1. パリで学んだ「ブレない自分の作り方」
  2. Vol.425「グローバルに活躍す..
2024-05-16 35:38

Vol.425「グローバルに活躍するための仕事時短術 − ヴィランティ牧野祝子さんインタビュー(2)」

ミラノ在住・国際エグゼクティブコーチであるヴィランティ牧野祝子さんへのインタビュー後編です。
上海で専業主婦を経験した後ミラノへ移り住み、エグゼクティブコーチとして独立された祝子さん。後半では、独立に至るまでの経緯や自身の考え方についてお伺いするとともに、最新の著書『結果を出してサクッと帰る 神速時短』の中でも紹介されている「グローバルに活躍するための仕事時短術」についても解説いただきました。

オープニングトークのテーマは「パリでのコンサート鑑賞」。最近アキが公演を観に行った、ベートーヴェン交響曲第9番についてもお話ししています。

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※オープニングトークでは、雑音が入りお聞き苦しいところがございます。ご了承くださいませ。


サマリー

池さんは、コンサートへの訪問と、ビランティ・マキノ・ノリコさんのインタビューを通じて、音楽と仕事のバランスについて考えています。 ヴィランティ牧野祝子さんは、会社を辞め、上海からイタリアに移住した経験や独立するきっかけについて語ります。 彼女が紹介している本は、組織やチームで効果的に働き、残業を減らし、結果を出して早く帰る方法について述べています。 牧野祝子さんのビジョンについて話し合い、海外での経験を活かして日本の人々に貢献したいという意欲を語っています。

コンサートへの訪問
こんにちは、池です。
今日もパリで学んだブレない自分の作り方の時間がやってまいりました。
今日はですね、先日行ってきたちょっとコンサートの話をしたいと思います。
私はコンサートというと、結構クラシックが好きだっていうところは、ここでも何度かお話ししたことあると思うんですけれども、
今回はね、実はオーケストラの方を見に行ってきました。
それはですね、米東弁の公共企画第9番、いわゆる大工ですよね。これに行ってきました。
大工っていうのは、年末の風物詩みたいなイメージあるじゃないですか、日本だと。
これはですね、実は日本だけなんですね。
この9番の大工っていうのは、実はいろんな説があるらしいんですが、
私が聞いたところの中では、これは日本の説の中で言われている中では、
戦時中に日本の収容所、捕虜の収容所にいたドイツ人捕虜が演奏したことがきっかけで、大工が入ってきて、
徴兵のために、年末にね、その卒業式のために学生が大工を演奏するっていうところにつながって、年末大工ってなったんですね。
でもヨーロッパでは、大工イコール年末っていうことは全くなく、ある意味大工年末に聞くことすらないんです。
クリスマスのタイミングで大工を聞くなんていうことはまずない。
今回、5月にあるっていうので、3週間前に偶然見つけて、これはいかないと思って、せっかくだったらね、合唱もあるし、結構大きなコンサートだと思うので、行ってみたいなと思って行ってみました。
今回行った場所っていうのは、フィルハーモニードパリっていうパリの19区にある、シテトラミュージックっていう中にある、大きな公園とか施設があるんですけど、その中のコンサートホールで、外から見ると不思議な建物なんですよ。
わー素敵!っていうよりも、なにこれ!みたいな建物なんですけど、この2015年ぐらいにできた施設で、2400人ぐらいあるのかな。
コンサートホールも、その舞台の裏側からも見れるし、だから360度型の劇場なんですよね。ここは音響すごくいいです。後から聞いたんですけど、日本の会社が音響をやっているということなんですよね。
もちろんね、パリに旅行いらっしゃるときは、たぶんオペラ座でバレーを見たり、オペラを見たり、オペラ座もね、ガルニエの方の旧オペラ座っていうか古いオペラ座もあれば、新オペラ座のバスティーユの方もあるし、いろいろあると思うんですけれども、もしよかったらね、そのタイミングで興味のあるコンサートがあったら、一度ね、このフィルハーモニードパリのコンサートにいらっしゃるのもいいかなと思います。
たぶん日本でクラシックを聴くよりはるかに安いんじゃないかと思います。ただ日本円だと円安かもしれないです。そういう意味ではね、結局割高かもしれないんですけど、でも感覚としてはもっと気軽にコンサートに行ける感じです。
これはオーケストラだからこのホールであって、ピアノだとシャンゼリゼ劇場とかよくやってますよね。いろんなところでクラシックのコンサートをやっています。私がね、パリのクラシックのコンサートホールに行くときに、いつも思うことがあって、ドレスコードがあるようでないんですね。
