされて、ミゲルの生き方も変わったと。
なるほどね。
まあ、物が分からなくなったり置いたりしても
人は変わることができるし、前向きに生きることができるっていう。
そういう人にも影響を与えることができるし、希望はあるんだっていうことなのかな。
渋いな。
36:02
いいですね。でもアニメ見たいな。DVD貸してよ。
今度はお貸しします。
ありがとう。
マジで面白かったです。
コミックには、シワに加えてもう一編、短編が入ってまして
タイトルは東大。
舞台はスペイン内戦。
スペイン内戦の時代に、戦争に巻き込まれた共和国軍の兵士が戦場から逃げ出すわけですね。
逃げ出した先に不思議な東大とそこに暮らす東大森と出会って
自分の人生について考えるっていう話ですかね。
そうですね。
逃亡する兵士っていうモチーフ、なんかでも見たことあるな。
逃げ出した先で不思議な世界に迷い込んでしまうキャラとして
やっぱ少女と兵士って、なんか見たことある気がするな。
あるな。全く具体例を出せないんだが。
なんかある気がするな。
この青年っていうのは、戦争に兵士だったんですけど、
もちろんそんなに思想的に強い兵士というわけではなくて、
スペイン内戦が起こって、気づいたら共和国軍の兵士として戦うことになっていたと。
大工の見習いだったんだけど、金を稼ぐために警備隊になった。
そしたら戦争が始まって、自分は思想的な左派でも右派でもなかったのに、
共和国軍側として戦うことになってしまった。
この少しずつ戦争に巻き込まれていく様とか、怖って思いましたね。
怖って思いましたね。
スペイン内戦のこととかよくあまり詳しくないんですけど、
共和国軍の兵士になって初めて会った仕事は、
自分の友人の家に行って、友人の家族を捕らえることだった。
なんて話を言ったりして。
結構戦争で辛い思いをしているのもあって、
結構この良くない意味でもリアリストというか、
現実に絶望している青年なんですよね。
結構絶望してそうだね。
最初は全然心開いていないというか、固くなというか。
一方で東大森は大局というか、何している人はよく分からないですよね。
めちゃくちゃ自由に生きていますよね。
東大森とは言いながら、木はついていないんですよね。
東大の掃除をしながら、東大に流れ着いたものを拾って生活している人なんですよね。
ただ彼は海が好きらしくて、海にまつわる物語がすごい詳しい。
例えば白毛。
例えばオディスセイス。
宝島。
宝島。海底にワンマイル。
そういう話をたくさん知っていて、その話を青年にしながら、
あるいはセリフを引用しながら、青年のお世話をしてあげるんですよね。
これ、内容としては私、シワと似ているなとは思いましたね。
シワもさ、妄想に対して現実主義者だったミゲルが近づいて歩み寄っていくという話だったじゃないですか。
39:02
そうだね。
今回も小説、フィクション、妄想とは言い切れないかもしれない。
そういったものに対してリアリストだった青年が少しずつ歩み寄っていくんですよね。
物語の話を聞きながら。
これ、おそらく似てるから収録されたんだろうけど、今を改めて読んでみると共通点が多いなと思いますね。
確かに。この作品、東大の方ではラピュタ島っていうのがあって、そこがパラダイスなんだと。
そこに行こうということで、東大に流れ着いた物資を使って船を作っていくんですね。
最初はなんじゃいみたいな感じの態度をとってた主人公もだんだんと手伝うようになって。
走行するうちに服がボロボロになって、軍服を脱ぎ、東大森と同じような服装になって船作っていくんですよね。
顔も笑顔が見えるようになってね。
嵐が来て船が流されちゃいそうになったときは、命を顧みず船を取りに行ったりとかですね。
ラピュタ島なんてね、ガリバー旅行記のソロトム島ですもんね。
それのためにこんなリアリストの青年が海に飛び込むなんて、いいシーンですよね。彼の変化を感じますよね。
そうね。実はラピュタ島ってのはガリバー旅行記の…
大丈夫?このラジオを聞いてる人はみんなラピュタ島知ってる。
大丈夫か?
ジブリってこと?
これも?
