クラスの変化と実習授業
6月に入ることで、いろいろ変化したことに気づいてますか、自分のクラスで。
うちだとね、気づかないといけないんですよ。
うちだと、ここ2,3日ね、特に2日前かな。
実習があったんですよ、研究授業があって。 絶対あかんですね、実習。
必ずね、誰々さんが何々していましたって指摘に来るんですよ。
後で先生、いいですかって。 表堂さんがね、ずっと喋ってもして迷惑でした。
って来るんですよ。 それを境にですね、
次の日また別人が来ました。 誰々くんがいつも砂投げてますって。
迷惑ですって言いに来ましたよ。
こんな後の方で来たのかと思ったんですよ。 もっと早い段階で来るかなと思ってたんですけど、
はい、来ました来ました。 この時の対応と、こっちの
今後の対策がものすごく大事です。 まず、来た子に対して突っ跳ねちゃいけません。
若い頃だったら突っ跳ねたなぁ。 人の悪口聞きたくねーな。
告げ口嫌だって言ったな。 そういう実践もあります。
そういう実践もあるし、そういう匂い、 意地悪さみたいな感じた時は言うな。
やっぱり、それ意地悪やなって言うけども、 今は違うので
そうですかと。
わかりました。 で、先生は何したらいいの?って聞きます。
何したらいい?って。 詰まります、そこで。
辞めて欲しいんですって言います。 辞めて欲しいのはあの子だよね。
じゃあ俺は何すればいいの? 今時の子本当多いんだけど、
先生行ってくださいって言う子ほとんどいないんですよ。 そうすると自分が行ったってことがバレるから。
関係性が良くないんじゃん。 じゃあ、その子とその子のね。
で、これでわかる。 1、関係性を良くしなきゃいけないんです。 その子とその子の。
関係性が悪い。つまり。 関係性が悪いので、その子とその子の関係性を良くしなきゃいけない
ということがここでわかります。 で、2つ目です。
その子は自分は変わらずに相手を貶めることによって 自分を認めてもらおうとしています。
これ、人間の基本な行動ですね。 自分の行動っていうのは全部認めてもらうための行動です。
わかってくれって。 私は嫌なんだとか、私はちゃんとやっとったんだと。
でもあいつはやってなかったと。 ということによって、あの子よりも優位に立とうとしてるね。
なので、この子は今自信がないんだなってみます。 変わる自信がない。自分を変える。
で、よくよく見ると、私が盛んにやっている前出て喋れとか、 歌えとか、それに乗っかれません。
そういうことです。 自信がないのか、この子。
じゃあこの後どうすればいいかというと、励まして自信をつけてあげる。 この2つなんです。
で、他の子、いいにこないっすよ。 全然いいにこない。おるのにそれ、やかましいやん。2、3人おったんよ。
おるのに、他の子なんもいいにこない。 何にもいいにこない子を見るとどうなるかというと、前出て歌ってますし、
前出てよく喋っているし、自信あるんよ、自分。 ちゃんと乗っかってる。乗っかれなかった子がそうなっているので、
乗っからしてあげるか、もしくは他の所で、あなたはそのままでいいよって、 やってあげるのが自分の仕事なんやな、というのが分かりました。
いろんなことやってきても、乗っかれない子っているやん。 そこが分かるわけです。
今、そういうのははっきりしてきている時期じゃないですか。 2ヶ月経って。
で、真の6月とかと言われるんですけど、いろんな要素があると思うんだけど、 反乱分子みたいな子も出てくるわけです、そういう。
ちょっとうまく乗っかれないから、別のことで認めてもらわなきゃいけなくなるわけな。 そういったケアも必要になってきます。
生徒の姿をイメージする
では、6月、7月っていうのをどのようにやっていくかというと、 ざっくりですけども、ちょっと自分なりに考えてみましたので、紹介していきます。
ざっくりです。相当ざっくりなんで、 結構ざっくりタイプなんで。
お願いします。 まぁ1、子供の姿をイメージせよです。 これは基本ですよね。
6月、7月、どんな子になってほしいんや。 どんな学級であってほしい?