結構シックな格好でいらっしゃる。例えばニューイヤーコンサートウィーンのね、ああいうのだったらまた全然違うと思うんですけど、パリってね、シックな格好の人もいれば、もうその逆向いて超カジュアルで、なんか子供の格遊会見に来たみたいなノリの格好の人もいるんですよ。
例えばね、安い金額のところと高い金額のところでは若干層だって違うじゃないですか。着ている層とかね。これを見回しても、今回ね、たまたま3週間前に撮ったので、高い席しかなかったんですよ。
なんと前から4列目だったんですね。すんごい資金距離で見れて、私的には最高だったんですけど、まあまあ上の階とかから見たら、まあまあいいお値段するわけですよ。
で、私の周りにもまあまあね、素敵なご老人夫婦がね、カップルがいらっしゃったりとかもしましたけど、パッと見ると、そういうきちっとジャケット着ている方もいれば、ギンガムチェックのシャツで着ている人もいるわけですよ。
なんかこう、牧場にいる格好か?みたいな。さっき言うとね、なんかそういうドレスコードがあるようでないのか、あるようで気にしてないのか、ちょっとわからないです。
パリのコンサートに行くといつも感じます。特にクラシックは。きちっとしている格好っていう感じもなく、なんかごちゃ混ぜなんですよ。この感覚がね、すごいパリっぽいなと個人的には思っています。
で、今回はですね、もちろん合唱もあって、歌手も出てきてたんですけど、指揮者の人の私、前情報全く知らなくて、出てきた時にびっくりしちゃって。
5、60くらいの方が出てくるかと思ったら、すごい若い人が出てきてびっくりして、こんな若い人もいるんだ、みたいな。後から調べたら28歳でしたね。
だから2021年くらいからパリ公共楽団にいて、25年くらいまでいるのかな?
27年くらいからシカゴに行っちゃうみたいなんですけども、シリストでもあり、同時に指揮者でめきめき力を出してきたフィンランドの方でした。
そういう意味ではね、すごく自分が知る機会がなかった面白いコンサートだったし、やっぱりライブは違いましたね。
そういう意味では、一応ね、いろんなYouTubeとかで予習して、いろいろ聞いていったんですけど、やっぱり生で聞くっていうのの素晴らしさを改めて実感しました。
なのでね、今回はコンサートだったんですけど、やっぱり定期的に行くっていうのはいいなと思いました。私はピアノオンリーでもすごい好きなんですよね。
4月に辻さん、辻さんは目の見えないピアニストなんですけど、私彼のピアノすごい大好きで、彼が来ると行きたいって思うんですけど、今回ちょっと逃しちゃったんですよね。
で、行けなかったあらいせにこの大工を見に行ったみたいなとこあるんですけど、彼のピアノだったら多分日本で聞くよりは価格に安いと思います。
そういう意味ではね、もともとのね、やっぱり日本っていうのとフランスっていうのと違いもあると思うんですけども、私はパリでクラシック聴いてみるっていうのもおすすめかなと思います。
それでは本編スタートです。
はい、本編です。
ビランティ・マキノ・ノリコさんのインタビュー
今回のですね、インタビューの後編でミナノにお住まいの国際エグゼクティブコーチのビランティ・マキノ・ノリコさんのインタビューです。
今回はですね、彼女は本当にあちこち住んでらっしゃるんですけども、上海の後、ミナノにまた移り住んで、最終的に独立されていくっていうところの話と、
今回ね、結果を出してサクッと変える新速時短っていう本を出されたその本のお話、仕事の時短術みたいなところも聞かせていただいてますので、ぜひ聞いてください。
で、そっからじゃあ声かけられて、まあリモートだったらお家でできるっていう形で、ちょっとメンタル的にもやっぱり変わりましたか、そういう意味では。
すごい変わりました。まず私でその仕事が務まるのかしらっていうのはすごい疑問だったんですけれども、そういうエキスキューズ言ってられない人だと思います。
なるほど。で、実際にはその時もご主人は家にいなかった感じだったんですか。
そうですね。主人はスタートアップの会社に入って、多分死にそうに忙しそうでした。
なるほど。ある意味ワンオペをやりながら、そのリモートの仕事もやっていたっていう感じ。
そうですね。ワンオペなんですけれども、その中央区にいたので、結構サポート、サポーターさんとか結構いろんな方にお願いしてたんですね。
で、障害児の子も最初どうなっちゃうかなと思ったんですけれども、母親としてできることをやろうと思って、障害児の家でやるプログラムみたいなのを取り入れて、家で結構いろんなことやってたんですよ、その子のために。
で、それをやるのに人手がいったので、私一人じゃできなかったので、お手伝いみたいなサポートもお願いしている人、うちの中のドメスティックチームという人はいたんですね。
なので、子どももその人たちに預けて、私は仕事に戻ります。
場合によってはヨーロッパに出張とかもあったので、ヨーロッパに出張2週間行っちゃいますとかいうこともありつつ、育てながら仕事をしてやってました。
へー、そうなんだ。その状態は上海の後半、何年ぐらいだったんですか?