確かに。リュウノス。
いやーこれも面白い話だなー。あれだね、あらすじを喋っちゃうことになっちゃうね。
それじゃこの作品の手触りは伝わらないから。
ここから先は読んでくれよと。
ラピュタは本当にあったんだっていう、そういうお話でしたね。
いやーこれクライマックスのシーン最高だよね。再び灯台に火が灯るシーン。
めちゃくちゃ感動しますね。
いやーでもそうだね、ファンタジーだな。
いいですね。
いい作品でした。
いい作品でしたよ。
盛りだくさんの一冊です。
人生っていうものについて考えさせられちゃうわ。
やっぱ合理的なというか、数字に換算できる世界の中では見えないものっていうのがあるよね。
お金じゃないものも多分ある。
人生でした。
はい、というわけでシワでした。
映画のラストシーン、エンドロール流れるときに曲が流れるんですけど、その曲、実際にこういう施設にいる101歳のおばあさんが作った歌で、
42:00
その人はもう目も耳も不自由で、認知症的なものも患っていて、能力というかできることがほとんどない。
そのおばあちゃんが唯一できることが即興で歌を歌うこと。
すげえじゃん。
だからコミュニケーション、外部のコミュニケーションはほとんどないんだけど、即興で歌を歌ってくれる。
それをエンドロールに使っていて、すごい迫力でしたね。
人間っていう感じが。
人生。
人生、人間っていうものの生々しさというかなんというか、やっぱり心揺さぶられましたね。
あ、そう。我然興味出てきた。
101歳ですかね。
すごいね。
今ですら即興で歌作れないわ。
確かに。101歳がどうなってんだろうな。
101歳生きてるかな。
人生100年時代としてもボーナスステージですよね。
そうだね。今から大体60年後ですか?
そうかな。70年くらいすれば。
1500回とかやってますよ、このラジオ。
たぶんお互い目も耳も見えないけど即興で喋り続けてる可能性がありますね。
もうアメコミは読めないでしょうね。
これまで読んできたアメコミを元に、こうなっているだろうアメコミの話をしてる可能性がありますね。
いやー、そうね。
これ今とあんま変わらないかもしれない。
マルチバースとかじゃなくなってるだろうね。もっとフィクションは先にいってるだろうね。
確かに。
やばそう。ついていけるかな。いつまでアメコミ読めるかな、俺。
確かに。
結構複雑だもんね。
どんどん難しくなってきてるもんね。
あ、このしわの最後についてるインタビュー読んでたらさ、パコロか、作者の人さ、
ダークナイトリターンズ読んで衝撃を受けてコミックの可能性を感じたって書いてあったよね。
あれもオイオテーマでしたね。
確かに。
あれもオイオテーマだった。
そういう意味ではダークナイトリターンズの変装曲ですよ、しわ。
ある人はダークナイトリターンズの時のバットマンのようにもなるし、エミリオのようにもなる人もいるし、
あるいは即興で歌を歌う101歳になる人もいるし、これが人生と。
人間ってことね。
いやぜひだから、我々ほら、ヒーローコミック扱うことが多いけどね、しわも。
本当に面白い名作。
ぜひぜひ。
喋ってて、いいところいっぱいあるんだけど、全然上手くこれを伝えられる言葉を持ってないなっていうことを改めて実感しましたね。
そうね。難しいよね。冒頭でもさ、面白さを伝えるっていう話したけどさ、
あらすじじゃ面白さって伝わらないもんね。
伝わらないよね。
だってしわなんてあらすじ、老人ホームに入ったおじいちゃんがどんどん病んでいく話なんですからね。
45:03
それで終わりますからね。
ようやくとかあらすじじゃ、人生ってものは伝えられないよな。
ということで、いつものお願いします。
はい、番組へのご意見、ご感想あれば、ツイッター、ハッシュタグ、翻訳あめあられをつけてツイートしていただくか、メールをいつでもお待ちしております。
メールアドレスは、あめこみあめあられ、atmarkgmail.com。あめこみあめあられ、atmarkgmail.com。あめこみのコミはcomiです。
語ってほしい、あめこみのリクエスト。
しわ、もし読んでいただけたら、しわの感想とかも聞けると嬉しいな。
そうですね。あとは、老いに対する恐怖。
もう自分一人で考えてたら、もう怖くてしょうがないってなったら、メールくれたら。
確かに。
ね。
共感します。
そうだよね。
いや、人生の素晴らしさを味わうと同時に、やっぱ同じぐらいの恐怖もありますよね。
ありますね。
はい、ということで。
ということで、来週は。
来週は何でしたっけ?
来週はですね。
ウォーオブ、ウォーオブ、ウォーオブザレムです。
はいはいはい。マーベルの、多分、層とかそのあたりの大型イベントですかね。
ちょっとよくわかってないんですけど、多分読んだら面白いんじゃないかなと思うし。
新刊ですよね。
新刊ですね、新しいやつ。
はい、ということなので、電子も出てるでしょうから、ぜひぜひまた読んで、来週も聞いていただければと思います。
はい。
それではまた来週、さよなら。
バイバイ。
オウムに入れられたエミリオがさ、最初に出会う老人。
こっちが喋った言葉をオウム返ししてくんだよね。
はいはいはい。
なんでそんなになったかっていうのをミエルがさ、説明してくれるんだけどさ、
あの、昔ラジオやってたんだけど、喋りすぎて言葉を使い果たしてしまった。
最初の老人、いろんな老人のエピソード出てくるからさ、最初の老人がこれでさ、うわって、すごい思っちゃった。
人生だね。
ああ、我々もいずれ。
いずれは。
言葉を使い果たしてしまうかも。
知れないんでね、大事にしていきましょう。
大事にしていきましょう、言葉。
47:24

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