です。
とね、 これは若い頃結構無理なんですよ。
相当考える時間を取ったり、先輩からそう言われてないと。 でも、こう何年もやってくると、やっぱりその日暮らしはダメだってことに気づくわけです。
うちの学校の若い先生にとってもわかるんやけど、その日暮らしですわ。 でも、人間力でやっていくわ。
で、その日暮らしっていうのは、授業やってるわな。 で、授業やって、授業うまくやって、で、何か問題が起きたら、うまく対応するんや。
その繰り返しのことをその日暮らしと言います。 何も問題が起きてないようで、ちゃんと対応ができていて、でも子供は育ってないというか、
何かできるようになったの?とか、この学級として何か 特徴あるの?みたいなのはないわけです。
それはいい方です。 その日暮らしのやつはどうなるかというと、対応できればいいんだけども、ほとんど反応して、
バンバンって反応してくるから、嫌な思い子供もするし、 むちゃくちゃですわ。
だからいろいろ起きるかもしれんけども、できるだけ未然防止弾を打ち込む。 バンバンって。
ことが6月、7月は非常に大事。 なんでかというと暑くなるから。
だし、乗っかれない子が出てくるから。 乗っかれなかった子が何割かいるはずです。
だから未然防止弾がいるわけです。 暑さだったら涼しくしておく。
とか、授業内容を削る、減らす、
やめるでしたね。 もうやってるんですけども、特に3時間目気をつけなきゃいけないです。
中休み遊びまくって帰ってきて、ぐっちゃぐちゃな汗になってきて、
なんかエコだことか言って、エアコンつけない、 扇風機だけ。結構ありますよ、今でも。
ガンガンに冷やした状態で、 10分間はNHK法則グループから始まる。
これ基本。 驚きますもんね。先生、いいんですか? NHKから始まってって。
え?って。やったことないの? ないです。
あ、今まで我慢してやってきたんだなーってことがよく分かる。 だからパタパタパタパタって。
絶対取ったら授業中パタパタパタって。
なにこれ。下敷きでね。皆さんの和球はどうでしょうか。 私は下敷きで
やってもいいけど休み時間までねって言います。
暑いもんね。休み時間までね。 気持ちわかるから。でもこれは野球で言ったらグローブ。
バットと一緒やでな。 何よりも感じが悪いです。
こっちから見てとても感じが悪い。わかるか? 感じが悪いんだ。
いい感じにしよう。 そのために先生はエアコンガンガン、扇風機強、
さらにNHK法則グループやってるからこの10分間で整えてくれ。 っていうふうにやればいいです。
3番、ピンポイントミサイル。これがめちゃくちゃ大事で。
子供の姿をイメージしろっていうのはどういうことかというと、授業中どういう姿で勉強してほしいの。
休み時間の何をしてほしいのとか、 教室に戻ってきて子供たちはどんな声をかけてほしいとかね。
掃除中どうしてほしいとかっていうことなんですよ。 特に授業が多いので私は授業をめちゃくちゃイメージしています。
授業中どうしてほしいかって。 どういう授業の態度でどういうことを喋ってとか、どういう動きをするといいかっていうのもイメージしてるんです。
授業参観の目標
それに見合った、そこに近づくような弾をガンってピンポイントで撃っていく。
バーンバーンって。 これなんです。その日暮らしだとピンポイントミサイルじゃないですよ。
なんて言うんだろう。
忍者が持っているトゲトゲのものをバーンっていろんなのをバローマークみたいなイメージじゃない。 そうじゃなくてピンポイントです。
4番、このハードルを上下させるっていうのはここが妙なんですね。
教師の腕で、 じゃあこれ投げましたと。
あれ? ちょっとハードル高いかと思ったらもうすぐに下げます。
あれちょっと、ごめんごめん今ちょっとこれやってるけど難しい?
ごめんじゃあさ、ちょっと5やったけどレベル3に落としてやってみるわ。 でもどんどんやってます。
恥ずかしくないし、 こういう構えの先生なんだって言ってるんだよ。みんなと一緒に伸びていきたいと思ってるんで。
ちょっとやりすぎたら言って。 無理だったら言って。
今チーンってなってるね。 チーンなんだな。ちょっと難しかった?
もう平気でやってますよ。 ごめんごめんじゃあ
できる人だけでいいわ。
で5番、これはマインドなんですけども、6月7月こういう姿でいいかなと思ってるけども
人間って大器晩成型だから11月でもいいかな、とか今年中でいいかな、とか次の先生でもいいかなっていうのはある。
だから焦らないし、絶対にやらせなきゃいけないなんて思わない。
今度6月の終わりに授業公開するけども、そこまでに必ずなんて思わないし、11月に大公開するけども必ずなんて思ってないよ。
だからこっちもあっちも楽なわけです。 今はこれぐらいね。
っていう気持ちでやってほしいんですね。
で、具体的にですね、私6月はね授業参観があるんで、ちょうど初めての授業参観です。
イメージできてるんです。
まあここはいいかな。子供にとっては自信です。 子供にとっては自信持って活動して、よしできたね。
保護者にとっては安心、教師にとっては信頼です。
で、その3者が喜ぶから授業参観と喜ぶと名付けてるんですけども、私は目標、ここ見てください。
どんな姿で子供がこの授業をやるかっていうのを決めてて、分かったこと、気がついたこと、思ったこと書こうかって言ったら、
ズラーってスラスラ書く。
2、それを力強い声で自信持って読む。 できれば前で。
3番、じゃあペア、って言ったらペアにズラーって話す。
4、グループ、って言ったらグループで意見を言い合う。
ん、じゃあまず1号車だけ前で喋る。
素早く動く。
では他の人たち、もしくは1号車の人たちでもう1回行ってみたいなーって思う人。
先着5名様、って言ったら15人ぐらいにバーって出る。
ごめんごめん5名だから、ごめんごめんって切る。
とかね、もう結構イメージできてます。
そこでもっとやらせてくれと。
やらしていった。
って言う子がいる、みたいな。こういうイメージがあります。
結構具体的です。
では何をするかっていうのが、今から見ていただく映像集です。
全部これにつながっていく、ようになっているわけです。
6月と7月の手引き、ざっくりバージョンなんですけども。