何年ですかね、子どもが5年ぐらいですかね。4、5年かな。
じゃあ、ほぼ子どもを2人目と3人目の愛、でも辞めてからだから、そんな専業主婦時代は結局そんななかったってこと?
3年でありました。
3年間、またキャリアをどっぷり使う生活になっていったわけね。だんだんそちらの。
そこで私が分かっていなかったのが、プライベートをいかに守りつつ仕事で責めるかみたいな、そのバランスとプライベートと家族の大切さがある意味分かっていなかったんですね。
なので、仕事に戻れないと思ってて戻れちゃったから嬉しかったんですけれども、そこで自分がどれだけできるかっていうのは、自分に証明するために仕事をしすぎたんですよ。
そうですね。頑張っちゃいそうよね。
頑張っちゃったんですね。
どう時間をうまく使うかとか、バランスをとるかとか、あんまり考えずに仕事ばっかりをしていたらば、
そうすると、主人も仕事ばっかりしてるんですけど、こういうところイタリア人って男尊女卑だなと思うんですけど、
お前はアホ毛だから、なんでそんな仕事をしてるのかみたいになって怒られるわけですね。
そうすると、あなたも仕事してるからなんで私が怒られるのかみたいになって、しょっちゅう夫婦喧嘩をし、
もうちょっとこれは離婚かなくらい思ったことも何度もありました。
そこをどうやってのりこさんとして乗り切ってきたってことなんですか?
どうやったんでしょうね。とりあえずできることは目の前のことをやりながら、ひーふーふー言いながら乗り越えてきました。
でもこれ女性あるあるじゃないですか。やっぱり。
あるあるだと思います。
で、のりこさんだけじゃなくて、しっかり仕事もしたいって言ってて、でもお子さんはいる。
家のこともやる。旦那さんももちろん忙しい。時間的な問題もある。
体力も落ちてくるじゃないですか。私たちも。
で、その中で頑張るにも限度があるじゃないですか。
そうなんですよ。で、私が良かったのは、私の普通のティピカルな1日中、だいたい5時頃起きて、子供たちのお弁当を作ってたんですね。
で、お弁当が小学生、幼稚園と、あと障がいの娘は食べ物が違ったので、お弁当3つ違うものを作って、
7時頃私は会社に出て行ったので、行って、で、子供たちは運が良ければ一緒に行くし、じゃなかったら行ってらっしゃい、シッターさんとかと行ってもらって、
で、私は帰ってくるのは8時とかになっちゃうので帰ってきて、運が良ければ一緒にご飯を食べ、
あと宿題とかあるので、宿題あった?みたいな感じで娘とかには言って、
上海からイタリアへの移住
で、その間になんかクモもやんなさいとか、これもやんなさいとか、イタリア語の学校行かなきゃみたいなのがあって、
主人とワインを飲みながら語るか喧嘩をして寝るみたいなそんな生活をしてました。
えー、それで結局その後も辞めるってことになるんですか?
そう、だからそれをやると1、2年するともう息切れしたから辞めるわけですよ、会社を。
やっぱり辞めるって選択をするんですか?
うん、そうするんですよ。で、これもお勧めしないから、当時私だから相談相手がいなかったので、
女性のキャリアとしてやっちゃいけないことを全部やってきたんですね。
なんで辞めます。辞めるとまたつまんなくなって、
で、また当時の上海は経済が伸びてきて人手がいなくて猫の手も借りたいから、
誰かが声をかけてくれる。また戻る。またこうダッシュしすぎて、
人生って私マラソンだと思ってるので、ゆっくり適度に歩いたり適度に走ったりするのがいいんですけど、
私はずっと単独でダッシュして、ぜいぜい引いてまた辞める。
で、また拾ってもらうみたいなことを3回繰り返しました。
今思うと、やっちゃいけないことっていうのは、辞めて同じことを繰り返すってことですか?
そうですね。あと辞めちゃいけないことは、プライベートの自分にとって何が大切かっていうことを分かってないとか、
自分を後回しにしていたんですけれども、私は。
女性にとって自分の人生って、よくシャンパンタワーの一番上に持ってきてって言ってるんですけど、
自分を上に持ってきて、自分の中のプライオリティとか自分を大切にするとか、
あと、私が唯一やっていたことは、家事のアウトソースはしてたんですね。
家事で自分でやらなくちゃいけないことはアウトソースしていたんですけども、
仕事は全部抱え込んでいたので、仕事でもだんだんできるようになったんですけど、
最初は全部抱え込んでいたので、仕事でも周りを巻き込んでうまくするとか、
そういったことをもっと学んでおいたらよかったんじゃないかなと思います。
でも、毎日追われるような生活の中で、それを考えようっていう、
一人だとなかなか難しいですよね。
そうなんですよ。そこで、そういった刺激、今だったらポッドキャストとかYouTubeとか色々な刺激があったりとか、
当時って本も本屋さんに行かないと買えない感じだったじゃないですか。
Kindle本もないし、あと女性のキャリアっていうことで喋れるような、
周りにいたらママともいたんですよ、ママともいたんですけど、
キャリアを話せるような方いらっしゃらなかったのと、
あと会社の先輩捕まえて、女性の先輩いたんですけど捕まえて、
最後の方は相談してましたけど、最初の方は私こんな風に思ってんだけどどうしたらいいかとか相談できなかったので、
とりあえず相談相手がいなかった。
自分の思いをアウトプットする相手がいなかったので、
そういった相手になれたらいいなと思って今仕事をしております。
なるほど。
じゃあその時の経験で、どのタイミングでコーチとして独立していこうと思ったんですか?
その時は全然思ってなかったです。
コーチとしてはその後、結局三輩でそうやって辞めて仕事をやって、
ある日、主人が仕事を辞めてきたんですね。
この仕事を辞める方は面白いんですけれども、
あるスタートアップの会社で最初3,000人くらいに出ました会社なんですけれども、
結構ストレスかかって大変そうだなってのを知ってました。
ある日、海外の会社で特に会社辞めると、
全オールエンプロイみたいにみんなにメール書いてありがとうございましたとかメールするじゃないですか、
センキューみたいな感じで、
そのセンキューメールを書いてみんなに送ったものが私に転送されてきたんですよ、ある日に。
今日辞めちゃったの?みたいな感じになって。
知らなかったの?
知らなかった。
そうなんだ。
なので、普通はそろそろ辞めようかなとか、上司に話したよとかいうのがあって、
そろそろ辞めるんだなってわかると思うんですけれども、
彼は会社が嫌なことがわかったんですね、当時は。
最初はすごい楽しい仕事だったんですけど、彼にとって。
いろいろあって、最後はそろそろかなっていうのがあったんですけど、
ある日、辞めてきたっていうか、もう上司に言った辞めた、
前社員にメールを書いた、そしてそれが転送されてきたみたいなのが来て、
はぁ?と思ったんですけれども、辞めてきたんですよ。
それから彼は数ヶ月、いろんなコンサルとかのコンサルとかしながら、
家でのんびりしてたんですけれども、ある日彼がミラノで仕事を見つけてきて、
ミラノに行くぞって言うから、そうなんだと。
当時、上海は空気とか水の汚染がひどかったんです。
あまりにもひどかったので、そんな中で子どもを育てるのもどうかなっていうことは思ってたので、
じゃあイタリアに行くんだということで、私も会社を辞めてイタリアに来ましたと。
独立への決意
最初はここで専業主婦してたんですけど、またつまんないなっていうところで、
また昔の会社に拾ってもらったんですね、ここで。
あ、ミラノで。
はい、ミラノで。
当時はお酒の会社辞めて違う会社に行ってたんですけど、最後はアウトレットの会社だったんです。
パリにラバレビラージュってあると思うんですけど、そこの会社なんですね。
世界で一番大きなアウトレットの会社で、中国で2つオープニングに私が携わっていて、
そのアウトレットがミラノから1時間半くらいのところにあるんですよ。
そこで拾ってもらって、会社大好きな会社なので、遠いんだけど喜んで行きますって言ってたんですけど、
往復3時間運転してて、最初は部署を作るとか、新しい戦略とかすごい楽しくなったので、
3時間を犠牲にしてやってたんですけれども、もういいかなみたいなところで、
じゃあ次どうしようっていうところに定住活動もしたんですけれども、
ヨーロッパって税金高いじゃないですか、所得税。
税金高くて、ミラノってあんまり国際的なマルチナショナルではなくて、
いいなと思ってない、自分で妥協したような仕事で半分以上税に持っていかれちゃって、
プラスイタリアってすごいお給料安いんですけれども、
自分の価値を低くしてまで嫌なことをして仕事をするのは絶対に嫌だなと思ったんですね。
じゃあどうしようっていうところで全く分からなかったんですけれども、
そこでオンライン上で寄与する方法があるよと。
そうすると固定費ですよね、人件費とか在庫とか家賃とかかからなくて、
あなたの持っている知識やノウハウとか今までの経験を売り物にする、
そういった方があるよっていうのを聞いて、目から鱗だと思いました。
ただその時にコーチになろうっていうのは全く思ってなかったので、
できると思ってなかったんですけれども、
その時に私が昔に会ったらよかっただろうなっていうのは、
私が相談できる相手がいたらよかっただろうなっていうのをずっと思ってたんですね。
キャリアの後半、私の後輩の女性みたいな人にしょっちゅうアドバイスみたいなことをしていて、
話を聞いたりとか、それはすごい楽しい時間だったんです。
なので、もしかしたらあんなに楽しい時間が仕事になるならどんなにいいだろうって言って、
始めたのが今の形ということで、全然考えてなかったです、コーチは。
だからそういうテクノロジーも進化して、そうやってオンラインでもできるとか、
時代が違ってたらまた違ってたじゃないですか。
だからそういうのともタイミングが合ってきたってことですよね。
本当にそうです、本当にそうです。
その独立したのは何年前ぐらいの話なんですか?
2年ちょっと、コロナの直前なので、2、3年前。
それを始めようと思って動き出したらコロナになりました。
どっちにしてもオンラインはオンラインみたいな感じじゃないですか。
いいタイミングだったなって感じですよね。
そこから独立されて、やっぱり会社員との、もちろん仕事の仕方も違う、
転勤とかももちろん自分で決められるっていうところもあると思うんですけど、
仕事のやり方とか、プロジェクトの中身も全然根本的に違うとは思うんですけど、
のりこさん的には今のお子さんさんにいて独立するっていう形っていうのはどうですか?
今までのキャリアパスと比べてみて。
すごい良かったです。子どもといる時間ができるっていうのと、
あとヨーロッパだと時差がいい感じに動きまして、
私たちって朝とか昼間が日本のクライアントさんが夜なので、私はピークアワーなんですね。
そうするとヨーロッパの3時か4時は大体終わるわけですよ。
そうすると子どもが帰ってきて、前のアウトレットの会社の時とかは全然私いなかったわけですね。
土日もいない、また忙しいからだったんですけれども、
起業して独立したらば、子どもが帰ってくる時間にはフリーで一緒におやつ作ったりとか会話をしたりして、
その後ちょっと仕事するかもしれないけれども、夜も一応フリーというか一緒にいてみたいな感じで、
そのライフスタイル的にも良かったですし、
あと自分でいろいろ決めて、自分で切り開いていくみたいなのも楽しかったので、
私としては本当に独立して良かったと思っています。
なるほどね。
エグゼクティブコーチとしての活動
で、今はエグゼクティブコーチっていう形で、個人と補人も両方やってらっしゃるっていうことですか。
はい、そうです。補人は起業研修みたいなことをさせていただいたりとか、
あと補人のクライアント様の中の管理職の方々のコーチングとかワークショップとかそんなことをしております。
それは日本の会社が多いんですか。
日本の会社もありますし、海外の会社も。パリに本社があるような会社もありますし。
なるほど。じゃあもう本当に英語と日本語と使いこなしながら、かつ日本の会社もあり、実際さえ考えればオンラインでもできるってことですよね。
はい。日本の会社様はリアルがお好きなところもいらっしゃるので、私よく日本に帰るんですけれども。
どれくらいパリに帰ってます?
今は多いですね。2ヶ月に1回くらい帰ってます。
そうなんですね。確かに。
子どもたちも育ってきて、だんだん旅立っていくというか。
それもいい塩梅で、私がいなくてもいいような状況になって、私も自分の実家に帰って楽しいなと思いながら仕事しているので、それもそれでいいかな。
今回、1冊目が21年でしたっけ?
22年です。
22年か。22年に出して、じゃあ次の年に2冊目ってこと?
これが21年ですね。2冊目が20年です。
そっかそっか。私の感覚で1年ずつずれちゃってた。この間出たばっかりですよね。そちらの方がね。
今の本、ちなみにタイトルをぬる子さんの方から言ってもらっていいですか?今の。
はい。結果を出してサクッと帰る。迅速時短という本です。
時短の本ですよね。
時短術を書く
はい。時短の本なんですけれども、もともと私が時短の本を書くのはどうかなって思ったところもあったんですね。
というのは、時短とか時間術科学著者の方って、時間にきちっとしている方が多いんじゃないかなと思うんですよ。
はい。確かに。
私は時間に非常にルーズなわけじゃないんですけれども、時差を間違えたりとか、時間に遅れたりとか、特にイタリア人の主人と結婚してからですね、日本人的にピシピシとしている人ではなくなってしまったんですね。
ただ、私がここで申し上げている時短というのは、ちゃんとピチッとやりましょうという時短術というよりも、組織とかチームとかで働くときにうまく回すことによって全体的にすごく残業してすごく仕事をしたりしなくても、いろいろうまく回っていくと結果がどんどん出てサクッと帰って、ヨーロッパの人って休みが多かったりサクッと帰ったりするんですけれども、
そんなふうにうまく回るようなチームを作るための時短術だよ、みたいな感じのアングルから。
なるほど。
でも女性はそういう方がいいですよね。やっぱりそうじゃないと思う。絶対的に足りない中でやっていくから。
そうなんです。
女性もそうなんですし、育休が法律で決まったりとか、男性の方も昔みたいに昭和の人みたいにとりあえず残業して頑張れみたいな価値観がなかったりしますので、みんな早く帰りたいわけですよね。
なので、全ての人にとって結果は出して成果を上げるけれども、プライベートも充実させて楽しくサクッと帰って仕事ができる。そういった仕事のノウハウとかテクニックとかそういったものを紹介させていただいています。
この中でいろいろあると思うんですけれども、一番肝になっているところを1点ぐらい教えていただいてもいいですか、ご本の中でのりこさん的に。
ありがとうございます。開示アウトプットをしようというところかなと思うんですけれども、神の速度の速ですね。
神速時短サイクルというふうに呼んでいるんですけれども、アウトプット開示して選択して決断して行動、開示選択決断行動、開示選択決断行動というサイクルを回すと良くなるんじゃないかなというのを、私は海外のグローバルリーダーの方々と仕事をして気づいたんですね。
彼らは結構その伸びてる上海の時とかお世話になったんですけれども、ガンガン仕事を出す成果を出すんですよ。とってもすごい成果を出すんですけども、僕1ヶ月休みだから国に帰るよとかよくありまして、こんなに忙しい時に3週間も休み取っちゃうのみたいな社長さんとかもゴロゴロいたわけですね。
海外を見ていると何が違うかなと思う。日本帰って山手線とか乗りますと、皆さんちょっとお疲れの感じで夜遅く乗ったりするんですけれども、何が違うのかなっていうところを私なりに因数分解したのがこの開示選択決断行動なんですね。
まず開示っていうところが最初で大切なんですけれども、思いを伝えるとか自分が思っていることを発言するとかそういったことなんですが、日本というのは文化的にはすごくいいもので美しいものだと思ってるんですけれども、ただグローバルステージで仕事をするビジネスをやるっていうところから考えると、特に今ダイバーシティとか言われてますけど、いろんなバックグラウンドの人たちがリモートで一緒に仕事をしてうまくやっていこうという時にやっぱり言わないとわからないじゃんっていうのがあると思うんですね。
お互いに思ってることあんまり言わなくて、例えばよくあるのが会議1時間しましたと。会議した後に2,3人集まってあれどう思う?私実はこう思ってるんですよとかっていうことがよくあるんですけれども、じゃあどうして今1時間会議ができたの?というわけですよ。
別に人の前で自分はこう思いますって言わなくてもいいんだけども、じゃああらかじめ誰かに寝回しをしておくとか、あらかじめ上司とワンワンでちょっと話をしておくとか、会議の大切なのって会議をするアウトプットする習慣がないとそもそも自分がどう思ってるのかっていうことがわからなくなっちゃったりとか、あと自分の頭の整理ができない状態のまま時間を過ごすってことになると思うんですね。
私も以前アウトプットが苦手だったので、もやもやして自分の頭の整理がされていないまま長時間仕事をしていたんですけれども、そうすると効率が悪い。それだったら思い切って私ってこう思ってるんですよとか、ちょっとここは気になってるんですけどっていうことを上司でも同僚でも誰かに話したりアウトプットしたり、自分で自分にアウトプットってことを書いたりとか、そういったことをして頭の整理をすると圧倒的に成果につながるということを経験して、
そういったグローバルリーダーの方々を見てきて解除するってことはですね、とても大切なんじゃないかなと思っております。
開示アウトプット
どうですか?日本人の特徴なんですか?個人の問題なんですか?
日本人の特徴っていう、日本人は慣れてないですよね。教育でもアウトプットする習慣がない、インプットの教育だと思いますし、
私の行った大学院のエリン・メイヤーさんという教授の方が異文化理解っていう本を書いてるんですけれども、その異文化理解の中にこのハイコンテクストとローコンテクストっていうコンセプトが出てきまして、
日本人はハイコンテクストの文化だから、あんまり同感を読むような、はっきり言わないコンテクストのカルチャーだと。
特に英語の環境とか、国によっても違うんですけれども、物事をはっきり言う文化っていうのがありまして、これは文化的な問題なので違うんですけれども、
ただそこでも日本人の方がもともとハイコンテクストな感じで同感を読む人たちなんだけれども、ただアウトプットしようと意識して、
それを少しずつ自分で努力すると全然結果にが違うっていうことをコーチングをしていて感じたんですね。
なるほど。
なので少しずつでもですね、ちょっと自分の意見を言ってみようとか、もやもやしたらそこを振り返ってちょっと頭を整理して書いてみるとか、書いた上で上司と話すとかですね。
あとこんなこと言っていいのかなと思った時に思い切って話してみるとか、そういった開示アウトプットをすることで結果に大きくつながって時短になるよっていうことを感じております。
一見開示と時短ってね、つながるようには見えないんですけど、実は最終的には結果にもつながってくるってことですね。
大きくつながります。これだけですごい時短になると思います。
そのもやもやって私も分かるんですけど、もやもやをずっとちょっと引きずるじゃないですか、人って。
自分では解決したつもりでも。だから出さないまま溜めていくと脳のメモリを食っていくみたいな、なんかちょっとストレスになっていく。
そうなんですよ。そうすると脳のメモリ、すごい良い表現ですね。脳のメモリを食べられちゃうとやらなくちゃいけない方向に集中できないので効率がすごく落ちると思うんですね。
なので、このちっちゃなもやもやがだんだん大きなもやもやになってきて、それでもうなんかどうしようどうしようってなって。
例えばですね、仕事をしていますと、私はこの仕事でちゃんと成果が出しているのかしら、上司がどう思っているのかしらっていうもやもやってよくあると思うんですね。
もやもや解消
で、これって日本の文化の中でフィードバックが少ないっていう話は1冊目のポジティブフィードバックでも書いたんですけれども、
そこを思い切って私ちょっと不安なんですっていうことを、例えば上司にアウトプットして話すと。
そうすると上司は心配しなくていいよと、君こういうことでうまくいってるから、ここはすごい君のいいとこだし、こういうとこもうちょっといるといいからこうやって一緒に頑張っていこうねってなると、
たぶん3分で解決するんですね、そのもやもやは。
だけど、そのもやもやを解決しないでやると、私もすごい何回も経験あるんですけど、上司に嫌われてるんじゃないか。
私は使い物なんじゃないか。椅子のことをクビになっちゃうんじゃないかとか思っていると、もう目の前のプロジェクトをやっているところじゃなくて、
私はダメなんじゃないか、ネガティブネガティブ、悪循環悪循環でも脳のメモリが全部なくなっちゃうわけですよね。
そうしても仕事どこじゃなくなって、結局成果にもつながらなくなっちゃうので、ちょっともやもやとか不安なことがあったら誰かと相談するとか、
だからコーチがいるんですけど私みたいな、それで解決すると本当に時短になると思います。
これはでも参考になる方多いんじゃないかな。
自分の中でもちろん解決できることもあるけど、やっぱり人に話す、相手はやっぱり選んだ方がいいと思うんですけど、
でもそれをやることで、単なるストレス解消だけではなく、ちゃんと時短になるっていうところが分かると、
意識的にやろうって思う方は増えるんじゃないですかね。
本当にそうなんですよ。
あとこの前ですね、目の前で目標したんですけど、ある方がちょっと会議しますと。
その方も仕事をされているので、家事とのバランスが大変で、家事を誰かにお願いしたいと思っているんだけれども、
そういったシッターさんとか家事の代行の人とか、探す時間もないと。
誰がいいのかも分からないし、困ってますみたいな人を言ったら、そこの隣の人は男性だったんですけれども、
うちもそういった問題があって、奥さんも仕事をしているから、2人でどうしようって言って、
この前すごいいい会社を見つけたんですよ。だからここに連絡すればいいですよ。
2,3分で解決しましたみたいになったので、会議室で言っておくと、こんなことやりたいなとか困ってるなって言っておくと、
いろんな人が助けてくれたりとか、アンテナ張るので、そういった情報が入りやすくなるんですね。
なるほど。これはちょっとでもやる、練習っていうか慣れですよね、きっとね。
本当にそうなんです。
もしよかったら、せっかくなので、のりこさんの本も合わせて読んでいただくっていうのがいいのかなと思います。
結果を出してサクッと変える。これ紙即でいいんですか?
新卒時短です。
新卒時短ですね。紙の早い時短っていうことで、せっかくなのでお手に取って読んでいただきたいなと思います。
牧野祝子さんのビジョン
最後にのりこさんの今後、こういうことをやっていきたいとか、今までこうやって数年独立されてやってきたからこそ見えているのりこさんのビジョンというか、
自分の今後みたいなところ、どの辺を考えていらっしゃるか、ちょっとお聞かせいただけますか。
ありがとうございます。最初はコーチなんて私慣れるのかしらとか、
コーチになろうと全く思ってなかった感じで独立して数年経ったんですけれども、おっしゃるようにやったからこそ見えてきたっていうものもたくさんありまして、
アキさんも海外に出られて思ったかと思うんですけど、海外に出ると日本の方って本当に素晴らしい方が多いなと思うんですね。
実力もすごくあって努力家で責任感も強くて、ただ何かうまく絡まってしまって、何かうまく回ってない。
こんなに素晴らしい方がこんなに一生懸命仕事しているのに、経済的なものが落ちてきているとか、円安にもどんどんなっていますし、そして幸福度も落ちちゃっているとか、本当にもったいないなって思うんですね。
なので私が海外で経験させていただいた、日本人一人みたいな環境で経験させていただいたからこそのことで、
日本の方に何か提供してお役に立てることがあるのであれば、そういった観点から貢献していきたいなと、そういったことを思っているので、そういった存在になりたいなと思っております。
はい、ありがとうございました。本も出されていて、英語も日本語も使っていて、
なんかこう、のりこさんってすごいキャリアの人で、遠い存在みたいな感じかと思うんですけど、結構気さくな方なので、気軽に相談していただければと思います。
のりこさんのサイトもありますので、ホームページとかも見ていただいて、よかったら参加していただけたらいいなと思います。
今日は本当にお忙しいところ、ちょっとヨーロッパ時間でね、しゃべれたんですけども、ありがとうございました。またご活躍を。
ありがとうございます。
ありがとうございました。
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